東方己分録   作:キキモ

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六十一話 お茶会と提案

「暑っつ……」

殺人的な日光の下、うだるような暑さに汗を滴らせながら、誰に向けたものでもない呟きが自然と溢れる。

 

燦々と降り注ぐ太陽の光は、美鈴に進められた麦わら帽子をしていても目を細めてしまう程に眩しい。

そんな陽の光を少しでも和らげるように、俺より背の高い向日葵の影を通りながら歩いていた。

 

太陽の畑と呼ばれる一面の向日葵畑。

その一角に居を構える太陽の畑の所有者の少女、風見幽香の家の赤い屋根が向日葵の合間に見えてきた。

右手に洋菓子の入ったバスケットを携え、俺はようやく陽の光から逃れられそうだと息をついた。

 

一軒家の建つ開けた空間にたどり着いた俺は、真っ直ぐ幽香の家に近づきドアをノックする。

春に起きた異変の折、強襲してきた少女に破壊されたドアだが、数週間前に新しいものに取り替えたおかげで周囲の壁と比較してそこだけ真新しい。

屋根の影に入ったことで幾分か和らいだ暑さにほっとすると、ノックに反応した足音が家の中から聞こえてきた。

 

……軽快な足音は子供のものだろう。

家主の幽香ではないが、まあ予想はつくので数歩下がって大人しく待ち構えることにする。

直後に、外開きのドアを押し開いて家の中から思った通りの少女が顔を出した。

 

「来たわね人間!」

「ようメディスン。元気そうだな」

 

メディスンは鈴蘭畑に住む妖怪だ。

太陽の畑の妖怪でもないし、幽香の同居人というわけでもない彼女がなぜ俺を出迎えたのかというならば、春の異変以来、幽香とお茶を呑む際にしばしばメディスンが同席するようになった、というだけのことだ。

俺から見た幽香とメディスンの関係は、一応は友人ということになるだろう。

見たところ仲が悪いということもなく、見ようによってはなんとなく年の離れた姉妹を思わせる。

 

「ねえ、ケーキは!?」

「……お前が寺子屋の子だったら頭突き確定だったな」

 

俺の挨拶を完全スルーしてくれるメディスンにぼやきながら、俺は右手のバスケットを掲げてみせる。

「まあいいや。ほら、持ってきたよ」

顔を輝かせたメディスンはそれを受け取ろうと手を伸ばす。

だが、その手から逃れるように俺は更に高い位置へと荷物を掲げた。

 

「む、なによ」

「いつも言ってんだろ。『人間』じゃなくて、ちゃんと名前で呼べって」

「なによケチ!」

「ケチで結構。じゃあメディスンはこれお預けな」

「むぁー!なによー!」

「なんだよ『むぁー』て」

 

ムキになって高く掲げたケーキに背伸びをするメディスンだが、さすがに俺との身長差があるので届く気配もない。

そうは言っても、分厚いドア板を蹴り一つで真っ二つにした前科を持つメディスンだ。

彼女がその気になれば俺から荷物を力づくで奪うことなんて容易だろう。

だが、そんなことをすれば中身のケーキが崩れてしまうかもしれないし、それ以前に家の中で暴れることに関しては家主からの禁令が出ているためそうもいかない。

 

さしものメディスンも幽香には逆らえないらしい。

おかげさまで、この家の中であれば俺はメディスンを普通の子どもと同じ様に扱うことが出来るのだ。

まさしく虎の威を借る狐だが、自分で言うのもなんだけど俺は(ドア板を真っ二つには出来ない程度に)か弱いから仕方がないだろう。

 

そんなわけで、メディスンをおちょくっていると、呆れたように声をかけられた。

「貴方、いつもこんなことしてるの?」

「ん?」

見ると、丸テーブルの向こうに、椅子に腰掛けこちらを眺めてくる少女の姿。

 

「リグル?」

ショートヘアに服装も相まってボーイッシュな印象を受ける少女は、丸テーブルに頬杖をついてこちらを半眼で眺めていた。

意外な先客に目を丸くし固まっていると、その隙をついてメディスンが俺からバスケットを奪取した。

 

