僕と幼馴染と友情物語   作:sata-165

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今回は明久と一樹が無双します。お楽しみに。

現在、活動報告にて清涼祭編の召喚獣の衣装を募集しています。ご協力お願いします。


A対F

キーンコーンカーンコーン

 

午後の授業開始のチャイムが鳴る。これからAクラスとFクラスの試召戦争が開始される

 

「じゃあ、一輝行こうか、雄二ここは頼んだよ」

 

「おう」

 

「任せとけ」

 

「明君、頑張ってね」

 

「明久君、頑張ってください」

 

明梨と日向の声援を受けて、僕達はFクラスへと向かった

 

 

 

 

『異端者の吉井と高瀬を発見!!横山先生、英語のフィールドを展開してください』

 

渡り廊下に着いたところで覆面集団と遭遇した、数は20か

 

「英語、承認する!!」

 

どうやら彼らは英語を主武器にしているようだ

 

『デーーース!!(試獣召喚)』×20

 

召喚ワードが変なのにはつっこまないぞ

 

「一輝、ここは僕がやるよ」

 

「了解、アキ手加減するなよ」

 

召喚獣に手加減なんてしないよ

 

「試獣召喚!!」

 

Aクラス 吉井 明久 VS Fクラス モブ男20人

英語     492          平均52×20

 

召喚と同時に7人が襲いかかってきたが

 

ゴスッ×7

 

僕は手前の召喚獣の鳩尾にパンチをして、次に襲いかかってくるのを顎にアッパー、横から来たやつの頭に踵落とし、正面から来た召喚獣は人中に裏拳打ち、飛びかかってくる召喚獣の肝臓に掌底、走ってくる足を引っ掛けて転んだところで肋骨にひじ打ち、最後は横蹴りを脇腹に入れる

 

モブ男7人

   戦死

 

「戦死者は補習~~」

 

『『『『『『『ぎゃあぁぁぁ~~~』』』』』』』

 

西村先生が7人を同時に連れ去った。どんな技術があれば7人も抱えられるんだろう

 

『な、七人を同時にだと?』

 

『俺らが勝てるわけないじゃねぇか』

 

『それにあの点数は何だよ』

 

さっきの戦闘で少し冷静に判断できるようになったようだけど

 

「戦闘中に気を抜くなんて余裕だねっ!!」

 

動揺して操作できていない召喚獣の首に手刀を入れる。その両脇の召喚獣に同時に手刀で頸椎を強打する。その後も鳩尾や首、肋骨、人中、眉間に拳やハイキック、掌打、突きなどを叩きこむ

 

モブ男 8人

    戦死

 

「戦死者は補習~」

 

『『『『『『『『ぎゃあぁぁぁ~~~』』』』』』』』

 

またしても、同時に8人を抱えて行った。これで後は5人か

 

『くっならば』

 

一人が我武者羅に突っ込んできた。僕は冷静に避けるとガラ空きの背中を蹴り飛ばす

 

モブ男 戦死

 

『一斉にかかれ~』

 

掛け声に応じて4人が同時に飛びかかってくるが僕は冷静にいなして急所を攻撃すると

 

モブ男 4人

    戦死

 

「戦死者は補習~」

 

『『『『『ぎゃあぁぁぁ~~~』』』』』

 

また5人を連れ去った

 

「さすがアキだな」

 

一輝が称賛の言葉をかけてくるが

 

「大したことじゃないでしょ。僕の操作技術は高いんだし」

 

点数が低くて、操作技術も拙い彼らなんか相手じゃないよ

 

「そりゃそうか。じゃあ次はオレにやらせてくれよ。手伝うって言って何もしないのは気分が悪いからな」

 

一輝って結構義理堅いよね

 

「わかったよ、次の部隊は一輝に任せるよ。僕は見学させてもらうよ」

 

「おう、アキみたいに操作はうまくないけどな」

 

「それは問題ないでしょ。一輝は点数も高いし、戦い自体には慣れているんだから」

 

「そうだな」

 

一輝が頷くと僕らはFクラスへと向かった

 

 

 

 

一輝Side

 

『異端者の吉井と高瀬を発見!!鵜藤先生、生物のフィールドを展開してください』

 

旧校舎に着いたところで覆面集団と遭遇した、数は20か

 

「生物、承認します!!」

 

今度は生物を武器にしているのか

 

「一輝、頑張ってね」

 

アキが声をかけてきた

 

「俺を誰だと思ってんだよ。試獣召喚」

 

『キルユーーー(試獣召喚)』

 

