神機使いだって人である   作:アルバード

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間に合ったぁ!(半狂乱





紅茶飲もう、ノンシュガーで


聖バレンタイン編

 

 

 

 

 

 

アルバード「そろそろバレンタインじゃん?」

 

 

 

 

 

スバル「そーですねー」

 

 

 

 

 

アルバード「バレンタインが近づいてくるとさ…」

 

 

 

 

 

スバル「ドキドキする?」

 

 

 

 

 

アルバード「胃がキリキリする…」

 

 

 

 

 

スバル「バレンタインに対してそんな感想出てくるとは思わなかったよ」

 

 

 

 

 

アルバード「だってアリサが持ってくるのチョコじゃなくて兵器なんだもん」

 

 

 

 

 

スバル「そんな大袈裟な…」

 

 

 

 

 

アルバード「だから今年は逆チョコというのをしようと思ってな」

 

 

 

 

 

スバル「逆チョコ…?そういうのもあるのか…!」

 

 

 

 

 

アルバード「そんでさ、チョコの作り方教えてもらったんだよ、カノンに」

 

 

 

 

 

スバル「今度俺も教えてもらうかな…それで?」

 

 

 

 

 

アルバード「チョコクッキー作ろうとしたらさ」

 

 

 

 

 

スバル「うんうん」

 

 

 

 

 

アルバード「ザッハトルテが出来た」

 

 

 

 

 

スバル「…んん?」

 

 

 

 

 

アルバード「その後もいろいろ作ったんだけど、全部作ろうとしてたものと違うものが出来るんだ…」

 

 

 

 

 

スバル「…ああ、錬金術師の方でしたか」

 

 

 

 

 

アルバード「食うか?ある意味失敗作」

 

 

 

 

 

スバル「うわすご。頂きます…うん、これはうまい」

 

 

 

 

 

アルバード「完成形が斜め上に行くだけで味は悪くないんだよな。あ、紅茶飲むか?」

 

 

 

 

 

スバル「でも、なんで逆チョコなんです?ストレートでお願いします」

 

 

 

 

 

アルバード「ホワイトデーのお返しはな。形に残るようにする方がいいらしい。お待ちどー」

 

 

 

 

 

スバル「食べ物より物ってことですね。ん、良い香り」

 

 

 

 

 

アルバード「そこである人の入れ知恵で先手を打とうということになったんだ」

 

 

 

スバル「ほむほむ」

 

 

 

 

 

アルバード「さらにその人にアリサへ逆チョコたホワイトデーは物でお返しが主流と吹き込んでもらう」

 

 

 

 

 

スバル「なるほど、読めた」

 

 

 

 

 

アルバード「つまり、そういうことなんだ」

 

 

 

 

 

スバル「受けより攻めだね!」

 

 

 

 

 

アルバード「わかってらっしゃる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コウタ「俺たまにあいつらがわからなくなるんだ」

 

 

 

エリナ「大丈夫です、私もですから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバード「じゃ、本番に向けてチョコ作るって来るわ」

 

 

 

 

 

スバル「俺も頑張ります」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バレンタイン当日

 

 

 

 

 

 

 

アルバード「アリサ、受けとってくれないか?」

 

 

 

アリサ「もちろんですよ。手作り…ですか?」

 

 

 

 

 

アルバード「ああ、そうなんだが…」

 

 

 

 

 

アリサ「リーダーも料理下手とか…?」

 

 

 

アルバード「いや、そうじゃなくての。あんま手の込んだ物が作れなくてさ」

 

 

 

アリサ「開けてみてもいいですか?」

 

 

 

 

 

アルバード「オーブンや冷蔵庫に入れないものにしようとしてーーー」

 

 

 

 

 

アリサ「こ、これは…!」

 

 

 

 

 

アルバード「ひよこ型のチョコ作ったんだ」

 

 

 

アリサ(かわいい)

 

 

 

 

 

アリサ「一生大事にします」

 

 

 

 

 

アルバード「頼むから食べて」

 

 

 

 

 

タシア『紅茶淹れましたよー』

 

 

 

 

 

アルバード「ああ、ありがと」

 

 

 

 

 

タシア『アリサさんはコーヒーでしたよね?』

 

 

 

 

 

