もっと表現の仕方が思いつけばよかったんですけが思い浮かびませんでした。
元々の部分も、ついでに残してあるけど、いつか上げてみたい。
その時に暇な方は読んでみて頂ければ幸いです。
ついでにアドバイス欲しい・・・・
あれ、ナザリック地下大墳墓に来たんだよね?
ゲートの抜けた先は、ロイヤルスイートルームともいうべき豪華な部屋だった。
ナザリック地下大墳墓って、周りが沼地で、結構怖い雰囲気の墓地っぽい場所だったと思うんだけど。
wikiで見ただけだが、かつて1500人という尋常じゃない規模の人数で襲われたという事件があったらしい。
By動画よりの有名な事件より
その時の動画で見た情報で少しは知っていたのだが、これをダンジョンというのか?
「あの~、アインズさん?本当にここがナザリック地下大墳墓なんですか?」
「?ええ、そうですよ。ここは9階層の私の私室です」
え・・・9階層?
「えっと、記憶違いでしたら申し訳ない。この拠点って8階層だったと思うんですけど」
「あ、そうでしたね。元々は8階層だったのですが条件をクリア(課金ともいう)すれば、階層は広げられるんですよ」
「へ~、拠点を所持したことが無いというか、ギルドに入ってなかったので知りませんでしたが。そんなことが可能だったんですね」
「では、こちらへ。話をするなら円卓の間がいいと思います。飲み物をあとで運ばせますので、一緒に行きましょう。
アルベド、メイドの誰かに円卓の間までお茶を頼む。私の分は不要だ。」
「は、畏まりました。ですが・・・・いえ、アインズ様のご決定に異論があるわけではありませんが、なぜ人間ごときを御招待なさった
のですか」
グレンに聞こえるようにアインズに問いかける。
う~む・・・・何かした覚えがないんですけど・・・・どうやら嫌われたらしい・・・・・・・まぁNPCだし人間種を嫌う設定にでも
なっているのかな?確か異業種専用ギルドだったよな?
「アルベド。私が決めたことに異論を挟むことは許さん。」
「はっ、申し訳ありませんでした。メイドに連絡して、すぐに御茶を運ばせます。」
そういって、アルベドさんが退室した。
「いやぁ、失礼しました。まだ全てを把握していないのですが、どうやら人間種を嫌う設定があるようですね」
「そうみたいですね。なんでしたら、先ほどの村・・・カルネ村でしたね。そちらへ戻りますが・・・・・ちょっと怖いし」
いくら同郷の人とはいえ、本拠地に踏み込んだのは失敗したかな・・・気分はぼったくりバーっぽい場所に来た気分だ。
「いえ、そんな。こちらこそNPCが失礼を。ですが、私としては、こちらに来てからの情報交換をしたいと思いますので、よろしければ
いかがですか?」
そう言われては、一緒に行くしかないよなぁ・・・・少なくとも、アインズさんは敵対する気配は無いんだから。
「こちらこそ怯えてしまって申し訳ないです。なんでかあのアルベドさん?ってかたが怖くて・・・・」
「?そうですか、まぁ危害を加えることは無いと思いますので、どうぞこちらへ」
いまだかつて、だれも踏み込んだことのない9階層を歩く。そのすごさに、驚きを隠せないでいる。
そのせいか、見とれてしまい何度も足を止めてしまって、円卓の間にたどり着くのに時間が掛かってしまった。
アインズさんに悪かったかなと思うけど、何故かアインズさんは機嫌がよさそうだった。
?????なんでだろう????
円卓の間に着くと、その大きさにびっくりしてしまった。
41席を囲む丸いテーブル?。なんというか、映画でありそうな騎士たちが並んで会議をするのに相応しい場なのだが、2人で会話するには
広すぎないだろうか?