また、コイツらは召喚ワードが変になっているな。どうなってんだここのシステムは

 

Aクラス 高瀬 一輝 VS Fクラスモブ男20人

生物    472         平均58×20

 

今回はまじめに勉強をしたからな、いつもよりもできている

 

『『『『『『異端者には死を~~~!!』』』』』』

 

バカが6人飛びかかってくる。オレは冷静にライフルを構えて

 

バン バン バン バン バン バン

 

6体の召喚獣の眉間を正確に打ち抜く。落ち着けばこのくらいの操作なら出来るようだな

 

「戦死者は補習~」

 

『『『『『『ぎゃああああぁぁぁぁぁ~~~』』』』』』

 

鉄人が軽々と6人をドナドナする。流石伝説の傭兵

 

『くっ、一斉にかかれ~~』

 

バン バン バン バン

 

14人が一度に襲いかかってきたのでオレは手前の4人の急所を撃ち、次の攻撃に備えて懐からトンファーを取り出して構える

 

ビュン

 

まず棒を振ってきたやつの攻撃を避け、顎を攻撃する

 

モブ男5人

   戦死

 

「戦死者は補習~」

 

『『『『『ぎゃああああぁぁぁぁぁ~~~』』』』』

 

また5人ドナドナされる。見事な手際だな

 

『焦るな、まだ9対1だ。数で攻めろ』

 

バカだな。質が圧倒的に違うのに

 

『覚悟!!』

 

後ろから、スコップで攻撃してきたので

 

キンッ

 

オレはトンファーで受け止め

 

ガンッ

 

もう一方のトンファーで強打する

 

『隙あり!!』

 

逆方向から竹刀で攻撃してこようとするが、オレは体を捻って躱わし、竹刀を振りぬいて無防備になった顔面を殴りつける。あと7人か

 

『今だっ』

 

誰かの掛け声で3方向から攻撃が来るが、オレは1撃目を避けて、2撃目をいなしながら3撃目ももう一方の武器でいなす。大振りな攻撃でガラ空きになった顔面や胴をトンファーや蹴りで戦死させる

 

『今度こそっ』

 

今度は4方向から同時に攻撃が来る。オレは敢えて全てを同時に1本のトンファーで受け止める。やはりこの点数差なら4人ぐらい片手で防げるな。

オレはその体勢のままもう一方のトンファーを後方に引き後ろの奴の鳩尾を攻撃する。それで1体倒すと、今度は横の奴の腹に蹴りを入れる。

残り2体なら力で押し切れるので防いでいた手に力を入れて、武器を弾くと相手は無防備になったので両手のトンファーを突き出して鳩尾を強打する。すると2体は戦死した

 

「戦死者は補習~」

 

『『『『『『『『『ぎゃああああぁぁぁぁぁ~~~』』』』』』』』』

 

またドナドナされる。しかし9人を連れて行くって

 

「鉄人はどうやって9人も抱えられるんだ?」

 

「多分西村先生はそういう訓練を積んでいるんじゃない」

 

アキの言葉は合っているかもしれないな。そうじゃなければあんなこと出来るはずない

 

Side end

 

 

 

 

ガラッ

 

一輝が後続部隊を倒したら、もう戦力はないのかE教室までそのまま来れた。

 

「さてと、もう残りの戦力はないみたいだね」

 

僕らがE教室に入ると残りのFクラス生の須川君と横溝君、それと代表の島田さんがいた。姫路さんは補充試験かな、無記名なら0点だし

 

「ふん、ウチが吉井に負けるはずないわよ。長谷川先生、数学のフィールドをお願いします」

 

「数学、承認します」

 

数学は島田さんの唯一の得意科目だからしょうがないか

 

『『試獣召喚!!』』

 

「「試獣召喚」」

 

僕らは召喚ワードを唱えるとお馴染みの召喚獣が現れる。点数は

 

数学

Aクラス  VS Fクラス 

吉井 明久 374   島田 美波 175

          須川 亮  72

          横溝 浩二 78

 

数学が得意な人を近衛にしたのかなFクラスにしては高得点だ

 

『み、美波ちゃん。遅れてすみません、長谷川先生―』

 

『悪いな、姫路。アキの邪魔はさせねぇ。遠藤先生、高瀬が姫路瑞希に英語勝負を挑みます』

 

『承認します』

 

『試獣召喚』

 

『さ、試獣召喚』

 

どうやら姫路さんは一輝が相手をしてくれるようだな

 

