やはり俺がデュエリストなのはまちがっている。   作:sewashi

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十代対八幡……
ようやく投稿……


19話

オリシスレッド寮の俺の部屋……

「へ、へぇ~、こ、ここが……ヒッキーの部屋なんだ~」

「ふん、一人一人個室でこの倍は広さのあるブルー寮とは比べ物にならないわね」

「うるせぇよ」

俺は、三沢のノース校との交流デュエルの相手の遊城とデュエルするために雪ノ下と由比ヶ浜を招かれざる得ない状況になっていた。

「んで、どう遊城をデュエルに誘い込む?」

「どうも何も、普通にデュエルを申し込めばいいのではないかしら?」

「それだと何かあるんじゃないかと疑われないか?」

「あー、十代君なら考えないと思うよ。基本あたしと同じバカだし……」

それは失礼だぞ……

 

同時刻。十代達は……

 

「うーん、三沢とのデュエルになんか良いカードないかな~」

「アニキはいつも通りで良いと思うっすよ」

「うーん、そうだ、どっちか実験にデュエルしよーぜ」

「無理っすよ!? 僕じゃアニキの相手にもならないっす!」

「俺もなんだな、十代の相手になりそうな人なんてオシリスレッドには………あ、一人いたんだな!」

「え! マジ!? 誰?」

「来ないだの奉仕部の比企谷八幡なんだな。あの人はオベリスクブルーの人達にも匹敵する隠れた実力者なんだな」

「マジか!? なのネクラそうな先輩が! よーし、ならお気に入りの場所の件もあるし、デュエル挑んでくるぜ!」

 

 ……。

 …………。

 ………………。

 

「頼もう!」

「うおっ!?」

いきなりドアが開き、遊城が現れた。

「比企谷先輩、俺とデュエルしようぜ!」

「は?」

何でいきなり?

「アンタ、強いんだろ? オシリスレッド最強の座と俺らのお気に入りの場所の使用権を賭けてデュエルしようぜ」

理由は何にせよ、向こうから挑んでくるとは……

俺は部屋の雪ノ下達に頷き……

「いいぜ、表に出ろ」

こうして、俺は遊城とデュエルをすることになった。

 

 ……。

 …………。

 ………………。

 

俺と遊城のデュエルは三沢に見せるために雪ノ下と由比ヶ浜がこっそりと動画を記録する。

ギャラリーには他に丸藤と前田がいる。

「「デュエル」」

 

1ターン目

遊城 十代  LP4000 手札5

比企谷 八幡 LP4000 手札5

 

先攻は遊城。

「俺のターン! ドロー! 俺は《E・HERO(エレメンタル・ヒーロー) フェザーマン》を守備表示で召喚!」

 

《E・HERO フェザーマン》

level 3

ATK 1000 DEF 1000

通常モンスター

 

「さらにリバースカードを1枚セットしてターンエンド!」

 

2ターン目

遊城 十代  LP4000 手札4

フィールド

 E・HERO フェザーマン

 リバースカード1枚

比企谷 八幡 LP4000 手札5

 

「俺のターン、ドロー。……俺は《ロンリーヒールーデスサイス》を攻撃表示で召喚」

 

《ロンリーヒールーデスサイス》

level 4

ATK 1700 DEF 800

効果モンスター

効果は7話参照。

 

「ロンリーデッキか!」

「《ロンリーヒールーデスサイス》の効果。このカードが自分フィールド上に存在し、他に自分のモンスターが存在しないとき……つまりぼっちで存在するとき、相手の守備表示モンスターを攻撃したとき、その攻撃力が守備力を超えていれば、その差の分のダメージを与える。俺は《ロンリーヒールーデスサイス》で《E・HERO フェザーマン》を攻撃!」

俺のモンスターが遊城のモンスターを破壊して、遊城はは貫通ダメージを受ける。

「ぐわあっ!」

 

遊城 十代 LP4000→3300

 

遊城は――

「リバースカード、オープン! 《ヒーロー・シグナル》!」

 

《ヒーロー・シグナル》

通常罠

“自分フィールド上のモンスターが戦闘によって破壊され、墓地へ送られたとき、発動できる。

手札、デッキからレベル4以下の「E・HERO」と名のつくモンスター1体を特殊召喚する。”

 

――罠カードを発動した。

「俺は、この効果で《E・HERO バースト・レディ》を特殊召喚!」

 

《E・HERO バースト・レディ》

level 3

ATK 1200 DEF 800

通常モンスター

 

「俺は、メインフェイズ2で、さらに魔法カード《罪の擦り合い》を発動」

 

《罪の擦り合い》

通常魔法

“自分の手札またはフィールド上の魔法カードを1枚、相手フィールド上に発動する。そのあと、相手は自身の手札またはフィールド上の魔法カードを1枚、自分フィールド上に発動してもよい。

発動条件があわないものだった場合、発動することは出来ない。”

 

「このカードは互いに自分の手札かフィールド上の魔法カードを互いの相手フィールド上に発動することができる。いわば互いに擦り合うカードだ」

「擦り合う?」

「こういうことだ。俺は遊城のフィールド上に《黒歴史の宝札》を発動する」

 

《黒歴史の宝札》

通常魔法

“自分フィールド上にモンスターが1体しか存在しないとき、そのモンスターを破壊する。その後、破壊したモンスターのレベル二つにつき1枚、自分はカードを1枚、ドローする。”

 

「なっ!? 俺のフィールドに!?」

「そういったろ。本来なら俺のフィールドのモンスターが破壊されるが、お前のフィールドに発動したことで、お前のモンスターが破壊される」

遊城のフィールドにモンスターは《E・HERO バースト・レディ》しかいないため、破壊される。

「そして、破壊したモンスターのレベル二つにつき1枚、ドローだ。さ、引けよ」

「うう、ドロー」

「んで、《罪の擦り合い》の効果はまだあるぞ、さ、お前も俺のフィールドに魔法カードを発動していいぜ」

「相手フィールドに発動させてメリットのあるカードなんて早々ねーよ!」

ごもっともだな。

「ん!? ん~、なら、俺は先輩のフィールドに魔法カード《Eーエマージェンシーコール》を発動だ」

 

《Eーエマージェンシーコール》

通常魔法

“デッキから「E・HERO」モンスター1体を手札に加える。”

 

「アンタのデッキにE・HEROは入ってないだろ?」

「ああ、だからこのカードは不発だな……なるほど、コンボのパーツか」

遊城の狙いは「ヒーローフラッシュ!!」か……

「俺は、リバースカードを2枚セットして、ターンエンドだ」

 

3ターン目

遊城 十代  LP 3300 手札3

比企谷 八幡 LP 4000 手札1

フィールド

 ロンリーヒールーデスサイス

 リバースカード2枚




次回は十代のエース(当時)登場予定。

セブンスターズ編終わったら進級試験編か飛ばして春休み校外学習編かを迷っていますがどちらが見たいですか?

  • 進級試験編(結衣ちゃん大ピンチ)
  • 校外学習編(あの小学生登場)
  • どちらでもなく新学期(小町ちゃん現る)

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