やはり俺がデュエリストなのはまちがっている。 作:sewashi
かなり文字数使いました。
多分全作品最大文字数かも……
1ターン目
万丈目 準&比企谷 八幡 LP8000 手札5 5
万丈目 長作&万丈目 正司 LP8000 手札5 5
このタッグデュエルでは万丈目→万丈目長男→俺→万丈目次男の準にターンを行って行く。
ライフポイントは二人合計8000で味方モンスターも自分のモンスターとして生け贄や融合素材等にはできるが攻撃や壁には持ち主しかなれず墓地も共通で敵には誰にでも攻撃できるルール。
万丈目のターンからだ。
「俺のターン、ドロー! 俺は《魂虎(ソウルタイガー)》を守備表示で召喚!」
《魂虎(ソウルタイガー)》
level 4
ATK 0 DEF 2100
通常モンスター
攻撃力0のモンスターしかいないから当然全て守備表示。だが、守備力2100なら早々破壊されない。
「ターンエンド!」
2ターン目
万丈目 準&比企谷 八幡 LP8000 手札5 5
フィールド
魂虎
万丈目 長作&万丈目 正司 LP8000 手札5 5
次は万丈目長男のターンだ。
「私のターン、ドロー! 私は《サファイアドラゴン》を攻撃表示で召喚!」
《サファイアドラゴン》
level 4
ATK 1900 DEF
通常モンスター
「タッグデュエルルールでは全員、最初のターンは攻撃できないんだったな。ターンエンドだ」
3ターン目
万丈目 準&比企谷 八幡 LP8000 手札5 5
フィールド
魂虎
万丈目 長作&万丈目 正司 LP8000 手札5 5
フィールド
サファイアドラゴン
そして、俺のターンだ。
「俺のターン、ドロー。俺は《ロンリーヒール-クロウ》を守備表示で召喚」
《ロンリーヒール-クロウ》
level 3
ATK 0 DEF 1000
効果モンスター
このカードが相手プレイヤーに直接攻撃したとき、自分フィールド上にこのカード以外のモンスターが存在しなければ、相手にこのカードの守備力分のダメージを与える。この効果で相手プレイヤーにダメージを与えたとき、このモンスターは表側守備表示になる。
「さらに俺は手札から永続魔法《サイドアタック》を発動」
《サイドアタック》
永続魔法
“このカードはタッグデュエルの場合のみ使用することができる。
すべてのプレイヤーは向かい合った相手プレイヤーにしか攻撃宣言することができない。”
「カードを1枚セットしてターンエンド」
4ターン目
万丈目 準&比企谷 八幡 LP8000 手札5 3
フィールド
魂虎
ロンリーヒール-クロウ
サイドアタック
リバースカード1枚
万丈目 長作&万丈目 正司 LP8000 手札5 5
フィールド
サファイアドラゴン
万丈目次男のターンだ。
「私のターン、ドロー! 私は《ロード・オブ・ドラゴン―ドラゴンの支配者―》を攻撃表示で召喚!」
《ロード・オブ・ドラゴン―ドラゴンの支配者―》
level 4
ATK 1200 DEF 1100
効果モンスター
“このカードがモンスターゾーンに存在する限り、お互いのプレイヤーはドラゴン族モンスターを効果の対象にできない。”
「ターンエンド」
5ターン目
万丈目 準&比企谷 八幡 LP8000 手札5 3
フィールド
魂虎
ロンリーヒール-クロウ
サイドアタック
リバースカード1枚
万丈目 長作&万丈目 正司 LP8000 手札5 5
フィールド
サファイアドラゴン
ロード・オブ・ドラゴン―ドラゴンの支配者―
ようやく全員のターンが一周し、ここから攻撃が可能になる。
万丈目のターンだが……
「俺はモンスターを裏守備表示でセット! ターンエンド!」
6ターン目
万丈目 準&比企谷 八幡 LP8000 手札5 3
フィールド
魂虎
