二か月ぶりに走るのがめちゃくちゃ楽しかった
追記:各話タイトルをリゼメインっぽくしました
「もうすぐ父の日だねー」
「父の日……か」
俺の父さんは小さい頃に死んだから、父の日のプレゼントとかをした事がない。
「私はチノちゃんのお父さんにプレゼントをするんだー」
なるほど。俺も一応タカヒロさんにお世話になってるし、何かお礼的なのをしようかな。
なんて考えていると、リゼがやってきた。
「明日から私は他の店でもバイトをすることにした!シフトを少し変えてもらったからよろしく」
「リ、リゼちゃんが軍人から企業スパイに!」
「スパイなんて頼んでませんよ!」
「軍人じゃないしスパイでもない」
話を聞くと、かつて(最近)チノちゃんに教えたパトリオットサーブの練習をしてたら窓ガラスと父のワインを割ってしまったらしい。
それで父の日を機に飲みたがってた高価なヴィンテージワインを贈って罪滅ぼしがしたいとのこと。
「………ふぅぅん」
「なんだその反応は」
「いや、リゼのことだからGが出てつい手近な鈍器として使ったのかなと……」
「私を何だと思ってる‼︎」
「危ねえぇぇぇぇぇぇぇぇ‼︎」
洗ってた皿でチョップしてきたぞ!
俺じゃなかったら死ぬわ‼︎
☆
甘兎庵
「い、いらっしゃいませー」
甘兎に入ると、少し緊張したリゼが出迎えてくれた。まぁ知っててきたけど。
「ケイト?何でお前が⁈」
「千夜からいるってメール来たからつい」
これはマジ。ガンプラ作ってたらリゼがバイトしてるってきたんで参上した。
「千夜ぁあああああああ‼︎」
「あら、ケイトくん?もう来てくれたのね」
「無視するな‼︎」
なんだよ別に減るものじゃあるまいし。
「ところで千夜、何かぶってんだ?」
さっきから気になってたんだけど、千夜は何故か迷彩柄のヘルメットをしてる。
「リゼちゃんが来てくれたからミリタリー月間にしようと思って」
「「しなくていい」」
和服と相まって見事にアンバランスだ。見事ではないか。
「こちら抹茶の迷彩ラテアートだ」
「リゼ微妙に言葉使いが……って気持ち悪‼︎」
面白そうだから頼んだらスゲェ気持ち悪かった‼︎
「誰が気持ち悪いだ‼︎」
「リゼじゃない‼︎だからその銃を下せ‼︎」
「私もモデルガンを装備してみました♪」
「待て無闇に人に向けるな」
「さっき俺に向けた奴が言うな!」
銃を俺に向ける千夜に注意したけどお前が言うなよ!
ちょくちょく俺に向けてるじゃねえか‼︎
「こんなに面白い漫才コンビ初めて!ついはしゃいじゃった♪」
「漫才コンビじゃねえよ」
「今までワザとボケてないよな」
なんかだいぶ疲れた。
☆
フルール・ド・ラパン
リゼは今日フルールでバイトをしてるらしい。
さて 早速からかいに行くか。
「いらっしゃいませー」
「あ………」
「……………え ///」
なんか超輝いてるリゼが迎えてくれた。
「「……………」」
「………ありがとうございます」
「う うわぁあああああああああああああ‼︎」
あれ、急に眠気が………
(訳:気絶)
「……の…………えて………か?」
………うぅぅん。俺は確か…フルールにきて……
あぁ、リゼにやられたんだった。
どうやら俺は店の奥に運ばれたらしい。
「あのー、そろそろ閉店時間ですが……」
「……え?」
スタッフさんが言うなら間違いないだろうけど、俺閉店時間まで気絶してたのか。新記録じゃん。
「やっと起きたか」
「あ、リゼ」
着替えたリゼが来た。…ちっ。もう少しメイド姿見たかったんだが。シャロ写真撮ってないかな。
「ケイト、この後一緒にワイン見に行かないか」
とうとう例のワインを買うらしい。ちなみにシャロも一緒に。まぁ意見は多くて損はないし。
「おk」
「……ケイト先輩」
「………何かね」
「……リゼ先輩の頭の」
「シッ………ダメだ。言っちゃダメだ」
「ん?どうしたんだ?」
「なんでもない」
……ウサ耳付けっぱなしなんて誰が言うかよ。オモロイし可愛いし。
結局リゼはペアグラスを贈った。そりゃ15万なんて学生が買えるもんじゃないしな。
まぁリゼの父も絶対喜ぶだろう。
……え?ウサ耳はどうなった?
もちろん怒られました。
反省してます(もうしないとは言ってない)
☆
ラビットハウス バータイム
「息子よ。ワシの秘蔵のワインが1本足りないんじゃが」
「あれなら昔馴染みに譲っちまったよ」
「な、なんじゃと‼︎せっかくいつか飲もうと残していたのに‼︎」
「その体じゃ飲めないだろ」
「…それと、そのネクタイとエプロンはなんじゃ?普段はリボンをしてたじゃろ」
「あぁ、ネクタイはチノとココア君、エプロンはケイト君が。父の日だとプレゼントしてくれてな」
「……ワシの似顔絵がキモイ」
「そうか?似てるだろ」
「ワシはもっとハンサムじゃ‼︎」
「メスのウサギの体じゃねえか」
ケイト「今日地味に更新遅くね?」
スミマセンm(_ _)m 実は、3兄弟で部屋の引越しをしてました(させられた)
「部屋の引越し?」
うん。俺が3階の妹の部屋、妹が5階の弟の部屋、弟が5階の俺の部屋に荷物を運んだんだ
10時からつい19時半までノンストップだからかなり疲れた
「ドンマイ」
しかも全く執筆してなかったから焦った
「……は?30分で今回の執筆したのか?」
うん(マジです)
次はもっと早くから執筆しないと
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