やはり俺がデュエリストなのはまちがっている。   作:sewashi

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やっと投稿できた!
勝者は最初から決めていたけど、うまい展開にうまくできなくなってしまいました。


18話

4ターン目

雪ノ下雪乃 LP4000 手札3

フィールド

 雪猫

 コールド・レディ

 リバースカード2枚

三沢大地  LP2700 手札1

フィールド

 きつね火

 火の玉トークン

 魂のさまよう墓場

 不知火の揺らめき

 リバースカード1枚

 

「俺のターン! ドロー! 速攻魔法《煙幕》を発動!」

 

《煙幕》速攻魔法

“自分の攻撃表示炎族モンスターが攻撃表示モンスター戦闘を行うとき、自分が受けるダメージを0にする。”

 

「俺は《きつね火》で《コールド・レディ》を攻撃!」

《きつね火》は自滅した。が《煙幕》の効果でダメージは0……

「《魂のさまよう墓場》の効果で「火の玉トークン」を特殊召喚!」

これで三沢のフィールドには「火の玉トークン」が2体になった。

「ターンエンドで、墓地から《きつね火》を特殊召喚」

 

5ターン目

雪ノ下雪乃 LP4000 手札3

フィールド

 雪猫

 コールド・レディ

 リバースカード2枚

三沢大地  LP2700 手札1

フィールド

 きつね火

 火の玉トークン2体

 魂のさまよう墓場

 不知火の揺らめき

 リバースカード1枚

 

「私のターン! ドロー! 私は手札1枚をコストに魔法カード《ライトニング・ボルテックス》を発動!」

 

《ライトニング・ボルテックス》通常魔法

“手札1枚を捨てて発動できる。

相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊する。”

 

「この効果で貴方のフィールドのモンスターを全滅させる!」

「俺はそれを待っていました!」

「!?」

「俺は、リバースカード、オープン!《火の玉の集約》!」

 

《火の玉の集約》通常罠

“自分フィールド上の『火の玉トークン』が効果によって破壊されるとき発動できる。

『火の玉トークン』が破壊される効果を無効にする。その後、自分のデッキ、手札から《フレイム・ドラゴン》を特殊召喚する。”

 

「俺は、その効果で《ライトニング・ボルテックス》の効果を無効にし《フレイム・ドラゴン》を特殊召喚!」

 

《フレイム・ドラゴン》

level 8

ATK 2800 DEF 0

効果モンスター

“このモンスターは《火の玉の集約》の効果でのみ特殊召喚できる。

このモンスターがフィールド上に表側表示で存在する限り、自分フィールド上の「火の玉トークン」は、水属性モンスターと戦闘を行う場合、戦闘を行うモンスターの攻撃力分アップする。”

 

「ふ、フレイム……私は《コールド・レディ》を守備表示にして、ターンエンド!」

 

6ターン目

雪ノ下雪乃 LP4000 手札2

フィールド

 雪猫

 コールド・レディ

 リバースカード2枚

三沢大地  LP2700 手札1

フィールド

 きつね火

 フレイム・ドラゴン

 火の玉トークン2体

 魂のさまよう墓場

 不知火の揺らめき

 

「俺のターン! ドロー! 俺は手札から魔法カード《「守備」封じ》で《雪猫》を攻撃表示に変更!」

 

《「守備」封じ》通常魔法

“相手フィールド上に存在する守備表示モンスター1体を表側攻撃表示に変更する。”

 

「さらに俺は《きつね火》で《雪猫》を攻撃!」

《雪猫》のほうが攻撃力が高いので《きつね火》は自爆。しかし……

 

三沢大地 LP2700→2600

 

「俺は《魂のさまよう墓場》の効果でさらに3体目の《火の玉トークン》が特殊召喚される。そして俺はその《火の玉トークン》で《雪猫》を攻撃!」

《フレイム・ドラゴン》の効果で《火の玉トークン》は水属性モンスターとの戦闘時の攻撃力は《雪猫》の攻撃力の400ポイントアップ。つまりは500だ。

 