裏守備表示モンスター
ロンリーヒール-クロウ
サイドアタック
リバースカード1枚
万丈目 長作&万丈目 正司 LP8000 手札5 5
フィールド
サファイアドラゴン
ロード・オブ・ドラゴン―ドラゴンの支配者―
万丈目長男のターン。
「私のターン、ドロー! 魔法カード《融合》を発動、正司のフィールドの《ロード・オブ・ドラゴン―ドラゴンの支配者―》と私の手札の《神竜 ラグナロク》を融合! 融合召喚《竜魔人 キングドラグーン》!」
《融合》
通常魔法
“自分の手札、フィールドから融合モンスターによって決められた素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスターを融合デッキから融合召喚する。”
《神竜ラグナロク》
level 4
ATK 1500 DEF 1000
通常モンスター
《竜魔人 キングドラグーン》
level 7
ATK 2400 DEF 1100
融合効果モンスター
“「ロード・オブ・ドラゴン―ドラゴンの支配者―」+「神竜ラグナロク」
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手はドラゴン族モンスターを魔法、罠、モンスター効果の対象にする事はできない。
1ターンに1度だけ、手札からドラゴン族モンスター1体を自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。”
攻撃ができるターンになっていきなりパラレルレアモンスターかよ……つーかこの人本当に素人か?
「《竜魔人 キングドラグーン》の効果で《エメラルド・ドラゴン》を特殊召喚!」
《エメラルド・ドラゴン》
level 6
ATK 2400 DEF
通常モンスター
「《サイドアタック》の効果で私は準にしか攻撃できないが準のモンスターは2体、私のモンスターは3体。このターンで決めることはできないが大ダメージを追わせることはできるな。《竜魔人 キングドラグーン》で《魂虎》に攻撃!」
万丈目長男の《竜魔人 キングドラグーン》は万丈目の《魂虎》を破壊した。
「続けて《サファイアドラゴン》で裏守備表示モンスターを攻撃!」
万丈目長男の《サファイアドラゴン》が万丈目の裏守備表示モンスターを破壊した。しかし、破壊されたのは……
「な、なんだ!?」
「破壊された《薄幸の美少女》の効果で相手モンスターのやる気をなくしてターンを終了させる!」
《薄幸の美少女》
level 1
ATK 0 DEF 100
効果モンスター
“このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られたとき、このターンのバトルフェイズを終了する。”
「く、ターンエンド!」
7ターン目
万丈目 準&比企谷 八幡 LP8000 手札5 3
フィールド
ロンリーヒール-クロウ
サイドアタック
リバースカード1枚
万丈目 長作&万丈目 正司 LP8000 手札3 5
フィールド
サファイアドラゴン
竜魔人 キングドラグーン
エメラルド・ドラゴン
やっと俺のターンか……
「俺のターン、ドロー(前の万丈目長男の融合召喚で万丈目次男のモンスターを使ったから万丈目次男のフィールドは、がら空き……)。俺は《ロンリーヒール-クロウ》を攻撃表示に変更。そして万丈目次男にダイレクトアタック!」
「ふはは! 攻撃力0で攻撃だと? なんの意味がある?」
「《ロンリーヒール-クロウ》の効果。このモンスターがダイレクトアタックしたとき、自分フィールド上に他のモンスターがいなければこのモンスターの守備力分のダメージを相手に与える。《ロンリーヒール-クロウ》の守備力は1000…つまり1000ポイントのダメージだ」
