GATE 自衛隊彼の地にて、ザク戦えり   作:兎の助

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前回のあらすじ

ゾルザルへの鉄拳制裁、拉致された望月紀子の救出、帝都に対する報復爆撃など、波乱な一日を終えた第三偵察隊は柳田の奢りで酒を楽しんでいた。
だが伊丹と鷲谷は柳田の無茶とも言える提案に腹を立て、怒りを露わにした。
だが柳田は不敵な笑みを浮かべながら『金髪エルフの所に行ってみな...』と言い残し、その場を後にした。


第二十九話:過去と現実

 宴会終了後、柳田に言われてテュカの部屋へ伊丹と鷲谷の二人は向かっていた。この時、伊丹は胸の内からくる嫌な予感を感じていた。テュカの部屋の前に到着し、ドアをノックしようとした。その時、伊丹の脳内であの時(・・・)の光景がフラッシュバックした。一瞬のことではあったが、彼にとっては永遠にも思えるような瞬間だった。

 

鷲谷「どうしたんすか、隊長。」

 

伊丹「いや、なんでもない。」

 

 嫌な予感を振り払ってノックしようとした時、ドアがゆっくりと開いた。そこに立っていたのはテュカではなくレレイだった。

 

レレイ「入って。」

 

 なぜレレイがテュカの部屋に?疑問に思った二人はレレイに言われるがまま、部屋に上がるとそこにはベッドの上に座るテュカとロゥリィがいた。テュカの顔は絶望に染まりきっていたが、伊丹の顔を見るとそんな顔に笑みが戻った。テュカは伊丹に抱きつき、二人に向けて声を荒げた。

 

テュカ「ほら!帰ってきたじゃない!二人とも冗談が過ぎるわ!あの嘘つきダークエルフ!あんなのこの街から追い出してやるんだから!!」

 

伊丹「嘘つきダークエルフ?」

 

鷲谷「それってヤオって名前の?」

 

テュカ「そうよ!あいつ、この前からしつこいの。緑の人に助勢を頼んで敵討ちしろって。ジエイタイに断られたからってあんな嘘ついて…誰が信じるもんですか!」

 

伊丹「敵討ち?ウソ?いったい何を言って――」

 

テュカ「あいつ…父さんが炎龍に食い殺されたって言うのよ…バカみたい、笑っちゃうわ。だって…こうして目の前にいるっていうのに…そうでしょ?『父さん(・・・)』!」

 

 想像していた最悪の事態が今、目の前で起こった。テュカの心を支えていた嘘が粉々に崩壊していた。それと同時に伊丹の身体に異変が起き、口から大量の吐瀉物が溢れ出し、地面に撒き散らされた。

 

鷲谷「隊長!?」

 

 吐き続ける伊丹の様子を見て、鷲谷はある事を思い出した。

 

鷲谷「(もしかして…)レレイ、隊長に睡眠魔法をかけてくれ。このままじゃ隊長の身体が持たない。」

 

レレイ「分かった。」

 

テュカ「ちょっと!レレイ!ワシヤ!何しているのよ!父さんが死んじゃう!!」

 

鷲谷「テュカ!落ち着け!深呼吸をしろ!」

 

テュカ「いやぁ!離して!!父さん!!」

 

鷲谷「(仕方ない…)レレイ、テュカにも魔法を――」

 

レレイ「もうやっている。」

 

 レレイが詠唱を始めると、テュカと伊丹の様子が徐々に落ち着いていき、やがて眠りにおちた。腕の中でぐったりとしているテュカの様子を見て、鷲谷は複雑な心境と苛立ちを覚えた。

 

 吐瀉物で汚れた伊丹の口を拭き、服を取り替え、二人をベッドの上に寝かせた鷲谷は椅子にどっかりと座り込み、胸ポケットに入っていたタバコを一本ふかした。深い溜息混じりに煙を吐き出し、呆然と天井を眺める。いつもなら美味いタバコも今に限っては不味く感じる。

 しばらく流れる静寂に耐えかねて、ロゥリィが声を発した。

 

ロゥリィ「ねぇ、ワシヤァ。イタミのことについて、あなたは何か知っているでしょぉ?」

 

鷲谷「......あぁ...」

 

ロゥリィ「なら教えてぇ。この問題はもう、貴方達二人だけで解決できることではないわぁ。」

 

レレイ「私もそれについては同意見。私達は少なからず、テュカの闇を知っている。だけどイタミのことについては何も知らない。なぜイタミがあのようなことになったのか、私達にはそれを知る権利がある。」

 

 二人の言葉を聞いた鷲谷はしばらく黙っていたが、彼女達の言い分も理解できる。二人はこの特地において最も頼れる人物だ。ここで話しておいた方が後々楽になるだろう。そう決めた鷲谷は伊丹のことについて話し始めた。

