GATE 自衛隊彼の地にて、ザク戦えり   作:兎の助

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前回のあらすじ

イタリカの街に、戦火が走る。
街に降り注がれる無数の火矢、死ぬことを目的に戦い続ける狂戦士たち。
生きるための戦いと、死ぬための戦いが今、イタリカの街でぶつかり合う。

推奨BGM:死守セヨ!約20分戦闘用BGM
URL:http://www.nicozon.net/watch/sm19857181


第九話:イタリカ防衛作戦開始 ※挿絵有

イタリカで激戦が行われているその時、アルヌス駐屯地ではどの戦闘団が出動するか緊急会議が行われていた。

 

加茂「ぜひ自分達に行かせてください!」

 

柘植「第一戦闘団編成完結!すぐにでも出られます!!」

第一戦闘団を指揮する加茂と柘植はやる気になっているが、それは健軍によって止められる。

 

健軍「ダメだ!地面をちんたら移動していたら到着に時間がかかり過ぎる!!陸将、是非私の第四戦闘団を!!」

確かに今は少しでも早くイタリカに到着する必要がある。

だが航空兵器を持っているのは第四戦闘団だけではない。

 

大明「なら俺たちの第六戦闘団も早く行けるぞ。」

 

―第六戦闘団とはMSのみで編成された陸上自衛隊における戦闘団のことである。この戦闘団の指揮官は鷹、副指揮官は大明となっている。―

 

大明「俺たちの第六戦闘団のドダイⅡを使えば、ヘリより早く到着できるぜ。どうせお前ら、ワルキューレの騎行がやりたいだけだろ?」

図星なのか、顔をしかめる健軍と用賀。

狭間は現在のイタリカの状況を考え、そして今回出撃する戦闘団を発表した。

 

狭間「第六戦闘団の出動を命じる。今は速度と火力が必要だ。第四戦闘団はMS帰還用のファットアンクル改に乗って戦闘後の支援を行え。」

 

一同「了解!!」

 

鷹「陸将、自分からも一ついいですか?ヅダを今回の作戦に使用してもよろしいでしょうか?テストもかねて。」

 

狭間「う~ん…いいだろう、だがあまり無茶な操縦はするな。今回の実験機は何が起こるか分からないからな。」

 

鷹「了解しました、ありがとうございます。」

 

健軍・用賀「(くそ~!!せっかくの機会が!!)」

悔しがる健軍と用賀を尻目に、大明はMSパイロットとドダイⅡのパイロット達にこれからの作戦について発表した。

 

大明「第三偵察隊がいるイタリカの街の代表、ピニャ・コ・ラーダ氏より緊急支援要請が入った。我が第六戦闘団六〇一中隊はこの命を受け、治安回復と敵武装勢力排除のため、全力をもって出撃する!!守備目標はイタリカの街!敵目標は『盗賊団』!!過日アルヌス駐屯地を攻撃した敵武装勢力の敗残兵の集まりだと思われる!!現在街は大規模な攻撃を受けており、すでに被害は甚大!!今ここで我々が征かねばイタリカの街は必ずや陥落するだろう!!我ら第六戦闘団編成後初の出動だ!!必ずやイタリカの街を『死守セヨ!』搭乗!!」

 

パイロット達「おう!!」

大明の作戦発表に気合が入ったのか、パイロット達は目に闘志を燃やしながらザクやドダイⅡに乗り込んでいく。

 

鷹「では陸将、行って参ります。」

 

狭間「ん、鷹二佐、気をつけてな!」

 

大明「加茂、柘植。お留守番頼んだぜ!」

 

大明は嫌味な笑顔を加茂と柘植に見せた。

 

加茂「ぐうう~!!!!!」

 

柘植「狭間陸将!!次は我々第一戦闘団を!!」

 

狭間は悔しがる二人の声を聞いて眉間を押さえた。

 

狭間「(よっぽど溜まってるんだろうなぁ…現在の編成上出せるのは空中機動のできる第四と高速輸送のできる第六しかないのに…どうしちゃったんだこいつらは?)」

狭間は大明と鷹の方を見た。

二人は楽しそうに会話していた。内容は…

 

大明「例の物はつけたか?」

 

