職員日記 作:りんご飴
申し訳ない。
でもまぁ。
忙しいのです。
主にゲームで。
ダクソが面白すぎるのがいけない。
SLが60くらいが良いとか言ってる人とは相容れない120勢。
装備揃って、ステも完成するからやっぱり面白い。低レベルは直剣とかぶんぶんしてるだけだと思う。高レベルは互角でダラダラ長い戦いになるとか言うが、プレイヤーの技術の問題だと思う。
狼騎士の防具に武器と盾を装備してるアルトリウスファンです。
実用性よりロマンだろう?
最近はアノロンで侵入したりしてる。
全然マッチングするからね!皆さんも120まで行きましょう。増えると楽しいからね。
Δ月γ日
天気:曇ってる気がしなくもない。
女神救出作戦の結論から言おう。
おそらく成功した。俺自身がジャッジ・ザ・ハードが撃破される様を見ていたから間違いない。おそらくというのは無事に脱出出来たのかは分からないからだ。未だギョウカイ墓場にいる俺には知り得ることはない。
何故、ギョウカイ墓場にいるのか。
別に「ここは俺に任せろ!……安心しろよ、後から追いつく(キリ」みたいな事をしたわけではない。単に俺が裏切り者になってしまった。俺が裏切り者になってしまった。大事なことなので(ry。
なんか知らんけどジャッジ・ザ・ハードが一言足らないから裏切り者になってしまった。とどのつまり俺はジャッジと取引して女神を売った事になってしまった。MPK的な行いがいけなかった……。
途中から高みの見物してたんだけど女神様達の戦いの余波で巻き上がった粉塵が口の中入ってじゃりじゃりした。
いやぁー、女神様達が無事に勝って良かったよ。ホッとした。
ただ問題があるとすれば下りて合流しようと思ったら急に足場崩れて地面にキスする事になったし。ちなみにそのあと30分ほど気を失ってた。
そのおかげで誤解を解くこと出来なかったんだ(血涙。
▲▽▲▽▲▽▲▽
「アレン様が私たちを売ったというの?」
アイエフが動揺を隠せずに漏らした。
「アレン・エドワードに言われたァ!お前らを殺してやるゥゥウ!!」
初めはジャッジが現れた事により囮になっていたアレンはどうしたのだと思い、最悪の結果を想像したがどうやら違うらしい。
ジャッジは言った。アレンに言われて自分は此処に来たのだと。女神を殺すのだと。
誰が言ったかは分からない。アレンは裏切ったとこぼした。
元から怪しいところは多かった。あまりに普通すぎる経歴。それに見合わない卓越した能力。口数は少なく、秘密主義的な言動が多かった。
犯罪組織は巨大な組織だ。
あの経歴は全てが虚偽で犯罪組織からの刺客だったのかもしれない。犯罪組織のデメリットになるような行動も多く行っていたがそれらも全てプラネテューヌの人々を欺く為だったとしたら。
マジェコンの製造工場への潜入。それにルウィーで犯罪組織に拉致されたこと。どちらも生命に別状があるような事もなく解放されている。よくよく考えてみれば可笑しいのだ。
圧倒的な能力で自分達の組織を牽制し、解体を狙う国家元首の代理をわざわざ生かしておく理由はなんだ。普通ならば殺す。もしくは監禁し、自由を奪う。だがそうはならずに彼は何事もないように戻ってきた。犯罪組織とのコンタクトを取る為のカモフラージュだったと考えれば辻褄が合う。合ってしまう。
しかし、何時までも思考に耽る事は出来ない。
ジャッジは今も此方を屠るべく巨大な戦斧を振るっているのだから。
………………………。
ジャッジは新たな力を手に入れたネプギアによって滅ぼされた。
皆が安堵の表情で息を吐くが、再び強張る。ネプテューヌが解放され、女神が戻ったとしても執政官が犯罪組織の手先だったなどタダではすまない。
アレンを知らない女神達は不可解そうに首を傾げているが、知る者達は信じられないと驚愕の表情を浮かべていた。
「ア、アレンさん……」
するとネプギアが呆然と呟いた。
全員の視線がネプギアの見つめる先に向かう。
崖のようになった場所、その際で件のアレンはネプギア達を見下ろしていた。
何時もの無表情で此方を見る彼は、何時もよりも遥かに冷徹に思えた。冷めきった瞳を覗き込めば息を飲むほどの恐怖を覚える。
彼はネプギア達を一瞥する。
そして誰1人欠けていない事を知ると
その姿はまるでジャッジが誰1人も始末出来なかった事を理解し、ジャッジの無能さに腹を立てているように見えるのだ。
落胆の溜息だろうか、彼はやれやれと言った様子でそのまま姿を消してしまった。
やれやれ、一時はどうなることかと思ったけど女神様達無事で良かったぜの安堵の息が溜息に見えたのさ!