落第騎士の英雄譚~規格外の騎士(アストリアル)~【凍結】   作:那珂之川

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お久しぶりです。ちょっと試行錯誤してたら遅くなりましたorz

というわけで、ちょっと長めです。

久々の戦闘シーンだから、何と言うか、うん(遠い目)


#44 超えたい一心の果てに

選抜戦の第十戦。大闘技場は相も変わらずの満席であった。

無理もない。今日の試合スケジュールだけでも注目の試合が目白押しだからだ。

 

『さぁ、選抜戦もいよいよ折り返し! 今日の戦いも目が離せません! 実況は私、月夜見三日月が。実況は……あれ、どちら様です?』

『どうも、実況の代打に抜擢された南郷綾華です』

『え? あれ、西京先生はどうされたんですか?』

『今頃理事長からお説教中だろうから、気にせずに進めちゃっていいよ』

『あっはい、解りました!』

 

三日月は本来ここにいるはずの西京ではなく、学校で見たことのない人物がいることに目を見開くが、その人物―――綾華の説明で大方の事情を察したというか諦めたというべきなのか、そのまま実況を続けることとなった。

 

ただ、そんな実況席とは裏腹に観客席からはどよめきが起きていた。『南郷』と言う名字は伐刀者ともなれば知らない者はいない存在―――<闘神>南郷寅次郎がいる。その彼と同じ名字の人間が実況席にいるのだから、無理もない話だ。だが、中にはその存在すらよく知らない人間もいるわけで、

 

「ナンゴウ……<サムライ・リョーマ>と並ぶ英雄、というのは知ってるけど」

「<六道の雷神>と並ぶ最高齢の現役伐刀者。KOKリーグでも苛烈を極める『闘神リーグ』を制したことでも有名です。エリスさんは御存じで?」

「<闘神>は話程度に。今実況席に座ってる本人と会ったけど、結構フランクな人でしたね。とても日本人とは思えませんでしたけど」

 

外国からすれば得られる情報というものに限りがあり、ステラとエリスが彼の詳しいことを知らないのも無理はない。そもそも日本の事を知ろうとした教材自体がかなり限定されたものだったので、結果的にそうなるのは自然の流れと言えよう。エリスは実際に綾華と会ってはいるが、第一印象からすれば『弟想いの優しい姉』というものであり、伐刀者という側面を全く感じなかった。後からそのことを翔に尋ねたところ、彼曰く

 

『それが綾華姉の特技みたいなものだからな』

 

とのことだ。SPとは思えない印象を抱かせることで相手に緊張感を与えない、という綾華の職業病的な一面が日常生活にも出ているだけなのだ、と付け加えた上で。

 

そのような話はさておき、いよいよ試合が開始される。今日の試合は第一試合に翔、第二試合に一輝、第三試合に斗真……何と言うか、ステラとエリスが言えた台詞ではないのだが、その三人も今のところ九戦全勝しているがために否応でも目立っている。

 

早速第一試合の選手が姿を見せる。先にリングに上がったのは翔であった。

 

『さぁ、青ゲートより姿を見せたのは、ここまで無傷の九戦全勝! その殆どが十秒以内の決着という圧倒的強さ! 彼に底という概念は存在するのか!? <閃雷の剣帝(アストリアル)>、一年Eランク・葛城翔選手だぁ! えと、南郷さん』

『綾華でいいですよ。そう萎縮されちゃうと実況も出来ないでしょうし』

『あ、はい! 葛城選手は今のところ伐刀絶技をほとんど使わずここまで勝ち上がっていますが、どう見ます?』

『流石私の弟、と言うべきでしょう。正直に言っちゃうと、この学園の生徒でも勝てる人間がいるかどうか疑わしいレベル…と言った所でしょうね』

『え、翔選手は綾華さんの弟さんなんですか!?』

 

三日月と綾華の実況と言うか最早会話の中に出てきた事実に三日月のみならず観客席からも驚きの声が上がる。これには流石の翔も怪訝そうな表情を垣間見せるほどに。すると、向こうから姿を見せたのは先日まで翔を追っかけ、そして数日前まで一緒に鍛錬していた少女であった。

 

『おおっと、赤ゲートからも選手の登場だ! 彼女もここまで無傷の九勝全勝! しかも第七戦では有力候補の一角であった<天雷の士(スターセイヴァー)>相手に勝利した無名の実力者! 二年Cランク・草薙愛海選手だ!!』

 

ふと、翔は愛海の表情が気になった。それはまるで翔を見ているのではなく、翔を通して何かを懐かしむような表情……とまぁ、簡潔に説明するには難しい表情をしていることに、翔は一つ息を吐く。

 

『草薙選手に関しては、九試合のうち八試合が格下の相手というラッキー続きなのですが、実は昨年の序列の情報には一切入っていないんです。そういった意味では対峙している葛城選手も同じかもしれません』

