ご注文はリゼでしょうか?   作:シドー@カス虫

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試験1週間前で大変だお( ^ω^ )


33話 リゼたちとチマメ隊

いつも通りラビットハウス

 

いや、今日はココアがいない。確か千夜ん家で勉強合宿するとか言ってたっけ?

 

「ココアこの連休は千夜の家なんだって?」

 

「ぽいよ。静かだな」

 

「いえ……これから騒がしくなります」

 

「「なんで⁉︎」」

 

「今日からメグさんとマヤさんがお泊りに来るんです」

 

なるほど、確かに騒がしくなるな。

なんて納得してたらちょうど2人が来た。

 

「やっほ チノー」

 

「お世話になりま〜す」

 

「……ココアって割と間が悪いよな」

 

「チノの笑顔のときもパン見にいってたしな……」

 

いたら超喜んでたろうな。

 

「にしても小さいの3人がうろつくと名前を間違えそうになる」

 

「私も⁉︎」 「ちゃんと覚えて!」

 

「まぁまとめてチマメって呼ぶか」

 

「なんかヤダ‼︎」

 

リゼ案のチマメは不評だった。

 

 

 

 

 

 

 

マヤとメグも働くことになった。

 

「ほら 働くなら私の制服着たいんだろ」

 

「いいの⁉︎」

 

「私はバーテンダー服借りた」

 

マヤはリゼが着てる制服、メグがココアの着てる制服を着るっぽい。

にしてもアリだな。バーテンダーのリゼ。

 

「ハンドガンも貸してくれたり?」

 

「調子に乗るな」

 

まず普通にハンドガンがあることがおかしい。

すごい今更だけど。

 

「私のレベルじゃまだ制服までってことみたい」

 

「じゃあもうちょっと経験積まないとね〜」

 

「チノ!レベルアップさせて!」

 

「ティッピーは魔物じゃないです!」

 

「じゃあアニキ特訓して!」

 

「箒振り回しながら近寄らないで!」

 

危ないから!箒普通に痛いから!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ねー私にもアルゼンチン教えて」

 

「社会の宿題でも教えて欲しいのか?」

 

「アルデンテのことじゃないかなぁ?」

 

「通訳かっ⁉︎」

 

「メグさん達は以心伝心なんです」

 

スゲエな以心伝心。

ちなみにアルデンテは『麺が完全に茹で上がらずに麺の中心が髪の毛の細さ程度の芯を残して茹であげること』だ。あとでゆっくり教えよう。

 

「私たちも心が通じ合えば仕事の効率も上がると思うんです」

 

「心が……通じ合えば……」

 

「なんで俺を見る?」

 

まるで俺が分からず屋みたいだな。一応リゼの考えそこそこ分かるようになってきたのに。

 

「まぁ言葉なしで通じ合いたいならハンドシグナル教えてやるよ」

 

「そんなの使わないです」

 

あーー、ハンドシグナルか。とうとう俺も軍隊式のヤツ覚えちゃったんだよなぁ。

サバゲーでも少しはやってけるレベルだわ。

 

「じゃあリゼ!私は今何を思ってるでしょう?」

 

「うん?えーと、銃貸してとか?」

 

「はいはい!温泉プール行って疲れをとろう?」

 

「正解!」

 

「「分かるか‼︎」」

 

マジで以心伝心スゲエな‼︎

いつかリゼともこの域で以心伝心になれるだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

ってなわけで舞台は温泉プール。

レンタル水着を借りて入ったが……

 

「…なんで姉さんがいるの?」

 

「あらあら少年!女の子達と来るなんてやるじゃない♪でも中学生は守備範囲に入れちゃダメじゃない、ねぇ青山さん?」

 

「私はケイトさんの好みを尊重しますが…」

 

「ひっでぇ風評被害だ」

 

てかいつの間にか青山さんと知り合ってたのか。

 

「ケイト………おまえっ……まさか⁈」

 

「やめろぉおおおおおおおおおおおお‼︎」

 

ちびっ子は守備範囲に入らないから‼︎

だからゴミを見る目はやめてくれ‼︎

 

 

 

無事?3人の誤解を解くと、二手に分かれて銃撃戦をやることになった。

水鉄砲だよ。リゼいるけどモノホンじゃないから。

 

「今何か失礼なこと考えなかったか?」

 

リゼとは割ともう以心伝心かなって。

 

まぁとにかくジャンケンで分かれた結果

 

マヤ メグ 俺 チーム

 

リゼ チノ 姉さん チーム となった。

 

青山さんは見るだけっぽい。

 

「よーし スタートだ!」

 

「スゲエ生き生きしてるな」

 

「輝いてますね」

 

楽しそうでなによりだ。

 

 

 

 

 

 

 

「ティッピー‼︎」

 

マヤの仕掛けた青山さんによるティッピー兎質作戦も効かず、メグがやられた。

 

「マヤさんはどこですか?」

 

「あっち!」

 

「メグのあほー!」

 

あっマヤもやられた。

これで3対1………いや

 

「あちゃー、やられちゃったよ」

 

「愛さん!やられたんですか⁈」

 

「いやぁやるよ少年。なにか訓練でもしたのかなぁ?」

 

たぶんリゼの影響。

 

「ところでケイトは?」

 

「ここだ!」

 

「「⁈」」

 

俺は姉さんの後ろに隠れ、2人の視界に移らないようにしてたのだ!

予想外の場所から出てきた俺に反応が遅れ、リゼとチノは俺の凶弾にさらされる。水だけど。

 

「勝った!第3部完‼︎」

 

「何が完だ?」

 

いや ついノリで。

一か八か姉さんの後ろを視界に入らないよう歩く大変な策だったし。バレたら即負けたし。

 

「にしてもすごい潜入技術だな‼︎今度一緒に

サバゲーに行かないか⁈」

 

どうやら潜入の腕を買われたようだ。まぁ楽しそうだし行くけど。

 

 

 

「せんせ〜 お風呂上がりに牛乳飲も〜」

 

「先生?」

 

「リゼの事 先生だって!」

 

「あっ!つい学校にいる感覚だった〜/// 体育の先生みたいだからかなぁ」

 

「先生……教官ではなく……///」

 

リゼが先生か。生徒想いのいい先生になりそうだな。

 

「少年も進路考えないとね〜」

 

「わーってるよ。…あと青山さんはなんで後ろに?」

 

「担当さんがここまで原稿を取りに来たのかと…」

 

ちゃんと原稿出しましょうよ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日

 

「今日はお客として入ってみよう!」

 

「たまには悪くねぇな」

 

確か今日も3人で働いているはずだ。

 

 

 

 

「「「 お帰りなさい‼︎

 

お姉ちゃん! お兄ちゃん! 」」」

 

 

店を間違えたようだ。

 

「いやぁ妹たちに囲まれて幸せね〜♪みんなかわいい♡」

 

姉さんはもう可愛らしい妹達に夢中になってる。

 

「いつからここは妹喫茶になった?」

 

「なな何してる!一列に並べー‼︎///」

 

「教官とアニキには効かなかった!」

 

「リゼさんはちょっと照れてます」

 

普段と違うメンツでも、やっぱり俺やリゼの周りは賑やかだ。

 




ツイッターでは言いましたが
来週あたりは試験でガチで忙しいので
来週は更新を休みます

本当にスミマセンm(_ _)m

一応受験生なので勉強おろそかにするわけにもいかないので……
私事で本当にスミマセン




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