と思ったが、先ほどのアルベドと、メイド?がいるから、アインズさんはここで話をする気なのだろうと思う。
「アインズさん、あのメイドさんは?」
「あれもNPCで、一般メイドと分類されるNPCです」
とりあえず、入れてくれた御茶を飲んで落ち着こう・・・・・・・・・・念のためアインズさんに断ってから
毒の感知:ディテクトポイズン
「アインズさん・・・・・・・すっごい毒が入っているんですが・・・・・・・・」
「アルベドォォォォォlッォ」
アルベドをすっごい勢いで怒りつつ、謝れながら、別のメイドに入れなおさせたお茶も念のために確認してから口にする。
ああ、この子のお茶は美味しいなぁと。
気を取り直し「他にもメイドがたくさんいるとか?」
大変申し訳ないとジェスチャーしつつ(表情無いけど、それが伝わってくるよ)
「ええ、戦闘メイドのとか、今のいる一般メイドなど、結構たくさんいます。あ、執事もいますよ」
「なんてすごいっ。まさにあの漫画が現実化したようなすばらしい場所なんだっ、まさにホワイトブリムさん原作のあの漫画の世界だ」
「ホワイトブリムさんをご存知なんですか!?」
「そんなの当り前です、あのメイド服がおれの正義と言い切っている漫画家を知らないメイド好きはいませんよ」
「ああ、漫画家としての彼をご存知なんですね、嬉しい限りです。実はホワイトブリムさんは、ユグドラシルのプレイヤーで、
そのままの名前で月刊誌に掲載しているんですよ。」
アインズ・ウール・ゴウンのギルメンです。
そういわれてショックを受けた。あのコミックも初版で集めている程度のファンだが、リアルを優先して引退したプレイヤーだと知って。
なんとなく複雑な心境だった・・・・・・・・漫画描きながらDMMOは無理だろうな・・・・・・・・・
その落ち込みをごまかすために
「アインズさん・・・・向こうに戻るか、いや戻れるかは別として、リアル情報をばらすのはだめなのでは?」
ハッ
「忘れてください・・・・・・・・・・・・・」
今の会話で理解した。モモンガさんは、ユグドラシルで過ごした時間が本当に大切だったんだなぁ
ギルメンがリアルで頑張っている人がいて、でも、いなくなって・・・・・・・でもその名前を聞けばつい漏らしてしまって・・・・・
「アインズさんは、本当にユグドラシルが好きだったんですね」
「ええ・・・・大切な世界でした・・・・・」
その言葉を聞いたとき、何といえばいいんだろうか。この人も、ユグドラシルがなくなると知って絶望という言葉がある心の喪失に出会った
野ではないだろうかと感じた。
この人なら、このアイテムを預けても大丈夫かもしれない。少なくとも、シーフ系スキルで盗まれる可能性を考慮すれば大丈夫じゃないかと
思ったんだ。
「アインズさん。拠点を持ちつつユグドラシルを愛していた方として改めてお願いがあります。」
アイテムボックスから、厳重に鍵を刺されたアイテムボックスを取り出す。
「ん?これはPKされたときにドロップしないようにするか、シーフ系スキルを妨害する効果の課金アイテムですね」
「ええ、実は中二病がでてしまいまして、言いづらいのですが、自分が格好いいと思ったセリフ集とポーズ本が入ってます」
「ああ・・・・それは確かに人に見せたくはないですね・・」(モモンガさんも似たような物を持っているので言えない)
「頭の中には入っているのですが、捨てたくもなく、だけど取られたくは無いので、できたら預かって欲しいのですが」
それは、嘘も含んでいるが許してもらえるだろう。本当に黒歴史本も入ってはいるが、もう一つ絶対に使われたくない物が入っている。
なぜならそれは、ユグドラシル最悪のものなのだから。
その名も
聖者殺しの槍(ロンギヌス)
lv差を無視するどころの話ではない。1LV対100LVでも、相討ち、にできるというか”消滅”させるワールドアイテム
「私に預けるのですか?これは他者には見られたくない、ある意味最恐のアイテムですよ?」
気づいて・・・はいないよな。確かにリアルで知られれば、とんでもない最恐のアイテムだ。
誰にとっても黒歴史は絶対に人に見られたくないんだ。
だけど、その中二病を盾にしてでもワールドアイテムの事は隠さなければならない。
このワールドアイテムに対しては蘇生アイテムも蘇生魔法も無意味だ。
「そうですね・・・・・もし他にプレイヤーがいたとして、
俺が持っていても、シーフ系に特化しているプレイヤーでは盗み取ることが可能だということ。
出来れば、誰も手が出せないところに隠したいって思っていたんですよ。
難攻不落といわれる、ナザリック地下大墳墓なら侵入できる存在はいないでしょ?
アインズさんが、このアイテムを持ち出さないという条件で、ですけどね。
このアイテムは危険過ぎます。俺個人に対してですけどね・・・・」
それが、理由だとアインズさんにこのアイテムを渡した・・・・・・・大丈夫だろうか?
ただし、追加で課金アイテムを使用し厳重に封印して鍵は俺があずかる。
「確かにこのアイテムをお預かりします。これは宝物殿に入れておきましょう」
大丈夫、この人なら絶対に開けないと思う。同じ嫉妬マスクを持っているんだ。きっと同じような黒歴史本をもっているはずだ。
もっていてくれ・・・・・・
その後、お互いが今後どうするかということを話していた。
「それじゃアインズさん、今後の予定は、王国で冒険者をするんですか?」
「ええ、情報収集を兼ねて、エ・ランテルへ行こうと思います。」
「それなら、俺はスレイン法国へ行こうかな?」
「ガセフさんと、王国へ行くって言ってませんでした?」
「さっきの戦闘中、魔法による監視をされていたんですよ。何にせよ、一度窺って、対応を見ておいた方がいいかなぁと。
六色聖典?が重要部隊なら、あれを壊滅させた相手に敵対する気が起きるとは思えないんですよ。」
「それなら止めませんけど、せめてガゼフさんとの約束は守るべきでは?」
「―――せめて報酬を受け取ってから行くとします。約束というか、契約を破るのは営業マンとして最悪な気がしますので・・・」
リアルで、俺がやられて嫌だったことを思い出す。
なんだよ、あの社長やら、役職者やら・・・電話で約束していたにもかかわらず、勝手にどこか行きやがって。
なんか都合があるのかもしれないけど、約束したじゃないか・・・会うことすら拒否されるって超落ち込むぞ・・・・・
アインズさんも納得できる部分があったのかもしれない―――――
そうしてカルネ村へ戻ることにしたのであった。
なんでワールドアイテムを持っているかは、最終話での捏造設定のため。
でも、モモンガ様に預けるには説得力弱いなぁ。
もっと親密になってからの方がよかったかと思うけど、ここしか絡むタイミングないんだよね