神機使いだって人である   作:アルバード

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深夜のテンションでノリノリで書いた、やったぜ



盛大に意味の無い前振り


第4話 欲しいもの

 

 

 

 

 

 

最近の私は少し変だ

 

 

 

 

 

 

 

 

気が付けばあの人を目で追っている

 

 

 

 

 

 

 

 

サングラスのせいで分かりづらい表情もだんだんわかってきた

 

 

 

 

 

 

 

 

一緒のミッションにも慣れてきた

 

 

 

 

 

 

 

 

少し…セクハラはあるけど

 

 

 

 

 

 

 

 

そこから少しずつわかってきた事がある

 

 

 

 

 

 

 

 

あの人は私から一歩引いた位置で接している

 

 

 

 

 

 

 

 

じゃれつく様な態度を取っていても

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとセクハラまがいの発言をしてきても

 

 

 

 

 

 

 

 

傷つけないようにとフォローを入れたりしている事

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまでなら気心知れた友人なら普通かもしれない

 

 

 

 

 

 

 

 

あの人のそれは違和感を感じる

 

 

 

 

 

 

 

 

身に覚えのある違和感

 

 

 

 

 

 

 

 

どこかもどかしい感じがする違和感

 

 

 

 

 

 

 

 

身に覚えのある感覚…先輩、は違う

 

 

 

 

 

 

 

 

けれど先輩が絡んでいたような…

 

 

 

 

 

 

 

 

そうだ…もしかしたら

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、どうして…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どうしてあの人がソーマさんと同じ気遣いをするのだろう?

 

 

 

 

 

 

 

 

やり方は違う、ミッションをアサインされた事は無かった

 

 

 

 

 

 

 

 

過剰に後方にまわりしたりはしない

 

 

 

 

 

 

 

 

隠していた?

 

 

 

 

 

 

 

 

私に悟られないように?

 

 

 

 

 

 

 

 

もしかしたらまだ私は子供扱いされているのではないだろつか?

 

 

 

 

 

 

 

 

…されている気がする

 

 

 

 

 

 

 

 

けれど、あれはソーマさんとは違う

 

 

 

 

 

 

 

 

ソーマさんが感じていた自責の念

 

 

 

 

 

 

 

 

あの人にもそれがある…?

 

 

 

 

 

 

 

 

もしかすると…

 

 

 

 

 

 

 

 

ノルンのデータベースから過去のミッションの記録を検索する

 

 

 

 

 

 

 

 

四年前のあの日

 

 

 

 

 

 

 

 

ミッション『鉄の雨』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メンバー、ソーマ・シックザール

 

 

 

 

 

 

 

 

エリック・デア=フォーゲルヴァイデ

 

 

 

 

 

 

 

 

…アルバード

 

 

 

 

 

 

 

 

あの人の名前があった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エリナ(あの人一度でもそんな素振りを見せたことがあったかな…)

 

 

 

 

 

アルバード「エーリナ、何難しい顔してるんだ?」

 

 

 

 

 

エリナ(会って間もない頃、特にエリックのことで沈んでる時期によく相手をしてくれた…と思う)

 

 

 

 

 

アルバード「お?無視か?いいだろう、お前が相手をしてくれるまで…回ります!」

 

 

 

 

 

エリック(記憶が正しければあの時知らない素振りを見せた気がする。うん、エリックってどんなやつ?って聞かれた気がする)

 

 

 

 

 

アルバード「やっべ、すげー楽しい!いいの!?こんな楽しくていいの!?法則的に大丈夫!?ほんとすっげー、すっげー飽きた」

 

 

 

 

 

エリナ(その後もなんか色々と話したり奢らせたりして…兄代わりって感じだったかな)

 

 

 

 

 

アルバード「あー…回り過ぎて吐きそう。エリナー、アルバードさん寂しい。寂しくて泣いちゃいそう」

 

 

 

 

 

 

 

 

エリナ(罪滅ぼしのつもりだったのかな…)

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバード「おーい、いいかげん返事しないとスカートの中身覗いちゃうぞー。ミッション中何回か見えたことあるのは内緒だ(キリッ」

 

 

 

 

 

 

 

 

エリナ(私と一緒にいてくれるのも…)

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバード「お?泣くぞ?アルバードさん泣いちゃうからな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

エリナ(そもそも私はあの人にとってのなんだろう)

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバード「カルビ、聞いてくれよ。エリナに無視されるんだ…」

 

 

 

 

 

カルビ「キュル?」

 

 

 

 

 

 

 

 

エリナ(あぁもう!なんで私こんなに悩んでるの!?)

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバード「お前も悩みがあれば聞くよ。え?カゴが狭い?せやな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エリナ「こうなったら、縛り上げて洗いざらい吐かせてやる!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバード「エリナ様がご乱心だ」

 

 

 

 

 

カルビ「ご乱心ならしょうがない」

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバード「ふぁっ!?」

 

 

 

 

 

カルビ「キュル?」

 

 

 

 

 

アルバード「気のせいか、驚かせやがって」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エリナ「そこのグラサン!こっちに来なさい!」

 

 

 

 

 

アルバード「や、やめて!私のことを引きずって…ランボーしないで!」

 

 

 

 

 

エリナ「キャーキャー喚かないでください!生娘じゃあるまいし」

 

 

 

 

 

アルバード「たーすーけーてー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

In エリナの部屋

 

 

 

 

 

アルバード「誰かー!男の人呼んでー!」

 

 

 

 

 

エリナ「いいから、静かにしてください」

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバード「うぅ…縛られて動けないところを襲われて私の初めてを…きゃっ♡」

 

 

 

 

 

エリナ「たぁっ!」

 