「はっはっはーざまぁ見なさいよ!」

したり顔で俺の手荷物を両手で掲げるメディスンは、そのままキッチンの方まで小走りで駆けていく。

 

「……ひっくり返すなよー」

キッチン部屋へと消えていくメディスンに一応注意しつつ、俺はリグルのいる丸テーブルに近付いた。

丸テーブルに並べられた四つの椅子、リグルから見て右隣の席に腰掛けながら俺はリグルに問いかける。

 

「驚いた。君も来ているとは思わなかった」

「あら、幽香と知り合いだったってことには驚かないのね」

「まあ聞いてたし」

花と虫という、それぞれが操る生物の性質からして何かと縁があるらしく、幽香の口からリグルの名前が出て来るということがしばしばあった。

 

「そういえば、君の虫たちはここには来てないんだな」

流石に家の中にまで来られるのは恐怖でしか無いが、幸いなことに彼女が連れ歩いている夥しい蟲はこの場には見当たらなかった。

 

「外で遊んでるわよ。そういえば、この家の花壇にある花って貴方が育ててるんだって?」

「まあ一応はそうだけど、基本的には幽香が世話してるよ」

幽香の家の裏庭の土地には石で組まれた簡易的な花壇が作られている。

 

冬場に収穫の難しい苺を幽香に依頼した折に、その対価として作成したものだ。

春が来て幽香に苺を依頼する必要はなくなったが、今でも幽香の家に訪れる度に、愛着の沸いたその花壇の整備をしている。

元の世界の実家にも庭があり、いくつかの花を育てていた。

その習慣を振り返るように幽香の家の花を世話している時間は、なんとなしに落ち着く時間でもあったり。

 

元の世界……俺が消えてからもう半年をとっくに過ぎている。

実家の庭は、もしかしたら親戚が管理しているかもしれないが、それなりに大変だし望みは薄いだろう。

枯れてしまっているというのなら、それは仕方のないことだと割り切ろうとはするものの、それでも残念に思うのは仕方がない。

と、考えも仕方がないことに想いを馳せようとしていた俺に、リグルは口端を上げた。

 

「いい感じに育ってるじゃない」

「それは幽香に……いや、そりゃあどうも」

「花の蜜、貰ってるわよ」

「ああ、構わないけどほどほどにな。多分枯れるようなことはないと思うけど」

「そんなことしたら幽香に何されるかわからないわよ」

 

肩を竦めるリグルの言葉に、俺は苦笑を浮かべる。

「別に大した事されないって……お、噂をすれば」

 

気配を感じて見てみれば、キッチンからリグルがお盆を手に出てくるところだった。

その後ろにはご機嫌な様子のメディスンがケーキの乗ったお盆を持っている。

微笑ましい光景に頬を緩めつつ、俺は軽く手を上げる。

 

「こんにちは幽香。お邪魔してるよ」

「ええ、いらっしゃい悠基」

 

相変わらず穏やかな微笑を浮かべる幽香とメディスンを手伝って手早く配膳を済ませると、早速とばかりにいつもより人の増えたお茶会が始まった。

ちなみに今日のケーキはオレンジベースのティラミスだ。

甘さとほどよい酸味付けは、この暑い季節には打ってつけだろう。

人数が増えることを聞いてはいなかったが、あらかじめ切り分けないでおいたのは正解だった。

 

「あら?」

嬉しげにケーキを頬張るメディスンを眺めていると、不意にリグルが声を上げた。

 

見れば俺が作ったケーキを目を丸くして眺めるリグルが口元に手を当てている。

「これ、冷えてるわ」

問いかけるようにリグルは視線を俺に投げかけてきた。

 

つい先程まで炎天下の中を歩いていた俺の荷物だ。

不思議に思うのも当然だろう。

「ああ、それはパチュリー様……俺の勤め先の魔法使いが作った魔道具のおかげでな」

 