雪ノ下雪乃 LP4000→3900

 

「くっ!? 私は《雪猫》の効果発動! デッキから《ブリザード・キャット》を特殊召喚!守備表示!」

「もう1体の《火の玉トークン》で《ブリザード・キャット》を攻撃!」

守備表示だが、《ブリザード・キャット》の攻撃力は守備力よりも高いので《ブリザード・キャット》は破壊。

「くっ!? リバースカード、オープン! 《雪猫の決闘(スノーキャットファイト》」

 

《雪猫の決闘(スノーキャットファイト)》通常罠

“自分の《雪猫》の効果で特殊召喚された《ブリザード・キャット》が戦闘によって破壊されたとき、墓地から《雪猫》と《ブリザード・キャット》を除外してもよい。そうした場合、自分の手札から水属性の《ブリザード》と名のつくモンスターを1体召喚条件を無視して特殊召喚する。”

 

「私は墓地から2体を除外して手札から《ブリザード・マジシャン・ガール》を特殊召喚!」

……なんか、どっかで聞いたことあるカードとよく似た名前のカードだな……

 

《ブリザード・マジシャン・ガール》

level 6

ATK 2000 DEF 1800

効果モンスター

 

ほう、レベル6の中級モンスター。生け贄を封じられてた雪ノ下がさっき出せなかったモンスターか?……

「中級モンスターですか……しかし、俺にはまだ《火の玉トークン》が残っている!」

そうだ。しかもその攻撃をもう1枚のリバースカードで防いだとしても《フレイム・ドラゴン》で相殺できる。

「このモンスターは名前と見た目で察することができるように伝説のキングオブデュエリスト武藤遊戯の《ブラック・マジシャン・ガール》に似せて作られたカード……だけど能力は全く違うわ!」

え? 違うの? てっきり同じように《ブリザード・マジシャン》とかいるのかと思ったけど……

「《ブリザード・マジシャン・ガール》の効果、このモンスターがフィールド上に存在する間、相手モンスターは水属性モンスターを攻撃対象にできない!」

「な!?」

なるほど。《フレイム・ドラゴン》による《火の玉トークン》の攻撃力アップ能力は戦闘のみで発動する。だが、それだと……

「なるほど……しかし雪ノ下先輩『攻撃対象にならない』は『攻撃できない』とは違いますよね?」

すると隣で由比ヶ浜が聞いてきた。

「ねぇ、ヒッキー。どういうこと? 攻撃対象にならないなら攻撃できないんじゃないの?」

「アホ、それでもデュエルアカデミアの生徒か。『攻撃対象にならない』は逆に言えば壁にもなれないから今の状況だと雪ノ下は三沢のダイレクトアタックをくらうんだよ」

もちろん雪ノ下がわかっていないわけはないだろうが……

「もちろん、わかっているわ。私はもう1枚のリバースカードをオープン!《スピリットバリア》」

 

《スピリットバリア》永続罠

“自分フィールド上にモンスターが存在する限り、このカードのコントローラーへの戦闘ダメージは0になる。”

 

「これで私はダメージを受けないわ!」

すると三沢は……

「俺は、手札から、速攻魔法発動!《サイクロン》!《スピリットバリア》を破壊」

雪ノ下の永続罠はあっさり破壊されコンボはあっけなく……

「リバースカード、オープン!《猛吹雪》!」

 

《猛吹雪》通常罠

“相手のコントロールするカードの効果によって自分の罠カードが破壊され、フィールド上から墓地へ送られたときに発動できる。

フィールドの魔法、罠カードを1枚破壊する。”

 

「私は《不知火の揺らめき》を破壊!」

おお、三沢の厄介な永続罠を破壊した。

「俺は《フレイム・ドラゴン》と最後の《火の玉トークン》で雪ノ下先輩にダイレクトアタック!」

しかし《スピリットバリア》が無くなった事実は変わらず三沢からダイレクトアタックをくらう。

「くっ!?」

 