「なっ吉井、なんでアンタがそんな点数をとれるのよ!!カンニングをしたに決まっているじゃない」

 

「「貴様!!Aクラスでハーレムとはいい度胸だな!!」」

 

どうやらFクラスの生徒は島田さんの虚言に騙されているようだな。事情なんて関係ないけど

 

「異端者には死の鉄槌を」

 

「■☆♪▼◎ΦΘ●□△◆」

 

嫉妬化した須川君と狂人化した横溝君が飛びかかってくるが

 

「遅い」

 

僕は飛びかかってきた須川君の武器である棒を奪い取ると、横溝君の顎を強打し、須川君の頭を叩くと2体の召喚獣は戦死して、同時に僕の持っていた棒も霧散する

 

須川・横溝 戦死

 

「戦死者は補習~」

 

「「ぎゃああああぁぁぁぁぁ~~~」」

 

「さてと、後は君だけだよ。島田さん」

 

姫路さんを戦死させた一輝もいつの間にか横にいた

 

「数学でウチが吉井なんかに負けるはずないじゃない」

 

島田さんはまだ事実を受け入れないのか、サーベルで僕に突進してくるが

 

「ほいっと」

 

僕は足をかけて、転ばせるとサーベルは僕の足元に転がってきた。僕はそれを拾い上げると、まだ倒れている召喚獣に向かって投げて戦死させた

 

 

 

 

「終わったようだな、二人ともお疲れさん」

 

島田さんを倒して少しすると雄二がE教室に来た

 

「あれ、雄二一人?」

 

代表の霧島さんはいないんだろうか

 

「翔子に俺が戦後対談してくると言ってきたからな」

 

なるほど、こういうのは雄二の方が適任だろうな

 

「さてと、戦後対談に入るが」

 

そこで雄二は話を区切ってFクラスの生徒を見渡す。島田さんが戦死したので補習室から彼らは出てきたのだ

 

「Fクラス全員に提案がある」

 

『提案?』

 

『いい話か?』

 

雄二の言葉にFクラスから動揺の声が上がる

 

「設備のランクダウンをしない代わりに『学校行事以外でAクラスに関わらない』ことをFクラスが守ってくれというものだ」

 

『それで設備が維持できるのか?』

 

『なら呑むべきじゃないか?』

 

「そんな勝手な話呑むわけないでしょ!!」

 

「そうです!!そんな条件認めません!!」

 

どうやら女子2人だけは反対のようだ。何が不満なんだろうか

 

「ほぅ、準備期間を無くして、Aクラス以外になら宣戦布告は自由にしてもいいのにか?どうだ?Fクラスの男子諸君。この話に乗る者は手を上げろ」

 

雄二の言葉にFクラス男子全員が挙手する

 

「さて、これがFクラスの意見だが?これを無視して3ヶ月間過ごすのか?」

 

「わ、わかったわよ。その条件でいいわよ!!」

 

これでAクラスは平和になるな

 

「さてと我がFクラスはこれから平日に3時間の補習、土日に4時間の補習をするぞ!!」

 

『『『『『『『『『『『『『『『『な、なんだって~』』』』』』』』』』』』』』』』

 

突然現れて西村先生は宣言する。まぁ試召戦争でだいぶ授業が遅れているから仕方ないことだろうな

 

 

 

 

―― 一輝VS姫路 ――

 

一輝と姫路が召喚したあたりまで遡ります

 

一輝Side

 

オレが召喚すると、敵前逃亡にならないように姫路も召喚する

 

Aクラス 高瀬 一輝 VS Fクラス 姫路 瑞希

英語    853           429

 

へぇ400点越えか

 

「な、何ですか。その点数は?!」

 

「オレはアメリカに留学していたからな」

 

といっても今回はわりと出来がいい方だが

 

「それでも、私は負けません!!」

 

姫路の腕輪が光る。おいおい隙もないのに大技とかバカだろ

 

キュポ

 

熱線が来ると同時にオレはその影を利用して姿を隠しながらジャンプし

 

舞空【首狩】

 

姫路の首を掻っ切る。優子との勝負の時は距離感をミスったが今回は寸分違わず狙い通りの場所に着地する

 

姫路 瑞希

  戦死

 

「えっ、なんで高瀬君の召喚獣が戦死しないで私のが」

 

「戦死者は補習~」

 

鉄人がまだ状況の理解できていない姫路を連れ去る。あ、姫路は体が弱いからか少し扱いが丁寧だな

 

Side out

 




やっと試召戦争編が終わりました。
次回からは清涼祭編に突入します。お楽しみに。

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