神機使いだって人である   作:アルバード

22 / 30
新章開幕!


今までとあまり変わらない!


新キャラくるぜ!


深夜のテンションでやった、後悔なんてしてあげない


神機編
タワー・ショート・アサルト


 

 

 

 

 

 

アルバード「今日も問題無しっと、比較的平和だねぇ」

 

 

 

 

 

自室へと歩を進めながらぼんやりと呟く

 

 

 

 

 

極東支部に帰って来てもう随分と経った

 

 

 

アウェイな場所での転々とした生活も悪くは無かったがやはりホームであるアナグラの生活が1番だ

 

 

 

なんか色々と福利厚生が良くなったし

 

 

 

ムツミちゃんの飯がウマイ

 

 

 

カルビも懐いてくれた

 

 

 

恋人のアリサとも上手くいってるし

 

 

 

まさに順風満帆ってところだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し話をしよう

 

 

 

 

 

 

微粒子レヴェルの真面目な話

 

 

 

まずはじめに極東支部に戻って来た理由をば

 

 

 

表向きは神機のメンテと仕事の一段落、これは支部全体に知られている情報だ

 

 

 

表向きというにはこれを隠れ蓑としている情報があるということ

 

 

 

アナグラを離れている間にこちらでもそこそこな出来事があった

 

 

 

 

支部長のサカキや技術師のリッカ、それにリンドウさんにはこの用件を出張中に何度か相談した事がある

 

 

 

 

 

 

 

ひとつは左腕のアラガミ細胞の暴走

 

 

 

暴走といってもリンドウさんの神機握ったの時のような左腕が丸ごと変化するようなものではなく、ほんの少し皮膚が緩やかに侵食されている程度だ

 

 

 

コレのせいで両手持ちで神機振るうのが困難になった、左腕に力が入り過ぎて

 

 

 

 

 

 

 

そしてもうひとつが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『あ、お帰りなさいご主人様』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レンと同様、神機の人格が見えるようになった

 

 

 

 

 

見えるようになった時期は他所でぼっちを拗らせていた頃に…

 

 

 

…この話はよそう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きっと見えるようになったのは暴走の副作用みたいなものなんだろう多分

 

 

 

見えちゃったのなら仕方ない

 

 

 

仕方ないないんだけど

 

 

 

 

 

『紅茶お淹れしますね、ご主人様』

 

 

 

 

 

 

 

アルバード(なんでメイド服なんだ!!)

 

 

 

 

 

神機の人格、名前をタシア

 

 

 

名前の由来は恥ずかしくて言いたくない

 

 

 

なぜかメイド服

 

 

 

ロングスカートで黒が基調メイド服に白のエプロンドレス

 

 

 

 

 

これが正統派メイド…!(にわか)

 

 

 

 

 

 

 

タシア『どうぞご主人様、熱いのでお気をつけください』

 

 

 

アルバード「おう、ありがとさん。…うん、美味い」

 

 

 

タシア『恐縮です』

 

 

 

 

 

 

 

タシアの淹れてくれる紅茶はいい…

 

 

 

なんと言うか、こう、好み的にどストライクな味と香り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

話が逸れた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

待って読み返してくる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よし、おけー

 

 

 

 

 

簡潔に述べると体が緩やかにアラガミ化している、神機の人格が見えるようになった

 

 

 

 

 

以上

 

 

 

 

 

 

 

そして問題点を追加

 

 

 

それは…

 

 

 

おっと誰か来たようだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリサ「リーダー、タシアさん、入りますよ」

 

 

 

タシア『こんにちは、アリサさん。紅茶お淹れしますね』

 

 

 

 

 

アリサ「あ、お構いなく」

 

 

 

 

 

 

 

アルバード「…」

 

 

 

 

 

 

 

アリサがタシアを認識出来るようになった

 

 

 

 

 

他人の神機触らなくても見えるようになるんだね、不思議!