 

 伊丹耀司がこうなった理由、それは彼が中学の頃、母親が父親を刺殺したことから始まる。裁判では父親による家庭内暴力が原因による正当防衛として判決は無罪となったが、その精神的ショックはあまりにも大きかった。母は自らを恨み、責め、現実逃避を始めた。

 カウンセリングも無駄に終わり、耀司はなんとかして母親に現実を認めさせようとした。

 

伊丹「いい加減にしろよ!父さんはアンタが殺したんだろ!!」

 

 だが伊丹が高校の頃、母は自らの体にガソリンをかけ焼身自殺を図った。なんとか一命は取り留めたものの、これ以上は危険と判断され、精神病院に措置入院を決定。彼はそれ以来母親と会っていない。

 

鷲谷「僕はそれを事前に檜垣三佐から聞かされていた。何かあった時すぐに対処できるようにって。まさかこんなに早く来るとは......」

 

 その時、伊丹がようやく目を覚ました。

 

伊丹「うぅ...ここは...?」

 

ロゥリィ「ようやくお目覚めぇ?」

 

鷲谷「隊長、お水です。」

 

伊丹「ありがとう...ゴクッ...ふぅ...このベッドは?」

 

ロゥリィ「テュカが父親用として用意していた物よぉ。」

 

鷲谷「気分はどうですか?」

 

伊丹「はっきり言って最悪だ...事情を聞かせてくれるな?」

 

 鷲谷は伊丹にテュカの現在の様子、伊丹の過去を二人に教えたこと、こうなった原因を全て話した。

 

伊丹「あのダークエルフか...」

 

鷲谷「でもあの女はテュカのことについては何も知らないはずです。どうして......?」

 

ヤオ「それは此の身から話そう。」

 

 部屋のドアが開き、そこから話の中心人物であるヤオが姿を現した。レレイとロゥリィ、そして鷲谷はそれぞれの武器を手に取り、ヤオに向けて構える。

 だがヤオはそんなことに臆することなく、不気味な笑みを浮かべながら部屋の中へと入る。伊丹をはそれをベッドの上から鋭い眼光で見つめる。

 

ヤオ「先日は失礼した、ロゥリィ聖下。そして緑の人よ。」

 

伊丹「なぜテュカに余計なことを言った?」

 

ヤオ「余計とは心外だな。私は事実を教えたまでだ。」

 

伊丹「それでもだ、なぜだ?」

 

ヤオ「決まっているだろう。悪意があったからだ。」

 

鷲谷「悪意だと?」

 

ヤオ「そうだ、それ以外に何があると言う?御身ら二人はここにいる三方のためなら多少の規則破りも厭わないと聞いた。それを利用しない手はないだろう?あの丘の上には炎龍を倒す力がそれこそ幾らでもあるというのに、此の身の同胞には手を差し伸べてくれぬ!」

 

 ヤオの言葉にはいつしか怒りと悲しみが含まれていた。伊丹達は黙ってそれを聞いている。

 

ヤオ「だが頼みを拒絶した者共もイタミとワシヤならやるかもなと言っていたそうだ。」

 

鷲谷「そう言ったのか?」

 

レレイ「そう通訳した。」

 

ヤオ「だからーーーだから壊したのだ!!」

 

 伊丹は歯を食いしばり、鷲谷は今にも殴りかかりたい衝動を必死に抑えている。ヤオはそんな二人の様子など気にも留めず、話し続ける。

 

ヤオ「愛する者...大切な家族...信頼できる仲間を奪ったのが天災ならば神を呪うしかない!だが炎龍は...仇は目の前にいる!それなのに手を足も出ない!ならばこの怒りと憎しみはどこに、何にぶつければいい!?」

 

 ヤオの瞳からは溢れんばかりの大粒の涙が止めどなく流れ続け、頬を濡らしている。

 

ヤオ「復讐は自らの鎮魂ために必要な儀式だ!それを経て遺された者はようやく現実を、明日を見ることができる!此の身は御身らに捧げる!この場で八つ裂きしようと罵り唾を吐こうとも構わない!だから...だからお願いだ!その娘のついででも構わない!此の身の同胞を救ってほしい......!」

 

 ヤオの悲痛な願いが部屋の中で何度も何度も響いた。

 それから十日間、伊丹はテュカの父親として過ごすこととなった。

 

 大きな動きは日本の方でも起きていた。テュカの事件から二日後。

 東京都新宿区に所在する防衛省市ヶ谷庁舎、その庁舎D棟の一室に槲手はいた。目の前には槲手から渡されたMS評価試験資料をじっくりと読む初老の男性が机を挟んで座っている。右目には片眼鏡をかけており、その姿はまるで19世紀の英国紳士のようだ。そんな彼の前にある机には『MS開発本部長』と書かれたパネルが置いてある。彼の名は大田貴美男、槲手の直属の上司であり、MS開発の最高責任者でもある。

