架物語   作:藍鳥

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こよみアクセル 004

   021 @ 3rd person

 

 阿良々木暦が『新世界』の魔術師、エイザーの襲撃にあう少し前。

 浜面、麦野、そして一方通行はファミレスを出た後、当ても無くさまよっていた。

 

 「で、どォすンだ、具体的に」

 

 「そーだな、別行動つっても特に目的がある訳じゃないからなぁ......」

 

 滝壺と打ち止め、フレメアはまだファミレスにいる。

 その分、彼らは自由に動けるのだろう。

 

 「チッ......めンどくせェ。てか何で俺がこンなことしなきゃなンねェンだよ」

 

 「あんただって困る訳でしょ。自分の記憶の大事な部分に大穴空いたままじゃ」

 

 上条当麻と番外個体(ミサカワースト)

 一方通行を『リムーブ』に留める理由を作ったのはこの二人の『消失者』だ。

 上条は、当時最強を謳い、その先の『絶対能力(レベル6)』を目指してとある実験を繰り返していた一方通行を実力で退けた類稀なる人間だ。その後の第三次世界大戦においても上条は一方通行に多大な影響を及ぼした。

 番外個体は第三次世界大戦において、上条と同じく一方通行に大きな影響を及ぼした人物だ。良い意味でも悪い意味でも。

 彼ら二人に関する記憶が消えてしまったことは、一方通行にとって大きすぎる負担になっている。

 それに負担を抱えているのは一方通行だけではない。

 浜面、麦野、滝壺、打ち止め、フレメア、土御門。もっと言えば御坂、芳川、黄泉川、黒夜、食蜂、削板......。

 上条当麻に至ってはアメリカ合衆国の大統領にまで、ていうか世界の首脳陣にまで影響を与えてしまっているのだ。

 

 「あーダリィ......、俺ァコーヒー買ってくる」

 

 「一方通行、今離れるのはマズいんじゃねぇか?」

 

 「良いんじゃないの、別に。今この瞬間に魔術師とやらが現れる確率なんて、あってないような物よ」

 

 そうなのか? と浜面は麦野理論に若干の不安を覚えたが、変に言い返したら何されるかわかったもんじゃないので、黙っていた。

 一方通行は黙ってコンビニのある方向へ去っていった。

 

 「ま、とりあえず適当にパトロールでもしときゃ良いか」

 

 「そーねー」

 

 麦野と浜面は黙って道をそぞろ歩く。

 いまだ第七学区にいるが、見た限りおかしな所はないな......、と浜面が思った時だった。

 

 ゴガッ! という爆音。

 

 「なんだッ!?」

 

 「向こうの方は阿良々木とかいうヤツと垣根に任してたわよね!?」

 

 二人揃って舌打ちをする。爆音は向こう側からだ。

 マズい。

 いくら麦野を上回る能力者である垣根帝督が付いていたとしても、そのタッグは更なる不確定な異端。異世界からやって来た吸血鬼とか不安過ぎる。

 その上、相手は虚像だとしてもあの学園都市第一位を出し抜いた魔術師だ。

 垣根が素で勝てる相手である保証もない。

 

 「また命懸けかよ......。ったく、第三次世界大戦だけで十分だっての」

 

 「そうね......、けど、そう簡単には進んでくれないみたいね、今回も」

 

 前方を見据える麦野は睨み付ける。

 いつの間にか現れた一人の男を。

 

 「ま、そうだろうな」

 

 『新世界』の魔術師。

 背格好はかつて『武装集団(スキルアウト)』を率いていた男、駒場利徳のような大男。

 そして体格に似合わない白ランを着ている。

 男は口を開く。

 

 「貴様は阿良々木暦を知っているか」

 

 「......阿良々木......?」

 

 決してとぼけた訳ではなく、単純に疑問に思ったのだ。

 なぜ目の前の大男は阿良々木暦を知っている?

 

 「お前の目的は阿良々木なのか?」

 

 「......ふん、我々の最終目的は阿良々木暦の獲得ではない。これはあくまで過程だ。我々の目指す先はそれより上にある」

 

 麦野が盛大なため息を吐く。浜面は男を睨みつける。

 まったく、またこの類いの人間か。

 物理的、盲目的な力に溺れ、自身を過信している馬鹿ども。

 『武装集団』時代に戦っていた相手、そして浜面自身と変わらない。

 浜面は『超能力者』と殺しあってそれを思い知らされたのだ。

 

 「知らぬなら、良い。下手に我々と関わらないことだ」

 

 そのまま身を翻し、どこかへ消えようとする白ランの魔術師。

 

 「おい、待てよ」

 

 「なんだ」

 