「「なに!?」」
万丈目 長作&万丈目 正司 LP8000→7000
よし、先制攻撃成功。
「攻撃を終えた《ロンリーヒール-クロウ》は守備表示になる。ターンエンド」
8ターン目
万丈目 準&比企谷 八幡 LP8000 手札5 4
フィールド
ロンリーヒール-クロウ
サイドアタック
リバースカード1枚
万丈目 長作&万丈目 正司 LP7000 手札3 5
フィールド
サファイアドラゴン
竜魔人 キングドラグーン
エメラルド・ドラゴン
「く、私のターン、ドロー! 私は《ジェネティック・ワーウルフ》を召喚!」
《ジェネティック・ワーウルフ》
level 4
ATK 2000 DEF 100
通常モンスター
「く、準のフィールドがガラ空きなのに《サイドアタック》の効果で準に攻撃できない!」
そうなのだ。《サイドアタック》はそのために発動させていた。
「ならばその厄介なモンスターを破壊しておこう、行け!」
《ジェネティック・ワーウルフ》の攻撃により《ロンリーヒール-クロウ》は破壊された。
「リバースカード、オープン永続罠《リビングデッドの呼び声》」
《リビングデッドの呼び声》
永続罠
“自分の墓地のモンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。
そのモンスターを攻撃表示で特殊召喚する。
このカードがフィールドを離れた時、そのモンスターは破壊される。
そのモンスターが破壊された時に、このカードは破壊される。”
「この効果で俺は墓地から《ロンリーヒール-クロウ》を復活させる」
「く、だが、私のフィールドにモンスターがいる限りダイレクトアタックはくらわん。ターンエンドだ」
9ターン目
万丈目 準&比企谷 八幡 LP8000 手札5 4
フィールド
ロンリーヒール-クロウ
サイドアタック
リビング・デッドの呼び声
万丈目 長作&万丈目 正司 LP7000 手札3 5
フィールド
サファイアドラゴン
竜魔人 キングドラグーン
エメラルド・ドラゴン
ジェネティック・ワーウルフ
万丈目のターンだ。
「俺のターン、ドロー! 俺は《またたびキャット》を守備表示で召喚! さらに永続魔法《暗黒の扉》を発動!」
《またたびキャット》
level 2
ATK 0 DEF 500
効果モンスター
“自分フィールド上にこのカード以外の獣族モンスターが存在する場合、このカードを攻撃する事はできない。
相手フィールド上に存在するモンスター1体の守備力をエンドフェイズ時まで0にする。この効果は1ターンに1度だけ、使用することができる。”
《暗黒の扉》
永続魔法
“お互いのプレイヤーはバトルフェイズ時、モンスター1体でしか攻撃する事ができない。”
「俺はターンエンド!」
10ターン目
万丈目 準&比企谷 八幡 LP8000 手札4 4
フィールド
またたびキャット
ロンリーヒール-クロウ
サイドアタック
リビングデッドの呼び声
暗黒の扉
万丈目 長作&万丈目 正司 LP7000 手札3 5
フィールド
サファイアドラゴン
竜魔人 キングドラグーン
エメラルド・ドラゴン
ジェネティック・ワーウルフ
「ふん、永続魔法で悪足掻きか。そのカードを破壊するカードを引くまでのこと……私のターン、ドロー! 《竜魔人 キングドラグーン》の効果で《ダイヤモンド・ドラゴン》を特殊召喚!」
《ダイヤモンド・ドラゴン》
level 7
ATK 2100 DEF 2800
通常モンスター
「そして《竜魔人 キングドラグーン》で《またたびキャット》を攻撃!」
《竜魔人 キングドラグーン》の攻撃により、万丈目の《またたびキャット》はあっけなく破壊される。
「ターンエンド」
11ターン目
万丈目 準&比企谷 八幡 LP8000 手札4 4