アリサ「ありがとうございます。…ん、コーヒーに合う甘さです。美味しいですよ、リーダー」

 

 

 

 

 

タシア『ふふっ、ご主人様ったらこんなので喜んでくれるかな?ドン引きされないかな?って心配してたんですよ?』

 

 

 

アルバード「もうお前に相談なんてしねぇ!!」

 

 

 

タシア『あら、拗ねてしまいました』

 

 

 

 

 

アリサ「愛おしい(真理」

 

 

 

 

 

アルバード「アリサさん!?」

 

 

 

 

 

アリサ「すみません、天使の降臨に思わず我を忘れてました」

 

 

 

 

 

アルバード「キャラブレすぎぃ!」

 

 

 

 

 

アリサ「あなたには言われたくありません」

 

 

 

 

 

アルバード「せやかて」

 

 

 

 

 

アリサ「でも悩ましいですね」

 

 

 

 

 

アルバード「何がさ」

 

 

 

 

 

アリサ「私だけ料理できない…」

 

 

 

 

 

アルバード「将来的に俺が台所に立つことになるだけだろ?」

 

 

 

タシア・アリサ「…」

 

 

 

 

 

アルバード「な…なんだよ」

 

 

 

タシア『ご主人様ったら大胆』

 

 

 

アリサ「不意打ちは…その、卑怯ですよ」

 

 

 

 

 

アルバード「なんか変なこと言ったか…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃

 

 

 

 

 

 

 

コウタ「ムツミちゃん、コーヒーブラックで」

 

 

 

 

 

ムツミ「そんなに飲むと胃が荒れちゃいますよ?」

 

 

 

 

 

 

 

コウタ「でも…ラブコメの波動が」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スバル「はい、シエル。あーん」

 

 

 

 

 

シエル「あ、あーん…」

 

 

 

 

 

スバル「えへへ、美味しい?」

 

 

 

 

 

シエル「はい、とても…その胸が温かくなるようです」

 

 

 

 

 

スバル「シエルが喜んでくれると俺も嬉しいな♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後輩A「先輩、俺もう…」

 

 

 

コウタ「しっかりしろ!傷は深いぞ!」

 

 

 

後輩B「先輩、彼はもうダメよ。ここに置いていきましょう!」

 

 

 

コウタ「バカ野郎!大事な後輩を置いていけるかよ!」

 

 

 

後輩A「先輩…!そんなに俺のこと…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラウンジ内では桃色空間を熱い展開でなんとか乗り切ろうとする一部神機使いで盛り上がっていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ その1

 

 

 

 

 

 

 

日頃の感謝を込めてタシアにチョコを作った

 

 

 

 

 

アルバード「ごめんなタシア、エッグチョコにメッセージカード入れるつもりだったんだが…」

 

 

 

 

 

タシア『…ご主人様のことはそこそこ知り尽くしてると自負している私ですが』

 

 

 

 

 

アルバード「冷蔵庫からだしたらこんなことに…」

 

 

 

 

 

 

 

タシア『孵化するどころか、羽化した上神格化して鳳凰になるってどういうことですか…』

 

 

 

 

 

アルバード「俺にもさっぱり…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おまけ その2

 

 

 

 

 

エリナ「ついにはおまけ扱いですかそうですか」

 

 

 

 

 

アルバード「え、チョコ嫌いだったか?」

 

 

 

 

 

エリナ「いえ、世界の理不尽に嫌気が差してただけですので」

 

 

 

 

 

アルバード「哲学的(?)な悩みをおもちで」

 

 

 

 

 

エリナ「それで…チョコ、私にですか?」

 

 

 

 

 

アルバード「おう、ザッハトルテを作っていた筈なのになぜかアプリコット入りのトリュフなっていたんだが」

 

 

 

 

 

エリナ「すみませんよくわからないです」

 

 

 

 

 

 

 

アルバード「まあ、食べてみてくれ」

 

 

 

 

 

エリナ「はい…。美味しいです。ちょっとプライドが傷つきましたけど」

 

 

 

アルバード「なんか…ごめん」

 

 

 

 

 

 





エリナ「私とは遊びだったんですね!


スバル「アルさいてー


シルフィ「淫獣ー



アルバード「おい最後



作者「あ、紅茶おいしい



アルバード「飲んどる場合かぁ!

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