 「お前はこの街に、滝壺やフレメアたちに害を為すつもりなんだよな?」

 

 浜面は自身の右拳をグッと握りしめる。

 能力者と『無能力者』。

 そこには越えられない絶壁があって、『無能力者』の何もない自分が嫌いだった。何もせずのうのうと暮らして、他の人たちが能力開発を進め、友人があれやこれやと充実した学校生活を送っていくのを見るのが嫌だった。

 『無能力者』と能力者の間には絶対的な差別が存在する。制度的にも、精神的にも。

 だから浜面はそれに武力で対抗した。

 結局は何も変わらないとは分かっていても、黙って見ていることなんて浜面たち『武装集団』にはできなかった。

 

 「だとすれば、魔術師さんよ」

 

 けれど。

 上条当麻は。

 その幻想を一瞬にして破壊した。

 『無能力者』にだってできることがあるんだ、と。

 お前は今まで『武装集団』の力を使って救いを求める人たちに手を差しのべたのか、と。

 それこそ非現実的な妄想だったのかもしれない。

 浜面たちにとって、本末転倒なことだったのかもしれない。

 ただの夢見がちの戯言だと受け止められたのかもしれない。

 だけど。

 

 「もしそう言うのなら、俺がアイツの代理を買ってやる」

 

 上条当麻を忘れてしまった浜面だが、この言葉だけは鮮明に覚えている。ぼやける上条当麻という像の中、いまだ頭の中で響き渡っている声。

 最初出会った時、アイツは言った。

 

 『これが俺とテメェの違いだ! そんなつまんねぇ幻想は自分でどうにかしやがれ!!』

 

 浜面は思う。

 俺はここまで登って来たぞ。

 だから上条、お前もさっさと戻ってこい!

 

 「そんなクソつまんねぇ幻想、俺がぶち殺してやる!!」

 

 上条当麻のその言葉は、決して幻想ではない___

 

 

 

 

 

   022 @ 3rd person

 

 「麦野ッ!!」

 

 目の前で、仲間の超能力者が吹き飛ばされる。

 目の前で起こったことを信じたくない。それほど異常な光景だった。

 

 「......手応えのない......。これが学園都市の主戦力なのか」

 

 『新世界』の魔術師、ウィルヴァンは右腕で麦野を投げ飛ばしながら呆れていた。失望していた。

 

 「......う、っぐ! クソがッ!」

 

 「大丈夫か麦野!?」

 

 「馬鹿、にしやがって......。後悔させてやるッ......!」

 

 ダメだ、そう浜面は確信してしまう。

 麦野では、この魔術師には勝てない。

 先程の話だ。

 麦野の放った『原子崩し(メルトダウナー)』。それをあの大男は弾き飛ばしたのだ。

 あらゆるベクトルを制御する、あの白い少年のように。

 

 「伏せとけ浜面ァ!!」

 

 黒いシートが中を舞う。

 直後。

 

 ズガァッ!!

 

 と、無数の光線が空間を切り裂いた。

 

 「甘いな......」

 

 「クソがッ!」

 

 ぞん、とウィルヴァンは不穏な空間を展開する。

 何が来る? この男はどんな魔術を使ってくる!?

 その光は一瞬だった。

 

 「があぁぁぁぁぁぁぁぁァァァァァァァ!! が、っあッ、あああああああぁぁぁぁぁぁぁァァァァァァァ!!」

 

 麦野の咆哮が響く。

 浜面にはとうてい理解が及ぶような事象ではない。

 

 魔術。

 

 超能力と対をなす力が容赦なく麦野を侵食する。

 

 「『磔』。この程度で十分だろう」 

 

 とそこで、ウィルヴァンはあることに気が付く。

 

 「もう一人......」

 

 見える範囲から浜面が消えていた。

 いつからだ? 少なくとも麦野が一撃を放った時にはいたはずだ。

 だとすれば消えたのは『磔』を掛けた時だ。

 疑心の中、しかし、とウィルヴァンは考える。

 深く考える必要はない。ただ逃げただけと見るのが妥当だろう。

 それに、もしどこからか不意打ちを仕掛けてきたとしても、ウィルヴァンを倒すことは不可能だ。

 

 「まだいるのか、科学の少年よ。戦う気があるのならば相手をしてやる」

 

 返事はない。

 なるほど、あの少年は仲間を捨て、逃げ出したというわけだ。そう納得し、ウィルヴァンは身を翻す。

 もうこいつらの相手をする必要はない。こちらはハズレだったのだ。

 今回の褒賞はエイザーの物か、そう少し残念に思った時だった。

 

 音が、消えた。

 

 直後、無限の砲弾がウィルヴァンを襲う。

 

 「何、だ! これはッ!!」

 

 砂煙の向こうから駆動音を鳴らしながら現れたのは。

 

 「よぉ魔術師。麦野をメッタメタにした分は......」

 

 浜面が引き連れてきたのは、白いカマキリ。

 

 「結構高くつくぜ?」

 

 

 

 FIVE_Over.