フィールド
ロンリーヒール-クロウ
サイドアタック
リビングデッドの呼び声
暗黒の扉
万丈目 長作&万丈目 正司 LP7000 手札3 5
フィールド
サファイアドラゴン
竜魔人 キングドラグーン
エメラルド・ドラゴン
ダイヤモンド・ドラゴン
ジェネティック・ワーウルフ
さて、俺のターンだ。
「俺のターン、ドロー……俺は《ロンリーヒール-クロウ》を攻撃表示に変更。そして装備魔法《流星の弓-シール》を発動して装備」
《流星の弓-シール》
装備魔法
“装備モンスターの攻撃力を1000ポイントダウンする。
装備モンスターは相手プレイヤーに直接攻撃することができる。”
「本来なら攻撃力が1000ポイントダウンするが元々攻撃力0なので下がらない。そして装備モンスターはダイレクトアタックができる。《ロンリーヒール-クロウ》で万丈目次男にダイレクトアタック! 効果により守備力分のダメージを与える!」
「くぅ!?」
万丈目 長作&万丈目 正司 LP7000→6000
「カードを1枚セットしてターンエンド」
12ターン目
万丈目 準&比企谷 八幡 LP8000 手札4 3
フィールド
ロンリーヒール-クロウ
流星の弓-シール
サイドアタック
リビングデッドの呼び声
暗黒の扉
リバースカード1枚
万丈目 長作&万丈目 正司 LP6000 手札3 5
フィールド
サファイアドラゴン
竜魔人 キングドラグーン
エメラルド・ドラゴン
ダイヤモンド・ドラゴン
ジェネティック・ワーウルフ
万丈目次男のターン。
「私のターン、ドロー……くくく、厄介なカードもこれで破壊だ! 速攻魔法《サイクロン》! 貴様の《サイドアタック》を破壊する!」
《サイクロン》
速攻魔法
効果は4話参照。
え? 《サイドアタック》を破壊するの?
「正司! 何をしている! ここは《暗黒の扉》を破壊すべきだろう!」
ああ、何だかんだで凄いカード使っていたから忘れていたがこの人達素人なんだよな……
「ああ! そうか!? 先程からあのカードのせいで準に攻撃ができなかったせいで……まあいい《ジェネティック・ワーウルフ》で準にダイレクトアタックだ!」
「ぐわぁ!?」
《サイドアタック》が破壊されたせいで万丈目次男は万丈目に攻撃できるようになってしまったため、万丈目に直接攻撃があたる。
万丈目 準&比企谷 八幡 LP8000→6000
「くくく、ターンエンド」
13ターン目
万丈目 準&比企谷 八幡 LP6000 手札4 3
フィールド
ロンリーヒール-クロウ
流星の弓-シール
リビングデッドの呼び声
暗黒の扉
リバースカード1枚
万丈目 長作&万丈目 正司 LP6000 手札3 5
サファイアドラゴン
竜魔人 キングドラグーン
エメラルド・ドラゴン
ダイヤモンド・ドラゴン
ジェネティック・ワーウルフ
さぁ、万丈目のターンだ。
「俺のターン、ドロー! 《そよ風の精霊》を守備表示で召喚」
《そよ風の精霊》
level 3
ATK 0 DEF 1800
効果モンスター
“このカードが自分フィールド上に表側攻撃表示で存在する限り、自分のスタンバイフェイズ毎に自分は1000ライフポイントを回復する。”
「俺はターンエンド!」
14ターン目
万丈目 準&比企谷 八幡 LP6000 手札4 3
フィールド
そよ風の精霊
ロンリーヒール-クロウ
流星の弓-シール
リビングデッドの呼び声
暗黒の扉
リバースカード1枚
万丈目 長作&万丈目 正司 LP6000 手札3 5
フィールド
サファイアドラゴン
竜魔人 キングドラグーン
エメラルド・ドラゴン
ダイヤモンド・ドラゴン
ジェネティック・ワーウルフ
万丈目長男のターン。
「私のターン、ドロー! くくく、どうやらお前の運もここまでのようだな」