 

 

 

 

アルバード「痛いっ!」

 

 

 

 

 

エリナ「今から質問をします。もし、真面目に答えなかった場合はアリサさんにあなたに襲われたと訴えます」

 

 

 

 

 

アルバード「答えます!真面目に答えます!ピターさんの餌は嫌です!」

 

 

 

 

 

エリナ「鉄の雨」

 

 

 

 

 

アルバード「!」

 

 

 

 

 

エリナ「やっぱり覚えてるんだね、エリックが亡くなったミッション」

 

 

 

 

 

アルバード「調べちまったか…」

 

 

 

 

 

エリナ「どうして知らないフリしてたの?」

 

 

 

 

 

アルバード「面倒を増やしたくなかったって言えば信じる?」

 

 

 

 

 

エリナ「そんなの…でも、そっか」

 

 

 

 

 

 

 

 

エリナ「あなたが同行してたと知ってたら、当時の私はきっと拒絶してたと思う」

 

 

 

 

 

アルバード「まぁ、性格的に落ち着いてから話そうかなとは思ってたんだぜ?」

 

 

 

 

 

エリナ「まだ落ち着いてない?」

 

 

 

 

 

アルバード「少し感情的かな」

 

 

 

 

 

エリナ「…否定はできないけどさ」

 

 

 

 

 

アルバード「あー、まぁいいだろ。知っちまったんならしょうがない、スリーサイズ以外ならなんでも答えてやるよ」

 

 

 

 

 

エリナ「じゃあ、聞くね」

 

 

 

 

 

アルバード「あ、スルーですかそうですか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エリナ「私のこと好き?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバード「」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エリナ「好き?」

 

 

 

 

 

 

 

 

アルバード「ごめん、最初の質問がよりにもよってソレ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

エリナ「だって泣いてる私慰めたり、話し相手になったり、勉強見てくれたりしたのは何も責任感だけじゃないでしょ?」

 

 

 

 

 

アルバード「いや、そうだけどさ」

 

 

 

 

 

エリナ「つまりそこには好意があると」

 

 

 

 

 

アルバード「まぁ、間違ってはないな」

 

 

 

 

 

エリナ「じゃあ私のこと好きなんだ?」

 

 

 

 

 

アルバード「嫌いか好きかで言えば好きだよ、はい」

 

 

 

 

 

エリナ「ふーん、そうなんだ…私のこと好きなんだ、ふーん」

 

 

 

 

 

アルバード「な、なにさ」

 

 

 

 

 

エリナ「ロリコン」

 

 

 

 

 

アルバード「ヤメテ!」

 

 

 

 

 

エリナ「四年前の幼気な私をヤラシイ目で見てたんだ」

 

 

 

 

 

アルバード「なぜそうなる」

 

 

 

 

 

エリナ「ま、ロリコンだったんだし仕方ないよね?」

 

 

 

 

 

アルバード「待て俺はロリコンじゃない」

 

 

 

 

 

エリナ「でもロリコンのくせに約束破ってどっか行っちゃうような人だもんね。ロリコン以前に最低だよね」

 

 

 

 

 

アルバード「意外と根に持ってんな!」

 

 

 

 

 

エリナ「やだな全然根に持ってなんかいませんよ、最低ロリコン野郎」

 

 

 

 

 

アルバード「もうアルのライフはゼロよ!」

 

 

 

 

 

エリナ「言いたいことがあるよね?」

 

 

 

 

 

アルバード「大変申し訳ございませんでした」

 

 

 

 

 

エリナ「ん?」

 

 

 

 

 

アルバード「え、だから申し訳ございませんでしたって」

 

 

 

 

 

エリナ「私が聞きたい言葉が聞こえないなー?」

 

 

 

 

 

アルバード「え?」

 

 

 

 

 

エリナ「質問に答えて欲しいなー」

 

 

 

 

 

アルバード「」

 

 

 

 

 

アルバード「エリックの事で泣いてるお前を放って置けなかったんだよ!妹が出来たみたいでうれしかったよ!久しぶりに会って可愛くなったよ!お前といると楽しいよ!何言ってるかわからなくなってきたよ!好きだバーカ!これでいいか!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

エリナ「ホントに好き?」

 

 

 

 

 

アルバード「ああ、好きだよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ああ---やっと納得できた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エリナ「好き?」

 

 

 

 

 

アルバード「好きだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

欲しかったのは謝罪の言葉でも後悔の言葉や懺悔でもない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エリナ「もっと、言って」

 

 

 

 

 

アルバード「好きだよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私はきっとこれが欲しかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エリナ「もっと…!」

 

 

 

 

 

アルバード「好きだ、大好きだ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この人に言って欲しかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エリナ「もっともっと…!」

 

 

 

 

 

アルバード「好きだ大好きだ愛してる!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だから伝えたい…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エリナ「…っ!!」

 

 

 

 

 

アルバード「っと、いきなり抱きついてどうし…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私もあなたのことが---

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エリナ「大好き!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




アルバード「やっとここまで来たぜ



スバル「オンラインって誰で行くの?

作者「クレイドルならソラに行かせようかな

スバル「ツバキは3に行くことになるのか



アルバード「無視すんなやゴルァ!

スバル「どうどう、予告とお知らせいくよ







作者「2回目のクリスマスが近づいてくる…

作者「奴の足音は着実に近づいてくる





作者「アリサルートの続編として新章でも書こうかと

アルバード「やったぜ

作者「スバルも活躍するかも

スバル「やったね



作者「厨二チックな妄想が暴走するかも


アルスバ「いえあ!


作者「期待せずに待っててね、お兄さんとの約束だよ


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