雪ノ下雪乃 LP3900→1000

 

「俺は、ターンエンド。このタイミングで《きつね火》は復活!」

 

7ターン目

雪ノ下雪乃 LP1000 手札1

フィールド

 ブリザード・マジシャン・ガール

 コールド・レディ

三沢大地  LP2600 手札0

フィールド

 フレイム・ドラゴン

 きつね火

 火の玉トークン3体

 魂のさまよう墓場

 

「私のターン、ドロー! 私は《コールド・レディ》と《ブリザード・マジシャン・ガール》を生け贄に《青氷の白夜龍(ブルーアイス・ホワイトナイツドラゴン)》を召喚!」

またどっかで聞いたことがあるような名前のモンスターが……

 

《青氷の白夜龍》

level 8

ATK 3000 DEF 2500

効果モンスター

“このカードを対象にした魔法、罠カードが発動したときに発動する。その発動を無効にし破壊する。

このカード以外の自分の表側表示モンスターが攻撃対象にされたとき、自分フィールド上の魔法、罠カード1枚を墓地へ送って発動する。攻撃対象をこのカードに移し替える。”

 

「私は《青氷の白夜龍》で《フレイム・ドラゴン》を攻撃!」

「くっ!? 《魂のさまよう墓場》の効果で4体目の《火の玉トークン》を特殊召喚」

 

三沢大地 LP2600→2400

 

「私はターンエンド」

 

8ターン目

雪ノ下雪乃 LP1000 手札1

フィールド

 青氷の白夜龍

三沢大地  LP2400 手札0

 きつね火

 火の玉トークン4体

 魂のさまよう墓場

 

「俺のターン……ドロー!」

三沢はドローカードを見て……

「よし! 俺は魔法カード《奮迅爆発》を発動!」

 

《奮迅爆発》通常魔法

“自分フィールド上の炎属性モンスターを全て破壊する。この効果で破壊した炎属性モンスター1体につき、相手に200ポイントのダメージを与える。”

 

「な!?」

「俺のフィールドの炎属性モンスターは5体! よって雪ノ下先輩に1000ポイントのダメージを与えます!」

 

雪ノ下雪乃 LP1000→0

 

まさか雪ノ下が負けるとは……

 

 ……。

 …………。

 ………………。

 

デュエル終了したが、雪ノ下も三沢も納得がいっていないようだ。

「このままでは今までと替わらない!」

「は?」

「俺は雪ノ下先輩が氷系カードを使うと思い『炎』のデッキでデュエルしたから勝てました。ですが十代相手にはそれは通じない!」

ま、そうだよな……

「そうね……遊城君のデッキをもう少し調査できればいいのだけれど……」

雪ノ下は俺の方を向いて言う。

「あ? なんだよ?」

「比企谷君。遊城君にデュエルを申し込んでもらえないかしら?」

「は? なんで?」

「三沢君に遊城君のデュエルデータを取らせるためよ。遊城君の性格なら、素直に受けるでしょうし」

「いや、なんで俺なんだよ。データ収集なら雪ノ下でも由比ヶ浜でもいいだろ?」

「いえ、三沢君はいつブルーになってもおかしくないけど遊城君はレッドだから同じレッドでないと疑われるわ」

ここで寮かよ……

「わかったよ。腕試しとでも言って挑んでくる」

こうして俺は、1年の遊城のデュエルをするかもしれないことになった。




次回。ようやく十代対八幡。

セブンスターズ編終わったら進級試験編か飛ばして春休み校外学習編かを迷っていますがどちらが見たいですか?

  • 進級試験編(結衣ちゃん大ピンチ)
  • 校外学習編(あの小学生登場)
  • どちらでもなく新学期(小町ちゃん現る)

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