鷹「あぁ、全MSに高性能大型スピーカーとお前のコックピット内にコンポ、それとMS IGLOOの『死守セヨ!』の約20分戦闘用BGMのCDを用意しておいたぞ。」

 

大明「いいセンスだ!」

先ほどまで第四のワルキューレの騎行のことをとやかく言っていたわりには、自分達も楽しみにしている。

 

狭間「(こいつらの頭の中にはギレン・ザビでもいるのか?この後の展開が予想できるな…ハァ…)」

狭間の脳内ではMSがドダイⅡから降下し敵を殲滅する光景がハッキリと映し出されていた。

それはさながら地球降下作戦のようだ。

 

 

 

全MSの発進準備が完了し、ザクを乗せたドダイⅡは滑走路へと向かう。

 

鷹「MSリーダーより全機、出撃!!」

ザクを乗せたドダイⅡは滑走路を次々と飛び立っていった。

 

 

 

場所は戻りイタリカの東門…

 

ピニャ「味方があまりにも脆すぎる…士気はあがっていたはずなのに…敵は元正規兵とはいえ作戦も何もないただの力押しではないか!なのになぜ…ノーマはどうした?」

 

ノーマ「ここにいます!!」

 

ピニャ「ノーマ!無事だったか!!」

 

ノーマ「はい、巨人の調教師からもらったこのカイチュウデントウのおかげで助かりました。」

 

ピニャ「そうか…それより…」

ピニャは敵にほぼ落とされている東門を見ながら下唇を噛んだ。

 

ピニャ「(現実と頭で考える事はこんなにも違うのか…)」

そんな事を考えている間に仲間は次々とやられ、そして最後の兵士がやられた。

門が開け放たれ、そこから不気味に笑いながら盗賊たちが入ってきた。

 

そして民兵たちは驚くべき光景を目の当たりにする。

仲間や友、家族や恋人の裸にされた死体を馬で引きずりながら入ってきたのだ。

しかもその死体を投げつけてきたのだ。

 

明らかな挑発行為に我慢できなくなった民兵たちが柵から飛び出していく。

 

南門では戦いの神であるロゥリィの身体を死んだ魂たちが通り抜け、エムロイの許に召される。

それは彼女にとっては麻薬や媚薬のように作用する。

戦えない事に身を悶えながら必死にこらえる。

 

西門ではすでに鷲谷が騎兵隊の排除に成功しているが、バズーカの残弾は0、Sマインも使ったため武装はもうない。

南門には敵は来ない、西門の敵は片づけた。援軍の誘導も行わなければならないため、伊丹は栗林と富田、ロゥリィの四人で東門の援護に向かった。

 

伊丹「六〇一、こちら第三偵察隊(3rec)。敵は東門にて戦闘中。繰り返す、敵は東門!目標は発色信号で伝える、送れ!!」

伊丹は六〇一に通信で報告を終える。

 

伊丹「栗林(クリ)、暗視装置外しとけよ。」

 

栗林「へ?なんで?」

 

富田「お前戦闘で壊すだろ。」

 

栗林「壊しませんよ!!」

 

伊丹「それにもう夜明けだ。無駄に怒られたくなかったら外しとけ。」

そう言いながら窓から身を乗り出し、発色信号弾を空に打ち上げる。

 

 

 

伊丹からの報告を受信した大明は鷹に東門にて戦闘が行われている事を知らせた。

 

鷹「全機10時の方向、攻撃態勢を取れ!!朝日を背に突入を開始する!!大明、後はお前に任せる。」

 

大明「そうこなくっちゃなぁ!!全機降下準備!!音楽流すぞ!!」

大明は意気揚々とコンポにCDを入れ、再生ボタンを押した。

ザクに取り付けられた大型スピーカーからバイオリンやピアノ、様々な金管楽器の音色がパイロット達の心を燃やす。

 

そしてその時は来た…

 

大明「降下地点到達!!全機、降下!降下!降下!」

ドダイから次々とザクが降下していく。

 

 

 

 

 

イタリカ降下防衛作戦、開始。

 

 

 

 

 

東門では戦闘とは名ばかりの残虐な殺戮が繰り返されている。

こっちは武装しただけの民兵、相手は訓練を積んだ元正規兵。

 

 

このままではイタリカは盗賊共の手に落ちる、そう思った次の瞬間…

 

