ご注文はリゼでしょうか?   作:シドー@カス虫

4 / 59
4話 リゼと同じ学校へ

「初めまして、黄金桂兎です。引っ越してきたばかりで至らない部分もあると思いますが、よろしくお願いします」

 

新しいクラスメイトから拍手が送られる。その中には見知った顔、リゼもいる。

 

「じゃあ、黄金君はあの空いてる席に座ってください」

 

俺の席は、窓際の1番奥になるようだ。

注目を浴び続けるのも恥ずかしい、さっさと席に座るか。

 

 

 

今日から俺の、新しい学校での生活が始まる。

 

 

 

……おかしいな、クラスに男子いないぞ。

 

 

 

 

とりあえず、少しは学校とかの説明をしよう。

 

ここは、街でも有名なお嬢様学校。男もいるけどお嬢様学校だ。

通ってるのは基本お金持ちで、例外に特待生が少しいるって感じだ。

そして俺は、その特待生として転校してきた。

ここにした動機?特待生は学費が免除されるからだ。

姉さんには少しでも負担をかけたくなかったから、必死こいて勉強してたんだよ。

そんで合格しました。

 

まぁ、説明することはこんぐらいかな。

 

 

 

 

「少し前まで女子校⁈」

 

「あぁ、だから男子は少ないんだよ」

 

昼時。

リゼと弁当を食べながら、なんでクラスに男子がいないか質問したら、そんな答えが返ってきた。

 

「ケイト、そんなことも知らなかったのか?」

 

「知らんかった。学費免除しか興味なかったしな」

 

「お前ってやつは……」

 

どうやら、全校生徒の9割が女子で、しかも男子の特待生は俺だけのようだ。初の男子特待生については、割と生徒間で有名らしい。

 

「まぁいいじゃん。居心地が悪いわけでもないし」

 

実際学校は広いし、生徒のみんなも良い人だし。

 

「本当に大丈夫なのか?」

 

「大丈夫だ、問題ない」

 

 

明日の俺は、これはフラグだったなと後悔する。

 

 

 

 

 

放課後

今俺は女子に囲まれてます。クラスメイトから違う学年の人まで何十人もいる。

俺が何かしたか?監獄にでも連行されるの?覗きしてないしする気もないよ?

 

「黄金さん!」

 

「ひゃ、ひゃい⁈」

 

ヤバイ声裏返った、メッチャ恥ずかしい。 じゃなくて、要件は何?

 

「黄金さんは……

 

本当に庶民なんですか⁈」

 

「……ハイ?」

 

えっ?何この質問。

頭の中で戸惑ってると、今の質問をきっかけに、みんなが一斉に質問してくる。

 

 

「どこから来ま「特待生としてはい「許嫁はい「庶民部に「etc……」

 

 

ダメだ、何言ってるかサッパリわからねぇ‼︎これがいわゆる『転校生への質問攻め』か⁈人数が多すぎる!

助けてリゼえもん!

 

 

 

いやハンドシグナルじゃわからねぇよ‼︎

せめて口パクにして!

 

(諦めろ)

 

冗談だよね⁈助けてリゼえもん!いやリゼさん‼︎

待って!帰らないで!お助けください!お願い三百円あげるから‼︎

 

 

リゼは帰りました。

 

 

 

「……みんな一列に並んで。一人一つずつ順番に答えるから」

 

 

 

 

 

 

 

最終下校時刻まで質問に答えました。

 

 

パトラッシュ、俺はもう疲れたよ……




おはこんばんにちわ
アプリのリゼアラームを速攻買ったシドーです

オリジナルです。短い上に文才ありません
反省はしてます。後悔はしてません


今日(12月11日)授業で一時間ひたすら体育館走りました
自分のペースで走ったらなんと120周してました!運動部勢に食い込みました。
30秒で1周ペースです。あと俺は運動部に入ったことありません
おかげで足がバキバキです(涙)
皆さんも無茶はほどほどに

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。