 

 

 

極めてイレギュラーな事態だったのでとりあえず、サカキ支部長とリッカの技術コンビに相談した

 

 

 

 

 

相談の結果、神機のメンテナンスと並行してアリサに健康診断を行うことに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリサと健康診断…

 

 

 

 

 

ちょっとエロい響きが

 

 

 

 

 

 

 

と言って、アリサにグーパンチで殴られたのは先週の話

 

 

 

 

 

 

 

健康診断、神機のメンテナンスの結果ある一点を除いて正常だった

 

 

 

 

 

ブラッドアーツ発生時の感応波に微弱なノイズのようなものが見つかった

 

 

 

これはブラッドアーツの見た目にも出ており、稲光するアリサのブラッドアーツに黒い光が混ざっていた

 

 

 

サカキ支部長の提案により俺も検査を受けることに

 

 

 

試しに俺の必殺パート1ことブラックレイジを出してみることに

 

 

 

感情の昂りが必要なこのブラッドアーツはそうポン☆ポン出るものでもないのだが

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リッカ「ここにプリンがあるじゃろ?コレを…こうじゃ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目の前で俺が夜に食べようと楽しみにしていたプリンを目の前で食べられ

 

 

 

ブラッドアーツ難なく発動

 

 

 

食べ物恨みはコワイのだよ

 

 

 

計測した結果ブラックレイジの撒き散らす感応波がノイズと一致

 

 

 

タシアが見えるようになったのはこの波長が原因ではないかと推測された

 

 

 

タシア本人に聞いてみても分からないとのことなのでこの予測が現在有力候補になった

 

 

 

 

 

ちなみにプリンはこの後ムツミちゃんに元よりちょっと豪華なものを作ってもらった、やったぜ

 

 

 

 

 

 

 

しかし

 

 

 

 

 

 

 

感応波が混ざってる…ねぇ

 

 

 

 

 

 

 

まるで俺のがアリサの中に残ってるみたいだね☆

 

 

 

 

 

 

 

と言って神機で頭殴られたのは3日前の話

 

 

 

 

 

こ○亀のBGMが流れてなければ即死だった

 

 

 

 

 

 

 

ひとまず、アリサにアラガミ化の心配は無し、俺のアラガミ化も今は大人しくなっている、タシアに関しては特に害はないので他言無用の上で保留となった

 

 

 

 

 

 

 

そして現在

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバード「やあああめえええええてえてええええ!」

 

 

 

アリサ「それでですね、リーダーの耳をこう、ふぅっ、て息をかけたときに『ひゃん』って言ったんですよ」

 

 

 

タシア「大変可愛らしいですね」

 

 

 

アリサ「そうでしょう」

 

 

 

 

 

 

 

辱めに遭っています

 

 

 

 

 

 

 

アルバード「もう…もう許して」

 

 

 

アリサ「自分のプリンを食べられた時の泣き顔とか…」

 

 

 

アルバード「め…女々しいだろ?」

 

 

 

アリサ「可愛いですよね」

 

 

 

アルバード「いっそ貶せ!」

 

 

 

タシア「極東を離れている間では、1人になるといつも東の空を眺めてました」

 

 

 

アリサ「ロマンチスト、やっぱり可愛い」

 

 

 

タシア「『俺の女に手ェ出してんじゃねぇ!(キリッ』」

 

 

 

アリサ「惚れ直しましたね」

 

 

 

アルバード「ああああああああああああ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

アリサ「ベッドでゴロゴロ悶える姿も唆るものがありますね」

 

 

 

タシア「わかります、褒められて嬉しいのですね」

 

 

 

アルバード「恥ずかしいんだよ!!」

 

 

 

 

 

この後もアリサとタシアに誉め殺しを続けられた

 

 

 

どうにも日頃のセクハラのしかしだったらしい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして神機の人格と共に過ごす生活が表舞台となった

 

 




アルバード「俺は受けじゃないんだ…


シルフィ「なんだかムラムラしました


スバル「俺には効かないぞ


作者「実家のような粉蜜柑


アルバード「わけがわからないよ

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。