気が付いたらお気に入り数が20になっていた。
………………マジで!?!?!?
いやもう本当に、有難うございます!
お祝いとしてチョコレートケーキ食べてます。CAKEだけに。
うん、おいしい。流石711。
さて、そろそろ行きましょうかね。
5で揃えてみたかった。後悔はしてない。早起きできて一石二鳥さ!
「いいぞ、もっとやれ」
という方は賢者タイムに突入の上本文へお進みください。
「はっはっは! まぁ、せっかくこう出会えたんだ! ほら飲め!」
「うぐっ!?」
勇儀がユウに何かを強引に飲ませる。
「(え? 何!? な……にこ…れ……)」
そして次の瞬間には強烈な眠気がユウを襲った。
そう、酒だ。実はユウ、酒に激弱なのだ。
アレルギーと言い換えてもいいかもしれないほどに。
そして次の瞬間にはユウの意識は白い靄へと消えていった。
「ユ、ユウ!? 大丈夫!?」
「ありゃりゃ……酒弱かったのか……」
ユウが倒れて数秒後、霊夢が駆けつけてきた。
ユウの体は熱く、息も荒い。体温が上昇したためか、顔は少し赤みが増していた。
勇儀は困ったように右手を額に当て、首を横に振る。
「それより、ユウをベットに寝かせないと……」
霊夢は慣れたようにユウを抱き上げる。
見るからに熱そうだったのだが、こうやってユウに直に触れてみると本当に身体が熱くなっていた。
一時的な高熱状態だ。
「それなら私が」
何もないところから突然咲夜が現れる。
霊夢がちらりとレミリアの方を見てみると、パチュリーが小悪魔を止めている光景が、遠目だがはっきり見えた。その横でレミリアは優雅に紅茶を飲んでいる。
「じゃあ、頼むわよ」
「はい」
あそこで戯れている図書館セットはスルーして、ユウ運びを咲夜に任せた
そして咲夜が時を止め、ユウと一緒に消える………と思っていた。
「……あれ?」
「どうしたの?」
咲夜は驚きの余り素に戻っていた。
「ユウを……動かせないの」
「え?」
咲夜の能力、それは『時を止める程度の能力』。
見た目チートだが、停止時間中にもルールがある。
一つ、能力発動時に自分自身と自分が触れているものは能力は受けない。
二つ、能力発動時に能力を受けたものは傷つけることができない。
三つ、時間停止は一分間しか持続できない。
以上が咲夜の能力のルールもとい制限である。
つまり、ユウを動かせないというのは能力を受けているということ。
しかし―――
「ユウの能力って『能力を受け付けない程度の能力』じゃないの?」
「そのはずだけど……酒のせい?」
頭を悩ませる二人。
ONとOFFを切り替えられるのだろうか?
いや、それは無い。何故なら初めて紅魔館に来た時に咲夜の能力を受けていないからだ。
そもそもユウに能力は伝えてないし、本人もあまり気づいてない様子。
じゃあ、なぜ………
と、そこまで考えた霊夢は、そんな場合じゃ無いと頭をリセットした。
「……とにかく、普通に運んでくれないかしら?」
「……分かりました」
そして咲夜はユウを抱えて別の部屋へと移動するのだった。
その様子を、ただ一人、じっと見ていた。
「……………」
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「あやや……ユウ君は倒れてしまいましたか……」
「先輩、また取材するつもりだったんですか?」
「あったりまえじゃないですか!」
「「はぁ…」」
霊夢からユウが倒れたと報告を受けた文はがっくりと肩を落とす。
それを見て彼女の後輩である白狼天狗、犬走椛はため息をこぼす。
以前、ユウを質問攻めしてできた新聞は、いつも通りの出来――そう、いつも通りの出来栄えだった。
勇儀がユウのことを事前に知っていたのも彼女の新聞、『文々。新聞』が原因だった。
その内容は、ここでは伏せておこう。ユウと霊夢が唖然した、とだけ書いておく。
「あーあぁ……取材したかったなぁ……」
「「……」」
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「うーん……ん?」
あれ……ここ、何処だっけ………
確か、宴会に参加してて自己紹介しようと思ったら勇儀……さんだっけ?に何か飲まされたんだっけ………
そしてその後は………
「……何したっけ」
あれ……記憶がない……本当に僕、何してたんだっけ?
僕はむっくり布団から起き上がる。が、
「ん……?」
僕の上に何かが乗っていて、起き上がる事ができなかった。
な、なんだろ……
当然僕は布団をめくる。そこには……
「え……?」
七色に光る宝石。それが対となって、それが翼になっている。
忘れもしない、あの人。その人を見て、僕は絶句してしまう。
そう……
「んん〜〜〜」
「…………」
フランが、そこにいた。
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その頃、宴会場。
そろそろ終盤を迎えており、全員がいい感じに出来上がっていた。
霊夢、魔理沙、萃香は愚痴などを吐き捨てており、紅魔館組は静かに話していた。
その他のメンバーも、疲れて寝ていたり、酔い潰れていたり、盛大に笑って話していたり……
とても楽しんでいる様子だった。
フランがこっそり抜け出してユウのところに行っていることなど、思いもしないで。
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はたまたその頃、別の場所。
「……………」
誰かが、目の前に設置した遠視術を使い、何処かを静観していた。
その術に映っていたのは……困惑する、ユウの姿だった。
はい、如何でしたでしょうか。
ユウ君、お酒弱いですね。しかもその後の反応が完全に事g(自主規制)
……ゴホン、というわけでユウとフランが感動(?)の再会です。
どんな展開になるんでしょうねぇ………
では、そろそろお暇しようかしら。眠いし。
では、また次回。