盗賊と民兵の間に一人の少女が高笑いしながら舞い降りた。

着地と同時に大きな風が巻き起こる。

赤と黒を基調とした服、身の丈に合わない巨大なハルバード。

 

周りの者達が呆然としていると、今度は聴いたことのない音楽が聴こえてきた。

躍動感溢れる演奏と轟音のような音…

 

民兵も盗賊も思考が追い付かないでいた…盗賊共は辺りを見渡す。

 

 

すると…

 

上空に巨大な鳥が飛んでいるのが見えた。いや、鳥ではない…

では竜か?それも違う…目を凝らしてよく見ると何かが降ってきた。

 

それは徐々に大きくなり、そして盗賊共の目の前に着地した。

 

 

緑の体…赤き(まなこ)

黒き杖と棍棒を携え、降りてきたのは鉄の巨人…

 

 

彼らには見覚えがあった、アルヌスの丘へと攻め入った時に見たあの光景…

忘れたくても忘れられぬ悪魔の使い…

 

緑の巨人…ザクⅡだ…

 

まさかあの巨人が空から降りてこようとは盗賊はおろか民兵すら想像もしていなかった。

降りてくるザクは数を増していく。

すると先頭にいるザクがバズーカを構え、城門付近の敵を一掃した。

 

キラー3-2「城門に命中を確認!」

 

大明「キラー隊、よくやった! あとでビールおごってやる! MSリーダーに代わって私が指揮を執る!! 全機、攻撃開始!!」

大明の命令を聞くと、パイロット達は容赦ない攻撃を浴びせる。

120mmザクマシンガンの一斉射撃、74式戦車のライフル砲が105mmなのでその威力は語らずとも分かるだろう。

 

大明「城壁内部へは攻撃を行うな!味方がいる!城壁外部のみ攻撃を行え!!」

次々と盗賊共が屠られていく、だがやられっぱなしの盗賊団ではない。

城壁のバリスタで反撃しようと試みる。

 

リーパー2-1「リーパー2-1よりホワイト・オーガーへ。城壁上に敵に鹵獲された対空兵器を確認、まだ装填前です。」

 

大明「リーパー2-1、目標を攻撃、破壊せよ!」

 

リーパー2-1「了解!」

リーパー2-1のザクはバリスタの前まで近づき、ザクマシンガンからヒートホークに持ち替える。

加熱された刃の部分がオレンジ色に光り始める。

そして高く振り上げ、バリスタに向かって一気に叩き下ろす。

木製のバリスタに火が付き、城壁ごと粉々になる。

石で作られた城壁は赤く熱され、まるで溶けた飴のようにドロドロと流れ落ちていく。

 

【挿絵表示】

 

弓兵が大明の乗っているホワイト・オーガーに矢を放つが、かすり傷にもならない。

大明はあえて、撃たずにじりじりと距離を詰める。

そして巨大な足で踏みつぶそうと右足を高く上げ、地面へと降ろす。

 

だがなぜか大明は兵士たちを踏みつぶさず、ギリギリのところで止めた。

盗賊共は何が起きたか分からない、もしかしたら助けてくれるのか?

 

そんな盗賊たちの希望を打ち砕く事がこれから起きようとはだれも考えつかない。

すると足の裏の大きな穴が明るく光り始めた。

 

徐々に明るさは増していき、熱も放ち始めた。

ザクの足の裏には脚部スラスターが取り付けられており、74.5tもあるこの機体を浮かすために、そこから発せられる熱は何千度にも達する。

 

そんなのが体に吹き付けられたらどうなるか…

スラスター発射口の近くにいた兵士は一瞬にして消し炭になり、跡形も無く消し去られる。

 

少し離れた場所にいた者は服や鎧、皮膚に火が燃え移り地獄の苦しみを味わいながら絶命していく。

あまりにも圧倒的な力の前に盗賊たちは逃走を始める。

 

トラッカー2-2「トラッカー2-2よりホワイト・オーガーへ。城外の敵騎兵と歩兵約100、東に後退中。」

 

大明「了解した、ホワイト・オーガーよりジャッカル1、3。パイソン2、3。東に後退する敵集団を攻撃せよ!」

大明の命令で3機(・・)のザクは敵をある方向に誘い出すように射撃を加える。

案の定120mmを避けるように馬を走らせ逃げようとし、全員同じ方向に逃げようとするので一列に並び始める。

 