どうやら万丈目長男は《暗黒の扉》を破壊できるカードを引いたようだ……
「ふむ、しかし、このターンは破壊できない《サイドアタック》も消えたのなら……《竜魔人 キングドラグーン》で《ロンリーヒール-クロウ》を攻撃!」
くそ、やはり狙ってきたか。
《竜魔人 キングドラグーン》により《ロンリーヒール-クロウ》が破壊され《リビングデッドの呼び声》と《流星の弓-シール》が一緒に破壊された。
「カードを1枚セットしてターンエンド」
あのリバースカードは十中八九《暗黒の扉》を破壊するカードだな……
15ターン目
万丈目 準&比企谷 八幡 LP6000 手札4 3
フィールド
そよ風の精霊
暗黒の扉
リバースカード1枚
万丈目 長作&万丈目 正司 LP6000 手札3 5
フィールド
サファイアドラゴン
竜魔人 キングドラグーン
エメラルド・ドラゴン
ダイヤモンド・ドラゴン
ジェネティック・ワーウルフ
リバースカード1枚
俺のターンか……しかし……
「俺のターン、ドロー」
すると万丈目長男が動いた。
「この瞬間、リバースカードオープン《砂塵の大竜巻》が、貴様らの《暗黒の扉》を飲み込むぞ!」
《砂塵の大竜巻》
通常罠
“相手フィールドの魔法、罠カード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
その後、手札から魔法、罠カード1枚をセットできる。”
「ふはははっ! これで次の兄者のターンの総攻撃で我々の勝ちだ!」
「俺は《ものマネ幻想師》を攻撃表示で召喚」
《ものマネ幻想師》
level 1
ATK 0 DEF 0
効果モンスター
“このカードが召喚、反転召喚、特殊召喚に成功した時、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。このカードの攻撃力、守備力は選択したモンスターの元々の攻撃力、守備力と同じ数値になる。”
「このモンスターの効果で俺は《ものマネ幻想師》の攻撃力を《竜魔人 キングドラグーン》と同じにする」
《ものマネ幻想師》ATK 0→2400
「《ものマネ幻想師》で《ジェネティック・ワーウルフ》に攻撃」
「くっ!?」
万丈目 長作&万丈目 正司 LP6000→5600
「俺はさらに魔法カード《天使の施し》を発動」
《天使の施し》
通常魔法
効果は25話参照
「カードを3枚ドローして2枚を墓地へ。ターンエンド」
16ターン目
万丈目 準&比企谷 八幡 LP6000 手札4 3
フィールド
そよ風の精霊
ものマネ幻想師
リバースカード1枚
万丈目 長作&万丈目 正司 LP5600 手札3 5
フィールド
サファイアドラゴン
竜魔人 キングドラグーン
エメラルド・ドラゴン
ダイヤモンド・ドラゴン
万丈目次男のターン。
「私のターン、ドロー! 私は《ブラッド・ヴォルス》を攻撃表示で召喚!」
《ブラッド・ヴォルス》
level 4
ATK 1900 DEF 1200
通常モンスター
「準のフィールドの《そよ風の精霊》を攻撃!」
《ブラッド・ヴォルス》の攻撃で万丈目の《そよ風の精霊》は破壊された。
「ターンエンド」
17ターン目
万丈目 準&比企谷 八幡 LP6000 手札4 2
フィールド
ものマネ幻想師
リバースカード2枚
万丈目 長作&万丈目 正司 LP5600 手札3 5
サファイアドラゴン
竜魔人 キングドラグーン
エメラルド・ドラゴン
ダイヤモンド・ドラゴン
ブラッド・ヴォルス
さあ、万丈目のターンだ。このターンで一気に行くぞ。
「俺のターン、ドロー! 俺は魔法カード《苦渋の選択》を発動!」
《苦渋の選択》
通常魔法
“自分のデッキからカードを5枚選択して相手に見せる。
相手はその中から1枚を選択する。
