やはり俺がデュエリストなのはまちがっている。

５２話

久々投稿sewashiです。

ゴールデンウィークなのにコロナウイルスで世間は大変。

そしてようやくセブンスターズ編最終話投稿完了！

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17ターン目

影丸理事長　 LP1700　手札1

フィールド　失楽園

　神炎皇ウリア（ATK/DEF 1000）

　降雷皇ハモン

　幻魔皇ラビエル

比企谷 八幡　LP2000　手札1（黒歴史ノート）

フィールド

　ロンリーヒール-チェイサー(効果無効状態)

遊城 十代　　LP3000　手札2（融合と賢者の石 サバティエル）

「俺のターン、ドロー………（《ロンリーヒール-チェイサー》を出すことはできたが効果も無効。手札の《黒歴史ノート》の効果で除外できるのは《ロンリーヒール-ガードナー》《ロンリーヒール-スナイパー》《ロンリーヒール-アサシン》《ロンリーヒール-ダガーマン》………）俺は《黒歴史ノート》を発動、墓地に存在する《ロンリーヒール-アサシン》を除外して《ロンリーヒール-チェイサー》に効果と攻撃力を追加する」

《ロンリーヒール-チェイサー》ATK 3000→3500

「《ロンリーヒール-チェイサー》でダイレクトアタック」

「ふふふ、《降雷皇ハモン》のモンスター効果発動！ 守備表示のとき、相手はこのモンスターにしか攻撃できない！」

（なんだと！？）

俺の《ロンリーヒール-チェイサー》は《降雷皇ハモン》に攻撃して返り討ちにあった。ただし、守備表示なので破壊はされず、ダメージだけ受ける。

比企谷 八幡　LP 2000→1500

「俺は………（俺の手札は《黒歴史の宝札》………使えば《ロンリーヒール-チェイサー》を破壊する事になるが4枚のカードをドローできるがモンスターをドローできなきゃ積むが………）俺は《黒歴史の宝札》を発動、《ロンリーヒール-チェイサー》を破壊して4枚ドロー………」

俺がドローしたカードには………

『ボッチィィ！』

「俺は《クリボッチ》を攻撃表示で召喚」

『ボッチィィィ！』

「この瞬間、《幻魔皇ラビエル》の効果で《幻魔トークン》を特殊召喚！」

「さらに速攻魔法《耐え抜いた孤独》を発動して手札2枚と《クリボッチ》をコストに《クリボッチューニング》を特殊召喚する」

『ボッチィィ！』

《クリボッチューニング》

level 11

ATK 0 DEF 0

効果モンスター

“このカードは「耐え抜いた孤独」の効果でのみ特殊召喚できる。

このカードは通常召喚できない。

1ターンに1度、自分の墓地のカード1枚を除外して発動する。自分のモンスターカードゾーンを1ヵ所使用不能にする。そのターンの間、このモンスターを除外したモンスターと同名カードとして扱い、攻撃力・守備力・モンスター効果をこのモンスターは得る。この効果は、相手ターンでも発動することができる。

このモンスターがフィールドを離れたとき、使用不能になっていたモンスターカードゾーンは使用可能になる。”

「さらに《幻魔トークン》特殊召喚！」

「俺は、ターンエンド………」

18ターン目

影丸理事長　 LP 1700　手札1

フィールド　失楽園

　神炎皇ウリア（ATK/DEF 1000）

　降雷皇ハモン

　幻魔皇ラビエル

　幻魔トークン2体

比企谷 八幡　LP 1500　手札0

フィールド

　クリボッチューニング

遊城 十代　　LP 3000　手札2（融合と賢者の石 サバティエル）

「俺のターン、ドロー！ よしっ、《闇の量産工場》を発動！」

《闇の量産工場》

通常魔法

“自分の墓地から通常モンスター2体を選択し手札に加える。”

「墓地から《E･HERO フェザーマン》と《E･HERO バーストレディ》を手札に加えて《融合》を発動！ 《E･HERO フレイム・ウィングマン》を融合召喚！」

だがしかし、先ほど《降雷皇ハモン》の効果であいつにしか攻撃は出来ず………いったいどうすれば……と思っていると………なにやら遊城の近くに光の玉がウヨウヨしていた。さらにファラオまでその光を追いかけている………そしてよく聞こえないが遊城に何か言ってるように見える………そしてその光の玉は……

