「今日は雨でお客さんあんまり来ないねー」
今日の天気は雨だ。しかも段々強くなってきてる。帰りがすごく面倒くさそうだ。
「2人ともこんな天気なのに遊びに来てくれてありがとね」
それでも千夜ととシャロはラビットハウスに来てくれた。
「ちょうどバイトの予定が空白になっただけだし」
「雨の日に来なくても良かったのにな」
なんか申し訳ない気分になっちゃうし。
「でも私たちが来た時は晴れていたのに……」
「誰かの日頃の行いのせいね」
「シャロちゃんが来るなんて珍しいことがあったからかなー」
「えっ!?」
シャロの日頃の行いだったか。
「シャロ、コーヒー苦手なのに大丈夫なのか?」
「少しなら平気です」
(リゼ先輩がいれてくれたコーヒーだもの)
カフェインに酔うらしいけど大丈夫なのかね。
三分後
「みんなー!今日は私と遊んでくれてありがとー!」
「時間が空いたらいつでも来てねー」
「いいの?行く行くー!」
テンションが別人だな。
「おぉ!ケイト先輩意外と筋肉あるー!」
シャロに抱きつかれた。
やはり女の子特有の甘い香りがするが、狼狽える俺ではない。まぁ嬉しいとは思うけど。
「……ていっ!」
「グフゥッ⁈」
何故かリゼにチョップされた。
「雨激しくなってきたねー」
「風も強そうです」
外は結構荒れてきて、近所の俺ん家に帰るのも難しそうだ。
「Zzz……」
シャロは寝てしまってる。
「迎えを呼ぶから家まで送ってやるよ」
「いえっ私が連れて帰るわ!」
リゼが迎えを呼ぼうとしたが、何故か慌てて千夜が名乗り出た。まぁ千夜ならシャロの家知ってるだろうな。起こすのも悪いし。
「じゃ、じゃあまたね……」
シャロをおぶって傘もささず出てしまった。
大丈夫……なわけないだろ!
「おい大丈……千夜ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」
案の定千夜は目の前で倒れてしまった!
そういえば千夜体力ないほうだったな!
「ごめんなさい」
「いつの間にびしょ濡れに……」
もうプールに飛び込んだのかってぐらいびしょ濡れだ。シャロは起きて酔いも覚めたようだ。
「えっと……今日は泊まってってください。風邪を引いてしまうので二人は先にお風呂どうぞ」
「お言葉に甘えちゃうわね」
二人は風呂に入ってった。
「じゃ、俺帰るわ」
「え?何を言ってるんですかケイトさん。ケイトさんも泊まっていってください」
「え?マジで?」
女の子五人に男一人でお泊まりは色々危なくないか?
「いやいやさすがに男の俺はダメだろ。な、リゼ」
「わ、私は……別にいいが…」
「マジかよ」
まさかのOKもらいました。
「じゃ、じゃあお言葉に甘えて……」
まぁ俺が理性を保てば問題ないか。
in チノroom
「じゃーん!チノちゃんの制服着てみたよ!」
あの後チノちゃんの部屋で過ごしてたが、トイレに行ってる間に着替えたらしい。てか何故サイズ大丈夫なんだよ。
「そのまま中学校に行っても違和感なくて心配だ」
「ホント!?ちょっと行ってくる♪」
「待ってください、外は大雨です!」
「「そういう問題じゃない!」」
「みんなコーヒー持ってき……」
「ち、違う!ジャンケンで負けて!」
リゼもチノちゃんの制服を着た。
……スッゲェかわいい。
☆
in 風呂
「おぉ、ココア(飲み物)の匂いだ」
千夜シャロの後にココアチノ、次にリゼで最後に俺が今入った。ココアが入れた入浴剤の匂いがしている。
「とりあえず入るか……」
…いや待て!風呂は五人の女の子が入った後だ!入って大丈夫なのか⁈
女の子五人が入った後の風呂に入るのはなんか罪悪感が湧く。
リゼが入った後の風呂……
いやこれじゃ俺が変態みたいじゃねぇか!
俺だって年頃の男の子だしその手の事は興味はある。家のベッドの下にも何冊かエrゲフンゲフン!
……まぁ姉さんのおかげ?で女の子といても動揺しないが、枯れてる訳ではない。
くっ!俺はどうすればいいんだ‼︎
従うか堪えるべきか‼︎
結局俺は風呂に入らなかった。
入ったらみんなと二度と喋れなくなりそうだったし。
うん、これが正しいんだ。
シドー「おはこんばんにちわ。学校が始まったシドーです」
ケイト「どうも、ケイトです。今日の話は?」
シドー「いや〜実はね〜、前回の更新した後にね、年賀状3枚きたんだよね♪」
ケイト「へぇ、よかったじゃん」
シドー「しかも二人は絵を描いてくれてたんだよ♪」
ケイト「ふーん、何の絵?」
シドー「幼馴染ちゃんがワンピースのルフィとロー。友達ちゃんがナルト、銀ちゃん、エレン、おそ松さんが炬燵に入った絵なんだよ♪しかも上手い!」
ケイト「女の子二人から貰って嬉しそうじゃん」
シドー「でしょ!いやホント嬉しくて涙が涙が………Zzz」
ケイト「泣き疲れて寝ちゃったか………
また次回