落第騎士と生徒会長の幼なじみ   作:簾木健

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今回は早めにあげれました!!

さて今回はちょっとシリアスですかね?

まぁ今回も楽しんでいただければ嬉しいです!

簾木健


思惑

「ただいま。刀華」

 

「おかえりそうちゃん。どこに行ってたの?」

 

総司はそれに苦笑いを浮かべたがきちんと答えない。ただ刀華はその笑みで総司がどんなことをしてきたのかわかった。

 

「・・・・そうちゃん」

 

だから刀華は不安そうな顔で総司を見つめる。総司はそんな刀華の頭をポンポンと優しく叩いた。

 

「大丈夫だ。おれがなんとか・・・・「それが心配なんだよ」・・刀華」

 

総司の言葉を遮って刀華言う。

 

「そうちゃんはいつもそうやって一人でやっちゃうんだから・・・・・・少しは()()()を頼ってよ」

 

普段の刀華からは想像もできないような小さく弱い声。そんな刀華に総司はガシガシと頭を掻いた。

 

「・・・・・わかってはいるんだけどな」

 

総司は小さく息を零す。総司自身はそれが自分の悪いところだとわかってはいる。人を頼れない。それは総司が積み上げてきた人生の中で最もしてこなかったこと。『天陰流』を極めれるほどの剣の才、そして魔力という才能。能力が遅かったせいで巻き込まれた玖原家の家業である暗殺の道。その道を歩く過程で多くの人間を手にかけたそしてその結果、二つの才はさらに研ぎ澄まされて総司はドンドンと強くなった。ただそのせいで総司は()()()()()()()()()。人を一人、また一人と手にかけるたびに不安になっていった。自分の大切な人がこんな風になってしまうんじゃないか・・・・・・・だから人を頼らなくなり、人になにかを任せることを心底恐れるようになった。そしてそれは足を洗った今でも楔のように撃ち込まれいつからか信念のようになっていた。なにかを任されることはあってもなにかを仲間に任せることはない。そんな人間が出来上がっていたのだ。

 

「そうちゃん・・・・もう一人で抱え込まないでよ・・・・・」

 

それは懇願。涙を目じりに溜め総司の服を掴む。ただその目は真っ直ぐに。

 

「私やカナちゃん、うたくんがそうちゃんの力になるから・・・・・」

 

「・・・・・刀華違うんだ。そうじゃないんだ」

 

「えっ・・・・・」

 

「刀華は言ったよな。おれの横に立つ騎士になるって」

 

「うん・・・・」

 

「・・・・あの時素直に嬉しかった。でもおれはすごく不安にもなったんだよ」

 

「・・・・・・どういうこと?」

 

「おれは一人だった。だからおれの側にいてくれるって言うのはすごく嬉しかったんだ。でもな・・・・・おれはすごく臆病なんだよ」

 

「臆病?」

 

その言葉に刀華は疑問を感じた。刀華から見た総司は全くそうとは思えなかったから。いつも強く、どんな危険なところでも危険なことでも自分が為したいことがあるなら飛び込んでいく。そんな総司しか刀華は知らない。

 

「おれは・・・・・刀華やカナタや泡沫・・・・・大切な人を傷ついたり失うのが恐いんだ。恐くてたまらないんだよ・・・だからおれは一人で抱えてしまう」

 

「っ」

 

そこで刀華は初めて知った。総司という人間の本質を。刀華は今まで色んな総司を見てきた。総司が考えていることもある程度までは分かるほどの付き合いをしてきた。でも刀華自身はこの時初めて玖原総司の本質に触れた。

 

「おれは弱いんだよ・・・・刀華やカナタなんかよりも遥かに弱い。だからそれは・・・・・・「っ!!」」

 

弱音を漏らす総司。そんな総司を刀華はギュッと強く抱きしめた。

 

「そうちゃん・・・・・大丈夫だよ」

 

刀華は優しく総司に話しかけた。

 

「私は・・・私たちは・・・・・ずっと側にいるよ。どんなことがあっても側にいるから・・・・・」

 

「と・・・う・・・か・・・・・・っ」

 

涙がこぼれる。

 

「もっと強くなるよ。だからそうちゃんも一緒に強くなっていこう」

 

「・・・・・・・ああ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで今のところはアリスの策に乗ることにしたんだ」

 

総司はひとしきり泣き、落ち着いた後今回の一件を刀華に話した。

 

「そうなんだ・・・・・でもそれなら黒乃さんや寧音さんに報告したほうがいいんじゃない?」

 

「普通はそうだな。でも今回はそうしたくないんだ」

 

「・・・・どうして?」

 

総司はその問いに少し間を置いてから答える。

 

「この一件でアリスはたぶん自分の道にけりをつけるんだろう。同じ道を生きたことがあるおれにはそれを止めれなかった」

 

