今回のお話を書いてる間、頭の中で彩笑が笑顔でずっと「ゆまちがゆまちでゆまゆまち!」って言い続けてました。多分、この言葉には意味とかは無いと思います。
(ふーむ。ちょっと落ちつかないな)
ランク戦ラウンド2夜の部の試合を控えた遊真は、ソロランク戦のブースに来ていた。遅刻しないようにという三雲の配慮の元余裕を持って本部に到着したが思った以上に早く着いてしまったため、遊真は『時間になったら呼んで』と三雲に言い残し、迷いながらも1人でソロランク戦のブースにたどり着いた。しかし、着いたのはいいものの丁度良い対戦相手もおらず、遊真は1人で大画面のモニターが見えるベンチに座り、両足をプラプラとさせていた。
そうして1人寂しくしていた遊真の背後から、
「あれ?もしかしてもしかしなくてもゆまち?」
聞き覚えがある声で話しかけられた。
遊真が振り返ると、そこには特徴的な猫目を細めてニコニコと笑う彩笑がいた。
「お、ちき先輩だ。こんにちわ」
「あははー、こんにちわ、ゆまち。今、1人?」
「うん。多分あとちょっとしたら、オサムが呼びに来る」
「これからランク戦だもんね〜」
話しながら彩笑は軽やかな動きで遊真の隣に座った。そして辺りをキョロキョロと見回したあと、遊真に近づき耳打ちをした。
「ところでゆまち。うちの咲耶と真香ちゃん見なかった?」
「んっと、つきもり先輩となごみ先輩?見てないよ?」
「そっか。んー、どこ行ったのかなぁ……」
首を傾げながら彩笑は遊真から離れ、考え込むそぶりを見せた。
「つきもり先輩となごみ先輩を探してるの?」
「まあね。会うのはちょっと気まずいけど、会わなきゃいけないんだ」
「……?」
今ひとつ事情を飲み込めない遊真はちょこんと首を傾げた。そして顔を合わせてからずっとニコニコしている彩笑に向けて、遊真は気になっていた疑問を投げかけた。
「ところでちき先輩。さっきから言ってる『ゆまち』っておれのこと?」
「うん?そうだよ」
問いかけられた彩笑は、自信満々な様子で答えた。
「ボクが考えた、遊真のあだ名だよ!『遊真っち』を短くして『ゆまち』!あ、ひらがなっぽく発音するのがポイント!」
「ほうほうなるほど。ゆまち……ゆまち……」
1音1音、丁寧に発音する遊真を見て、彩笑は下から覗き込むようにして声をかけた。
「えっと……気に入らなかった?嫌なら普通に、名前で呼ぶよ」
「ううん。いやじゃないよ、ちき先輩」
いやじゃないと言われた彩笑は安堵の息を漏らし、少し力の抜けた笑みをこぼした。
「あはは〜。うん、嫌じゃなくてよかった〜。ところでゆまち、今時間ある?」
「時間?たぶんあるけど……それがどうしたの?」
確認を取った彩笑はぴょこんと椅子を降り、遊真の正面に回り込み背後にある大画面のモニターを親指で指し、
「ほら、ゆまちこれからランク戦でしょ?だからアップがてら、ちょっと身体動かしたいんじゃないかなーって思って。ボクで良かったら、相手してあげる!」
爽やかな笑顔で、遊真にソロランク戦を申し込んだ。
唐突な申し入れをされた遊真は一瞬戸惑ったもののすぐに好戦的な笑みをみせ、
「うん、いいね。やろうよ、ちき先輩」
そう言って対戦を了承した。
彩笑が適当に選んだ部屋の隣に遊真は入り、すぐにパネルを起動した。
(えーと、隣の部屋で、ちき先輩のメインはスコーピオンだから…)
そして探し始めてすぐに、それは見つかった。
「127番のスコーピオン……9408か……」
予想はしていたが、正隊員になりたての自分よりはるかに上の、マスタークラスの数値が示されていた。するとその127番から通信が入った。
『ゆまち!何本勝負にする?』
