短いのとか色々勘弁してくだせぇm(_ _)m
「……なんであそこで甲羅を投げた?」
「い、いや……普通に勝つためで……」
バイトもない休日
うちん家でリゼとマ◯カーをやってた。
楽しいよね マリ◯ー。
「そういえば、何故Wi◯リモコンが2つあるんだ?一人暮らしなのに」
「あぁ、姉さんの分。たまに遊んでた」
リゼと遊ぶために買うほど俺は気が利いてるわけではない。
いつ姉さんが顔を見にきても問題ないよう、指定された姉さんの物は家に残してある。
ピンポーン♪
ピンポンの音が鳴った。
リゼぐらいしか家に来る仲いないのに珍しいな。
「悪い、ちょっと待っててくれ」
「わかった」
ゲームを中断して玄関に向かった。
押したのがリゼじゃないっちゅうことは……
「やあ!久しぶりだね 少年!」
ドアを開けると、俺より5センチほど高いショートヘアの女性がいた。
まぁ、女性っていうか……
「久しぶり、姉さん。だいぶ急だね」
「ま、いいじゃない。困るわけでもないんだし」
姉さんが家に来た。
正確には帰ってきただけど。
「あれ⁈これって女の子の靴じゃない‼︎」
「ん?そうだけど」
「ま、まさか友達のいない少年に彼女が⁈」
「違うから。あと友達いるから」
リビングで一緒に◯リカーやってたし。
「彼女と乳繰り合ってるならしょうがないね。邪魔なお姉ちゃんは帰るわ」
「ぶっ◯すぞ」
姉さんは普段は普通なのに、何かあると結構変だったり話を聞かなかったりする。
弟のこと少年って呼ぶあたりスタートから変だったし。
「何か騒がしいがどうした?」
「紹介するわ。俺ん姉さん」
「ケ、ケイトのお姉さん⁈」
イキナリではあるけど、ビックリしすぎじゃね?
「あら〜、なかなか可愛い子じゃない♪やるじゃないの少年!」
何がだよ。
「あたしは『黄金 愛』よろしくねん♪」
「え、えと……天々座リゼです。ケイトの、その…友人です」
「ふむふむ、リゼちゃんね。……少年!この子と話があるからちょっとトイレにでも行きなさい!」
「いいけど…」
どういう意図かさっぱりだけど、まぁ困ることもないし、俺は会話が聞こえないよう部屋を出た。
「……で、リゼちゃん。少年のどこに惚れたの?」
「なっ⁈なにを……‼︎」
「わかるわよあたしには。ほろほらお姉さんの私にぐらい教えてくれてもいいじゃない♪」
「…………言わないでください。ケイトには」
「あったりまえじゃない!そんな野暮なことしないわ」
最初はバイト仲間とか
同じクラスの友人とかそんな感じだったのに……
あいつはいつだって真っ直ぐで、優しくて……
アホな所もあるけど
ときおり本気で私の事を思ってくれて……
真っ直ぐ私の瞳を見てくれるあいつが
気付いたら…………
「いや〜若いっていいわね♪
嬉しいよ、 …ケイトの事を本気で思ってくれて」
「本気といっても、気付いたらって感じで……」
「人を好きになるのに理由なんていらない‼︎
あのアホには苦労するだろうけど、あたしは応援するわ‼︎」
「……なんていうか、本当にケイトのお姉さんですね。真っ直ぐ真剣な人で」
「……ま、真剣すぎてわかってないアホもいるけどね。
とにかく!せっかくだしケイトと何があったか色々聞かせてちょうだい‼︎」
「はい!じゃあまずは初めてあった時の事を……」
………………まだかな。俺だけ会話に入れてもらえない。
結局4時間ほどリビングには入れさせてもらえなかった。
あと2人超仲良くなってた。
姉さんの見た目は、まぁ『バカテス』の吉井玲がイメージに1番近いかな。
「俺の姉さんは弟を異性として見てる面白恐ろしい人なのかよ」
見た目だけ。
俺だって素で死ねっていう妹異性として見るなんて考えるだけで吐くわ
「……リアル妹持ちも大変だな」