その騎兵隊の進行方向に1機のザクが見える。

 

これ以上逃げ場はないため、ザクの下を強行突破しようとするがそれが命取りだった。

騎兵隊がザクの足元を通ろうとしたその時、肩や足から何かが発射され、それらがザクの上で炸裂する。

 

Sマインだ。

 

騎兵隊に無数の鉄球が降り注がれ、人馬を無残な肉塊に変える。

地面に出来た穴の中に血肉や糞尿が溜まり、肉が焼ける焦げた匂いが辺りに立ち込める。

 

四方八方をザク囲まれ、逃げ道の絶たれた盗賊たちは武器を捨てて投降し始める。

だが城壁内部の盗賊たちはまだ諦める様子はない。

 

ロゥリィと盗賊たちが睨み合う中、伊丹達がようやく到着した。

三人は急いで高機から降りて、64式に着け剣を行う。

 

伊丹「着け剣!彼女を援護する!離れるな!!(俺の見立てが正しければ彼女はとてつもなく強いはずだが、本当にあの人数と戦えるのか?)」

そんな事を考えていた次の瞬間、栗林が一目散に突撃しに行った。

 

富田「あの突撃馬鹿!さっき離れるなって言ったのに!!」

 

伊丹「今は言っている場合じゃない!!突撃にぃ、前!!!」

単発撃ちで近くの盗賊を倒していくと、ロゥリィの姿が見えた。

その光景はありえないの一言しか思いつかない。

 

ロゥリィは笑いながら次々と盗賊の体を真っ二つにしたり、頭を吹き飛ばしたりしている。

重さは自分の何倍もあるかもしれないハルバードを軽々と扱い、まるでバトンガールのように回している。

 

盗賊「テストゥド隊列!!」

盗賊たちは盾を使って防御するが、そんなものはエムロイの神にとっては段ボールを重ねたぐらいに過ぎない。

 

ロゥリィは盾ごと盗賊たちを横に真っ二つにする。

 

盗賊「クソッ!ちょこまか動きやがって!!おい、槍持っている奴は足を狙え!!」

盗賊たちも大分頭を使うようで、足元を狙って槍を突き出した。

刃と刃が重なり合い、火花が散る。

 

だがロゥリィは上に勢いよくジャンプし、盗賊の一人にハルバードを突き刺すとそのまま重なり合った刃の上に降りたち、時計回りに回転して盗賊たちを薙ぎ払う。

 

するとロゥリィに身長の二倍はあろう男がとげの付いたハンマーで叩き潰そうとする。

その大男の脇腹に栗林の64式の銃剣が突き刺さる。

そのまま引き金を引いて銃弾を腹にねじ込む。

 

すぐさま銃剣を引き抜くと、襲い掛かってくる盗賊たちをヒラリと避けながら返り討ちにする。

 

剣を64で受け止めホルスターから9mm拳銃を抜き、早撃ちで相手をしとめる。

すると64の二脚が取れてしまった。

 

栗林「あちゃ~…二脚取れちゃった、武器陸曹に怒られるなぁ…(ま、89式より威力があるからだけじゃなくって在庫一掃の64式だから実質問題ないか。)」

そんなポジティブ思考な栗林は何事も無かったかのように敵を倒していく。

 

栗林に近づく盗賊をロゥリィが倒し、ロゥリィに攻撃しようとするのを栗林が阻止する。

二人のコンビネーションはまさしく完璧だ。

お互いの背中を預け合うほどだ。

 

伊丹「あの二人、息ピッタリだな…富田!あの二人の背中を守るぞ!!」

 

富田「了解!!」

自衛隊の参戦により優勢だった盗賊団は一気に劣勢に陥っている。

その光景を見て、先ほどまで士気が落ちていた民兵たちが立ち上がった。

 

ハミルトン「敵は怯んでいる!!今が好機だ!!この時を逃すな!!」

 

ノーマ「隊伍を組んで押し返せ!!連中に我々の力を見せてやれ!!」

勝つはずだった戦いに負け始めている光景に盗賊の首領は苦虫を噛み潰したような顔をしていた。

だが次の瞬間、バズーカの爆発で吹き飛ばされロゥリィのハルバードに突き刺さってしまった。

 

