没案
ハムスケ:異種交配とかで子が作れるでござるよ。手伝うのでござる。
シロモフ:わかったっす
アインズ&グレン:やめなさい
をやりたかったのに失敗しました。モモンガ様なら実験だしやってみるかと言いそうですが。
アインズ・ウール・ゴウン宗教国は、今のところ順調に拡大している。デミウルゴスに任せておけば問題ないだろう。
だが、任せ過ぎて結構暇なのだ。神という立場のため滅多に表に出る必要がなかったからだ。
ふと、グレンが死んだ後に残ったアイテムの検分でもしようかと思い、回収を命じておいた物を自室に運び込ませる。
「ふん、あれだけの騒ぎを起こした割りには腕輪くらいしか見張るべきものは無いな」
装備品を一つ一つ見ていく。
鞭
帽子
服
指輪
首飾り
「予備の武器とか用意しなかったのか?」
消耗品や、使い切りアイテムはあるが、それほど価値の高いものはなかった。
「つまらん」
ポーションの陰に一つのカギを見つける。
なんの鍵だろうか?
ああ、そういえばカルネ村のあとで預かった箱があったな。恐らくそれのカギだ。
開けることは無い、と宝物殿に放り込んであったのを思い出す。
黒歴史本とか言ってたし、読んで暇つぶしにでもなればいいのだが・・・
カチャリと小気味いい音が響き箱が開く。
おや?これはロンギヌスじゃないか。警戒すべきと思っていたワールドアイテムが呆気ない形で手に入る。
ちょっと気を良くして、その本の1ページ目から目を通していった。
「ふ~ん、あの人間だけが書いたものじゃないんだな」
ユグドラシル時代に中二病を持った人間は結構な数がいた。
そのなかで僕が考えた格好いいセリフや、ポーズをみんなでまとめようぜっ
そんな企画を考えた人がいた。書きたいことを書き、その後、露店で売る。
意外にも、それは続いていった。細々とだが、ユグドラシル最終日に近づくまでずっと・・・・
「はは、自分で考えた物を見せるのは恥ずかしいが、人の考えたものだと、それなりに面白いじゃないか」
読んでいてくだらないと思うが、つい吹いてしまう。
ここからが、あのグレンの分のようだ。あまり書いてないが、ある一文が目に入った。
「ふん。よほどお疲れの様子――ああ、いいぞ。生きて帰るがいいさ。だが――今度また村を襲うというのなら・・・
飼い主に伝えろ。この辺りで騒ぎを起こすな。騒ぐようなら、今度は貴様らの国まで死を告げに行ってやる」
えっと・・・確か俺のセリフだよな。確かカルネ村で、こんなセリフを言った気がするが。
あいつ書き込んでいたのか。しかも挿絵付で。
ん?書く暇なんてあったか?
文字だけならなんとか書けたかもしれないが、絵は無理だろう。
それに、この後にも、色々と書き込まれているようだ。
おかしいな。カルネ村の後で預かったんだから、これより後に書かれている訳がないはずだが?
ページをめくった・・・・・最初にある絵は、パンドラズ・アクターだった。
「え」
これに書いてあるはずがない。
何となく、道具鑑定の魔法をかけてみたら、言葉を失った。
アイテム名:中二病の本
所有者が思いついた格好良いセリフとポーズが自動的に書き込まれる。
破壊不能なアイテム。
ユグドラシルでは再現不可能なはずの効果が付与されている。
アインズが、グレンがこの世界に転移した際に、なぜか効果が変わったのだろう。
多くの中二病患者の呪いとでもいうのだろうか。
ページを捲るが、昔モモンガが考えた設定やポーズが次から次へと書き足されていく。
思わず投げてしまうが、それでも恥ずかしさが最高潮に達するたび沈静作用が何度も起こってしまった。
「あんな箱あけるんじゃなかった・・・・・・」
その後、微妙にセリフと動きが固いオーバーロードの姿があったとかなかったとか。
ネームレスブックと、パンドラのアクションを見てて、何かできないかなと、このアイテムを思いつき、書いてみたくここまで書いてみました。
描写力の無さや、設定の理解不足のため、大変不快な思いをされた方もいらっしゃると思います。
伏線をばらまきすぎて、回収できてないし。最後を綺麗にまとめることができませんでしたが、許していただければと思います
もっと短編のもので練習してからストーリー物を書ければと思います
たとえば、41人のメイドがモモンガ当番日に頑張る話とか?
これなら戦闘シーンは不要だし・・・・いや、やっぱり書くのは難しいですね。