『お互いに隠していた実力を発揮するのか……それが見物ですね』

『しかも、一時期草薙選手は葛城選手に師事していたということから、これは師弟対決とも言えるかもしれません! さぁ、間もなく試合開始です!』

 

「―――天元を衝け『叢雲』」

「―――逆巻け『初月』」

 

翔が顕現するは蒼穹の鋼の太刀。対する草薙の霊装は白銀に輝く薙刀。互いに霊装が展開された……そして、

 

Let’s Go Ahead!(試合開始)

 

闘技場全体に鳴り響く試合開始の合図。

今までは速攻を掛けることが多かった翔であったが、今回はいきなり攻めに走らず様子見であった。その理由は単純。

 

(試合内容はちゃんと聞かなかったけど、恐らく明茜は<瞬雷>まで開放した上で敗北したとみるのがいいだろう)

 

相手の攻撃を逸らす<瞬雷顕衝>ですら防ぎきれない能力。その能力の正体がわからない以上、迂闊な速攻は命取りになりかねない。だが、刃を交えなければ見えてこないこともある。おおよそ10秒ぐらい経った頃合いを見計らい、翔は行動を開始した。その動きは真っ直ぐ草薙の元へと行くのではなく、わざと弧を描く様な形で近づいていく。

 

「やはり、そうきますよね。けれど、『遅い』ですよ」

 

そう言って草薙は薙刀を振りかざし、彼の左手側へと『初月』を薙ぐ。その刹那、

 

―――『初月』の描く軌道がまるで真横からの突きとなって翔に襲い掛かる。

 

「っ!……っと、危ない危ない」

 

だが、翔は持ち前の回避能力と『叢雲』のいなしでその初撃を逸らすことに成功する。だが、逸らされた斬撃の軌跡は一切消滅するような素振りも見せず、急に反転して翔に襲い掛かる。

 

「お兄ちゃん、危ない!」

 

「ふっ!……成程、ね」

 

観客席から叫ぶような明茜の声のお蔭と言うべきか、その攻撃をやり過ごすことに成功する翔。だが、その軌跡はまたもや急反転して襲い掛かる。そして、この一連の攻撃は草薙の伐刀絶技であるとすぐさま理解した。その上で、

 

「はあっ!!」

 

その斬撃の軌跡を切ると、その光は真っ二つになるも、今度はその二つの軌跡が襲い掛かってくる。これで彼女の異能の正体も掴むことが出来た。

 

「君の異能、それは“光”だな?」

「ご明察です、葛城君。君の妹さんも流石にこれは防ぎきれなかった……君は防げるかな?」

 

闘技場の光景は言うなればシューティングゲームでもやっているかのような様相を呈していた。この光景にはステラが一言呟いた。

 

「なにこの……何なのかしら、シズク」

「私に聞かれても解りませんよ。まるでSF映画でも見ている気分なのは否定しませんが」

「そんな中でも未だに無傷だものねぇ、翔は。流石は明茜のお兄さんかしら」

「あはは……」

 

試合時間が経過していく毎に増えていく光の軌跡。そんなリング上においても翔は無傷で回避し続けている。だが、そんな光景を見ているエリスに一つの疑問が思い浮かんだ。

 

「どうして、<迅雷焦破>を発動させていないんでしょうか? あれほどの速力なら振り切って接近することも可能なはずなのに」

「発動しない……近づけない、というわけじゃなさそうね。恐らく翔は手札を温存した上で相手の手札の全てを見切るつもりよ。現にアタシらだって彼女の能力全てを目にしたわけではないわけだし、隠し玉の一つや二つは持っているでしょうから」

「普通なら自殺行為ですし、私でも流石に躊躇います。ですが、それを実行できるだけの実力を持っていますからね、あの人は」

「ま、カケルならそれぐらいは……(え?)」

 

彼女の異能ひいては伐刀絶技自体が未知数。それに加えて彼女の身内は非伐刀者でありながらも一線級の実力者……下手に攻めを急げば返す刃で手痛い一撃を貰うことだってある。その引き際を心得ているからこそなのだと有栖院と珠雫は述べた。そんな中、ステラは光の軌跡のほんの一部が妙な動きをしていることに気付く。明らかに翔に向かっていくのは変わりないのだが、まるで空中にある『何か』に衝突するかのように軌道が変化しているのだ。どう見てもフェイントの掛ける必要のないところで軌道が若干変わっていることに。

 

「アカネ、一つ聞きたいんだけど…貴女が戦った時、あんな軌道を画いてた?」

「え? いえ、全くと言っていいほどに……()()()()()()()()()()()そんなことにはならないかと思います」

「そう……(まったく、イッキの推測は当たっていたって訳ね)」

 