 しばらくの間は資料に目を通し、読み終えると顔を槲手の方へと向けた。

 

大田「資料の方、拝見した。評価試験ご苦労であった。技研としては君のような優秀な人材を持つことを誇りに思うよ。」

 

槲手「お褒めの言葉、ありがとうございます。ですが我々試験員は仕事を全うしたに過ぎません。お褒めの言葉を頂くべきなのは、国土と国民を守る自衛官の方です。」

 

大田「そうだな。自衛隊と技研、双方が成り立ってこその国防と言えよう。彼らもまた我々の誇りである。それで、どうだった?初めての特地は。」

 

槲手「技研の者として注目すべき所は多々あり、一言で述べるのはとてもではありませんが難しいものです。」

 

大田「そうか。できることなら私も行ってみたいものだ。だがこの歳になると体が言うことを聞かなくてな、歳はとりたくないものだ。君もあまり無理はするな。」

 

槲手「心の隅に留めておきます。」

 

 彼の言葉に大田は朗らかに笑い、槲手も頬に笑みを浮かべる。だがそれもつかの間、大田の表情が険しいものに切り替わり、声のトーンも低くなった。

 

大田「さて、日本に帰ってきて早々に悪いが、君にMSの評価試験の任を伝える。」

 

槲手「新型ですか?」

 

大田「あぁ、そうだ。これを見たまえ。」

 

 大田がパソコンのエンターキーを押すと、槲手の左隣の壁にかけられていた絵画がMSの設計図面に変わった。その図面にはMSの全体像と機体名が記されている。

 

大田「MS-09、ドム。ツィマッド社とジオニック社の共同開発によって製作された新型機だ。」

 

 十字形のモノアイレール、ラグビー選手がつける肩パッドのように突き出た肩、スカートのような腰部アーマーに裾広がり脚部アーマー。

 他のMSよりも太くがっしりした体型には言い表せない安心感と威厳がある。

 

大田「特地には三機搬入する予定だ。それと同時に新型MS小隊用支援車両も特地に配備する。」

 

 再びエンターキーを押すと、今度は別の設計図面が現れた。

 

大田「M353A4 ブラッドハウンドMS通信指揮浮遊装甲車とPVN.4/3 ワッパ機動浮遊偵察機。これらも特地に搬入後、即現地配備とする。また先に評価試験を終えたヅダについても同じく特地に現地配備だ。何か質問等はあるかね?」

 

 何も発さず黙って図面を見ながら説明を聞いていた槲手は、大田の方へと体を向けた。

 

槲手「異議ではありませんが、一つ質問をよろしいでしょうか?」

 

大田「構わない。」

 

槲手「なぜまた新型機の開発を?MSなら現在自衛隊が保有しているザクやグフで十分事足りるはずです。なのになぜ?」

 

 その質問を大田はすぐに返さず、窓の向こうをじっと見続けた。外は北風が吹き、風に乗った枯葉が宙を舞っていた。

 

大田「新型機を開発する理由......それは、まだ余裕があるように見せる為だ。他国に悟られないようにな...」

 

槲手「悟られない...ように?」

 

大田「知っての通り、我が日本と帝国との講和交渉は、国民に喧伝されているほど順調には進んでいない。むしろ...果てしなく物資と財政を飲み込む特地という底なしの泥沼に...我々は片足を突っ込んでいるのだ。この事が特地を欲してやまない他国に知られたら、彼らは国連として形を変え、支援という名目で特地に介入してくるだろう。それを回避するために我々は新型機を作り、まだ我々には余裕があるように見せなければならないのだ。」

 

槲手「ですがそれはーー」

 

大田「あぁ、分かっている。それが諸刃の剣であることぐらい、我々も重々承知している。いずれは新型機のアイデアも尽き、資金的余裕も無くなるだろう。そうなる前に、我々は一刻も早く特地問題を解決しなければならないのだ。これは、日本国政府の決定なのだよ。」

 

 日本の現状を物語る大田に、槲手は何も言うことが出来なかった。

 数日後、アルヌス駐屯地に三台のサムソントレーラーが到着した。荷台にはパーツごとに分解されたドムが固定されており、その周りには前回同様に非番の自衛官達がスマホ片手に群がっていた。

 

柳田「陸将、ドムの組み立ては60%まで完了。遅くとも明日までには全て組み上がる予定です。」

 

狭間「予定通りだな。さて...うるさ方のお嬢さんはどこかな?現場を引っ掻き回していなければいいが...」

 

柳田「ご心配ならご自分の目で確認されたらどうでしょう?たまには運動がてらに。」

 