『なぁ～！（ゴクン）』

その光はファラオに飲み込まれてファラオはどこかへいってしまった……

「ん？《賢者の石 サバティエル》が………」

遊城 十代　LP 3000→1500

なんだ？ いきなり遊城のライフが半分に………そして、遊城の手札は1枚増えていた……

「俺はさらに魔法カード《融合回収(フュージョン・リカバリー)》！」

《融合回収》

通常魔法

“自分の墓地に存在する「融合」魔法カード1枚と、融合に使用した融合素材モンスター1体を手札に加える。”

「墓地から《融合》と《E･HERO スパークマン》を手札に加えて再び《融合》！ 場の《E･HERO フレイム・ウィングマン》と手札の《E･HERO スパークマン》を融合！ 《E･HERO シャイニング・フレア・ウィングマン》！」

遊城の融合コンボが決まり、遊城の最強クラスモンスターを呼ぶことに成功した。

「《E･HERO シャイニング・フレア・ウィングマン》の効果で墓地の《E･HERO》1体につき攻撃力300ポイントアップ！」

遊城の墓地の《E･HERO》は7体。つまり………

《E･HERO シャイニング・フレア・ウィングマン》

ATK 2500→4600

「《E･HERO シャイニング・フレア・ウィングマン》で《降雷皇ハモン》を攻撃！」

遊城の《E･HERO シャイニング・フレア・ウィングマン》の攻撃が《降雷皇ハモン》を貫いた。そして………

「《E･HERO シャイニング・フレア・ウィングマン》の効果で破壊した相手モンスターの攻撃力分のダメージを与える！」

ダメージは4000……決まったな。

「んふふふ、残念だが守備表示の《降雷皇ハモン》が破壊されたターン、俺へのダメージは0になる」

遊城は再び《賢者の石 サバティエル》を見つめ…………

遊城 十代　LP1500→750

ライフを半分にして新たなカードを手札に加えた。

「カードを1枚セットしてターンエンドだ！」

19ターン目

影丸理事長　 LP1700　手札1

フィールド　失楽園

　神炎皇ウリア（ATK/DEF 1000）

　幻魔皇ラビエル

　幻魔トークン2体

比企谷 八幡　LP1500　手札0

フィールド

　クリボッチューニング

遊城 十代　　LP750 　手札1（賢者の石 サバティエル）

フィールド

　E･HERO シャイニング・フレア・ウィングマン

　リバースカード1枚

「俺のターン！ ドロー！ フィールド魔法《失楽園》の効果でさらに2枚ドロー！ まずは《神炎皇ウリア》の効果で遊城十代のリバースカードを破壊する！」

「そうはいくかよ！ 破壊される前に発動！ 《融合解除》！ 《E･HERO シャイニング・フレア・ウィングマン》を《E･HERO フレイム・ウィングマン》と《E･HERO スパークマン》に！」

「ちぃ、さらに俺は《幻魔皇ラビエル》の効果を発動！ 自分のモンスター2体を生け贄にし、その攻撃力をこのターンのみ吸収する！」

なんだと！？ あの幻魔がトークン産み出してたのはこういう意味があったのか！？

《幻魔皇ラビエル》ATK 4000→6000

「さらに墓地の《幻魔のしもべ》の効果で比企谷 八幡のフィールドに特殊召喚する！ 相手フィールドにモンスターが新たに出たためさらにトークン追加！ そして《幻魔皇ラビエル》で《幻魔のしもべ》を攻撃！」

くそ、やはり俺の方に来たか………

「その雑魚がどんな能力を持っているのか知らないがこれで終わりだ！」

《幻魔皇ラビエル》は俺の《クリボッチューニング》を無視して《幻魔のしもべ》に攻撃を仕掛けてきた。

「だが、俺はこれを待っていた」

「なに？」

「俺は墓地の《ヒールフット》の効果を発動！」

「《ヒールフット》だと？ いつの間にそんなカードを……は！？ 《耐え抜いた孤独》のときか！」

「そうだ！ んで、このカードは発動せずに墓地にある時、場のモンスターを除外してカードを1枚ドローする。《幻魔のしもべ》を除外する。そしてドロー」

《ヒールフット》

通常罠

“自分フィールド上のモンスターが1体のみの時発動可能。相手フィールド上のカードを1枚破壊する。

このカードが発動せずに墓地に存在する時、このカードを除外して発動する。自分フィールド上のモンスター1体を除外して自分はデッキからカードを1枚ドローする。”

