「ん?」
「おや」
寺子屋で用事を済ませ、持て余した時間をどうやって潰そうか考えながら人里を歩いていると、不意に珍しい顔に出会った。
「やあ、妖夢じゃないか」
「悠基さん、ご無沙汰しております」
気さくに話しかける俺に対し、礼儀正しく腰を折る少女。
小柄な体格には不釣り合いな二刀を差した魂魄妖夢は、艶やかな白髪を揺らしながら頭を上げた。
そんな彼女の背と手には食材のぎっしり詰まった風呂敷包みと買い物籠。
「買い物帰りかい?」
見れば分かるようなこと問いかけると、妖夢はこくりと頷いた。
「はい。悠基さんは?」
「俺はまあ、暇してたとこかな」
「? 確か、悠基さんは今紅魔館にお住みなんですよね。人里にご用事でもあったのでは?」
「人里というよりは、永遠亭に用事」
「永遠亭ですか?」
だったらなぜ人里で時間を潰しているのかと、そんな疑念を感じさせる視線が飛んできた。
「あそこは迷いの竹林の中に建ってるからね。妹紅に案内してもらうつもりだったんだけど、あいつは自警団の会合で人里にいるんだ。さっき慧音さんに挨拶ついでに話を聞いた感じだと、会合はまだまだ長引くらしいから、終わるまでどうやって時間を潰そうか考えてたところ」
とまあ、そんな事情を話すと妖夢から予期せぬ提案がきた。
「もし良ければ、私が送りましょうか?」
「え?永遠亭まで?」
「はい」
「どうやって?」
「飛んでいけば迷いはしませんし、悠基さんお一人くらいなら運んでいけますので」
「お、おう……」
どうやら、この子も藍や咲夜のような大の男を抱えて飛べる系女子のようだ。
いきなり俺を抱えあげようとしない辺りちょっと安心感がある。
「せっかくだけど、遠慮するよ。妹紅を待ってればいいだけだし」
「そうですか」
「まあ、せっかくだし、妖夢は今帰りなんだろ?途中まで送るよ」
「いえ、そんな……いや、それではお願いします」
一瞬遠慮するような気配を匂わせながら、結局妖夢は再び頭を下げる。
微妙な反応に俺は内心首を傾げつつも、「お願いします」と仰々しくはあるが受け入れられたので短く相槌を打って彼女の隣に並ぶことにした。
おっと、その前に。
「ほれ、妖夢」
と、俺は妖夢の目の前に片手を差し出す。
意味が分からないのか、妖夢は不思議そうに俺が差し出した手を見ると、その視線を俺の顔に向ける。
「えっと……」
「荷物、片方持つよ」
「いえ。そんな、お気になさらないで下さい」
俺の提案にぶんぶんと首を振って断る妖夢。
見ようによっては拒否されているようにも――いや、実際拒否されてるわけだけど――光景だが、俺はキザっっったらしく肩を竦めて微笑んで見せる。
「大荷物の女の子の隣で手ぶらでいて平気なほど、俺は無神経じゃないんだよ」
あ、これ思ったよりも恥ずかしいわ。
「――それに、回りの人にもそういう風に思われたくないってだけ。だからほら、持たせてくれ」
「…………分かりました。お願いします」
俺の言葉に神妙な面持ちになりながら、結局妖夢は再三頭を下げて手に持った荷物を俺に差し出した。
見た目通り生真面目なのか、ある意味で気の使い甲斐がある子である。
「…………」
……もしくは、何らかの理由で俺のことを嫌っているが、初対面で刀を向けたことを気にしており強くは拒否できない、とか。
ふと湧いて出た後ろ向きな想像に苦い顔になる。
もしその通りなら妖夢の反応にも納得できてしまうあたり悲しすぎる。
「…………悠基さん?」
歩き始めた途端に黙り込んだ俺を不思議に思ったのか、妖夢が俺を見上げてきた。
「その、迷惑だったら言ってもいいからな」
十秒前に格好つけたくせに一転してこの体たらくである。
だが、妖夢は不思議そうに目を丸くしつつ、何かを考えるように「いえ……」と口を開いた。
「その、初めてお会いしたときは、無礼を働いた上にこちらからの一方的なお願いを聞いていただきましたから」
「俺の頼みは断れない?」
「そういうわけではなくてですね。ただでさえ御恩があるというのに、これ以上お世話になるのは気が引けるというか……」
おー予想以上に真面目な回答。
しかも『御恩』ときた。
「んな大袈裟な。別に気に病まなくていいって。むしろ俺からすれば、日頃からのご愛好いただきありがとうございますって感じだし」
俺が勤めている甘味処でケーキを作っていた折は、同僚とも言える甘味処の一人娘、千代さんから、妖夢がしばしば訪れていた話は聞いている。
つまるところ大事な常連さんでもあるわけだ。
「そんな……」
「っていうか、ご愛好いただいているのに品を用意できなくてすいませんって感じだし……」
「そ、そんなことは……」