相手が選択したカード1枚を自分の手札に加え、残りのカードを墓地へ捨てる。”
「俺が選ぶのはこの5枚のカードだ!」
万丈目が選んだのは《サクリファイス》《王立魔法図書館》《サンダー・クラッシュ》《キャッスル・ゲート》《かつて神と呼ばれた亀》だ。
「お前達のデッキに雑魚しかいないとは言っても念には念をモンスター以外のカード《サンダー・クラッシュ》だ」
よし、予想通りだ。俺も動くか……
「リバースカードオープン《密猟の手引き》」
《密猟の手引き》
通常罠
“デッキからカードをドロー以外の方法で手札に加えたプレイヤーのデッキを確認する。その中から3枚カードを選択してデッキをシャッフルし、選択したカード3枚をデッキの一番上に好きな順に置く。”
「俺はこの効果で万丈目のデッキを確認して万丈目のデッキの一番上に《おジャマ・イエロー》《おジャマ・グリーン》《おジャマ・ブラック》の3枚をセットする!」
「ナイスです! 八幡さん!俺はさらに魔法カード《魔の試着部屋》を発動! ライフを800払い、デッキの上から4枚を見てその中のレベル3以下の通常モンスターを全て特殊召喚! 現れろ、クズ共!」
《魔の試着部屋》
通常魔法
“800ライフポイントを払う。
自分のデッキの上からカードを4枚めくり、その中のレベル3以下の通常モンスターを自分フィールド上に特殊召喚する。
それ以外のカードはデッキに戻してシャッフルする。”
《おジャマ・イエロー》
level 2
ATK 0 DEF 1000
通常モンスター
《おジャマ・グリーン》
level 2
ATK 0 DEF 1000
通常モンスター
《おジャマ・ブラック》
level 2
ATK 0 DEF 1000
万丈目 準&比企谷 八幡 LP6000→5200
『『『どーもー!!!』』』
現れたのは俺が仕込んだ3匹のモンスター。
「ふん、なにかとおもえばそんな雑魚に何ができる!」
「こいつらをバカにするのは許さん!」
『『『あ、アニキィ!!』』』
なんだかんだで万丈目にもそいつらに愛着が出てきたか……
「確かにこいつらの攻撃力は0! 見てくれも性格も最悪!」
あ、違った。バカにしていいのは自分だけだと言う主張だ。
「だが、俺はこいつらに教えられた!」
『『『何を?』』』
観客席からそんな声が聞こえた。
『兄弟の絆をさ!』
『力を合わせれば!』
『なんだってできるってことを!』
ほう、そんなことを教えていたのか?
「下には下がいると言うことを!」
『『『あんぎゃ!?』』』
3匹がずっこけた。もうちょっとオブラートに包んでやれよ……
「こいつらに比べたら、俺なんか全然ましだ!」
いや、たしかにそうだが……
すると万丈目長男は……
「黙れ、準。落ちこぼれは所詮、落ちこぼれなんだよ!」
さすがに万丈目長男の言葉に俺も黙ってはいられないな。
「さっきから万丈目を落ちこぼれ落ちこぼれって、落ちこぼれさせた人間がよく言いますね」
「なんだと……」
「どういう意味だ!」
「聞いた話じゃ、あんたらは万丈目に常にトップであることを強要するだけして、プレッシャーを与えるだけ与えてほったらかし。そしてたった一度挫折したらもうようはない。なんて勝手やったら落ちこぼれますよ」
「なんだと……」
「たしかに万丈目は落ちこぼれましたよ。だけど落ちこぼれたことで万丈目はあんたらの予想をはるかにこえるほどになった。見せてやれ、万丈目。このわからず屋達に」
「! はい! 八幡さん! 俺は魔法カード発動! 行け! クズ共!」
『『『ヤケックソ!』』』
『イエロー!』
『ブラック!』
『グリーン!』
『『『くらえ! 必殺! おジャマ・デルタハリケーン!』』』
3匹のモンスターがケツを合わせて回転しながら相手フィールドへ向かい……
ドガァ! ドゴォッ!
