割と受験勉強忙しいから、どうしても量描くには時間が足りない
m(_ _)m
…けしてグレンラガンを見てるからではない
捻挫でバイトを休んだリゼのお見舞いに来た。
よくよく考えてみたらリゼん家に行くのは初めてだな。逆はあるけど。
友達がいなかったから友達ん家に行くことさえ初めてだけど、まぁなんとかなるだろ。
「あなたがケイトさんですかい」
「ですかいですかい」
家にボディガードがいるってなんだよ。ってかボディガードまで俺を知ってるってなんだよ。
すごく紳士的だったけどいきなり不安になったわ。
☆
「軽い捻挫だから心配しなくてもよかったのに」
「少し心配だったしな」
「リゼちゃん家にも来てみたかったしねー」
部屋にはリゼと、先に来てたココアとチノちゃんがいた。
リゼが怪我したって聞いたら絶対シャロもいると思ってたけどいない。バイトなのかな?
「お茶をお持ちしました」
ノックの音がすると、メイドさんが2人入ってきた。
……シャロと千夜だけど。
「来てたの⁈」
シャロは俺たちが来てるのを知らなかったのか、見られてビックリしてる。
メイド服ぐらい慣れてるだろうに。
「メイドさんがいました!」
「ここでもバイトしてたんだー」
「ええ ついに天職を見つけたみたいなの」
「おバカーッ!罪滅ぼしよ!」
罪滅ぼしっても限定アイス買いに行くの止めなかったってだけだし、リゼの自業自得だろ。
まぁシャロの天職だってのはあながち間違ってない気がするけど。
うん、やっぱメイドはロングスカートだな。ミニスカじゃなくて。王道って感じだわ」
「おい、声に出てるぞ」
「……男だししゃあない」
男にとってメイドさんのくるりんを見るのは一つの夢だし。夢だよね?
…と思ったら、ココアとチノちゃんまでメイド服着ることになった。
望遠鏡倒しちゃったからかわりに働くみたいだ。
リゼは安物だから気にするなって言うけど、絶対高いやつだもん。そりゃ気が済まないだろ。
「しっかし壮観だなぁ。メイドさんが4人もいるなんて」
「とうとう隠さなくなったな」
とうとうってほど遅くはなかったけどね。むしろ早い方か。
このままリゼん家(=お屋敷)のお掃除に行くかと思ったら、ココアが異議を唱えた。
「なんでケイトくんはそのままなの?」
「いや、なんでそのままじゃダメなの?」
「確かにケイトだけ何もしないのは変だな」
「じゃあアレか?男の俺がメイド服を着れってか」
俺がメイド服とか誰得だよ。
俺含む全員が想像したのか顔を青くしている。そりゃそだ。
「じゃあ俺はゆっくりとくつろいで……」
「あっ、執事服もあるはずだぞ」
どうしてこうなった。
なんで友達ん家に行ったら執事になってんだよ。
「……カッコイイな」
「…サンキュ」
しかも自分でも似合ってるって感じだから複雑な気分だ。
みんな(何故か特にリゼ)から好評だし。
仕方ない、ここは素直にお掃除大会に参加するか。
「ではお嬢!私たちに命令してみて♪」
「じゃあ一列に並べ」
「リゼそれじゃ教官だ」
ダメだ。リゼだとなんかお嬢様って感じがしない。
これじゃなんか執事としてモチベが上がらない。
「もうっ仕える身なら言葉遣いから直しなさい!解雇するわよ!」
「「「はいっお嬢様‼︎」」」
「何で⁈」
シャロのお嬢様力に俺とココア、しかもチノちゃんまで跪いた。
本物のお嬢様よりお嬢様らしいってマジでパナいな。
モチベも上がったことで掃除をしてると、入り口にいた人とは違うボディガードさんに話しかけられた。何人ボディガードいるんだろ?
「ケイトさんですね。お話があるので、こちらに来てください」
「わ、わかりました…」
よくわかんないけど、用事があるんなら断るわけにもいかないしついていく。
ついていくと、どこか重厚な雰囲気の扉の前に来た。
「では中でお待ちしてるので、お入りください」
「は、はぁ……」
若干失礼な返事だったけど、状況がわからず混乱してるから勘弁してほしい。
部屋は派手ではなく落ち着いた感じで、それでいてどれもお高い物だってわかる。
そして部屋の奥には、眼帯をした男性が座っていた。
「 ……君が ケイトくんだな」
あれ、まさか リゼの父親?
俺自身どうしてこうなったかわからない(困惑)