一色いろははやっぱりあざとかった♡   作:ぼるびっく♡

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日曜日に投稿する予定でしたが。いろいろあってズレてしまいました(笑)
はい、ただの言い訳です。
でも、本当に急な予定があったんだからね(笑)

相変わらず拙い文章ですがよろしくです♪





5話 一色いろはのクリスマスが動き出す♡

「八幡、どの子が彼女なの?」ニヤっ

彼女は雪ノ下、由比ヶ浜、一色、そして俺と順番に見てワクワクと修学旅行前日の中学生みたいな表情をしている。

 

 

何ともいえぬ雰囲気が漂っている。

と、口を開いたのはまさかの三月先生だった。

「なーんてね、ヤバい平塚先輩に呼ばれてるんだった!八幡そんな顔してたらダメだゾ♪」

 

じゃあまたねー♪って出て行った。

何だったの?

 

 

まったくあの人はよくわからない。

小さい頃に遊んでいたと言ってもほとんど覚えていない。

ましてや、やーちゃんが小学校に入学しちからはまったく遊ばなくなった、いや会ってもいないのである。

 

どこか陽乃さんに似た雰囲気を持ち、一色にも似たあざといこの人にこれからも掻き回されるのだろうか?

 

 

 

 

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(ここからはまたいろは視点です。)

 

 

 

師走も間近となっり寒さも段々と厳しくなっていく。

日本には春夏秋冬と四季があるが、最近は気温の高い日が長く夏から秋に変わったの?なんて思っていると急に寒くなり冬かやってくる。

 

 

そんな寒くなってきた日の放課後、わたしは平塚先生に呼ばれていた。

 

 

職員室から出てくるとはぁ。。。と溜息が自然と出てしまう。

 

 

平塚先生に呼ばれたのは生徒会の初仕事のことだった。

内容はというと何でもクリスマスのイベントをするらしい。まだそれだけならいいのだけど、海浜総合高校と合同でこのイベントをしなければならないとのこと。

 

まだ生徒会に就任したばかりで他のメンバーとのコミュニケーションもうまくとれてないのに、他の高校と合同とか無理ですよね…

しかも明日からその会議が始まるとか急過ぎやしませんかね。

 

 

わたしだって普通にクリスマスの予定あるんで平塚先生に少しは抵抗したんですけど、まぁダメでした。

平塚先生怖すぎです。

仕方ないです、頑張るしかないですね...

どうしてもの時は奥の手を使えばいいっか♪

 

何かそう考えたら今まで苦痛でしかなかったイベントの会議も少しは楽しめそうとか考えているわたしがいました。

 

 

 

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その夜わたしはいつものように陽花と電話していた。

いつも嫌なこととかあると陽花に電話してしまう。

毎回悪いなぁとは思うけどやっぱり小学校からの付き合いだけあってわたしのことを一番分かっている陽花に甘えてしまう。

 

「はるかぁ〜、面倒くさいことになったよぉ。。。」

といきなり泣き付くわたし。

 

「今度はどうしたの?いろは。」

そういえば生徒会長選挙の時は陽花が心配して電話してきてくれたんだったなぁ。

 

わたしは海浜総合高校と合同でクリスマスイベントをすることになったと説明した。

クリスマスイベントは12月24日のクリスマスイヴに行われる。

22日が二学期の終業式で23日が祝日なのである。

わたしたち仲良し4人組はクリスマス会をいつもの大好きなカフェでする予定だった。

 

「まさか24日に生徒会のイベントがあるなんて…」

 

「いろは、しょうがないよ!いろははうちの学校の代表だもん。そんな落ち込まないで頑張らなきゃダメだよ」

 

「う、うん。でも、、、」

 

「わたしたちのクリスマス会は次の日にズラせばいいって。いろは予定は?」

 

陽花の提案を聞いて少し嬉しくなった。

わたしは仲の良い友達とのクリスマスがとても楽しみだったから。それがなくなるのが悲しかった。

 

「わたしは大丈夫だよ♪」

 

「じゃあ、希望と美沙には私が聞いておくから、いろははイベント頑張って!海浜総合高校にいろはの凄さを見せてあげなさい♪」

 

わたしの凄さって。。。

「わたしに出来るかなぁ?」

 

あはは。

「わたしの親友の一色いろははとても魅力的な真面目に頑張る子だから大丈夫だよ!」

陽花は笑いながら言う。

「一色いろははこの私の親友なんだもん、だから安心して。この私が言うんだから」アハハ

 

「陽花、ありがとう。てか、陽花どんだけなのよ」

そんな陽花の根拠もない励ましが嬉しかった。

 

 

「もし本当にダメと思ったらいつでも言って!私に出来ることは手伝うよ」

 

陽花はそう言ってくれた。

それは本当に嬉しいのだけど、出来ることなら余り迷惑は掛けたくない。

 

「うん、もしもの時はよろしくです♪でも、危なくなったら奥の手を使うから大丈夫だと思う♪」

とわたしが言うと陽花は不思議そうである。

 

「奥の手??」

 

「そう、ヤバくなったら奥の手を投入するの♪」

 

「何それ?奥の手とは何かな?いろはちゃん♪」

陽花は何か楽しそうに二ヒヒとか言ってる。

 

 

「それはまた話すね♪」

 

「うん、楽しみに待ってる」

陽花はそう言うとそれ以上は追求しつこない。

 

そう、陽花は分かっている。

 

 

 

だからわたしが自分から言い出すまで待っていてくれる。

やはり長い付き合いっていいもんだなぁ。

ちゃんとお互いのこと分かり合えて。

 

 

 

 

わたしもいつか。。。

 

アレ?何で今せんぱいの顔が浮かんできたんだろ?

 

 

 

 

 

わたしは陽花と話せて安心してぐっすり眠れそうだ。

 

明日から頑張るぞ!!




本当は修羅場を書こうかと思ったのですが、考えてるうちにまだ早いなってなって急遽止めました。
決して修羅場がうまく書けなかったからじゃないんだからね(笑)

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