「小賢しい真似をしおって………改めて《クリボッチューニング》を攻撃！」

「《クリボッチューニング》の効果を発動、このモンスターは墓地のモンスターを除外して自分のモンスターカードゾーンを1ヵ所使用不能にする事でそのモンスターの魂を自らにチューニングすることでそのモンスターに成り代わる。俺は《耐え抜いた孤独》で墓地へ送ったもう1枚のカード……《ロンリーヒール-ブレイブ》を除外して《クリボッチューニング》は成り代わる」

「なんだと！？ だが、成り代わったところでなにも変わらん！」

「どうかな？」

《ロンリーヒール-ブレイブ》

level 7

ATK2800 DEF 2000

効果モンスター

“自分フィールド上のモンスターがこのカード以外存在しないとき、このモンスターが相手モンスターを戦闘によって破壊できなかったとき、破壊できなかった相手モンスターの攻撃力分のダメージを相手に与える。

このモンスターが破壊されたターン、自分のライフ0になるとき、自分フィールド上にカードが存在しなければ自分のライフは100になる。”

比企谷 八幡　LP1500→100

「除外された《ロンリーヒール-ブレイブ》の効果で、俺はライフ100で生き残る」

「ちぃ！ ターンエンドだ！」

20ターン目

影丸理事長　 LP 1700　手札4

フィールド　失楽園

　幻魔皇ラビエル

　神炎皇ウリア（ATK/DEF 1000）

　幻魔トークン

比企谷 八幡　LP 100　手札1

遊城 十代　　LP750　　手札1（賢者の石 サバティエル）

フィールド

　E･HERO フレイム・ウィングマン

　E･HERO スパークマン

「俺のターン、ドロー………俺は《天使の施し》を発動してデッキならカードを3枚ドローして2枚を墓地へ、そして墓地へ送った《ヒールレッグ》の効果発動、発動せずに墓地に存在するこのカードを除外することで墓地から《ロンリーヒール》を手札に加える。俺は《ロンリーヒール-チェイサー》を手札に加える」

「ライフはたったの100！ フィールドにはモンスターもいない！ 今さらそんなやつを手札に加えて何ができる！」

「さらに俺はもう1枚墓地へ送った《ヒールアーマー》の効果を発動！」

《ヒールアーマー》

永続罠

“自分フィールド上にモンスターが存在しないとき、このカードはモンスターカードとして扱い（星4・土・戦士族・攻 1700/守 1100）としてモンスターカードゾーンに置く。

このカードが発動せずに墓地に存在する場合、相手モンスター1体の装備カードとして扱い装備してもよい。装備した場合、装備モンスターのコントロールを得る。この効果を使用したこのカードがフィールドを離れるとき、このカードはデッキに戻る。”

「このカードが発動せずに墓地に存在する場合、装備カードとして相手モンスターに装備してコントロールを得る」

「なんだと！？ だが幻魔に罠は効かぬ！」

「ああ、だから………遊城、お前のモンスター借りるぞ」

「ああ！ 使ってくれ」

「俺は《E･HERO スパークマン》の装備カードにしてコントロールを得る。そして俺は手札から魔法カード《融合》を発動！」

俺は自分のデッキに入っていた《融合》のカードを使う。

「フィールド上の《E･HERO スパークマン》と手札の《ロンリーヒール-チェイサー》を融合して《孤独英雄王 トゥルーチェイサー》を融合召喚する」

《孤独英雄王 トゥルーチェイサー》

level 10

ATK 3500 DEF 3000

融合効果モンスター

効果は46話参照

「《幻魔トークン》を特殊召喚！」

「《孤独英雄王 トゥルーチェイサー》で《神炎皇ウリア》を攻撃、そのタイミングで墓地から《ロンリーヒール-ガードナー》を除外して効果を得る……つっても意味はないがな………」

俺の《孤独英雄王 トゥルーチェイサー》の攻撃で《神炎皇ウリア》は破壊された。

「くそ！」

「俺はターンエンド……あとは頼むぞ遊城」

21ターン目

影丸理事長　 LP 1700　手札3

フィールド　失楽園

　幻魔皇ラビエル

　幻魔トークン2体

比企谷 八幡　LP 100　手札0

フィールド

　孤独英雄王 トゥルーチェイサー

遊城 十代　　LP750　手札1(賢者の石 サバティエル)

フィールド

　E･HERO フレイム・ウィングマン

「俺のターン、ドロー！ 俺は《E･HERO クレイマン》を召喚」

「《幻魔トークン》を特殊召喚！」

「そして…………これが三つ目の願いだ！」

遊城はそう言ってまた《賢者の石 サバティエル》が光だし………

遊城 十代　LP 750→375

遊城のライフを半分にして手札を1枚増やした。

「魔法カード《ミラクル・フュージョン》を発動！ フィールドの《E･HERO クレイマン》と墓地の《E･HERO フェザーマン》《E･HERO バーストレディ》《E･HERO バブルマン》を除外して融合！ 現れろ《E･HERO エリクシーラー》！」

