ハイスクールD×B×F   作:ゴンサレス斎藤

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オリ主のプロフィール的なものです。

名前:東雲 颯【しののめ はやて】


容姿:白髪・くせっ毛・痩せ型の体系・目は緑色
(見た目の感じは第三次スーパーロボット大戦αのリアル系男主人公のクォヴレー・ゴードン)



使用武器:斬魄刀(主に使用するのは斬月であるが、場合によっては別の刀を使用します)
ちなみに、この時点で卍解は習得していません。いずれは登場させる予定です。



術:鬼道は破道・縛道共にある程度使えるが、回復・治療系の鬼道『回道』は苦手で、擦り傷や浅い切り傷は治療できるが、切断されてたり、肉体の一部などの修復は現在できない。



誕生日:10月6日(クォヴレー・ゴードンの初期の誕生日を参考)



家族構成:集落で生まれたが両親はすでに他界しているが、集落の人すべてが、家族であると感じており、年長者を父親・母親・兄・姉とし、同年代や年下を、弟・妹のように接している。





原作開始前~第二章~
第8話


 

 

~第二章~

 

 

 

 フランス某所 深夜

 

 

 

タッタッタッタッタッタッタ・・・・・

 

 

 

「はぁはぁはぁ・・・」

 

 

 

 人気のない路地に、男性が息を切らしながら走っていた。

 

 

 

「ボス、こっちです」

 

 

 

 不意に呼び止められ、辺りを見回すと、男性の仲間が手招きしながら住宅と住宅の間の隙間から顔をのぞかせていた。男性は安堵して仲間の元へ駆け寄った。

 

 

 

「助かったぜ。・・・俺を含めて5人か。他の奴らは?」

 

 

 

「わかりません。みんな慌てて逃げましたから。それにしても、何なんでしょうかあいつは。いきなり俺たちのアジトに入ってきたかと思えば仲間の一人を切り捨てやがった」

 

 

 

「どうする?あたし達のほかにも逃げた仲間を探しにいく?」

 

 

 

「やめておいた方がいい。いつ奴が来るかわからんからな・・それよりいつでも戦闘になるように準備をしたほうがいいだろう」

 

 

 

「それもそうだな。よし、そうと決まればさっそく〔ザンッ〕・・・がはっっ」

 

 

 

「ん?どうし・・・なに?!」

 

 

 

 移動しようとした矢先に、斬撃音がきこえ、振り向くと仲間の一人が背後から切られて床に倒れていた。目線を上に向けると、そこには・・・

 

 

 

「て・・テメェは俺たちのアジトに来た奴だな!!どうやってここに」

 

 

 

 真っ黒な着物を纏い、日本刀を持っていて、猿の仮面を被っている男が立っていた。残ったメンバーは急いで路地裏から飛び出して大通りに出た。

 

 

 

「テメェ、よくも仲間をやりやがったな。何の目的で俺たちを殺す!」

 

 

 

 一人の男が食って掛かるが、問われた本人は平然と答えた。

 

 

 

「依頼により、あなたたちを討伐させていただきます」

 

 

 

「なんだと・・どこのどいつだそんなことを頼んだ奴は!」

 

 

 

 着物の男は、ゆっくりと歩きながら大通りに出てきた。

 

 

 

「あなたたちに殺された夫や息子のご家族からですよ。はぐれ悪魔さん達」

 

 

 

その言葉を皮切りに、追い詰めたメンバーたちは体を震わせていたが、それは怒りではなかった。次の瞬間、はぐれ悪魔と呼ばれたメンバーは、体を変質させていた。

 

 

 

 腕を巨大化させたり、6本に数を増やしたり、鳥のような羽が生えたり、足がケンタウロスのような人間ではない動物の足になったりと形態を変化させていった。

 

 

 

「テメェ、はぐれ狩りだったのか!だったら容赦しねぇ、ぶっ潰してやる」

 

 

 

 他のメンバーも同意見だったのか、すぐさま着物の男の周りを取り囲み、袋叩きにする目論見であった。

 

 

 

「殺せ!!」

 

 

 

 ボスの一声で全員が襲い掛かったが、着物の男は慌てずに刀を構え、

 

 

 

「散れ、千本桜」

 

 

 

 容赦のない攻撃が始まった。刀の刀身部分が目に見えないほどの無数の刃に枝分かれし、まるで花びらが舞うようにしてはぐれ悪魔たちを襲う。

 

 

 

 それがはぐれ悪魔たちの見た最後の光景だった。

 

 

 

 

 

ピッ・ポッ・ピッ・・・

 

prrrrrrr・・・prrrrrr・・・ガチャ

 

 

 

『・・・』

 

 

 

『コードネーム“名無し”』

 

 

 

『おまえか、任務はどうなった?』

 

 

 

『任務は完了した。後始末をお願いしたいんですが』

 

 

 

『わかった。専門部隊を急行させる。早く戻ってきな』プッ

 

 

 

(フランス語が分からないので、二重カッコで表現しましたが、色々と大変なので、ここからは、通常の会話のようにさせていただきます)

 

 

 

 ほどなくして、魔法陣が複数展開され、魔法陣から真っ黒なスーツ服を着た人物が現れたが、背中にはスーツと同じ真っ黒な羽が生えていた。

 

 

 

 そして、すぐさま男たちはすでに息絶えているはぐれ悪魔たちのもとへ駆け出し、死体の処理を開始した。その中の一人が、着物の男に近寄り敬礼をして、

 

 

 

「はぐれハンターの“名無しさん”ですね?このたびは我ら“悪魔”の依頼を受けていただき、ありがとうございます」

 

 

 

「ご苦労様です。ここ以外にも現場があるんですが・・」

 

 

 

「そこにはすでに別動隊が向かっています。あとは我々が引き継ぎます」

 

 

 

「わかりました。後はお願いします」(ペコ)

 

 

 

 男は一礼すると、振り返り、白いフード付きのマントを着て、フードを深くかぶり、現場を後にした。

 

 

 

敬礼した悪魔は、それを見送り、見えなくなると後始末のため現場に向かった。

 

現場に到着すると、違う悪魔が話しかけてきた。

 

 

 

「隊長、やつは何者なんですか?」

 

 

 

「俺も詳しくはわからん。知っていることと言えば、奴は人間であること、魔力を身に秘めていること、はぐれ狩りの一人であること、そして神器(セイクリッド・ギア)を持っていないということだけだ」

 

 

 

「そんな馬鹿な!!神器を持っていないにも関わらず、数十人のはぐれ悪魔を殲滅したんですか!?」

 

 

 

「それが事実だ。現に我々はその現場に対面している」

 

 

 

 話しかけた悪魔は、振り返り、驚愕の表情を浮かべながら、すでにその場から立ち去っていた着物の男の向かった先を見つめていた。

 

 




しばらく、また仕事と書き溜めで投稿が遅れます。


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