「・・・・・今回の一件を知っていて動かないのはどうかと思うけどね」

 

刀華はハァとため息をついた。

 

「必要なことなんだよね?」

 

「ああ。あともう一つ」

 

総司がピッと指を立てる。

 

「今回の一件でもしかしたら化けるかもしれない」

 

「?誰が?」

 

刀華はキョトンとする。それにスッと総司の目が細められる。

 

「一輝とステラだ」

 

「えっ・・・・そうちゃんまさか・・・・・」

 

「ああ。そのつもりだ。もちろんある程度したら撤退させるけどな」

 

刀華は絶句する。総司の考えはあまりにも無謀というか・・・・・ただの博打だ。

 

「そうちゃん・・・・・そんなことを考えたの?」

 

刀華の質問に総司は目を閉じて答える。

 

「あの二人に足りないものをこの合宿中ずっと考えていた。おれが思うにステラに足りないのは圧倒的な蹂躙だ。あいつはたぶん自分の限界を出すことに躊躇いがあるんだ。そこがあの潜在能力を活かせていない理由だ。だからあいつに必要なのは今の限界では絶対に勝てないという敗北。それを王馬なら与えられるはずだ。そして一輝に必要なのは・・・・・進化の方向性。ほぼ限界値に近い技術をさらに高めるためのヒントだ。ただこれは今回得られるかはわからない。でも・・・・・ここにおれは賭けたい」

 

「・・・・・・・わかった」

 

刀華は少し悩んだ。今ここで総司がやろうとしていることは普通なら絶対に止めたほうがいい。でも・・・・

 

「私はそうちゃんがそれがいいと思うなら信じるよ。・・・・・ただ今回は私やカナちゃん、うたくんに手伝わせてね」

 

「ああ。頼むよ」

 

総司はぎこちなく笑いかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そしてその時はやってくる。目の前で燃える破軍学園。倒れていたクラスメイトを含む学園の生徒に教師たち。それをやったという眼前の七人。その七人の覇気は間違いなく強者だった。そしてその一人道化師(ピエロ)の風貌の男、平賀玲泉が言う。

 

「僕たち『暁学園』の目的。それは七星剣舞祭に出場することです。いくら生徒が七星剣舞祭の出場権を持っていたとしても《騎士連盟》の許可なく新設された学園の参戦など認めるわけがない。認めさせるには示す必要があるのです。我々が存在しない『日本で一番強い騎士を決める祭典』ほど無意味なものはないということを、誰の目にも明らかな形でね」

 

一輝や刀華たち破軍の生徒たちと玲泉が色々と言っている中、総司は敵の戦力を分析していた。そしてその結論はすぐに出る。

 

「この相手なら利用できる」

 

総司は内心でニヤリと笑った。そして感謝をした。

 

「悪いな暁学園。お前たちは逆に踏み台になってもらう」

 

総司がそう思ったところで暁の一同が強い殺気と共にそれぞれが霊装を構え、戦闘態勢を取る。それに対し破軍学園の生徒たちも殺気を纏い霊装を構える。そして両軍が駆け出した瞬間声が響いた。

 

『先輩!アリスちゃんと玖島先輩は他校のスパイです!!気をつけてください!!!!!!」

 

ただその声で止まるものはいない。なぜならもう凪はスパイではないから。凪は帰りのバスの中で破軍が燃えているのが見えたところで自分の正体を明かし全員に自分が練った策を告げる。そしてそれを七星剣舞祭の選手団長である一輝と破軍生徒会長である刀華信じる決断をした。凪はそれに心から感謝しながら自らの固有霊装(デバイス)である《黒き隠者(ダークネスハ―ミット)》を複数本顕現し、手の平で扇状に構え、それらを投げ放った。《影縫い(シャドウバインド)》それは対象の影に凪の霊装を突き刺すことによって一切の身動きを封じる伐刀絶技(ノーブルアーツ)。そしてそれは見事に暁学園全員の影を縫い止めた。凪の策は完全に嵌り破軍学園陣営が振るう刃の前に、一人残らず倒れ伏した。そこで一時破軍学園全員の気が緩んだ。しかしその中で総司が叫んだ。

 

「気を付けろ!!まだ終わりじゃない!!」

 

「えっ・・・・・・」

 

全員がその声で行動を移そうとした瞬間、ドサッと言う音がした。

 

「うわ・・・・さすがだね。でも間に合わないよ」

 

音の方には無数の剣に背後から貫かれた地に伏す凪の姿。そしてその背後には無数の銀剣を両手に携えて無邪気に笑う、紫乃宮天音がいた。

 

「アリス!」

 

この事態にいち早く行動を起こした珠雫が彼の元に走る。しかしその行動は――――

 