「な!? わ、私達のモンスターが……全滅!?」
「《おジャマ・デルタハリケーン!!》3匹のおジャマが揃ったとき、相手フィールドのカードを一掃できる」
《おジャマ・デルタ・ハリケーン!!》
通常魔法
“”自分フィールド上に《おジャマ・イエロー》《おジャマ・グリーン》《おジャマ・ブラック》が表側表示で存在する場合に発動することができる。
相手フィールド上に存在するカードを全て破壊する。
『『『俺達がいる限り! 万丈目サンダーは無敵だー!』』』
「魔法カード発動! 《サンダー・クラッシュ》」
3匹の声を遮るかのように万丈目はさっき手札に加えた魔法カードを発動した。
《サンダー・クラッシュ》
通常魔法
“自分フィールド上に存在する全てのモンスターを破壊する。
相手ライフに破壊したモンスターの数×300ポイントダメージを与える。”
『あら? なーに? このジャマなカード……』
『サンダー・クラッシュ?』
『えーと、自分の全モンスターを破壊する。相手に破壊したモンスターの数×300ポイントのダメージを与える……』
『自分のモンスターって……』
『『『俺達かぁぁぁ!?』』』
「攻撃力0の出番は終わった! 八幡さん、すみませんがあなたのモンスターも巻き込みます!」
「おう、使え」
これで破壊されるのは4体で1200ポイントのダメージだ。
「くらえ! 《サンダー・クラッシュ》!」
「ぐわぁ!?」
万丈目 長作&万丈目 正司 LP5600→4400
「まだだ、例えモンスターが全滅しようとも……」
「私達の有利には代わりない!」
この状況でまだわからないのか……
「いや、あんたらは終わりだ」
「なにぃ!」
「そうだ。まだ俺には通常召喚か残っている。俺は《カオス・ネクロマンサー》を召喚!」
《カオス・ネクロマンサー》
level 1
ATK 0 DEF 0
効果モンスター
“このカードの攻撃力は、自分の墓地に存在するモンスターカードの数×300ポイントの数値になる。”
「このモンスターの攻撃力は自分の墓地のモンスター数×300ポイントとなる。俺と八幡さんの墓地のモンスターの数の合計は15体。よって攻撃力は4500だ!」
《カオス・ネクロマンサー》ATK 0→4500
「「なに!?」」
「《カオス・ネクロマンサー》の攻撃!」
「「ぐわぁ!?」」
万丈目 長作&万丈目 正司 LP4400→0
『やったぁ! 万丈目君と先輩が勝ったぁ!』
『『『万丈目! 万丈目!』』』
「否! 俺の名は! 一! 十!」
『『百!』』
『『『千!』』』
「万丈目サンダー!」
『『『サンダー! サンダー! 万丈目サンダー!』』』
うわー、恥ずかしい。まぁ、兄貴達に成長を見せるにはいい感じか?
「準は俺達の予想よりはるかに大きくなっていたようだな……」
「ええっと、八幡さんでしたか?」
「え? ああ、はい」
万丈目兄貴二人は頭を下げて言う。
「常識のない不出来な弟ですが……」
「これからもルームメイトとして先輩としてよろしくしてやって下さい」
どうやら兄貴二人は万丈目の成長を認めたようだ。
「まぁ、はい、わかりました」
かくして、万丈目グループとの買収の話はこのデュエルに勝利したことでなくなったのであったあ。
今回の最強カードは《ロンリーヒール-クロウ》
攻撃力は0だがダイレクトアタックすると守備力分のダメージを追わせて守備表示になる面白いモンスターだ。
デュエルの内容がうまーくアニメと似たような展開になりました。
この話のアニメが好きすぎて見なくても展開がわかる……
次回はどうしよう……タニヤか盗掘団か学園祭か……
じっくり考えます。
セブンスターズ編終わったら進級試験編か飛ばして春休み校外学習編かを迷っていますがどちらが見たいですか?
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進級試験編(結衣ちゃん大ピンチ)
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校外学習編(あの小学生登場)
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どちらでもなく新学期(小町ちゃん現る)