引退した博麗の巫女と問題児たちが異世界から来るそうですよ? 作:hakusai
例大祭にいく予定の私です。
なにもかもやる気がでないです。
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入り口ののれんを潜り店内へ入る個性派軍団。
中は和風の中庭になっており、縁側にそって歩いていると、ふと足を止め、目の前の障子を開けて部屋へと入っていく。
部屋の中は個室と言うにはやや広く、和室のようになっており、ここちよいお香の香りが皆の鼻孔を燻る。
そこに各々が腰掛け、上座に座したロリ(白夜叉)は、大きく背伸びをしてから霊夢たちに向き直る。
彼女の着物はいつの間にか乾ききっていたようだ。
「さて、もう一度自己紹介しておこうかの。私は四桁の門、三三四五外門に本拠を構えている“サウザンドアイズ”幹部の白夜叉だ。この黒ウサギとは少々縁があってな。コミュニティが崩壊してからもちょくちょく手を貸してやった器の大きな美少女と認識しておいてくれ。」
「はいはい、お世話になっております本当に。」
若干投げやりで受け流す黒ウサギ。
そこに耀が質問を入れる。
「その外門、ってなに?」
「箱庭の階層を示す外壁にある門ですよ。数字が若いほど都市の中心部に近く、同時に強大な力を持つ者達が住んでいるのです。」
といって図を見せてくれた。
それを見た四人は口を揃えて、
「…………超巨大タマネギ?」
「いえ、超巨大バームクーヘンではないかしら?」
「そうだな。どちらかといえばバームクーヘンだ。」
「バームクーヘン食べたいわぁ。」
…約1名違うことをいっていたが。
「ふふ、うまいこと例える。その例えなら今いる七桁の外門はバームクーヘンの一番薄い皮の部分に当たるな。さらに説明するなら、東西南北の四つの区切りの東側にあたり、外門のすぐ外は“世界の果て”と向かい合う場所になる。あそこにはコミュニティに所属していないものの、強力なギフトを持ったものも棲んでおるぞ───────その水樹の持ち主などな。」
白夜叉は薄く笑って黒ウサギの持つ水樹の苗に視線を向けた。
「して、いったい誰が、どのようなゲームで勝ったのだ?知恵比べか?勇気を試したのか?」
「いえいえ。この水樹は十六夜さんと霊夢さんがここに来る前に、蛇神様を素手で叩きのめしてきたのですよ。ついでに叩きのめされましたが…」
「なんと!?クリアではなく直接的に倒したとな!?さらに黒ウサギをも倒したと!?ではその二人は神格持ちの神童か?」
「いえ、黒ウサギはそうは思えません。神格なら一目見れば分かるはずですし。」
「む、それもそうか。しかし神格を倒すには同じ神格を持つか、互いの種族に余程崩れたパワーバランスがある時だけのはず。種族の力で言うのなら蛇と人ではドングリの背比べだぞ。」
と言いながら十六夜をじっくり見て、続いて霊夢に視線を移すと、
「む?そこのおんしは神格は“持っていない”が、少々おもしろい種族だの。」
「あら、見破られちゃったか。」
それを聞いて二人以外は首をかしげる。
「どういうことですか?霊夢さん。」
「実は私はね……………仙人なの。」
「あー仙人ですか。通りで強いですし色々な術がつかえて……………って、え!?仙人でございますか!?その現代風な身なりでフランクな言葉遣いなのにですか!?」
「なんか少し失礼な気もするけど…そうね。まぁ仙人っていってもちょっと見た目と中身が詐欺なだけだから。」
「へぇ。ってことは、霊夢はババa「十六夜クゥン?痛い目みたいかなぁ?」ナンデモナイデス。」
霊夢が満面の笑み(目は凍るような冷たさ)で十六夜に脅しをかけると、流石の十六夜も肝を冷やして引き下がったようだ。
「なんにせよ、仙人ならば神格を打ち倒すこともあり得なくはないが、それでも苦しいはずなのだがな。」
「ていうか、私はあんまり手を出して無いわよ?殺ったのはほとんど十六夜よ。」
「ヤハハ、その後俺らを倒しておいてよく言うぜ…」
「黒ウサギも蛇神以上に強いはずなのだがな。」
「あ、あはは、ところで白夜叉様。白夜叉様はあの蛇神様とお知り合いだったのですか?」
「知り合いも何も、アレに神格を与えたのはこの私だぞ。もっとも、もう何百年も前の話だがの。」
といってない胸を張って、豪快に笑う白夜叉。
それを聞いた問題児たち(霊夢を除く)は、物騒に瞳を輝かせた。
「へぇ?じゃあオマエはあのヘビより強いのか?」
「ふふん、当然だ。私は東側の“階層支配者《フロアマスター》”だぞ。この東側の四桁以下にあるコミュニティでは並ぶ者がいない、最強の主催者なのだからの。」
それを聞いて、いっそう目を輝かせる問題児3人。
「そう………………………ふふ。ではつまり、貴女のゲームをクリアできれば、私達のコミュニティは東側で最強のコミュニティになると言うことかしら?」
「無論、そうなるのぉ。」
「そりゃ景気のいい話だ。探す手間が省けた。」
そして闘争心を込めた眼差しを白夜叉に送る3人。
それに気づいた白夜叉は
「抜け目ない童達だ。依頼しておきながら、私にギフトゲームで挑むと?」
「え?ちょ、ちょっと御三人様!?」
「あんたらねぇ……好戦的なのもいかがなものかと思うわよ?」
「よいよ黒ウサギ。私も遊び相手には常に飢えている。そして霊夢よ。おんしはいいのか?楽しい楽しいギフトゲームだぞ?」
「残念ながら、私は最強とかそういった称号に興味が無いのよねぇ。狙われるだけだし。」
「ほぉ。そういいながら、負けるのが怖いんじゃろ?恐ろしいんじゃろ?そんな意地を張らずに素直になってもいいのだぞ?」
「そんな安い挑発には乗らないわよ。」
「そうか……さて三人とも。あの腰抜けは置いておいて、ギフトゲームをやろうかの。」
「そ、そうね。そしてやけにノリがいいわね。そういうの好きよ。」
「ふふ、そうか──────しかし、ゲームの前に一つ確認しておく事がある。」
「なんだ?」
「おんしらが望むのは────
───── “挑戦”か─────
──────それとも──────
────────“決闘”か?」
刹那、四人の視界が白き輝きにに覆われた。
白猫って名前でフォロー出来るんですかね?
出来るなら、 わけぎちゃん って名前なので、是非ともフォローして頂けると私が喜びます。
では、また今度とかっ!