~主人公~
「いや~よかった~、電車に乗れた。」
俺の名前は石田 哲也。ごくごく普通の、そんじょそこらの高校生だ。俺の通う高校は家から一駅ほど離れてい
て、剣道部に所属しているから帰りは遅くなり、そのころになると同じ部活動をやっている生徒や、会社帰りの人も電車に乗るので混雑しており、最悪、人一人も入れないほどにぎゅうぎゅうになって、泣く泣く次の電車に乗るのだが、今日に限って乗る人が少なかったので乗れたのだ。数年前両親は他界して、今は中学3年の妹と一緒に家に過ごしている。
さて、帰ったr「そこの君!!危ない!!」え?
その瞬間、俺は、衝撃とともに、激痛が走り、意識が、消えた。
~sideout~
~第三者~
『今日のニュースです。昨日の夜、市内に住む高校生の石田 哲也君が自宅の帰りによそ見運転をしたトラックと正面衝突。意識不明の重体になり、その後病院に運ばれましたが今朝死亡が確認されましたなお、トラックの運転手は・・・・』
「お兄ちゃん、何でいなくなったの?約束したよね?『私の前からいなくならない』って嘘だったの?・・・・・もういいや。お兄ちゃんのいない世界になんてもう耐えられない」
こうして、この世界から、2人の人間の魂がいなくなった。
~sideout~
~哲也~
俺はいま、真っ黒な部屋にいる。何もない。音も、感触も、温度も、もしかしたら視界も何もかもが一切ないところにいる。
「はあ~い」
俺が、状況を把握しているとナニカが現れた。
どの言葉で表せばいいのかわからない。本当にナニカとしか言いようがない。ただ、一つだけ表せるとすれば、
―――――――――――――――こいつは相当な禍々しさだ。まるで――――――――――――
「-邪神のようだ。だろ?」
考えを読まれた?
「当たり前じゃん。邪神とはいえ僕は神だぞ?人間の考えなんて手に取るようにわかる。」
やっぱり神様か
「おや?君は驚かないのね。」
いや、驚いているさ。一周回って落ち着いているだけ。
「・・・・あっははははははははははははは!!それこそ僕の求めたものだ!!」
・・・・・・求めた?
「そう!!そうだよ!!君は僕が求めたから僕が呼んだんだよ。
僕の玩具にするために態々殺して、ね」
・・・・・は?
「もう一度言おうか?君には僕の玩具になってもらう。」
・・・・・・・ああ、なるほどね。
「あれ?怒らないの?まあ怒ったところで君に決定権はないけどね。」
まあ、そんなことだろうと思った。怒ったところで抵抗できるわけないし。
「うんうん、いいねいいね。益々君を選んで正解だったよ。」
で?何をすればいいんだ?
「ああそうだったね。とりあえず君には人間をやめてもらおう。あ、と言っても心は人間のままだよ?とある世界に送るからそこで好き勝手に暴れてくれればいいんっだ。というわけでさっそく行ってみよう!!」
ちょっと待て、どこの世界だ。
そう思う前に俺の意識は暗闇へと誘われた。
~sideout~
~第三者~
「フフッア八ッアハハハハハハハッアッハハハハハハハハハハハハ!!どうしようかな?この玩具の設定?そうだ!この玩具の魂にこうしてこうして・・・・・できた!!あとは君しだi「邪神ロキ、あなたは大罪を犯しました。数々の現世への干渉及びその世界の人を玩具として扱ったこと。ゆえに主神からの命によりあなたを消滅させていただきます。」なっい、いやだ死にたくない!!たったすkギャアアアアアア!!」
邪神ロキは突然現れた女神の一撃によって消滅してしまった。
「新しくヤツの玩具になったものは!?・・・クッ遅かったか。いや、まだ間に合う!ここをこうして、これをこうやって・・・・・ふぅ、転生までに何とか間に合った。ん?この魂・・・・・・なるほど!ならば・・・・」
女神は、哲也の魂に書きこまれた設定を少し消去し、改ざんしたのち、新しくこの世界に入った魂に声をかけていくのだった。
しかし、彼女は気づかなかった。
青年の魂の奥深くに邪神の力を隠されていたことに。その邪神の力が過去、いやこれからにおいても最悪にして最強、そして最凶と言われ、主神さえ恐怖し封印した邪神の力だということに。
~sideout~
はい、おじぎりです。
少し?オリジナルをぶっこんでみました。どうでしょうか?気に頂けたら嬉しいです。