《E･HERO エリクシーラー》

level 10

ATK 2900 DEF 2600

融合効果モンスター

“「E･HEROフェザーマン」＋「E･HEROバーストレディ」＋「E･HEROクレイマン」＋「E･HEROバブルマン」

このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。

このカードの属性は「風」「水」「炎」「地」としても扱う。

このカードが融合召喚に成功したとき、ゲームから除外された全てのカードを持ち主のデッキに戻し、デッキをシャッフルする。

相手フィールド上に存在するこのカードと同じ属性のモンスター1体につき、このカードの攻撃力は300ポイントアップする。”

「《幻魔トークン》を特殊召喚！」

「そしてこれが最後だ！ 《賢者の石 サバティエル》！ これを《E･HERO エリクシーラー》に装備したとき、攻撃力を相手モンスターの数だけ倍にする！」

「なんだと！？」

現在、影丸のフィールドには《幻魔皇ラビエル》と《幻魔トークン》が4体………つまり攻撃力は………

《E･HERO エリクシーラー》ATK 2900→14500

「14500だと！？」

「これで最後だ！ 究極剣サバティエル！！」

遊城の《E･HERO エリクシーラー》は影丸の《幻魔皇ラビエル》を切り裂いた。そして影丸は………

影丸理事長　LP 1700→0

「バカな……三幻魔が……破れた………だと……」

　……。

　…………。

　………………。

デュエルの決着がつくと、三幻魔によって吸いとられていた生気が戻っていくのか、影丸の中から光が無数に飛び出していく。そして遊城の持っていた《賢者の石 サバティエル》のカードは消えていく………

「ありがとう、大徳寺先生」

そして影丸本人は………

「ぬぁぁぁぁぁぁぁっっ！！？」

体から青い光を放ち…………

「ふ………ふぬぬぬ………」

長い白髪にガリガリの体の………まさに100歳ごえの爺さんになっていた………

「これが……私の……本当の姿じゃ……」

影丸……いや、爺さんは語り出す。

「ワシは若返りたかった……特に……お前達のような若者を見てたら……どうしてももう一度青春を取り戻したくなったのだ」

そうか？ 俺は逆にさっさと定年退職して働かなくても年金が入ってくる老後生活の方が羨ましいが………まぁ、言わんとこ……

「幻魔の力がなければ……ワシは立つことすらできん」

そりゃ、その老いた体じゃ車椅子生活だろうな………と思うと遊城が………

「なにいってんだ？ 爺さんはまだ元気じゃねーか、立てねーなんて弱気な事言うな、自分の力で頑張って見ろよ」

「ワシが……自分の力で？」

「頑張れ爺さん、自分の足で立てよ、幻魔なんかに頼らずに自分の力で」

一見、名シーンに見えるがやってることは………いや、何も言わないでおこう………うん。

そして爺さんは、遊城の肩を借りながらゆっくりと立ち上がり……

見事に立つことに成功した。

「………ワシが………立てた……！」

周りも少し感動してる。

「ワシは君と……いや、君達と戦い、熱意と生気を取り戻すことができたのかも知れん、わはは」

「爺さん！」

影丸と遊城が抱き合う………すると……

ゴキュッ！

「ぬあぁぁぁぁぁぁぁっっ！！？」

（あ、影丸にとどめ指しちゃった………）

老体で骨折してしまった影丸は、ヘリで病院に運ばれたが、影丸は満足そうな顔をしていた………

（いや、これで未練なくなって逝ってしまったりしないよな？）

しかし、それも今回の事件の黒幕だったことの反省と思えば良しとしよう。他の面子も同じようだ。

そして、三幻魔のカードは、鮫島校長が再び封印して、長かったセブンスターズとの戦いは本当の本当に幕を閉じたのだった。

そしてあとは………

「あとは……来週に控えた進級試験ナノーネ」

だな………すると……

「進級試験！？ 全然忘れてた！？」

「うわぁぁ！？ あたしも！？」

遊城と由比ヶ浜は大慌てこいつらにとってはそっちの方が驚異かもな………

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セブンスターズ編完。

次回からアンケートにもやった進級試験編（結衣ちゃん大ピンチ）を投稿します。

いつになるかは気長にお待ちください。