「珠雫、迂闊だ!!前を見ろッ!」

 

「っっ!?」

 

一輝の忠告。それはぎりぎりで間に合った。珠雫の眼前。なにもないはずの空間の存在する、僅かな歪み。風景の捻じれ。それを認識した珠雫はすぐに両手を挙げ頭部を守る防御を取る。瞬間、珠雫の小柄な身体が真横に吹っ飛び、鞠のようにバウンドしながら転がった。まるで見えない何かに殴り飛ばされたように。そしてそれは、まさしくその通りだった。

 

「え・・・・?」

 

破軍側の誰のものか。しかしそれは無理もない。それほどに驚くべき光景。まるで透明の煙の中から歩み出るようにして、今倒したはずの暁学園の生徒たちが、無傷の姿で眼前に現れたのだ。

 

「は、はぁっ!?どういうことよコレ!?」

 

「同じ人間が二人!?馬鹿な、確かに今ここに倒れて――――!?」

 

恋々と雷の二人は自分の足下に倒れている暁を改めて確認する。そして目を剥いた。足下に倒れていたのは塗装が施された木製の人形だったのだ。

 

「なによこれぇ!?」

 

「《騙し絵(トリックアート)》。アタシの芸術は本物より本物らしいってこと」

 

恋々の悲鳴にそうボソリと呟いたのは暁学園の一人。大きな乳房を絵具よけのエプロンだけで隠したトップレスの少女。凪と同じく《解放軍(リベリオン)》に身に置く《血塗れのダ・ヴィンチ》サラ・ブラッドリリーだ。

 

「つまり、今まで皆さんが我々だと思っていた者たちは、彼女の『芸術』を操る伐刀絶技(ノーブルアーツ)により生み出された模造品に、ボクが《地獄蜘蛛の糸(ブラックウィドウ)》で動き加えただけの木偶だったのですよ。そして本物の我々はこのように、王馬君の風の力で光を屈折させて姿を隠し、皆さんの企てが空転するのを待っていたというわけです」

 

「初めからアリスの動きはお見通しだったってこと!?」

 

「ええまあ。何せこちらには優秀な予言者がいるのでね。・・・・・もちろん裏切り者には知らされていなかったことですが」

 

道化師(ピエロ)はカラカラと愉快そうにネタをばらしながら、倒れた凪の身体を担ぎ上げた。

 

「しかし、結局天音さんの予言通りになってしまいましたか。情けを掛け最後のチャンスをお与えになったヴァレンシュタイン先生もさぞ悲しまれることでしょう・・・・・・・それでは後はお任せしますよ皆さん。スポンサーのオーダーは『可能な限り圧倒的な、議論の余地がないほどの壊滅』です。一人も残さず徹底的に叩きつぶしてください。ボクには先生の元までこの裏切り者を連れて行く仕事がありますので」

 

そして素早く後ろに飛ぶと、そのまま戦域からの離脱を計る。しかしそれを易々と許す一輝ではない。

 

「待てっ!」

 

すぐに追いすがるために地を蹴る。しかしそれは《風の剣帝》黒鉄王馬によって割り込まれる。

 

「王馬兄さん・・・・・っ!」

 

「散れ」

 

王馬は何の躊躇いなく、刃渡り一メートルを超えた野太刀の霊装《龍爪(りゅうづめ)》を振るう。風を斬り、銀孤を描いて一輝の胴に奔る一閃。一輝は追跡を断念しようとした、そのときだ。

 

「はああああああっ!!!!!」

 

横一線、振り抜かれた王馬の霊装が、炎纏う黄金の剣によってその軌跡を阻まれた。

 

「ステラッ!」

 

自分を守るように割り込んできた赤い髪の恋人の名を呼ぶ。と、ステラは王馬と鍔迫り合いをしながら、一輝に告げる。

 

「イッキ!シズクがアリスを追いかけていったわ!!」

 

「っ!?」

 

「コイツらシズクを素通りにした!たぶん行った先に罠があるのよ!一人で行かせたら不味いわ!急いでシズクを追いかけてッ!!」

 

「・・・わかった。ここは任せたよ!!!」

 

「ええ。アリスの力なんかなくてもこんな奴ら全員ここで叩きつぶしてやるわよ!!」

 

ステラの声に背中を押され、一輝は珠雫を追いかけて戦線を離脱する。それを三人の敵をさばきながら目の端で総司は捉えた。そして近くにいた刀華に叫ぶ。

 

「刀華!一輝を追いかけてくれ!!」

 

「!!・・・・はい!!!」

 

その声を聞き刀華は駆け出す。それをいかせまいとするがそれは総司によって阻止される。

 

「悪いな。ちょっと行かせてもらうぜ」

 

「くっ!!」

 