 Modelcase_”RAILGUN”

 Equ.Dark_Matter.

 

 

 

 

 すなわち。

 俗に言うファイブオーバーシリーズの内の第三位、御坂美琴の超電磁砲(レールガン)を工学的に越えよう造られた正真正銘の怪物、Gatling(ガトリング)_Railgun(レールガン)’を第二位、垣根帝督の未元物質(ダークマター)によって造り替えた怪物を超えた怪物。

 垣根帝督の自作である。

 

 「なぎ払えッ!」

 

 白いカマキリは浜面の命令通りに動く。

 この白いカマキリは通常モデルの物とは違い、未元物質を使用しているので、砲弾の補充の必要がなく、さらに言えばどれだけ連射し続けても輻射熱で焼き切れることはない。

 つまり。

 無限の連射を可能とする。

 

 再び音が消えた。

 あまりの衝撃に浜面までもが吹き飛ばされてしまう。

 内臓が内側から揺さぶられるのを感じる。感覚が崩壊し、上も下もわからなくなる。

 最強の災厄を持ちこんだ浜面でさえ、その異常なまでのスペックには耐えられなかったのだ。

 浜面の意識は一瞬で飛んだ。

 

 

 

 

   023 @ 3rd person

 

 ファイブオーバー・ガトリングレールガンの細かな設計図が突然送られてきたのは昨日のことだった。

 浜面たち『アイテム』がシェアハウスをしているとある一部屋のポストに投函されていたのだ。

 誰が何のために? という疑問があったが、その設計図の正確さを見る限り、単なる悪戯ではなく何か明確な意図をもって送りつけてきたことは分かる。

 そして何枚にもわたるA4紙の最終ページには一言こう書いてあったのである。

 

 ___未元物質を応用せよ。

 

 その場にいた垣根帝督は一瞬でガトリングレールガン・ダークマターver.を組み上げた。

 

 『差出人は書いていないのですか?』

 

 「うーん、一応書いてあるっちゃあるんだけど、こういうヤバめのもんって普通偽名で送ってくるんじゃねぇか? ファイブオーバーって明らかに最高機密レベルじゃん」

 

 「書いてあるっちゃあるのよね......、えーと」

 

 麦野は見たことも聞いたこともない名を読み上げた。

 

 

 「が、臥煙伊豆湖?」

 

 

 

 

 

   024 @ 3rd person

 

 「......っく、痛ってェ......。何なのよ、まったく」

 

 先に目を覚ました麦野は周囲の変わりように唖然としていた。

 一面クレーターのように抉られまくっていた。

 そしてその中心にいるのは。

 

 「アイツもう最終兵器使いやがったの!?」

 

 しかしあのままでは麦野も浜面もやられていただろう。そう考えると浜面の判断は間違ってはいないな、と思いなおす麦野。

 そして、最終兵器投入のお陰か、魔術師は消えていた。

 白いカマキリに跡形も無く木端微塵に吹き飛ばされたか、......もしくは生き残って逃げて行ったか。

 どちらにせよ、こちらの勝利には変わりない。......はずだ。

 

 「浜面ぁー、大丈夫かー」

 

 しかし浜面に反応はない。

 一応息はしているので、いくらか時間が経てば復活するだろう。

 麦野は周囲を見回す。

 

 「なーんか、嫌な感じよね......。これだけクレーター作ったんだから一方通行も気付いてると思うんだけど......」

 

 それに、人が一人もいない。

 いくらなんでもおかし過ぎる。

 

 警戒。

 そして。

 

 「......!?」

 

 ビカッ!! と浜面を囲うように発光する紫の光。

 術式展開。

 麦野がこれの意味する危険に気付けるはずがなかった。白いカマキリも反応しない。

 そして。

 魔術が発動した。

 

 ビキィッ!! 

 

 浜面が痙攣を起こす。

 

 「おい!? 浜面! どうした!?」

 

 何かヤバい状況なのはわかる。しかし対処のしようがない。

 

 「......魔術」

 

 もしこれが魔術なのだと言うのなら麦野にできる事は何もない。

 麦野は超能力者。魔術は使えない。

 

 「クソッ! 私じゃダメか!!」

 

 携帯を取りだし、とある番号へ掛ける。

 垣根なら、この世に存在しない物質を扱う第二位ならば、自分にできないことができるかもしれない。そう思い、阿良々木暦に電話を掛けたのだ。

 その間にも浜面は不自然な痙攣を繰り返している。

 

 「阿良々木! そっちは大丈夫か!! 変なヤツが来やがった___」

 

 

 

 

 

   025 

 

 くそ!!

