やはり俺がデュエリストなのはまちがっている。 作:sewashi
けど決着はまだつきません。
「そうだ……その声……一人称……お前、相模か!?」
「ふふふ、ええ、そう。うちの名は相模 南……」パチン
ウィジャトは仮面をはずして指を鳴らす、するとデュエルを見ていたカイザーや前田も……
「そうか! あいつは相模!」
「ほ、本当に相模さんなんだな!?」
1年組は聞いてくる。
「なんだよ? 知ってるのか?」
「前年度デュエル・アカデミア学園祭実行委員長で学園祭が終わったあと、行方不明になっていた奴だ。だが、なんで忘れていたんだ?」
「そりゃそうよ、うちがあんたらからうちの記憶を消したんだもの……」
「なんだと……」
「ふふふ、まだ『全て』の記憶は戻してないの……それは追々戻していくわ……ま、このデュエルが終わる頃には全て思い出してうちに負けてみーんなまた忘れるだろうけど……」
くそ、動揺するな……こいつのペースに呑まれるな……
5ターン目
相模 南 LP1200 手札2
フィールド ダーク・サンクチュアリ
ウィジャの槍騎士
ウィジャの盾騎士
ウィジャ盤
死のメッセージ「E」
死のメッセージ「A」
リバースカード1枚
比企谷 八幡 LP4000 手札1
フィールド
ロンリーヒール-フライングコンバット
リバースカード1枚
「デュエル続行! うちのターン! ドロー! 《ウィジャの槍騎士》の効果でもう1枚ドロー! うちは魔法カード《死者への手向け》を発動!」
《死者への手向け》
通常魔法
“手札を1枚捨て、フィールド上のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを破壊する。”
「この効果であんたの《ロンリーヒール-フライングコンバット》を破壊する!」
「く、リバースカード、オープン《ヒールレッグ》」
《ヒールレッグ》
通常罠
効果は25話参照
「この効果で俺は手札の《ロンリーヒール-ジェネシス》を特殊召喚」
《ロンリーヒール-ジェネシス》
level 7
ATK 2800 DEF 0
効果モンスター
“このカードがフィールド上に召喚、特殊召喚、反転召喚したとき、このカード以外のモンスターが存在しない場合、自分の手札から《黒歴史》と名のつくカードを2枚墓地へ送ってもよい。そうした場合、相手フィールド上のカードを全て破壊する。”
「ふーん、カードを破壊する効果を持つモンスターね……」
だが、俺の手札はないので効果を使うことができない。
「うちは《ウィジャの弓騎士》を召喚」
《ウィジャの弓騎士》
level 3
ATK 1000 DEF 1000
効果モンスター
“自分フィールド上に《ウィジャ盤》が存在するとき、このカードは相手プレイヤーを直接攻撃することができる。”
「このモンスターは《ウィジャ盤》があれば相手プレイヤーにダイレクトアタックできる……ダイレクトアタック!」
「ぐっ」
比企谷 八幡 LP4000→3000
(《ウィジャ盤》があるにも関わらず攻撃まで仕掛けてきやがったか……)
「うちはターンエンド」
6ターン目
相模 南 LP1200 手札1
フィールド ダーク・サンクチュアリ
ウィジャの槍騎士
ウィジャの盾騎士
ウィジャの弓騎士
ウィジャ盤
死のメッセージ「E」
死のメッセージ「A」
リバースカード1枚
比企谷 八幡 LP3000 手札0
フィールド
ロンリーヒール-ジェネシス
「俺のターン、ドロー……俺は《黒歴史の宝札》を発動《ロンリーヒール-ジェネシス》を破壊して3枚ドロー……」
(《ウィジャ盤》も厄介だが一番厄介なのはこのフィールド魔法だ。こいつがあるかぎり俺のロンリーヒールモンスターは攻撃できない……からと言ってモンスターを複数並べたらロンリーヒールモンスターは効果を発揮できない……)
「俺は《ボッチンパンジー》を守備表示で召喚」
《ボッチンパンジー》
level 2
ATK 400 DEF 700
効果モンスター
“このカードが自分フィールド上から墓地へ送られ、自分フィールド上にモンスターが存在しなくなったとき、自分の墓地から《黒歴史》と名のつくカードと《ロンリーヒール》と名のつくカードを1枚ずつ手札に加える。”
「さらに俺は手札から魔法カード《現実逃避》を発動」
《現実逃避》
魔法
“効果は話参照”
