引退した博麗の巫女と問題児たちが異世界から来るそうですよ? 作:hakusai
でも、原作うつすより格段に楽しいですね。
それはそれとして、
お気に入り200突発ありがとうございます!
現在狂喜乱舞してます!
もう嬉しすぎて受験受かりそうです。
本当にありがとうございます!
十六夜は吹き飛びながら考えた。
(受け止められるならまぁあり得なくはないと思ったが、どうやって跳ね返しやがったんだ!くそっ、めっちゃ楽しいじゃねえか!)
木々をなぎ倒しながら十六夜は綺麗に着地した。
そして、煙が上がっているところを睨み付けた。
煙が晴れると──
霊夢がニヤリと笑って立っていた。
霊夢の正面には、水神の攻撃を受け止めたときと同じような半透明の壁があった。
「封魔陣《弾》────もちろん、私は攻撃なんてしてないから、十六夜は失格じゃないわよ?」
「ヤハハ────まさか跳ね返されると思わなかったぜ。しかも攻撃をしないなんて────親切なこったな!」
そういいながらまた突撃する十六夜。
を黒ウサギが止める。
「落ち着いてください十六夜さん!少し作戦をたてましょう!」
「俺はこれ以上ないほど落ち着いてるぜ───まぁ言ってることは一理ある。よし。じゃあ俺が突撃するから、お前も突撃しろ。」
「やってることは同じなのですよ!?私は後方から援護いたします!十六夜さんは霊夢さんの攻撃を避けながら攻撃してください!」
「まぁそうしとくか。いくぞ!」
そういって突撃していく十六夜。
「何度やっても同じよ!」
と言い構える霊夢。
そして、十六夜と霊夢が衝突する。
パリンッ!
「え?」
また十六夜が跳ね返されると思いきや、今度は結界を破った。
しかし十六夜の勢いは殺されていたようで、その場に止まってしまった。
すかさず霊夢が突きを入れる
「ふんっ!」
しかし十六夜はそれを難なくかわし、お返しと言わんばかりに霊夢に蹴りを放った。
「よっと!」
それを紙一重でかわした霊夢は、後ろに跳び距離をとった。
「全く……この結界を破ったのはあなたが三人目よ。本当にどうなってるのかしら。破れるはずないんだけど。」
「ヤハハ。俺にも常識は通じないってこった。てか、それをいったら俺の蹴りを避けたのは、お前が初めてだぜ?」
「なぜだか私は勘がよくきくのよ。音速を避けれる程度にはね。」
「そうみたいだな……じゃあこんなのはどうだ!」
そういって霊夢へと向かう十六夜。
そして怒濤のラッシュを繰り出した。
「んなっ…殺す気なの!?」
そう言いつつもギリギリですべてかわす霊夢。
右から回し蹴りがとんでくる。
体を捻り避ける。
左から突きがくる。
体を傾けて避ける。
そんな攻防を続ける二人。
「ヤハハ!なんで避けれんだよ!」
「勘に従って体を動かしてるだけよ!」
埒が開かないと思ったか、十六夜は攻撃を止めて後ろへとんだ。
「ん?どうしたのかしら?まさか敗けを認める?」
そういって十六夜を煽る霊夢。
「まさか。そんなわけねえだろ。───────そうだな。この喧嘩を買ったやつは誰か、考えてみな?」
「え?それはどういう………まさか!」
咄嗟に黒ウサギの方を見る霊夢。
するとそこには、
雷鳴を轟かせ青いハート稲妻を迸らせる三叉の金剛杵を振りかぶっている黒ウサギがいた。
「『疑似神格・金剛杵』………これで終わりなのですよ!」
そう言って、黒ウサギは天雷を纏う槍を投げつけた。
一直線に霊夢へと向かう槍。
霊夢は動かない。
どんどん近づいて来る槍。
霊夢は動かない。
もうすでに、黒ウサギは勝利を確信している。
笑みまで浮かべているほどだ。
しかし十六夜はこの状況を不自然に感じた。
(なぜ動かねぇ……霊夢なら避けてもおかしくねえはずだ……何かあるのか………?)
そんな十六夜の疑問など気にせず、槍は一直線に霊夢を穿たんと向かっている。
そして、とうとう槍が霊夢にあたるところで、何かぶつかった。
「結界デスか………しかし、その槍を止められますかね?」
黒ウサギは笑みを浮かべたままそういった。
槍は結界に触れて止まっている。普通なら勢いを失って落ちる。
しかし、この槍は勢いを失うどころか、どんどん勢いを増していっている。
そして、とうとう槍は、結界を突き破った。
黒ウサギは勝利を完全に確信した。
十六夜も、杞憂だったかと、緊張を解いた。
──その瞬間、霊夢が笑ったような気がした。
『疑似神格・梵釈槍』は霊夢を────
──────すり抜けた。
「なっ!」
直後、黒ウサギの後頭部に痛みが走り、黒ウサギの意識は闇へと沈んだ。
はい。
戦闘描写下手すぎワロタ。
これがやりたくて書きました。
疲れました。
友達のH君は亡きものにしたいと思います。
黒ウィズたのしいです。
誤字、脱字などありましたらお教えくださるとありがたいです。
~一部変更~
流石に箱庭の貴族(笑)さんでもいきなり必勝の槍は放たないですよね。
奥の手はとっとくものですよね。