「10本。いつも10本だから」
『オッケー。ステージはどこがいい?』
「どこでも……あ、待って。市街地Cがいい」
『C?いいけど、なんでまたそんなマイナーなステージなの?』
「まいなー?」
『んーと、人気ないってこと。まあいいや、Cね』
音声と共にキーボードを叩く音が届き、彩笑がステージの設定をしているのがわかった。
『よっし、設定完了!すぐにやる?』
「うん、やる」
そう遊真が返事をするや否や彩笑は言葉を返すより先にランク戦を開始させ、遊真は市街地Cの仮想フィールドへと転送された。
転送が完了すると同時、遊真は周囲を確認した。
(やねの上からか)
今回の市街地Cは高低差があるのが特徴のステージであり、遊真は中腹あたりにある民家の屋根の上に転送された。そして遊真がそれを認識しきったのと同時、背後から微かながらも鋭さが込もった音が聞こえた。
「っ!」
右手に片刃型のスコーピオンを展開しながら振り返ると、目前に迫った彩笑の姿が視界いっぱいに広がっていた。
(やっぱり速いな)
1度目にしたことがあるとはいえ圧巻のスピードを誇る彩笑に再度驚きつつ、遊真は彩笑の繰り出す高速の連続技を遊真は後手に回りながらもなんとか防ぎ続ける。
そんな中、彩笑がほんの少しだけ溜めの大きい一撃を放ち、遊真はそれをスコーピオンで受太刀した。強度に劣るスコーピオンだが彩笑の攻撃は一撃のウエイトが軽かったため遊真のスコーピオンは砕けることなく、鍔迫り合いに持ち込んだ。
「あっは!ゆまちやっぱり反応いい!」
「ちき先輩こそ相変わらず速いね」
「まあね♪」
その一言を掛け声にし、彩笑は鍔迫り合いに掛けていた力具合を変えて遊真の態勢をほんの少し崩し、そこを起点として足払いを仕掛けた。
「おお?」
予想外の技だったため遊真の反応は遅れ、彩笑の足払いは綺麗に決まり遊真の軽いトリオン体が宙に浮いた。その滞空は本当に一瞬だったが彩笑はそこに追撃の一太刀を放った。
「あっぶな」
しかし遊真はそれにも反応して右手のスコーピオンで斬撃を受けたものの、屋根から塀に左右を囲まれた路上へと落とされた。そして路上で態勢を立て直そうとするが、それが完了する前に彩笑が更なる追撃を仕掛けた。
同じ目線の路上に降り立ち、大振りの一撃を放てるよう構えながら高速で接近してくる彩笑を見て、回避の態勢が整っていない遊真は受太刀を選択した。さらなる追撃を対処するにも逆に反撃を仕掛けるにも、まずはこの一撃を確実に防いでからと瞬時に判断した遊真だったが、受太刀の構えを見た彩笑は口元に笑みを浮かべた。
そしてその笑みと共に放たれた彩笑の一撃はその防御をまるで無意味だと嘲笑うかのように、遊真のトリオン体に深々とした傷を負わせた。
「……っ!?」
食らうはずのないダメージを受けた遊真は動揺し、加えて彩笑の一撃は伝達系にもダメージを与えていたため、遊真は次の行動に移るのが遅れた。
「遅いっ!」
彩笑はその隙を逃さずもう一度斬撃を繰り出し、伝達系に致命傷を負わせ遊真を戦闘不能に追い込んだ。
『伝達系切断、空閑ダウン』
音声と共にトリオン体は完全に破壊され、遊真は一度ベイルアウトし小部屋のマットへと叩きつけられた。
「……今のなんだ?」
むくりと身体を起こしながら、遊真は今受けた一撃について考えた。完全にスコーピオンで受太刀したと思ったが、彩笑が放った一撃はその防御をすり抜けて遊真へと襲い掛かってきたのだ。
『まずはボクの先制だよ、ゆまち』
考え込む遊真をよそに彩笑は通信を入れ、先制したことを勝ち誇るように言った。
「すぐに取り返すから気にしてないよ。ところでちき先輩、今のすり抜ける技なに?」