空中に両手で正方形を描いてみせる。

ちょうど持って来たバスケットにすっぽり収まる程度の大きさだ。

「これくらいの箱なんだけど、魔力を込めることで暫くは中に入ってるものを冷やすことができるんだ。俺が作るお菓子はこの暑い中だとすぐに傷んでしまうからな」

つまりは、電力の代わりに魔力で稼働する小型の冷蔵庫のようなものだ。

 

気温の関係で甘味処を休職中の俺としては、是非ともその技術を習得して洋菓子作りに活かしたいところだ。

そんなわけで最近は、パチュリーや小悪魔からのアドバイスを貰いつつ魔導書片手に気温を操る系統の魔法を練習中でもある。

 

「そういえば、貴方も魔法を使えたわよね」

「まあね」

「こういう風に物を冷やす魔法も使えるの?」

「このレベルになるのはまだまだ当分先らしいけど――」

 

不意に視界の隅でメディスンが動いたのが見えた。

どうやら俺が話に夢中になっていると見たようで、右隣のメディスンが俺のケーキに向かってフォークを伸ばしてきたので、そのフォークを取り上げる。

 

行儀が悪いなあ。

内心嘆息しつつも、リグルと会話を続ける形のまま、つまみ食いに失敗して顔を歪めるメディスンに右手を掲げる。

「一応こういう魔法は覚えたよ」

 

目を丸くするメディスンに至近距離で放つ形で、俺は比較的最近習得した魔法の名を唱えた。

「冷風魔法『クーラー』」

 

由来はもちろん、その名で呼ばれることの多いこの季節必須の家電だ。

右手に集めた少量の魔力を冷気に変換して放つ程度の――しかしこれがかなり難しい――言ってしまえば冷風を掌から発生させるだけの魔法だ。

しかも、冷風といってもそこまで冷たいわけではなく、どちらかと言えば涼風と言った表現が正しいだろう。

だが、そんなものを至近距離でいきなり受けたメディスンは声を上げて飛び上がった。

「ひゃうぅ!!」

 

「とまあ、こんな感じ」

「涼しそうな風ね」

椅子から転げ落ちるメディスンがよほど面白かったのか、クスクスと笑いながら幽香が言った。

 

「実際この季節に使うと気持ちいいいもんだよ」

と言っても、まだまだ練習中の魔法であり、今はまだ燃費が悪くて十分も使用すれば俺の魔力が底をついてしまうというのがパチュリーの見立てだ。

ケーキを冷やすための魔道具に供給する魔力が必要だったこともあり堪えてはいたものの、炎天下で魔法を使えば一時とはいえ涼むことができるという誘惑は中々に抗いがたいものだった。

 

「ねえねえ私にもー」

と、リグルが自分を指差したので、「はいはい」と左手を翳せば、出力を抑えた冷風魔法にリグルは心地よさげに目を細めた。

「どうだい?」

「いいわね、コレ」

 

「こんのぉ……よくもやってくれたわね人間!」

と、ここで立ち上がったメディスンが声を上げた。

眉間に皺を寄せて睨んでくる彼女に、俺もリグルへの冷風魔法を続けながら応じる。

 

「メディスン、行儀が悪いのは良くないよ。これは俺の分だ」

俺の目の前の小皿によそおった、まだ一口しか無いケーキを指差してみせると、メディスンは口を尖らせた。

「だってちょっとしか食べてないじゃない。いらないなら私が貰ってあげようと思ったのよ」

「勝手に人の分を取るんじゃありません。お前の分はどうしたんだ」

「そんなの美味しくてすぐなくなっちゃったわよ!」

「お……そ、そうか」

 

ちょっと人が説教しようってときに自慢の品(ケーキ)を褒めて不意をつくのはやめてほしい。

不覚にも浮かれそうになり調子が狂った俺が口籠ると、代わりとばかりに幽香が口を開いた。

 

「メディスン」

「な、なによ、幽香」

「この家にいる以上、最低限のマナーは守ることって言ったわよね」

「う…………わ、判ったわよ」

 

幽香の言葉には逆らえないのか、葛藤する気配を顔に出しながらも、メディスンは不承不承と頷いた。

 