追撃を止められたメイド服の女は歯噛みする。しかしそこで二人は気づく。強い魔力の波動。そして跳ね上がる温度と荒れ狂う風の音。総司はメイドの女から素早く離れ、その魔力がする方向を見る。《天壌焼き焦がす竜王の焔(カルサリティオ・サラマンドラ)》。猛る炎熱を光の剣として振るうステラにとって最強の技。それに対するは黒鉄王馬。その能力は自然干渉系―――『風』を操る力。それによって放たれるのは圧縮に圧縮を重ね最早質量すら有した荒れ狂う暴風の剣。『月輪割り断つ天龍の大爪(クサナギ)》。光熱の剣と暴風の剣。双方刀身は五十メートルを超える、規格外の範囲攻撃。間合いである三十メートルなど十分に射程内だ。それはほぼ同時に対峙する敵に対し振り下ろされ、そして衝突した。瞬間、互いの魔力により剣の形に編み固められていた光熱と暴風が、互いに削り合うように火花を散らし、徐々に解れ、炎の嵐となって周囲に破壊をもたらしながらもせめぎ合う。それは並みの騎士では必死に自分を守ることしかできず、この戦いを見ることすら叶わない次元の戦いを身じろぐことなく見つめる騎士がそこには一人いた。そしてその男は笑っていた。

 

「う、嘘でしょ・・・・」

 

そんな中ステラは驚愕していた。自分の力を出せるでけ出している。しかし・・・・段々と押し込まれていく。

 

「このアタシが力負けしている・・・・・っ!!」

 

それは彼女にとっては初めての経験だった。

 

「どうしよう・・・・・っ」

 

徐々に、徐々に綺麗なクロスを描いていた光と風の刃が、その形を歪ませる。暴風の剣が光熱の剣を押し込み、削岩機の刃のように旋回する竜巻が光の刃を削り・・・・ついにはその光の刃を切断した。そして暴風の剣がステラの頭上に降り落ちる。

 

「や・・ば・・・」

 

回避は間に合わない。ステラはこの一撃を確実に当たる。

 

「ごめん一輝・・・・」

 

ここでこの敵を止めれなかった。また七星剣舞祭にも出場できないかもしれない。その二つを自らの恋人に謝る。そしてついに暴風の剣がステラの身体に入るという瞬間――――暴風の剣はズタズタに斬り裂かれた。

 

「えっ・・・・・」

 

ステラがそう零すと圧縮されていた風が解放され凄まじい突風を引き起こす。それによってステラは飛ばされてしまう。

 

「キャ!!」

 

「おっと・・・・」

 

飛ばされたステラをある男が受け止める。その男は腰に二つの鞘を差し少し笑みを浮かべていた。そしてその男は受け止めたステラに語り掛ける。

 

「ここまでだステラ。悪いな」

 

「えっ!?あっ・・・・」

 

男はステラの延髄に手を添えそこから雷撃を叩き込み。ステラを気絶させる。そしてその男は気絶したステラを投げる。

 

「カナタ!!頼む」

 

「っ!はい」

 

それをカナタは驚きながらも受け止める。それを確認してからさらに男は指示を出す。

 

「泡沫。黒乃さんと寧音さんに連絡して二人を確実に連れてこい!」

 

「!わかった!!」

 

そう言って泡沫はスッと消える。

 

「恋々、雷、カナタ。代表を守れ・・・・と言っても流れ球からしっかり守ってくれ。葉暮姉妹は悪いが三人に守られてくれ」

 

「「「「「はい!!!」」」」」

 

五人は男の指示に驚きながらも返事をする。そしてその男は五人を背に一人で六人の強者と向かい合った。

 

「悪いな・・・・ここからはおれの錆落としに付き合ってもらうぞ」

 

男が二本の霊装を抜きそれらを構える。構えは刃をダランと下げた姿勢。それを見て六人の一人である天音はププっと笑った。

 

「すごく格好いいね。でもいいの?君強いかもしれないけど一人じゃ無茶・・・・「黙れ」・・っ!」

 

その男から発せられる殺気。その殺気はあまりにも濃密で天音は言葉に詰まる。他のメンバーも完全にその男の雰囲気に呑まれていた。そしてその男はゆっくりと右手に持った小太刀の切っ先を持ち上げ、暁を指した。

 

「我慢は終わりだ。こっからは地獄を見てもらうぞ」




いかがだったでしょうか?

ちょっとすっ飛ばしたくせにバトルまでいけないw

ただ次回はバトルに入ります。また総司の能力も明らかになります。

やっとですよ・・・・やっと総司の無双が書ける!!!

さて本気で暴れさせてやりますのでお楽しみに!

今回も感想、批評、評価募集していますのでよろしくお願いします!!

ではまた次回会いましょう!!

簾木 健

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