黒の剣の面々は死亡したと書いてないので死んでません。
というか殺す気は無いってとこだけは変わりません
ナザリック地下大墳墓・玉座の間にて
「これがシャルティアが離反したという理由か」
「はい、定時連絡がありませんでしたのでマスターソースを確認したところ、シャルティアの名前部分が・・・・」
「マスターソース・オープン」
シャルティアの名前が赤くなっている。
ユグドラシル時代であれば、裏切り行為などを働き一時的に離反状況を示す状態だ。
「アインズ様、このような状況に陥っている以上、シャルティアを探し出し一刻も早く対処すべきかと。姉に捜索を命じ、討伐対を
編成すべきかと」
「まずは離反した要因を調べることが先だ。だが、居場所は把握しておくべきか。お前の姉の場所へ行くとしよう」
以下略。原作準拠のホラーが起こってから
水晶画面にシャルティアの姿が映る。
「アインズ様。シャルティアですがスレイン法国にいるようです。」
「スレイン法国だと?向かわせた場所からすれば、かなり離れているが、間違いないのだな?」
水晶画面が引き上げられ周辺の様子が分かるようになる。
確かに、スレイン法国のようだ。
「どういうことだ?シャルティアの様子からすると、隔離されているようだが?」
映し出された場所からすると、地下牢に閉じ込められるだけではなく、鎖によって四肢から胴体まで拘束されている。
捕獲されたのか?
馬鹿な、シャルティアは単騎ではナザリック最高lvのNPCだ。
彼女を捕えられる存在など・・・集めた情報の中にはいない。
スレイン法国にはプレイヤーが今でも存在しているのか?
そういえば、グレンもスレイン法国へ向かうと言っていた。
「グレンさん、ご無沙汰しています」
「あれ、アインズさんの声?これは?」
「伝言:メッセージの魔法ですよ。習得していないんですか?」
「あ、この魔法って、こうやって使うんだ。ユグドラシルの頃、使ったことが無かったもんで。」
だって・・・・基本ぼっちプレイヤーだし。
「そうでしたか。いきなりで、すみませんが、ちょっと問題が起こりまして。何か少しでも知っていることがあればと思ったのですが」
「?どうしたんです?」
「実は、うちのNPCがスレイン法国に捕えられてしまったようでして、何か知らないかと。こちらには他にプレイヤーの方とは出会って
いませんから、何でもいいから知らないかと思いまして」
はて?NPCねぇ。
あ・・・・そういえば、あのヴァンパイアは強そうだった。特に、この世界の常識ではありえない強さだと思う。
いきなり襲ってきたけど、もしかしたら・・・・・
「あの・・・・・もしかしてlv100相当だったりします?」
「ええ、始祖:トゥルーバンパイアで、lv100です」
「ヤツメウナギみたいな?ぼろぼろな服を着ていて、頭上に血の塊を浮かべていたりして?」
「何か知っているんですかっ!?」
「・・・・・・・・いえっ知りませんっ。そんな移動中に急に襲われたりしてませんっ。決して捕まえることを手助けなんてしていませんっ」
「・・・・・・・・・・知っているんですね。教えてください」
「ごめんなさい。実は・・・・・・」
俺が流れ星の腕輪を所持していることも含めて、始祖:トゥルーバンパイアを捕獲したことを説明する。
なんということだ・・・・・・先ほどエ・ランテルで暴れた経緯が無ければ、怒鳴り散らしていたかもしれない。
あの時に、消そうとしても消せなかった怒りを体験していなければ、どれほどのこと当り散らしたことか分からない。
「そうでしたか・・・・・それで、スレイン法国へは戻らないのですか?」
「エ・ランテルの魔術師組合長への用件を済ませたら戻ると伝えてあります」
「でしたら、彼女を取り戻すために協力してください」
この人間種が・・・・大切なNPCに危害を加えたとは、ただではすまさん――――――