「それから、『人間』じゃなくて『悠基』よ。きちんと名前で呼びなさい」

「ぐぬぬ…………呼べば良いんでしょう呼べば!ふん!」

態度は非常に反抗的だが、幽香の言葉に素直に頷くメディスンを見て、俺はしみじみと思う。

 

やはり、上下関係ははっきりしているらしい。

と、そう結論付ける俺の目前で、腕を組んでそっぽを向くメディスンに、幽香は楽しげに微笑を浮かべていた。

 

 

 

* * *

 

 

 

ケーキも食べ終えて、幽香が淹れた絶品の紅茶を呑んで一息ついたところで、リグルが「それで」と頃合いを見計らったように話を切り出した。

「どうして私は呼ばれたのかしら?」

幽香は小首を傾げるようにして茶化しながらそれに応じる

「あら、食事をするなら人が多い方が楽しいって――」

 

そりゃまた、可愛らしい発想だなあ。

「――悠基が言ったのよ」

「俺か」 

可愛らしいとか思った手前、若干恥ずかしい。

言ったっけ……。

 

「まあそれは冗談として、もちろん貴女に来てもらったのは他に理由があるわ」

「碌なお願いじゃない気がするわ……」

半眼になりながら、リグルは幽香から遠ざかるように僅かに身を引かせた。

何をそんなに警戒してるんだろうかと俺は不思議に思いつつも紅茶を啜った。

 

「リグル、貴女に悠基の手伝いをしてほしいの」

…………俺?

向けられる幽香の視線を受けて、不意に名前を挙げられた俺は紅茶を啜った体勢のまま固まった。

話をしていたリグルだけでなくメディスンの視線も向けられ、自然と注目を浴びることになる。

 

「手伝い?」

一時の静寂の後に、最初にメディスンが口を開く。

「ええ、そうよ」

 

「どうしてまた」

眉根にシワを寄せるリグルが幽香を見ると、幽香はことも無げに言ってのけた。

「強いて言うなら、面白いから、かしら」

「やっぱり……碌なお願いじゃさそうね」

「あら、そうとは限らないじゃない」

 

「…………」

幽香の言葉を不審がるように、リグルは「どういうつもり?」と問いかけるような視線を再度俺に向けてくる。

だが、突然の幽香の言葉は俺にとっても青天の霹靂だ。

真意の読めないままにカップを置いて、今度は俺が質問を投げる。

 

「えっと、そもそもなんだけど手伝うって、何を?」

「なんだと思う?」

この場の微妙な空気を楽しむかのように微笑みを絶やさない幽香が首を傾げてみせるので、俺は逡巡の後、「まさか」と半信半疑ながらも思い浮かんだ言葉を告げる。

 

「…………妖怪調査」

「正解」

 

阿求さんの仕事に復帰することが決まり始めた妖怪の山の調査。

レティ・ホワイトロックを始めとして妖怪からいくらかの情報は集まりつつあったが、未だに直接足を踏み入れるに至らない。

そんな近況を、幽香とのとりとめのない話の中で相談混じりに話したことがあった。

 

だが、まさかその助けをリグルに求めるとは、一体幽香は何を考えているのだろう。

「妖怪調査ぁ?」

頓狂な声を上げるのはご指名がかかったリグルで、机に手を置いて立ち上がった彼女は俺と幽香を交互に見る。

 

「な、なんで私がそんなことを手伝わないといけないのよ!」

「だって、貴女の虫たちの情報を集める力は便利じゃない。きっと悠基の助けになるわよ」

確かに、妖怪調査をする上でリグルの虫たちによる広範囲の情報を収集する力は役に立つだろう。

 

とはいえ、そもそも人里の住民が妖怪の対策をするための書、『幻想郷縁起』を記すための妖怪調査だ。

「私が悠基を手伝ったところでなにか得があるの?」

腕を組んでジト目になるリグルの態度は当然だろう。

それに対して、「そうねぇ」と呑気に言いつつ幽香も一瞬考える素振りを見せた。

 

