神機使いだって人である   作:アルバード

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遅れたZE☆


すまない…


ネタ切れで本当にすまない…


復讐のホワイトデー編

 

 

シルフィ「そろそろ私もこれ以上の焦らしには耐えられません」

 

 

 

 

 

 

 

シルフィは決意した

 

 

 

 

 

必ずや出番を取り戻してみせると

 

 

 

 

 

シルフィはスバルの妹である。毎晩兄の匂ひに興奮と安堵を感じてから就寝するのが日課のブラコンである

 

 

 

 

 

スバルには彼女がいる

 

 

 

 

 

同じ部隊に所属する、ブラッド副隊長シエル・アランソン

 

 

 

兄はこの女に騙されている、そうに違いないとシルフィは考えた

 

 

 

 

 

シルフィ「目を覚まさせてあげなきゃ…」

 

 

 

 

 

ハイライトさんは今日も早退

 

 

 

 

 

ポンコツヤンデレブラコン・シルフィの復讐が始まる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ホワイトデー当日

 

 

 

 

 

協力者R氏とS氏により惚れ薬の開発に成功した

 

 

 

 

 

時は来たのだ

 

 

 

 

 

シルフィはシャワールームで体を清めてから惚れ薬入りの瓶を片手にスバルの部屋へと向かった

 

 

 

 

 

 

 

ところでこれは関係ない話なのだがみなさんはラブコメの王道をご存知だろうか

 

 

 

転校初日に曲がり角でぶつかったり

 

 

 

主人公がヒロインの着替えに遭遇するといったものを思い浮かべるだろう

 

 

 

 

 

シルフィ「…今フラグが乱立したような」

 

 

 

 

 

???「やべぇ!寝過ごした!!」

 

 

 

 

 

シルフィ「きゃ!」

 

 

 

 

 

???「うおっ!?」

 

 

 

 

 

 

 

曲がり角から出て来た誰かにぶつかり惚れ薬の瓶は宙を舞う

 

 

 

 

 

物理法則さえも超越する茶番の引力とかラブコメの波動とかご都合主義とかでなんやかんや瓶の蓋は空中粉砕しぶつかった人物へと中身が全てかかってしまう

 

 

 

 

 

???「ふぇぇ…べとべとするよぉ〜」

 

 

 

 

 

シルフィ「すみませ…あっ」

 

 

 

 

 

アルバード「もうっ!どこ見て歩いてるのよ!!ぷんぷん!!」

 

 

 

 

 

キモい

 

 

 

くたばれ

 

 

 

ないわー

 

 

 

ドン引きです…

 

 

 

 

 

アルバード「ナニコレ薬か?変な匂ひが…」

 

 

 

シルフィ「あわわわ」

 

 

 

 

 

アルバード「あ、悪い。なんか薬?だかなんだかをダメにしちまったな」

 

 

 

 

 

シルフィ「いえ、その…あ、あれ?なんだか…」

 

 

 

 

 

惚れ薬は本来飲み薬として使う予定であった

 

 

 

液体に溶けやすく、飲んだ対象が1番最初に見た相手を愛おしく思う

 

 

 

もちろん性的な意味で

 

 

 

シルフィ(それをお兄ちゃんに飲ませてキャッキャウフフラブラブチュッチュ子沢山となるはずでしたのに…)

 

 

 

 

 

薬はアルバードの汗に溶け込み

 

 

 

 

 

甘い香りを放ち始めた…!

 

 

 

 

 

 

 

アルバード「んん?匂ひが無くなったような…っと悪い、急いでるから今度埋め合わせする」

 

 

 

 

 

シルフィ「待ってください!」

 

 

 

 

 

アルバード「お、おう?」

 

 

 

 

 

シルフィ「アルバードさんって…すごくそそりますよね」

 

 

 

 

 

アルバード「バイビー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバードは走った

 

 

 

 

 

何か危険なモノを察知したのだ

 

 

 

 

 

ラウンジにて待つクレイドルのメンバーの元へ走った

 

 

 

 

 

 

 

アリサ「遅刻ですよリーダー」

 

 

 

アルバード「悪い!もう、ミーティング始めてる?」

 

 

 

コウタ「今始めたとこ…ん?アルさ、なんか臭わないか?」

 

 

 

アルバード「マジか、そんなに臭う?」

 

 

 

ソーマ「待っててやるからシャワーでも浴びてこい」

 

 

 

アルバード「ソーマきゅんの貴重なデレシーンあざっす!」

 

 

 

ソーマ「なぐ……っ!」

 

 

 

アルバード「どったのソマたん?」

 

 

 

コウタ「アル…」

 

 

 

アリサ「リーダー…」

 

 

 

 

 

アルバード「おいおいもってもてだな俺。みんな俺のことみつめんなよ照れんじゃねーか」

 

 

 

 

 

じりじり

 

 

 

 

 

アルバード「お、おいお前ら目が据わってるぞ?」

 

 

 

 

 

じりじりじりじり

 

 

 

 

 

アルバード「あ、ほらミーティング!ミーティングあるだろ!?だから…逃げる!」

 

 

 

 

 

 

 

アルバードは逃走する、再び

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバード「道中男女問わず襲われたぜ…」

 

 

 

 

 

道中青いツナギの人がいた気がするけど気のせいだったのだろう

 