首領は虫の息ながらロゥリィに伝えた。

 

首領「み…認めんぞ…こんなものが…戦いであってたまるものか…そうは思わないか…エムロイの神君よ…わ…我らに答えを!!エムロイの神君よ!!!!」

ロゥリィは地面に首領を叩き付け、息の根を止める。

 

首領がやられた事により盗賊たちの士気は大幅に落ちてしまう。

だが、まだ負けていないとでも言うように戦い続ける盗賊たち。

 

どうしたものかと伊丹が悩んでいると、無線機に通信が入った。

 

鷹「第三偵察隊(3rec)、聞こえるか?こちらゴースト・ファイター1、これより場内の敵勢力を掃討する。付近にいる味方勢力は退避されたし!繰り返す!退避されたし!!カウント10で攻撃を開始する!!10…9…8…」

すると城壁を楽々とヅダが飛び越え、道の上に着地する。

その通信を聞いた伊丹はロゥリィを抱え、富田は栗林を担いで急いで離れる。

 

鷹「7…6…5…4…」

 

伊丹「皆さん急いで逃げて!!物陰に隠れて!!」

民兵たちはこれから何が起こるのか全く分からなかったが、伊丹の指示に従い建物の影に隠れた。

 

そして…

 

鷹「3…2…1…」

 

内部に残った盗賊たちに120mmが襲い掛かる。

盗賊たちの悲痛な断末魔…悲鳴が聞こえてくる。

 

そして120mmが撃ち終わる頃には、盗賊団は壊滅していた。

 

ハミルトン「化物だ…」

 

今まで見たことのない戦いにピニャは目を見開き、目の前の光景に唖然としている。

 

 

 

 

―鋼鉄の巨人…なんなのだこれは…

 

全てが叩き壊されていく…

 

何者も抗うことのできない絶対的な暴力…

 

誇りも…名誉も…一瞬にして否定する…

 

これは…女神の嘲笑(ちょうしょう)

 

気づけばピニャの頬には涙が伝っていた…

 

 

その後、後から駆け付けた第四戦闘団によって周辺の安全確保と負傷者の救出が行われた。

 

 

大明「こちら大明、敵集団は壊滅。周囲に敵影無し!状況終了!!」

 

鷹「ん!全員よくやった!!」

 

伊丹「終わったかぁ…」

伊丹はようやく終わった戦いにほっとしていると、民兵の一人がやってきた。

 

民兵「ありがとう、おかげでこの街は救われました。あなた方はどこの軍隊なのですか?」

 

富田「私達は自衛隊です。」

イタリカ降下防衛作戦は盗賊団の壊滅という結果で終わった。

 

 

するとロゥリィがある事に気がついた。

さっきから伊丹にお姫様抱っこしてもらっているのだ。

 

しかも左手が胸に当たっている…

 

ロゥリィは伊丹を指でつついて顔を向かせる。

そしてニッコリと笑う。

 

伊丹は勝利したことが嬉しいのかと勘違いし、ニッコリと笑い返す。

 

 

 

 

そして…伊丹の左目にストレートパンチがお見舞いされる。

 

 

その時、イタリカの街に悲痛な男の叫び声がこだました…

 

 

 

 

 




皆さん、どうも。メガネラビットです。
長時間パソコンの前にいるおかげで私の右肩が悲鳴を上げております(;´Д`)

そして眠い…;つД`)ふぁ~…
私が寝てしまわない内に解説コーナーに行きましょう。

解説コーナー

〔第六戦闘団六〇一中隊〕

MSだけで編成された戦闘団、機体は今後増やしていく予定。
もうここまでくるとジオンと何ら変わらない気がしてきたのは私だけでしょうか?(-_-;)

〔イタリカ降下防衛作戦〕

ここまでやっておいて、まだ生存者がいます。
だって全滅させてしまうと、あのセイレーンの女の子も死んじゃうじゃん(・_・;)

〔機体ネーム〕

適当にカッコいいのを付けた。



以上となります。

ちょっとやり過ぎた感はある…でも反省も後悔もしていない!!!
それではまた次回お楽しみにして下さい!(いつになるとは言ってない…)

それでは( `ー´)ノシ

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