明茜の答えを聞いたステラは短く返しつつ、先程の一輝が言っていたことが事実であるという裏返しに他ならなかった。だが、この先の展開はステラですらも素っ頓狂な状態になるということを彼女はまだ知らない。

 

 

「やっぱ、逃げてもダメなわけか……なら、『奪わせてもらう』か」

 

そう呟いた翔は動かしていた足を止め、『叢雲』を構える。当然、草薙の放った光の軌跡は翔目がけて襲い掛かる。どう足掻こうとも防ぐ術などない……そんな草薙の思惑をかき消すが如く、翔は目にも止まらぬ速度で襲い来る光の軌跡に対して『叢雲』を振るう。その直後の光景に草薙のみならず周囲の観客席や実況席から音が消えた。なぜなら、草薙が放った光の弾はまるで『叢雲』を守るかのように刀身の周囲を回転していた。それも放った攻撃全てを。

 

「な、ど、どういうことなの!?」

「余所見は厳禁だよ。そぉら!!」

「っ!?」

 

動揺する草薙に対して翔は『叢雲』を草薙に向けて振るうと、遠心力で飛ばされるが如く幾重の光の弾が草薙に襲い掛かる。これには流石の草薙も咄嗟に横へ回避することに成功。光の弾は軌道が変わることなくリング外の壁に激突し、衝撃が走る。この一連の流れで草薙のみならず、この試合を見ている実力者にも理解できたことだろう。

 

『な、なな、なあんと!? 葛城選手、草薙選手の攻撃を奪ったぁ!? そして、それをそっくり返したぁ!! 綾華さん、これは一体どういうことなんでしょうか!?』

『おそらく彼の伐刀絶技……だと思います。ただ、推測なので何とも言えないのが本音ですが(翔……もう躊躇うのはやめたんだね)』

 

「これで、彼女は先程のような戦い方が出来なくなった。ホント常識外の戦い方をするわね、翔は」

「多分、アタシとの模擬戦で見せた技ね。全く、『相手の伐刀絶技を奪う剣技』って非常識と言う他ないわよ」

「単に奪うだけでなく、相手の攻めのカードを封じる……私はまだまだお兄ちゃんには敵わないな」

 

 

攻撃の手段を一つ封じられてしまう形となった草薙は気を取り直して『初月』を構える。一方、翔の方は肩の力を抜いて自然体となり、草薙の方を見据えながら、問いかけた。

 

「さて……草薙さん。君は俺を通して一体誰を見ているのかな?」

「!? な、何の事ですか?」

「恍けなくてもいい。感じていた視線は明らかに『誰かを懐かしむ』そのものだった」

 

憧れの人と重ね合わせる……それは別段珍しくもないことだ。だが、草薙のそれは人一倍強いと言うか、まるで崇拝に近い印象すら受けるほどであった。

 

「だが、俺はその人物じゃない。いくらその人物の面影が俺にあるからと言って、その人にはその人の、俺には俺の思いがある……記憶がある……思いを継ぐことは出来ても、代わりになることなんてできないんだから」

 

託された想いを継ぐことは出来ても、その人と全く同じことなんてそう簡単に出来るわけがない。誰しもが解りきっていることだが、それを割り切るというのは非常に難しいことだ。無論草薙とて理解はしているだろう……だからこそ、翔は敢えてその言葉を口にした。それはまるで自分自身に対しても言い聞かせるかのように。翔の突き付けた現実に対して、草薙は今まで秘めていた感情を…言葉を口にした。

 

 

「……私の全ては母さんと彼から教わったもの……でも、彼はいなくなってしまった! ずっと秘めていた想いも、伝えられずに終わってしまった!!」

 

自分を自分たらしめてきた存在。そして、共に技を磨き高めていく過程で少女は少年に恋をした。でも、この想いはいつか彼に勝った時に言おう……そんな少女の願いに対して、残酷にも現実はその希望を破壊した。

 

少女は泣いた。自分と言う存在を……臆病なまでの自身を許せなかった。そして非伐刀者の母は更なる力を求めて世界へ飛び立った。残されたのは、母親や彼との鍛錬の中で得たもの。そして、性質が似通っているからと言う理由で教わった技。

 

「だったら……私は証明する!! 彼が教えてくれた、この技を以て君を倒します!! <閃光の道標(シャイニング・ロード)>!!」

 

草薙の周囲を覆う眩いほどの光。可視化できるほどの超高密度の魔力。

そして彼女が『初月』を構えて地を蹴りだしたその瞬間、まるでその場から姿を消したかのごとく消えた。

 

「……っ!!」

 

