一色いろははやっぱりあざとかった♡   作:ぼるびっく♡

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俺ガイルのアニメを見ていろはちゃんが可愛くていいキャラなので書いてみました。

初めてのSSですので、至らないところばかりだと思いますが、よろしくお願いします。

おかしなところあったら教えていただけたら修正させていただきます。
また感想いただけたら嬉しいです。

いろはすの登場からアニメに沿いながら、オリジナルを入れてって感じになると思います(予定)

もしよかったら読んでください。


1話 一色いろはは出会ってしまった♡

わたしは生徒会長の城廻先輩に呼ばれて、生徒会室にいる。

 

 

 

 

わたしは総武高校1年の一色いろは。

サッカー部のエースで次期部長の葉山先輩に憧れる可愛いマネージャー♪

。。。って誰に説明してるの?わたしは。

 

 

 

城廻先輩の話だと、わたしが次期生徒会長選挙に立候補してるとのこと・・・

「あのぉ...わたし立候補した覚えないんですけど」

 

城廻先輩は推薦人リストを見せてくれた。

そこには30人もの推薦人の名前が...

 

 

うわぁ...マジかぁ。。。

どうやらわたしは勝手に立候補されてしまったらしい、わたしを妬む誰かによって。

 

わたしは普段から周りの男子に愛想振りまいてるのでそれを快く思わない女子も多い。

きっとその中の誰かがわたしを陥れようとしたのだろう。

 

 

「はぁ...」まいったなぁ。

 

 

 

わたしが勝手に立候補されただろうということと、生徒会長になるつもりはないことを伝えると

平塚先生に相談することとなり、平塚先生は『奉仕部』を紹介してくださった。

 

 

 

 

 

そう・・・これがわたしと先輩の、奉仕部の3人との出会い。

その時のわたしはこの出会いがわたしをこうも変えるとは知る由もなかった。

 

 

 

 

 

平塚先生に付いて行くと普段来ることのない特別棟のある教室の前に。

コン!コン!

ノックをして先に入った先生に呼ばれた。

 

 

中に入ると長い机の窓側の席に雪ノ下先輩がいた。

 

雪ノ下先輩は学校でも有名人なので名前くらいは知っていたが話をするのは初めて。

噂通り美人で黒く長い髪がとても綺麗な凛とした人だった。

 

少し離れた席には結衣先輩。

「あっ!いろはちゃん。」

 

「結衣先輩、こんにちわ♪」

 

「やっはろー!久しぶり」

結衣先輩はとは挨拶くらいしかしたことはなかったが、知った顔の人がいるのは少し安心できた。

 

 

 

そして雪ノ下先輩とちょうど反対側の奥側の席に腐ったような目をした先輩がいた。

わたしは初めて先輩に会った時の印象は腐ったような目をしていることくらいしかなかったが、

いつものように可愛くあざとくニッっとすると、先輩の眉がピクリと動き警戒されたのを覚えている。

 

わたしの『可愛いアピール』にまったく反応もせず、警戒さえしたこの先輩をちょっとだけ気にしているわたしがいた。

今までそんな反応をした男の子はいなかった。

いや、正確には見抜いてた人はいたけど、この先輩は反応が違っていた。

 

 

 

事の成り行きを説明すると先輩が一つの意見を出したが、その時結衣先輩が寂しそうな表情をし、雪ノ下先輩が

先輩の意見に反対すると何となく違和感のあった場の雰囲気がさらにギスギスしたように感じた。

結局意見はまとまらず平塚先生の提案でまた後日話をすることになった。

 

 

 

 

後日奉仕部の3人とわたしで話し合ったが、さらに雰囲気が悪くなるのを黙って見ているしかなかった。

先輩は一人先に部屋を出て行ってしまった。。。

 

 

またも意見はまとまらないまま・・・わたしどうなっちゃうんだろ?

このまま生徒会長になっちゃったりするのかな?と不安になった。

 

それと同時に先に席を外した先輩がまた少し気になったような気がしていた...

 

 

 

わたしは部屋を出て行った先輩を探し声をかけていた。

本当に大丈夫か心配になったから...

わたしが不安いっぱいで質問すると

 

先輩は「まぁ最悪どうにかする」と言ってくれた。

その言葉がとても嬉しかった。

だれも助けてくれない...奉仕部に相談はしたけどあの3人様子をみていると不安しかない。

そんなわたしの心を先輩のその言葉が妙に安心させてくれた。

 

そして。。。私はハッとして部活に行くと言ってその場を立ち去った・・・(なんだろこの気持ち?)

