引退した博麗の巫女と問題児たちが異世界から来るそうですよ? 作:hakusai
でもやっぱり深夜に描くもんじゃないですね。誤字が多い。
これ書いてるのも2時くらいですもん。投稿時刻はわかりませんけど。
そして、UA50000ありがとうございます!皆様のおかげです!
今後とも失踪することなく書いていきたいと思います。
カードを見て、黒ウサギは驚いたような、それでいて興奮したような顔で四人を見る。
「ギフトカード!」
「お中元?」
「お歳暮?」
「お年玉?」
「スペルカード?」
「ち、違います!と言うかなんでそんな皆さん息があってるのです!?このカードは顕現しているギフトを収納できる超高価なカードなんですよ!耀さんの“生命の目録”だって収納可能で、それもいつでも顕現できるのですよ!」
「つまり素敵アイテムってことでオッケーか?」
「だからなんで適当に聞き流すんですか!もうそれでいいです!超素敵アイテムなんです!」
黒ウサギの怒号を聞き流しながら、四人は自分のカードを物珍しそうに見る。
「本来はコミュニティの名と旗印も記されるんだが、おんしらは“ノーネーム”だからの。少々味気ない絵になっておるが、文句なら黒ウサギにいってくれ」
「っていうか私にもくれるのね」
「言っただろう?これはおんしらのコミュニティの復興の前祝いだと。霊夢も“ノーネーム”に所属するのであれば、渡すのが道理と言うものだ]
「なるほどね」
「ふぅん…ところで、もしかして、水樹ってやつも収納できるのか?」
そう聞いておきながら、十六夜は水樹にカードを近づけてみると、水樹は光の粒子となってカードの中に飲み込まれた。
その証拠に、カードのギフト欄には、“水樹”という文字が追加されている。
「おお、これ面白いな。もしかしてこのまま水を出せるのか?」
「出せるとも。試すか?」
「だ、駄目です!水の無駄遣い反対!その水はコミュニティのために使ってください!」
チッとつまらなそうにする十六夜。そしてその様子をハラハラしたように見つめる黒ウサギ。
白夜叉はそんな二人を朗らかに笑いながら見つめた。
「そのギフトカードは、正式名称を“ラプラスの紙片”、即ち全知の一端だ。そこに刻まれるギフトネームとは、おんしらの魂と繋がった、“
「へぇ。じゃあ俺のはレアケースなわけだ」
ん?と十六夜のカードを覗き込む白夜叉。そこには確かに、“正体不明”の文字が書かれていた。
それを見て十六夜はヤハハ。と笑い、白夜叉は目に見えて表情が変わった。
「………いや、そんな馬鹿な」
パッと十六夜からカードをとりあげると、真剣な眼差しで穴が開くほどにカードを見つめて、、不可解とばかりに呟く。
「“正体不明”だと……?いいやありえん、全知である“ラプラスの紙片”がエラーをおこすはずなど」
「何にせよ、鑑定はできなかったって事だろ。俺的にはこの方がありがたいさ」
そう言いながら白夜叉からカードを取り返す十六夜。
白夜叉はそれも気にせず、難しい顔をして黙り込んでしまった。
その横で、霊夢がふと納得したように声を上げた。
「なるほど。このカードもギフトなのね」
「どうしたんだ?霊夢」
その声に反応して皆が霊夢を見る。
「いやぁ。さっきからギフトの名前がどうたら言うから何だろうって思ってたのよね。だって私のカードにはそんなの書いてないから」
そう言って霊夢は自分のカードを見せる。
そこには、他の三人と違い、名前だけが記されていた。
「「「「「え?」」」」」
それを見て、霊夢以外の全員が今日何度目かの驚きを口にした。
「いや、私も見たときはびっくりしたんだけどね。このカードがギフトの一種って聞いて納得したわ」
「こっちは全然納得できないんだが?」
十六夜の言葉に全員が同意する。
「いやね。たぶん私の
霊夢の言う通り、彼女が指をパチンと鳴らすと、カードにみるみると幾つかのギフト名が記されていく。
博麗霊夢・ギフトネーム“空を飛ぶ程度の能力”
“■■■■■■■■■■■■■■■■■■■”
“博麗の巫女”
“幻想の守護者”
“地仙”
“魑魅魍魎の威光”
“ムゲンの可能性”
そして、それを見て、またもやみんな唖然とした。
「いやもう…霊夢さんに常識は通じないみたいですね…」
その言葉に皆が同意を示すのであった。
今会は短めです。ちょうどキリが良かったですし。
まぁ前回につなげてもいいレベルの長さなんですけどね…
私はあんま長文かけないのでご容赦ください。
追記
仙人のギフト忘れてました…ごめんなさい!
霊夢さんは山(?)に籠もってましたし、天には登ってないかなというのと、死んではいないだろうってことから地仙ということにいたしました。
というわけで、それじゃあ、また今度とか!