『ああ、ブランクブレードのことね。仕組みは……そうだなぁ、ゆまちがボクに勝てたら教えてあげる』
わずかに挑発的な声色で彩笑にそう言われた遊真は、一層好戦的でそれでいて楽しそうな笑みを浮かべた。
「はは、いいね。がぜん、やる気が出てきた」
*** *** ***
「……空閑と連絡が取れない」
一雫の冷や汗を垂らしながら、三雲修は遊真を探していた。試合前最後の確認ミーティングのため遊真に連絡を取ろうとしたところ、どういうわけが遊真は全く電話に出ず、三雲は直接の捜索に踏み切ったのが10分前のことだ。
おそらくソロランク戦のブースにいるだろうと当たりをつけ、作戦室からブースへの移動と捜索を並行して行いながら、三雲は内心焦っていた。ブースにいなかった場合の可能性が頭をよぎりつつ、居てくれという願いを込めて三雲はブースにたどり着き、中へと踏み込む。するとそこには、
「え、じゃあちき先輩あれは?あの、スコーピオンたくさん出したやつ」
「ああ、あれ?あれもコツ掴めば簡単簡単。んっと、ゆまちさ、粘土分かる?」
「わかる。あの、ぐにゃぐにゃする柔らかい土のことでしょ?」
「そうそうそれ!んでスコーピオンたくさん出すコツはね、大っきな丸い粘土を手に持ってぎゅーっと握るのをイメージするの。そうすれば粘土が指の隙間からはみ出るでしょ?そのイメージでスコーピオン出すの」
「ほう、なるほど。……あ、なんかいけそうな気がしてきた」
「ほんと?これですんなり伝わったの久々だよ〜。やっぱりボクとゆまちって、考え方とか似てるのかも」
と、椅子に並んで座りながらスコーピオンについて意見交換を交わす遊真と彩笑の姿があった。
無事に見つけられたことに安堵のため息を零した三雲は、2人に近づいて声をかけた。
「空閑、捜したぞ」
「オサム。あれ、もう時間?」
「まだ時間はあるけど、最後のミーティングをしようと思って……」
三雲が話している最中に遊真は自分のスマートフォンにたくさんの着信が届いていたことに気がつき、
「うお、たくさん電話きてる。気づかなくてすまんな、オサム」
話の腰を折る形で謝った。
「空閑、人の話は最後まで……」
聞くんだぞ、と三雲が遊真に注意しようとしたが、
「あー、ごめんよミック。ゆまちが電話に出れなかったのはボクとランク戦してたせいだから、あんまり怒んないであげて」
今度は彩笑が遊真に続き、三雲の言葉を遮った。
「あ、いや……」
三雲としては怒っていた気はほとんどないのだが、
「ミックごめんね。ここはひとつ、ボクの顔に免じて許してあげて。このとおり、このとーり」
などと言いながら両手を合わせてペコペコと謝る彩笑を見ていると、許してもいいかなという気持ちになってしまい、
「えっと……まあ、そういうことなら……」
気づけば口から自然とそんな言葉が出ていた。
今ひとつ曖昧なその言葉をお許しの言葉として受け取った彩笑はニコッと笑みをみせた。
「ミック〜、許してくれてありがとね!」
「いえ、もともと怒っていたわけでは……。あのそれより、さっきから言ってる『ミック』っていうのは……」
「三雲くんのあだ名だよ。三雲修だからミック!」
某ファストフード店を連想させる発音のあだ名を授けられた三雲は反応に困り、引きつり気味の苦笑いを返した。
2人の会話に区切りがついたのを見て、遊真が三雲に尋ねた。
「オサム、もう行くか?」
「あ、ああ。行こうか」
三雲の返事を聞いた遊真は椅子から降り、視線を彩笑に移した。
「それじゃちき先輩、またね」
「うん、またね。あ、2人ともランク戦頑張ってね、応援してるから!」