 

 

 

家に帰ったわたしは昨日までとは少し違っていた。

昨日までは不安で不安でどうしようもなかった。

しかし今日は少し落ち着いていた、先輩のあの言葉が何故か安心させてくれる。

今日はぐっすり眠れそうだ。

 

その時携帯が鳴った。

携帯をとると陽花からの着信だった。

そう、彼女は小泉陽花。

小学校からずっと一緒の親友。

あっ!!わたしだって女の子の友達いるんですからね。

お昼もわたしと陽花とあと2人(後で紹介できるかな?)の仲良し4人組で食べてるんですから。

。。。ってわたし誰に説明してるんだろ?

 

「いろは~、大丈夫?」

 

「陽花どうしたの?」

 

「最近のいろは生徒会長選挙のことで元気なかったから...」

「でも何かあった?少し元気でたみたいじゃん(声が学校の時より落ち着いてる)」

 

「そう?何もないよ?でも心配してくてありがと。」

「まだどうするか決まってないから不安だけど、何とかなるかな?って」ニコッ

 

「やっぱり何かあったんじゃない、あんだけ不安そうだったのに嬉しそうじゃん?」

 

「そんなことないって、不安でしょうがないんだからぁ。」

 

「はいはい(いろはから言ってくるまで待つか)」

 

「何それ?その適当な返事。」ムゥー

 

「ごめんごめん、でも声聞いたら少し安心したわぁ(まったくいろはは分かりやすいんだから)」

「じゃぁ、また明日学校でねー!!おやすみ~」

 

「うん、おやすみーはるか♪」

心配して電話してきてくれた親友の陽花は何故か安心して電話を切った。

何だかわからないけど、あの子と話すとすごく落ち着くなぁ...

 

 

 

 

 

****************

 

放課後買いたい物があったのでサッカー部のウザいけど使e...頼りになる戸部先輩に付き合ってもらっていた。

すると憧れの葉山先輩と一緒にいる先輩に会った。見知らぬ女の子2人も一緒で。

何故か先輩を見つけてニコッっとしたわたし。

 

葉山先輩がいたのに先輩が気になってしまった。

 

あれ?葉山先輩に会って嬉しかったんだよね?わたし。

と、自問自答してみたが・・・

 

 

葉山先輩と話をする戸部先輩を尻目に先輩の横にいた。

憧れの葉山先輩がいるのに何故か先輩の近くにいるわたし...あれ?何で??

「せーんぱいっ♪」

「せんぱいどうしたんですぅ?あっ!遊んでるんですかぁ?」

と言ってみた。本心は『わたしの依頼忘れて女の子と遊んでるとかいい度胸だな』だったんっですけど(笑)

 

「べ、別に遊んでるわけじゃ。。。」

先輩が少し困った顔になり目をそらしたところので、先輩の制服を引っ張り先輩の耳元で

「てゆーか、あの女なんですか?あっ!せんぱいの彼女さんとか?でも2人いるじゃないですか?どういう繋がりですか?」

とめいっぱいの笑顔をしていたが低い声で素のわたしを出していた。

 

 

 

え??わたし何で素を出してるんだろ?せんぱいに。

違う違う、葉山先輩と見知らぬ女の子がいたから気になってるだけだよね??

戸部先輩が葉山先輩と話してたから先輩に聞いただけだよね???

普通女の子がいたら葉山先輩の彼女かんかな?って思うよね?それなのにわたしったら先輩の彼女さんとか?って聞いてるし。

 

 

 

「いろは、ごめん。俺が付き合ってもらってるんだ」と葉山先輩が答えてくれてた。

葉山先輩と先輩ってよく遊ぶのだろうか?

葉山先輩と先輩・・・何か一緒に遊ぶの想像できないんだけど。

 

気になったわたしは葉山先輩と先輩の関係が気になり、いつものように可愛く一緒に遊ぶ提案したが

葉山先輩に気を回した戸部先輩によってその場を後にすることに。

戸部ぇ~...

もうその時は一緒にいる見知らぬ女の子に興味はなかった。あのくらいならわたしの相手にならないし。

 

 

 

 

 

その夜わたしはお風呂に入った後自分の部屋に戻り今日の出来事を思い出していた。

考えてもわからなかった。。。

でも、あの腐った目をした先輩に少し興味をもったのは確かだ。

わたしの『可愛いアピール』が通用しない先輩に...