 

 

 

 

 

 

アルバードは神機保管庫に急いだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバード「助けて!リッカえもん!」

 

 

 

リッカ「あれ?どうし…っ!」

 

 

 

 

 

匂いに気付くと咄嗟にリッカはガスマスクをつける

 

 

 

 

 

アルバード「今度は何やらかしやがった悪友」

 

 

 

 

 

リッカ「取り敢えず状況を教えてくれる?」

 

 

 

 

 

アルバード「かくかくしかじか」

 

 

 

リッカ「いあいあくとぅるふ」

 

 

 

アルバード「召喚すんな」

 

 

 

リッカ「うーん、シルフィちゃんに渡した薬かぁ…そもそも飲み薬なんだよねそれ」

 

 

 

 

 

アルバード「ってことは、もしかして塗り薬的な使い方をした場合の効能って」

 

 

 

リッカ「話を聞く限り作用する方向が逆になってるね」

 

 

 

 

 

アルバード「なんということをしてくれたのでしょう」

 

 

 

リッカ「念のため解毒薬はあるけど…量が足りないね。幸い材料は揃ってるから時間さえあれば作れるよ」

 

 

 

アルバード「解毒薬の作成時間と薬の効能時間は?」

 

 

 

リッカ「作成に量が量だし4時間、効能は丸一日ってとこかな?」

 

 

 

アルバード「おーけー、それまでには戻ってくる」

 

 

 

リッカ「…死なないでね」

 

 

 

アルバード「俺を誰だと思ってやがふ」

 

 

 

元気なフラグ大乱立

 

 

 

 

 

 

 

アルバード「取り敢えず、誰かとの接触だけは避けねば」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバード「ヒイイイイイイイ!!??」

 

 

 

 

 

シルフィ「アルバードさんのアルバードくんにこんにち…もう!暴れないでください!パンツが脱がせにくいじゃないですか!」

 

 

 

 

 

アルバード「誰かー!男の人呼んでーーー!!!!」

 

 

 

 

 

シルフィ「いいじゃないですか、あなただってこういう作品には数多く出演しt」

 

 

 

アルバード「やってない!」

 

 

 

シルフィ「ええ!?」

 

 

 

アルバード「貴様と一緒にするな!!」

 

 

 

シルフィ「ならば堕ちるところまで堕ちるといいのです!!!」

 

 

 

 

 

スバル「何してるか堕妹」

 

 

 

 

 

シルフィ「あふん♡」

 

 

 

 

 

シルフィK.O.

 

 

 

 

 

 

 

スバル「すみません、うちの堕妹がご迷惑をお掛けして…」

 

 

 

 

 

アルバード「お、おう。お前さんはまだ大丈夫なんだな?」

 

 

 

 

 

スバル「大丈夫ですよ、俺にはシエルがいますから」

 

 

 

アルバード「そうか、よかっ…ん?」

 

 

 

 

 

スバル「う、浮気なんて絶対にしないもん…」

 

 

 

 

 

アルバード「大丈夫じゃないけど耐えてたー!」

 

 

 

 

 

シエル「隊長…」

 

 

 

 

 

アルバード「シエル君!スバルを連れて逃げるんだ!」

 

 

 

 

 

シエル「3人で愛し合えばいいんですよ」

 

 

 

 

 

アルバード「チクショーーー!!!!」

 

 

 

 

 

スバル「そうか、その手があった」

 

 

 

 

 

アルバード「納得してんじゃねぇよ!!もうやだおうちかえる!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして極東支部で起きた惚れ薬ハザードは4時間に渡り続いた

 

 

 

 

 

衣服はボロボロ

 

 

レイープ、リンカーン、リョジーョク一歩手前から何とか逃げ出したものの

 

 

 

アルバードの精神は磨り減っていた

 

 

 

 

 

女性陣は女性陣でキツイものがあったが男性陣の熱烈なアプローチとか乙女ゲのCGとかになりそうな勢いだった

 

 

 

アルバードは自分が女だったら落ちてるとか思ってしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバード「リッカ、薬は…?」

 

 

 

 

 

リッカ「大丈夫、もう終わったよ。あとは散布すれば落ち着くと思う」

 

 

 

 

 

アルバード「よかった…もう、ゴールしていいよね?」

 

 

 

 

 

リッカ「うん、お疲れ様」

 

 

 

 

 

操りの人形の糸が切れたかのようにアルバードは倒れた

 

 

 

その時頬を伝ったは汗か、涙か

 

 

 

 

 

それはリッカのみぞ知る…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リッカ「疲れた時は、さ?甘いものがいいっていうよね。前に渡せなかったからさ、起きたら食べてね?」

 

 

 

 

 

アルバードに毛布を掛け、小さな袋をそっと添えた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リッカ「さて、最後の一仕事しますか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

かくしてこの事件は終わりを迎えた

 

 

 

 

 

 

 

薬の影響を受けた者は記憶がすっぽ抜けた代わりに二日酔いのような頭痛に見舞われたそうな

 

 

 

 

 

結局シルフィの復讐は失敗に終わり

 

 

 

 

 

後にこっ酷く怒られた末に新しいセカイに目覚めたのはまた別のお話





スバル「あれって神機のステルス張ってればよかったんじゃない?



アルバード「(°◻︎°)



作者「あ、固まった

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