これから始まる試合へのエールをもらった2人は彩笑に笑顔を返し、ブースから出て行った。
ブースから完全に出たところで、三雲は遊真に話しかけた。
「空閑、地木先輩とランク戦してたって言ってたけど……その、勝ったのか?」
「ん、ギリギリね。10本やって、6対4でおれが勝った」
「そうか……。やっぱり空閑は凄いな」
感心したように三雲は言った、それに対して遊真はかぶりを振って否定した。
「今回はおれ勝てたけど……ちき先輩は本気じゃなかったよ」
「そうなのか?」
「たぶんね。技の数がすごく多いのに、それをちょっとずつしか出さなかったんだ。もし一本一本の勝負でいろんな技を出されてたら、とてもじゃないけど読みきれなかった」
そう話す遊真の横顔は真剣そのもので、三雲はそれを通じて彩笑の強さを朧げにだが感じ取った。
「……地木隊は今、ぼくたちと同じ中位グループだし、同じくA級を目指してるんだ。遠くないうちにきっと戦うぞ」
「ふーむ。ちき隊にはつきもり先輩もいるし、あまねもいる。なかなか大変な戦いになるな」
「ああ……でも今は、目先の一戦に集中だ」
「はいよ、オサム」
そうして今一度気合を入れ直した2人は、少しばかり足早に作戦室に向けて歩いて行った。
ひらひらと手を振る彩笑の視界から遊真と三雲の姿が完全に消えたのと同時に、
「地木隊長、手加減してたんですか?」
いつの間にか背後に立っていた真香が、彩笑の華奢な両肩に手を当てながら問いかけた。
「あ、真香ちゃん!」
座ったまま首だけ動かして彩笑は真上を向き、笑顔で真香の名前を呼んだ。呆れ顔をしながら、真香は彩笑との会話を始める。
「探しましたよ」
「ごめんねー。その……ちょっと色々あって、真香ちゃんに何にも言わないで作戦室出ちゃった」
「……まあ、別に地木隊長がどこ行ってもいいんです。ただ……」
そこで一度言葉を止めた真香は、もの寂しそうな表情を浮かべ、
「せめて、一言。『いってきます』くらいは言ってほしいです」
静かにそう言った。
普段とは違う真香の雰囲気に彩笑は一瞬キョトンとしたものの、すぐにまた表情を綻ばせた。
「ん、わかった。次からは何か一言、言う。だから、今回は許してくれる?」
「はい、許します」
「ありがと!」
ハツラツとした声でお礼を言った彩笑は軽やかに椅子から降りた。
「あ、そういえば真香ちゃん、咲耶どこ行ったか知らない?」
「月守先輩なら、不知火さんに捕まって何か手伝わされてるらしいです。終わったら返してくれるようですけど……」
「そっか、りょーかい」
「月守先輩に、何か用事ですか?」
「まあ、そんなこと。……でもそうなると、咲耶の用事が終わるまで暇だなぁ……」
形の良い顎に手を当てて考え込む彩笑に向けて、真香は提案した。
「時間も時間ですし、ランク戦夜の部を見ませんか?」
「それもそっか。じゃあ真香ちゃん!一緒に中位グループの試合見に行こ!」
言葉と同時に右手を差し出した彩笑だが、真香はそれを受け取らず1つの疑問を投げかけた。
「前みたいにメンバー分けて、上位グループの試合見に行かないんですか?」
「そうしようとも思ったよ。けど今日の試合やってみて、中位グループから抜け出るのもそんな簡単じゃないって分かった。だから確実に突破するために、中位の偵察しっかりやりたいなって思ったんだ」
説明を終えた彩笑は、差し出した右手をさらにほんの少し伸ばし、
「だから真香ちゃん。一緒に中位の試合、見に行こ」
再度真香にそう提案した。2度の提案を受け、真香は彩笑の小さな右手をとった。
「わかりました、地木隊長。一緒に見ましょう」
そうして2人仲良く歩いて観戦会場に向かう途中、彩笑はふと思い出したように口を開いた。