 

 

 

****************

 

選挙まであと数日と迫った日のお昼、うちのクラスの男子に2年の先輩が呼んでると言われ、もしかして葉山先輩と思って

振り返るとそこには先輩がいた。

思わず肩を落としてしまったわたしを見てちょっと気を落とした先輩が目に入った。

 

先輩に図書室に連れて行かれ黙々と作業をさせられる。

何でわたしがこんなことを...

でも先輩と二人っきりでと考えると少し緊張しちゃう。

 

「せんぱーい♪これ書き写すの超辛いですよぉ」

わたしは緊張をほぐすため言葉を発した。

まぁ本当に面倒くさかったし。

はぁ...

 

 

そうだこの前会った時のこと聞いてみよ♪

「あ...ってゆうかこの間遊んでた人って葉山先輩の彼女とかですかぁ?」

 

「どうだろうな...」

 

うっ...つれない返事

じゃぁ♪

「えぇー、教えてくれてもいいじゃないですかぁ」

 

「これ終わったらな」

 

またもこう来るかぁ。

「まぁあれくらいならそんなに問題なさそうですしいいですけどねー」

と言うと先輩がのってきた。

 

「てゆうか葉山のこと好...どう思ってんの?」

 

あれ?先輩もしかして少しはわたしのこと気にしちゃってます?

「はぁ...何ですか口説いてるんですかごめんなさい無理です、好きな人がいるので」

これが初めて先輩を振った時♪

 

「そうじゃねーよ、単純にどう思ってるのか聞きたかっただけだ」

 

「うーん、どうなんでしょうねー。何かいいなぁと思ったらとりあえず手をダ...繋いでみたいなぁとか思いますけど」

オッと危ない。。。

 

 

 

とりあえず話を戻して

「ねぇー、せんぱーい♪これってやる意味あるんですかぁ?」

 

「まぁなくはないな」

 

ほんと何でわたしこんなことしなくちゃいけないの、昼休みに。

「何か言い方が曖昧なんですけどぉ」

 

「一色が何をどうしたところで雪ノ下と由比ヶ浜には勝てないからなぁ」

「そうゆう意味じゃぁ、無意味だ」

 

 

 

わぁ、それちょっと酷くないですかね。ムスッ

わたしだって...

「まぁ別に勝てなくていいんですけど、でもぉ、もしかして案外勝っちゃったりしたら怖いなぁって...」

 

「勝てる部分ないだろ...」

 

先輩酷くないですかー、まぁ実際あの二人はすごい人だし・・・

「はぁ。。。まぁ。。。」

 

 

 

「それに最初の推薦人の連中だって一色には投票しないし」

 

そんなこと分かってますよ。ムゥッ

 

「そいつら今頃大爆笑だろうな。」

「んで、選挙に負けた姿を見てさらに爆笑。」

 

 

この人何でわざわこんなこと言うんだろ?

 

 

「そうゆうの腹立つよなー」

 

 

そんなの当り前です!!

 

 

「やっぱやられたらやりかえさないとなー」

 

ん?どういうこと?

それができるんだったらしたい。

わたしだって悔しいし(思わずシャーペンを持つ手に力が入った)

「はぁ、まぁ、できたらいいですn」

 

「できる」

 

えっ!わたしは先輩の顔を見た。

すると先輩はさっきからずっと作業している書類を持って

「さっきから書いてもらってるこれ何だと思う?」

 

 

これくらいわたしだって分かる。

「推薦人名簿ですよねー」

 

 

「そうだ、ただし...一色いろはの推薦人名簿なんだ」

 

はぁ。。。ん?。。。えっ??

「あのぉ、わたしもう推薦人集まってるんですけど...」

何で何で??何でわたしのなの?

 

「推薦人の規定は30人以上だ。何人集めてもいいんだよ。」

と書類をわたしの前に置く先輩。

「ネット上で一色の応援アカウントが稼働してたんだ。」

「全校生徒の1/3。これだけの支持者がいれば勝てる」

 

は?先輩何言ってるんですか?

「い、いきなり言われても無理ですよー。てゆうか、なっても結局出来ないと思うんですよね。。。」

「あんまり自信ないってゆうか、それに部活もあるし。。。」

 

先輩は真面目な顔で続ける

「まっ、確かに両立は大変だな。でも得るものは大きい。何だと思う?」

 

 

この展開は何?

先輩どうしてこうなったの?