 大丈夫なのか、浜面!

 僕は真昼の、真夜中のように無人の学園都市第七学区を走る。隣には垣根帝督もいる。

 

 「ファイブオーバーは使ったのでしょうか!?」

 

 「ふぁ、ファイブオーバー? なんだそれ?」

 

 また僕の知らない言葉だ。

 ファイブ、オーバー。

 5を超える。

 5、超能力者(レベル5)

 

 「超能力者を超える? レベル6......?」

 

 「それとはまた違います。ファイブオーバーと言うのは___」

 

 ブン、と、突然垣根が消えた。

 

 「何ッ!?」

 

 垣根だけじゃない。周囲の景色までもが消えている。

 走っているはずなのに、一歩も進まない。景色が一貫して真っ黒なせいで錯覚を起こしているのだ。

 

 「どう......なってるんだ......?」

 

 完全な暗闇。

 光の失せた空間に、僕は一人立っていた。

 

 「おい! 忍!! 起きてくれ、忍!!」

 

 ......。

 返答がない。

 この異常事態。まだ寝ている訳はあるまい。

 だとすれば何だ? なぜ忍の返事が無いんだ?

 いや。

 違うな。

 

 「......魔術、か?」

 

 その時だった。

 暗闇の中にもう一つ、光が宿る。

 

 「やぁ、阿良々木暦。初めましてだな」

 

 一人の少年だった。

 ちょうど僕と同じくらいの背の、ちょっと低めの背の少年。

 

 「誰なんだ、君は。というかここは?」

 

 「ここは、『幻』の世界だよ。僕が創った世界だ」

 

 「魔術、なんだよな」

 

 「魔術、か。そうだな、そうとも言えるし、そうじゃないとも言える」

 

 「意味がわからない。お前は『新世界』の魔術師であってるんだよな?」

 

 「ははっ、まぁそう言うことにしておいてくれ」

 

 さっきからこいつの話の要領が掴めない。

 全く重要なことを教えてくれない。

 

 「僕の名はオーレッド=スターチェイス。___君たちと同じ、吸血鬼だ」

 

 「なっ!?」

 

 吸血鬼!?

 この世界にも存在したのか。かつての忍野忍、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードのような存在が。

 しかし、この魔術と科学が交差する世界で、吸血鬼のような怪異が存在するのは自然な流れなのかもしれない。僕たちの世界には魔術も超能力も無かった。それなのに吸血鬼はいたんだ。

 じゃあ、この少年、オーレッド=スターチェイスや『新世界』の目的は何だ?

 エイザーもこの少年も僕の名前を知っていた。これではまるで、最初から僕を狙っているような感じだ。

 

 「別に何も構える必要はないよ、阿良々木暦」

 

 「どういう意味だ」

 

 「僕たち『新世界』が狙っているのはただ一人___『彼女』と同ランクの吸血鬼、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードだけだ」

 

 「忍.....?」

 

 こいつらの狙いは僕ではなく、忍___旧キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードだったのだ。僕なんて、最初から眼中になかった。

 そしてもう一つ気になるのが『彼女』。完全体であるキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードと同等の力を持つと言う。

 

 「だから君が何かを恐れる必要はないんだよ。君はただ、黙ってハートアンダーブレードをこちらに差し出してくれればいい。もちろん、それ相当の謝礼は返す。そうだな......ざっと十億くらいでどうだ?」

 

 両手の指を広げて僕の方へ突き出してくるスターチェイス。

 分かっている。これは取引でもなんでもない。

 これは、脅迫だ。

 十億で渡せ、という脅迫。

 なぜなら、忍野忍はあらゆる怪異の頂点に立つ怪異の王。『怪異殺し』。そして彼女の一番目の眷族が作り上げた妖刀『心渡』。十億では『心渡』ですら買うことはできないだろう。

 だから僕は言ってやる。

 どうなるか分かったもんじゃないが、それでも言う。

 

 「忍が欲しいなら、国家予算くらいは持ってこい」

 

 「そうか......、国家予算か。さすがにそこまでの額は僕たちじゃ用意できそうにないな」

 

 「じゃあ諦めろ」

 

 「うん、そういう訳にはいかないんだよ。阿良々木暦。僕たちにはハートアンダーブレードが必要なんだ。だから良い返事待ってるよ」

 

 そこまでだった。

 『幻』の世界は消え去り、僕はまた、学園都市に戻っていた。

 

 




 『新世界』の目的が判明して、一章が終わった的な。
 次はちょっと趣向を変えます。

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