「そういえば最初、真香ちゃんはボクがゆまちとのランク戦で手を抜いたのかって言ってたね」
頭一つ分ほど下から発せられた言葉に、真香は頷いた。
「はい。私、後半から観てましたけど、色んな小技を使ってて、地木隊長本来のスピード溢れる戦闘じゃなかったので……」
「あー、後半から観てたならそう思うかもね。んっと、最初の3本までは全力とまではいかなくても本気だった。でも、だからって後半の方が手抜きってわけじゃなよ。ただ後半は……ちょっと疲れちゃった」
気恥ずかしそうに頬っぺたを人差し指で掻きながら、彩笑は笑顔で語る。
「やっぱりね、順位がかかったチームランク戦って精神的な疲れが全然違うや。圧勝ならまだしも今回は村上先輩たち相手にかなり神経すり減らす戦いやってたし……その疲れがちょこっと、ゆまちとの試合に出ちゃった」
「えっと、疲れてるなら休みますか?」
「ううん、休むほどじゃないよ〜。実際、ゆまちとの試合もやろうと思えばいつもの戦い方できたし。だから、あの後半戦は半分くらいはワザとなの」
「ワザと……つまり、
「そういうこと。実際に剣を合わせて伝わってきたんだけど、ゆまちとボク、多分考え方っていうか発想の方向性が似てると思うんだ。だからきっと、ゆまちはボクの技を使いこなせるし応用だってしてくれる」
両手の指を絡ませて腕をググっと上に伸ばしながら彩笑は真香に視線を向けて、
「そうなったら、楽しい対戦相手がまた1人増えるでしょ?」
いたずらっ子を思わせる笑みを浮かべながら、そう言った。
彩笑の言い分を聞いた真香は、穏やかな表情のままため息を吐いた。
「月守先輩も人に技術をあっさり教えちゃうようなところありましたけど、地木隊長も案外敵に塩を送るのが好きですよね」
「うん、好き。だってさ、今は確かにゆまち達は敵だけど、この前の大規模侵攻みたいな時は味方なんだよ?」
ワクワクという効果音が付きそうなほど明るい声で、彩笑は言葉を紡ぎ続ける。
「ランク戦でバチバチ戦ってた人が味方になってくれたら、すっごい心強いし楽しいじゃん!だからボクと咲耶は、敵に塩を送るのが大好きなの!」
屈託のない笑顔でそう言い切る彩笑を見て、真香はキョトンとした後に表情を崩して微笑んだ。
「地木隊長みたいな人が沢山いたら世の中が平和で、もっと上手く物事が回りそうですね」
「いやいや〜、そんなことないよ。ボクが何人もいて仕事してるところ、想像してみてよ」
言われた真香が、彩笑が何人も企業にいることろを想像してみたところ、
「あ、無理ですね。倒産まっしぐらです」
数秒前の意見を翻してしまった。
倒産まっしぐらと言われた彩笑は不満そうに頬を膨らませた。
「真香ちゃんひどいー、そこまではっきり言わなくてもいいじゃん!」
「つい口が滑りました。後で美味しいココア買ってあげるので機嫌直してください」
「それならよし!」
気分屋の妹と、それをあやす姉のような会話を続けながら歩き続けた2人は、10分近い余裕を持ってランク戦観戦会場へとたどり着いた。
B級ランク戦ラウンド2夜の部開始まで、あと僅か。
後書きです。
各話のタイトルは毎回それなりに頭を悩ませますけど、悩まずすんなり出てきた時の方が個人的には良いものというか、後から見返した時にその1話の要点・本質を捉えたものになっていることが多いです。
しかしその理屈でいくと、今回は悩むことなくこのタイトルに決まったので「ゆまちがゆまちでゆまゆまち!」がこのお話の要点ということになります。
投稿ペースが安定せずお恥ずかしい限りですが、本作を読んで頂いて本当にありがとうございます。こらからも頑張ります!