「まぁ、経験とかじゃないですかねー。」

「あと内申とか、てゆうかせんぱい先生みたいですね。」

わたしは先輩が急にわたしを生徒会長に推すこの状況がわからず先輩を見た。

 

すると先輩は

「違うな、いいか。。。お前が得るのは・・・」

と言い、急に誰かの真似をして。。。

「1年生で生徒会長なのに頑張って部活に出てくるわたしぃー♪だ。」

 

は?それってわたしの真似じゃないですよねー?

うわぁ、思わず引いてしまった。

 

先輩は続ける。

「1年生なら失敗しても許されることもある。その上生徒会がたるい時は部活を言い訳にできる。逆もまた然りだ。」

 

 

何でこの展開になったかまだ分からないわたし。

「で、でもやっぱり大変ですよねー...みたいな」

 

「そうゆうときは葉山に相談すればいい。」

 

はっ!!先輩って...

 

「なんなら手伝ってもらえ!部活の後なら家まで送ってもらえるアフターケアまでついてくる。」

 

 

 

「もしかしてせんぱいって頭いいんですか?」

わたしはさっき先輩が言ったことを頭で繰り返しながら質問した。

完璧に素になっていた。

 

 

「まぁな。」

 

 

 

先輩が何故急にわたしを生徒会長にしようとしているのかは分からない。

それにわたしじゃ全校生徒の1/3の支持を集められないことくらい分かってる。

きっと先輩が裏で何かしたんだろう...

 

しかし、これは使えるかも・・・

先輩は生徒会長になりたくないわたしを生徒会長に推したことになる。

きっと先輩は少なからず私に負い目を感じてるはず...

これを理由にこの後も先輩を利用できるかも。。。

わたしの『可愛いアピール』が効かない先輩に少し興味あるし。。。

ここは...

 

「ま、これだけ支持されたらしょうがないですねー。その提案はそれなりに魅力的ですし。」

「それに...クラスの子に陰で笑われるのも嫌ですし。」

 

よし。決めた!!

「せんぱいに乗せられてあげますッ♪」

いつもの『可愛いアピール』で言った。

 

先輩は少し驚いた後フッと笑っていた。

 

やっぱり先輩には効かないなぁ。。。

 

 

 

 

****************

 

家に帰って落ち着いた後自分の部屋で考えてみた。

 

わたしに生徒会長なんて出来るのかな?

でも、困っときは先輩をりよ...頼ればいいんだ。

わたしを生徒会長にした責任を取ってもらわないと。

 

そんなことを考えていると、携帯が鳴った。

陽花からの電話だった。

 

「あっ、はるかどうしたの?」

 

「いろは、今日お昼休み出て行ったと思ったら帰ってきてご機嫌みたいだったけどどうしたの?」

「学校では聞く時間なかったからさ...」

 

「わたしね、生徒会長になることにしたから...」

 

「えっ?いろはあんなに嫌がってたじゃん?」

 

「うん、でもね楽しみができたの♪」

 

「へ?そ、そうなの?何々?」

 

「へへへ、今はまだ秘密♪」

 

「もー、もったいぶってぇ・・・、でも言える時が来たら教えてね。」

 

「うん、もちろん♪」

陽花はちゃんとわたしのこと分かってくれてるからそれ以上は聞いてこない。

やっぱり親友っていいなぁ。

 

「でも、いろはが生徒会長かぁ...わたしの親友が生徒会長なんてわたしも嬉しいな♪」

「頑張ってね、いろは!!」

 

「ありがとう、はるか♪」

いつかきっと話すからね。

今はまだわたしも...

 

 

 

 

****************

 

わたしは生徒会長になりました。

 

 

その初日先輩が生徒会室に来てくれました。

「今日からもう仕事か?」

 

「そうなんですよー、ま、最初はどうにもならないと思いますけど」

 

 

すると先輩は

「来年、俺のの妹が入学するんだ。」

 

思わず先輩の方を向いてしまった。

はぁ?

 

「だからいい学校にしてくれよ!」

 

何か先輩らしくない言葉。

だけど...

「えっ?、、、何ですかそれ口説いてるんですか?ごめんなさい狙いすぎだし気持ち悪くて無理です」

これで先輩を振るの2回目ですね♪

 

今まで誰にもこんなことしたことなかったけど、何故か先輩にはしてしまう。

決して照れ隠しなんかじゃないんだから♪




初めて書いてみたので、まだまだ至らないと思いますが、みなさんに少しでも楽しんでもらえたり、感動してもらえたらって思って書いています。

更新は遅くなってしまうことが多いかと思いますが、よろしくお願いします。

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