そして向けられる殺気に気づき、翔は『叢雲』を構え、何とか防御には成功する。ただ、その威力は逸らしただけでもかなり強力な伐刀絶技であり、腕にしびれが残るほどであった。これは相手の疲労を待つべきかと考えた翔であったが、ふとリングのあちらこちらに水滴のようなものが残っていることに気付く。

 

いや、それは水滴などではなかった。見るからに紅く、それはしかも時間を経ていく毎に増えていっている……その光景を見た翔は彼女の使っている伐刀絶技<閃光の道標>が()()()()()()()を本能的に察してしまった。そして、その元となった技を…翔はよく知っている。

 

(<迅雷焦破>をベースにアレンジした技……だが、彼女はそこに至るまでのプロセス全部をすっ飛ばしている。このままいけば……)

 

死は免れない。最悪の結果としてはそれしかない……元々<迅雷焦破>を安定させるためにはあらゆる魔力制御をこなすだけでなく、体の各所に応じて力の分散制御を同時に行わないといけない。でないと、それを使用する術者自身に莫大な負荷がかかり、よくて全身複雑骨折のレベルなのだ。

 

『草薙選手、リング上から姿を消したかのように全く見えません! しかし、葛城選手は防戦一方ですがいまだ無傷! 果たして先に有効打を与えられるのはどちらなのでしょうか!?』

 

力を集約させた上で随時最適化の制御をこなす故の奥義。だが、彼女はその最適化を省みずにアレンジを重ね、その産物である<閃光の道標>を発動させた。このままだと魔力切れよりも先に彼女の命が危機的状況に陥る方が早い。若干暴論かもしれないが、翔は自らの身内が遺して逝ったであろうこの状況に溜息を吐きつつ、『叢雲』を眼前に構える。

 

「全く、アイツも面倒な置き土産を残してくれたもんだ……草薙愛海。俺の“規格外(さいきょう)”を以て、君の“未完成(さいきょう)”を打ち破る! <迅雷焦破>参の式“三線”開放!!」

 

そして翔は力強くその奥義の名を口にした。その瞬間、彼と『叢雲』を高密度の雷が覆う。そして、彼は『叢雲』をまるで抜刀術をするかのごとく構え……静かに瞳を閉じる。突如動きを止めた翔に驚きを隠せない草薙であったが、これを好機と捉え……彼女は次の一撃を止めとするためにさらに加速していく。

 

『っ!?……お願い、あと一撃だけ……!!』

 

彼女が狙うのはただ一点。人間の死角を突く……その更にごく狭い一点を狙い撃つ。彼女の手足は筋肉の断裂によるであろう内出血があちらこちらに見られるが、その姿を観客席にいる人間はおろか対戦相手である彼も捉えることはできないであろう。

 

まともに振るえるのは一撃だけ……その一撃で勝利を勝ち取る。その思いだけを込めて、彼女は穿つ。『初月』の切っ先が彼の後頭部目がけて飛び掛かるが如く………最早回避は不可能。

 

『勝った………えっ!?』

 

そう彼女が思った刹那、彼女の視界から彼の姿が消えた。切っ先が到達する目前で回避するなど不可能のはずだ……だが、彼女の記憶は次の言葉を聞いた瞬間、闇へと落ちていくこととなる。

 

―――秘剣之弐『雪風』

 

次の瞬間、リング上に無数の()()()()()()()()()。突如巻き上がる煙に観客席の客は一体何が起きたのかを見つめている……そして、その煙が晴れると……立っていたのは蒼穹の太刀を持つ少年であり、リング上に倒れていたのは少女の姿であった。

 

『草薙愛海、戦闘不能。勝者、葛城翔』

『な、なな、一体何が起きたというのでしょうか!? しかし、これは紛れもない事実です! <閃雷の剣帝>の名はやはり伊達ではなかった! 葛城翔選手はこれで十戦全勝一番乗りです!!』

『ほんと、白熱した試合ですね』

 

試合終了のコールを聞いた翔は霊装を解除し、倒れている草薙の元へ近づく。流石にあの状況で<実像形態>を用いれば命が危ぶまれる状況だっただけに<幻想形態>で止めを刺す形となった。この選抜戦でそれは甘えなのかもしれないが……翔は彼女の手を取り、瞼を閉じて集中する。そして一瞬だけ力を発現させると……手足のあちこちに出来ていた内出血の痕がすっかり消えていた。医療班が来たので翔は草薙を任せると、そのまま闘技場のリングを後にした。

 




第十巻を購入して読みましたが、なんとまぁ面白いことになってきましたw
ぶっちゃけ、主人公の強さ自体かなり試行錯誤している状況ですが。

でもまぁ、今の主人公が上の領域の人間を相手にするために足りない物はあったりします。その辺りは追々描写していく予定です。

……ちょっとこの先というか、七星剣武祭編直前まで駆け足気味になるかもしれませんがご了承ください。

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