「じゃあ、こういうのはどうかしら」

「?」

「悠基が貴女にあげる甘味の量を増やす」

 

えぇ……。

「あの、幽香、そんな勝手に……」

「あら、ダメなの?」

「まあ大丈夫だけどさ」

 

らしくない強引なやり方と、ケロリと言ってのけてしまう幽香の様子に俺は困惑しつつも頷いた。

実のところ、衣食住を提供してくれている紅魔館の給料はそれなりに高い。

加えて、最近は成果は芳しくないものの阿求さんからも妖怪調査の報酬としていくらか給金をいただいている。

そのおかげで、今の俺はお金に関しては少々余裕があり、リグルに襲われないために用意する菓子についても、金銭的には増やしても得に問題がない。

 

だが、報酬にお菓子を出すとか、そういう問題ではないだろう。

妖怪調査を手伝うというのは、回り回って妖怪にとっての不利益に繋がる可能性が大いにある。

故に、リグルがそのことを承知しているかどうかは置いといて、彼女が幽香の提案を受け入れるというのは妖怪そのものへの裏切りと取られても可笑しくないだろう。

 

そのことを鑑みれば、リグルが俺の仕事を手伝う件を受けるとは到底思えな――。

 

「その条件でどう?リグル」

「ノッたわ!」

「いいのかよ!?」

 

思わずツッコミを入れてしまった。

 

「あら?なんで貴方が驚くのよ」

「いや、えっと、いいのか?本当に?」

「ええ。要は悠基の周りに何かあったり虫たち(あの子たち)に伝えさせたらいいんでしょう?」

「そうなるわね」

「それで悠基がくれるケーキが増えるならお安い御用よ」

 

「お安いのか?」

あっさりと承諾するリグルに俺は困惑する。

ノリが随分と軽い気がするが大丈夫なのだろうか。

 

それとも、俺が重く考えすぎているだけなのか、もしくはリグルにとっての俺のケーキはそれほどまでに価値があるものとか……いや、さすがにそれはないか。

「ちょっと!リグルだけずるいわ!」

と、唐突に今までおとなしくしていたメディスンが声を上げた。

 

「あらあら、メディスンも悠基を手伝ってくれるの?」

「ケーキが貰えるんでしょう!だったら私もやるわよ!」

 

え?

えぇ?

リグルもそうだが、俺に対して反抗的だったメディスンさえも率先して俺を手伝うといい出した状況に俺は混乱する。

なんだ?

俺のケーキの一体何が彼女たちを突き動かすんだ?

そんなに俺のケーキが魅力的なのか?

妖怪にとってなにかヤバイものとか……は入ってないはずだけど。

困惑する状況の中で、メディスンが更に声を上げる。

 

「妖怪の山にかちこんだらいいんでしょう!?」

ぎょっとする俺の正面で、全く動じた様子もみせず幽香は冷静に言った。

「貴女はその血気盛んなところをまず治さなくちゃダメね」

 

 

 

その日の幽香の家でのお茶会の結果、俺としては、まあ、ありがたいと言えばありがたいもののそれ以上に困惑が強いのだけど。

どういうわけか、俺の妖怪調査の仕事に、リグルとメディスンという助っ人が加わるということで話が纏まってしまった。

幽香は「面白そうだから」と言っていたけど、正直なところどうなんだろう。

 

 




主人公が習得する魔法の方向性が、だんだん戦闘から生活に役立つものに変化しつつあります。
メディスンの幽香の家襲撃事件は三十五話。四十六話にて和解しています。幽香の家の花壇自体は、三十一話から作られています。



名前:風見幽香
概要:初登場三十一話。花映塚自機、他。『花を操る程度の能力』。
当作における彼女は非常に穏やかで気さくながらも力の強い大妖怪である。花についてある程度の造詣があるおかげで、主人公は彼女とはそれなりに良好な友人関係を築いている。元「主人公主観の無害な妖怪ランキング」第一位。アリスは友人。メディスン、リグルは上下関係が明確な友人。

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