学戦都市アスタリスク-Call your name-   作:フォールティア

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code3でのメイン登場人物についての解説となります。


code3 人物設定

八十崎晶

 

主人公。

原作三巻である本章にてイレーネ・ウルサイスと一対一の対戦を行う。

試合の最中、《覇潰の血鎌》の暴走によって自失状態となったイレーネを救出するべく《闇鴉》の能力を解放し、見事成功するも肉体に多大な負荷がかかったことで暫くの間、刀を用いた全力戦闘を医者に禁止される事となった。

イレーネを助ける際、自らの恋心を自覚したが、前世含めて碌に恋愛もしてこなかったせいか絶賛戸惑い中。

 

《雪鴉》

純星煌式武装《闇鴉》の真の姿。

公の舞台に現れたのは今回が初めての、純白の刀。

刀身は青空を思わせる澄んだ蒼をしており淡いオーラを常に纏い、柄は黒、鞘は白に白銀の紋様が浮かんでいる。

元となったのはPSO2における武器迷彩、ユキガラスだが、刀身の色だけが異なっている。

 

本武装の能力は《事象切断》。物理、非物理関係なく、担い手が『斬る』と認識したモノをほぼ際限無く問答無用で原子レベルまで切り刻む、ある意味で《アンチ星脈世代》ともいえる能力。

これにより劇中での《覇潰の血鎌》が放った重力球の悉くを消滅させ、最終的には《覇潰の血鎌》本体を破壊することに成功している。

刀身の纏うオーラ自体に切断の能力が常時付与されており、実質的な刃の数は十数を超え、攻撃範囲も広い。

 

代償として担い手の肉体への過剰なまでの負荷が掛かる。

特に神経系はダメージが高く、多用すれば最悪の場合二度と動けなくなる危険性もある。

 

 

《八十崎流抜刀術・乱刀の型 刀舞》

 

PSO2においてのカタナコンバットというスキルを現世に適応した物。

自身の周囲に仮想の輪を置き、その範囲内に入った対象へと超高速で接近、斬撃を与える。その斬撃は速く、鋭い。

綾斗の『識』をより攻撃的にしたと思えば分かりやすい。

名称の通り一対多で使う時にこそ真価を発揮しやすいが、効果発動時間二十秒と短い為、自ずと敵陣に突っ込まなければならない危険性もある。

 

 

《八十崎流抜刀術・虚刀の型 刹華》

 

PSO2におけるカタナコンバットフィニッシュ。

《刀舞》発動後、能動的に放つことが出来る必殺の一閃。

虚刀の名の通り、斬撃が視認不可能かつ周囲360度という広範囲に展開するため、回避するのは困難を極める。

原作での攻撃力はカタナコンバット発動中に与えたダメージによって上昇するものだったが、本作では威力上昇は無い代わりに相手の防御を無視するという技になっている。

ーーと言うのも、この技はただの斬撃を飛ばす訳ではなく、『極限まで高めた空気振動によって相手を斬る』故である。

端的に言えば拳法で言われる『裏打ち』を範囲内に撒き散らしている状態となる。

作中では《雪鴉》の能力も相まって重力球の包囲網を消滅させるに至った。

 

 

 

 

 

 

刀藤綺凛

 

晶のパートナーだが、ウルサイス姉妹戦では《覇潰の血鎌》との相性もあって戦闘には参加していない。

試合後の晶の変化に気付いてはいるものの、それがどういう物なのかまではわかっていない。

《雪鴉》を発動した晶の背を見て憧れに似た感情を持ち始めている。

負傷してしまった晶に代わり、今後の試合ではより一層戦うことを決意する。

 

 

イレーネ・ウルサイス

レヴォルフ黒学院所属、《冒頭の十二人》の内の一人。

純星煌式武装《覇潰の血鎌》を持って晶との一対一の勝負を繰り広げるも、能力使用の代償か《覇潰の血鎌》に意識を乗っ取られ暴走、晶によって救出される。

 

救出された後、自身の恋心を自覚して戸惑うも、病室にて晶と再開した時にそれを受け入れ、明確に認識した。

 

 

《覇潰の血鎌》

グラヴィシーズ。レヴォルフ黒学院が所有する純星煌式武装の一つ。

能力は《重力操作》。対象にかかる重力を増加させて動きを止めることもできれば、逆に重力を軽くして相手の動きを狂わせる等、かなり応用の効く能力。

代償は血液。自他を問わないが、能力発動の度合いによって要求される量が変わる。

暴走してイレーネの身体を乗っ取るも、《雪鴉》の能力によってコアごと真っ二つに切断された。

 

《シュヴァルツシルト》

本作オリジナルの技。対晶用にイレーネが考案した荒業。

設置位置指定から、任意のタイミングで発動可能。

指定した場所に擬似的なブラックホールを発生させる重力球を出し、周囲の物を吸収し圧潰させる大技。

ブラックホールと言ってもあくまでその模倣ではあるが、起点である重力球付近では人間の骨を容易くへし折る程の重力になっている。

 

強力な技ではあるが消費する星辰力もバカにならず、発動時間もあまり長くない為、使用できるのは一戦闘に一回が限度。

 

 

 

プリシラ・ウルサイス

 

イレーネ・ウルサイスの妹。再生能力者(リジェネレイティブ)というかなり珍しい部類の《魔女》。

能力によって《覇潰の血鎌》の代償をほぼ帳消しにできる。

しかし、一度に大量の血液(星辰力)を抜かれてしまうと星辰力切れを起こしてしまう。

その為、試合中に暴走したイレーネによって血を大量に吸われて気を失ってしまう。

 

試合終了後の晶とイレーネの会話を見て、二人の心境の変化を感じとり、内心嬉しく思っていると同時にこれからの事に頭を悩ませる。

 

 

《再生能力者》

リジェネレイティブ。自己再生の治癒系能力者を指す。

通常の治癒能力者の場合は対外的、つまり外傷や他人の怪我、疲労等に向けて能力が発動するものだが、再生能力者の場合それが自身にのみ発動する。

 

プリシラの場合、『失った血液』ですら即座に『補填』されるという最上級の能力レベルを持っている。

このワンマンアビリティが原因で幼少期に親にアルルカント・アカデミーの研究所に送られかけたところをイレーネと共に脱走、その最中にレヴォルフ黒学院生徒会長のディルクによって身柄を保護され、今に至る。

 

 

 

【仮面】

ペルソナ。アスタリスクに出没する、別名『死神』。

度々、人身売買などの裏取引の現場に現れては手に持った特殊煌式武装《コートエッジD》を振るい、蹂躙していく謎の存在。

ただし、ある質問に答えた者は例外なのか気絶程度ですまされることが希にある。

その質問は決まって『天霧遥』についての事であり、どうやら綾斗と同じく彼女の動向を気にしているらしい。

 





次回からは原作四巻……鳳凰星武祭も佳境となります。

果たしてどんな展開になるのか!作者もわからない!(オイ

お楽しみに!

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