狭間「そうするとしよう。ヨイセッ!と。この歳になると身体が重くてな、ハハハッ。」

 

 そう言うと狭間と柳田はドムが組み立てられている格納庫へと足を運んだ。

 格納庫に入庫されたドムのパーツは整備員の手によって組み立てられ、後もう少しで完成というところまで迫っていた。

 整備員達が忙しなく動く中、目立つ赤いスーツを着た和賀佐が整備員に無茶難題な指示ばかり飛ばしていた。

 

和賀佐「急げ!本国がこのMSの試験情報を待ちわびているぞ!そこ、誰がラインAの使用を許可したのか!?」

 

整備員A「誰って陸将ですが?」

 

和賀佐「ーーっ!ふんっ!そこ!作業手順を守れ!」

 

整備員B「手順なんか守ってたらいつまで経っても完成しませんよ!」

 

和賀佐「それをなんとかするのが貴方達の役目でしょ!」

 

整備員C「ならそこ退いてください!」

 

柳田「和賀佐試験官殿は、張り切っておられるようですな。」

 

狭間「似ている...実家のお袋が飼ってるヨークシャテリアに...」

 

柳田「は?」

 

狭間「またよく吠えるんだ...ん?」

 

 遠くから犬のように吠える和賀佐を眺めていた二人に三人の自衛官が近づいてきた。

 

我井阿「狭間陸将でありますか?自分は我井阿一等陸尉と申します!」

 

阿流照賀「阿流照賀二等陸尉であります!」

 

松朱「松朱二等陸尉です!」

 

 狭間と柳田に向かって敬礼と自己紹介をする髭面の我井阿、巨漢の阿流照賀、片目に傷を負った松朱。三人共近づく者に威圧感を与えるような姿をしているが、これでも自衛官である。

 

狭間「君達が今回の試験パイロットかね?」

 

我井阿「はい、今回新型のテストに抜擢されましてね。いやぁ、それにしても素晴らしい機体ですな!」

 

阿流照賀「あぁ!やはりドムには紫と黒が似合う!」

 

松朱「緑だとなんかしっくりこないんだよな。」

 

 目の前のドムに興奮が止まらない三人。そんな三人の元に和賀佐が書類を持ってやってきた。

 

和賀佐「見た目だけじゃなく、中身も従来のMSを凌駕しているわ。」

 

我井阿「おぉ、和賀佐試験官殿。お会いできて光栄だ。」

 

和賀佐「あら、女性をもてなすのがお上手なのね。はい、これ。基本的なドムのスペック概要書類よ。一通り目を通しておきなさい。...でも貴方達パイロットは『習うより慣れろ』が基本なんでしょ?」

 

我井阿「ハッハッハ!流石防衛省直属の試験官だぁ!俺達パイロットの心情をよく分かってらっしゃる!」

 

和賀佐「それだけ期待しているって証拠よ。試験は二日後に予定しているわ。それまでシミュレーションしておきなさい。期待してるわよ、くれぐれも期待を裏切らないように。」

 

我井阿「分かっております。というわけで陸将、自分達はこの書類に目を通さなければならないのでお先に失礼します。」

 

狭間「あぁ、諸君らの活躍に期待する。」

 

 お互い別れの敬礼を済ませると、それぞれ別の方向へと歩いて行った。

 格納庫で佇む未完成のドムは、そんな彼らをじっと見守るよう立っていた。




皆様、新年明けましておめでとうございます。m(_ _)m
去年の8月を最後に更新が止まり、年を跨いで投稿することをここに謝罪申し上げます。
理由といたしましては作者なら必ずはあると言われるスランプの時期に突入してしまい、仕事と私事の両面が忙しくなったことも合わさり、当初予定していた時期よりかなり遅れて投稿することとなりました。
現在は仕事の方も落ち着き、こちらの方に意識を向ける余裕が出来たので執筆作業を再開することとなりました。
2018年も何卒、私メガネラビットをよろしくお願い致します。

解説コーナー

《テュカの心の闇》

はい、ついにきてしまいました。ここからが正念場です。

《大田貴美男》

元キャラはマイの上司であるアルベルト・シャハトです。
名前はいつものようにアナグラム。

《MS-09 DOM》

私の愛機でもあるドム。前々回の最後で出た問題の答えはドムでした。
言われてみればロゥリィに似ていませんか?
カラーとか武器とか体型とか...

ロゥリィ「メガネェ?何か言ったかしらぁ?」

メガネ「ハッ!?状況ガス!」

《我井阿、阿流照賀、松朱》

名前の通り、黒い三連星の方々です。






しつこいようですが、今年もよろしくお願いします。
次回の投稿は未定ですが、今回のようなことがないようなるべく早く投稿する予定です。

では皆様、また次回お会いしましょう
それでは( `ー´)ノシ

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