「手札の《ロンリーヒール-ランナー》を除外、フィールドの《ボッチンパンジー》を墓地へ、墓地の《ロンリーヒール-ジェネシス》をデッキの一番下へ送り、デッキから《黒歴史》と名のつくカードを手札に加える。さらに墓地へ送られた《ボッチンパンジー》の効果を発動、このカードが墓地へ送られ自分フィールド上にモンスターが存在しなくなったとき、自分の墓地から《ロンリーヒール》と名のつくモンスター1体と《黒歴史》と名のつくカード1枚を手札に加える」
俺は《現実逃避》の効果で《黒歴史の探索》を、《ボッチンパンジー》の効果で《ロンリーヒール-クロウ》と《黒歴史ノート》を手札に加えた。
「ゲームから除外した《ロンリーヒール-ランナー》の効果、このカードだけがゲームから除外されているとき、このモンスターを自分フィールド上に特殊召喚することができる」
《ロンリーヒール-ランナー》
level 4
ATK 1600 DEF 300
効果は12話参照
「さらに俺は装備魔法《黒歴史ノート》を発動、墓地の《ロンリーヒール-フライングコンバット》を除外して《ロンリーヒール-ランナー》に攻撃力と効果を与える」
《ロンリーヒール-ランナー》ATK1600→4400
「よし! これで先輩の勝ちだ!」
外野から遊城が言う。
「ふーん……この期に及んでまだ効果ダメージに拘るんだ~? 残念でしたリバースカード、オープン永続罠《ウィジャの結界》!」
《ウィジャ盤の結界》
永続罠
“自分のライフが2000以下で自分フィールド上に《ウィジャ盤》が存在するとき、このカードは発動する事ができる。
自分はカード効果によるダメージを受けない。
《ウィジャ盤》の効果で《死のメッセージ》と名のつくカードを発動するとき、このカードを墓地へ送り《死のメッセージ》と名のつくカードを発動してもよい。”
「この効果でうちは効果ダメージを受けない! あっはは! どう? あんたに勝ち目は無いわ!」
「……俺は《黒歴史の探索》を発動」
《黒歴史の探索》
通常魔法
“自分のデッキから《ロンリーヒール》と名のつくカードを1枚手札に加える。”
「この効果で俺はデッキから《ロンリーヒール-フェニックス》を手札に加える」
「な!? そのカードは……」
そう、このカードは前にデュエルしたときのキーカード……
「俺は《黒歴史ノート》とそれを装備したモンスターを墓地へ送ることで《ロンリーヒール-フェニックス》を特殊召喚する。現れろ《ロンリーヒール-フェニックス》」
《ロンリーヒール-フェニックス》
level 7
ATK 2500 DEF 2000
効果モンスター
効果は15話参照
「《ロンリーヒール-フェニックス》の効果を発動、フィールド上のカードを全て一掃する」
「くっ!?」
相模のフィールドのモンスター3体《ウィジャ盤》と《死のメッセージ》2枚、フィールド魔法と永続罠が全て墓地へ送られた。
「俺はターンエンド……」
7ターン目
相模 南 LP1200 手札1
比企谷 八幡 LP3000 手札1(ロンリーヒール-クロウ)
「うちのターン、ドロー」
厄介な《ウィジャ盤》と《ダーク・サンクチュアリ》は消したが、形勢逆転したわけではない。俺の手札には攻撃力0のモンスターしかいない上にフィールドにカードが無い……
「うちは魔法カード《天使の施し》を発動、3枚カードを引いて2枚を墓地へ、うちが送るのは《死のメッセージ「T」》と《死のメッセージ「H」》」
ん? 《ウィジャ盤》の残りのパーツを墓地へ……?
すると、相模の周りでなにかが光出す!?
「ふ、ふふふ! ふはははっ! うちはこの瞬間《死者への手向け》で墓地へ送った《伝わらない言葉》の効果を発動する!」
なんだ!? 何が起こる!?
今回はここまで!
相模が使った謎のカード《伝わらない言葉》
その力は次回!
それとは別に今回の最強カードは《ボッチンパンジー》
ロンリーヒール版のフレンドッグです。
セブンスターズ編終わったら進級試験編か飛ばして春休み校外学習編かを迷っていますがどちらが見たいですか?
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進級試験編(結衣ちゃん大ピンチ)
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校外学習編(あの小学生登場)
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どちらでもなく新学期(小町ちゃん現る)