休職中であることを自虐的に苦笑してみせると、困ったように妖夢は口籠る。
からかうのもこの辺にしとこうか、と俺がフォローを入れようとした瞬間、意を決したように妖夢が先に口を開いた。
「悠基さん。その、未熟な私では力不足だとは思いますが、出来ることならなんでも言って下さいっ」
「ああ。気持ちだけ頂いておくよ」
「お気持ちだけではなくてですね」
隣を歩く妖夢は、内心を打ち明けたことがきっかけとなったのか、ずいずいと迫るように俺に近付く。
「どうぞなんなりと申し付けて下さい。出来ることならなんでもしますから」
「……あの、そういうことはあんまり言わないようにな?」
特に、『真っ昼間の往来の中』、『大声』で、妖夢みたいな『いたいけな少女』が、俺みたいな『男に向かって』、『ハタから見れば誤解されるようなこと』を、という注釈が付く。
やっぱり極端だよな……と、尚もどこか不満げな妖夢の視線を感じていると、ふと見慣れた建物が目についた。
「あ、じゃあさ、ちょっと付き合ってよ」
と、俺が妖夢を見つつ指差した先は、絶賛休職中の甘味処である。
* * *
紅魔館で試作した洋菓子を、俺は度々この甘味処に持ち寄っている。
来る職場復帰に向けて、甘味処の主人である玄さんから意見をもらうためだ。
「いらっしゃい。あら、悠基さんじゃない」
「こんにちは、千代さん」
「あれー?来るって言ってたっけ?」
俺が試作菓子を持ち寄る日はだいたい決まっている。
千代さんが疑問にしているのは、今日がその日に該当しないからだ。
「今日は客として、ですよ」
「ふーん……と、こっちは妖夢ちゃんじゃない。珍しい組み合わせね」
「どうも、店員さん」
やけに親しみのこもったちゃん付けにも、妖夢は畏まるように頭を下げて応じた。
そんな俺たちに向ける千代さんの目が弓なりに細められる。
「ははーん、さては逢引ねー?」
「いえそんな、滅相もございません」
「またまたぁ」
「……俺はみたらし三つで」
「あ、それでは、私は串を二つ」
「温かいお茶もお願いしますね」
「かしこまりました~……むぅ、ちょっとはノッてもいいじゃない」
ノリの悪い反応に不満げに唇を尖らせる千代さんを横目に、ちらほらとお客さんがいる中、俺たちは店の入り口に近い適当な席に向かい合う。
「あ、そうそう悠基さん」
注文を通す前にと、千代さんが思い出したように厨房に向かいかけた足を止めた。
「この前慧音様がいらしてたわよ」
「慧音さんが?」
「ええ。貴方が何か言ってなかったかーって」
…………?
「えっと、どういうことです?」
「ほら、だって悠基さんって思ったことが顔に出るじゃない?」
「はあ、そうですね」
「だからバレバレなのよね。湖の館でのお勤めが大変なくせに、心配かけないようにって隠そうとしてること」
唐突に図星を突かれた俺は思わず閉口する。
そんな俺の反応を見ながら、千代さんは目を細めた。
「ダメよ、悠基さん。そういうのって慧音様には却って気苦労になっちゃうんだから。辛いなら辛いって正直に言うこと!相談大事!分かった?」
「……すいません」
「謝るなら慧音様に!」
「……そうですね」
「全くも~世話が焼けるんだから」と、腕を組んでわざとらしく怒る仕草をしながら千代さんは厨房へと消えていく。
半ば茶化すような言い方はしているものの、それは空気が重くならないようにという彼女なりの配慮。
内容そのものは真剣味を帯びていた。
「ありがとうございます」
その背中に向けた謝礼の呟きを聞いていたのは、俺の正面で今まで黙って話を聞いていた妖夢だけだろう。
「紅魔館でのお仕事は大変ですか?」
「いや、うん……まあね」
一瞬条件反射で曖昧な否定を口に仕掛けながらも、俺は正直に応えることにした。
「でも、仕事が辛いってことはないよ。これまで咲夜がこなしてた仕事の一部を請け負ってるだけだ。むしろ、大変なのはレミリア様に血を渡していることの方かな」
自分の首元に半ば無意識に手を当てる。
レミリアが吸血の折に牙を立てる辺りだが、分身を使用した
「血、ですか?確かにあの館には吸血鬼の姉妹がいますが、必要な血液は定期的に供給されていると聞いています」
「うん知ってる。でも、『新鮮な血』がいいんだとさ」
「それは……」
眉根に皺を寄せ、ともすれば睨むような目つきになる妖夢。
「そんな怖い顔しない。合意の上だし、一応気は使ってもらってるから、大変とは言ったけど無茶は――」
「……そういえば、悠基さんは永遠亭に向かうつもりでしたよね」
「――あー」
鋭い。
この子、永遠亭に行くという俺の発言とレミリアへの血の提供の関係性に気付きやがった。
「…………」
「なるほど」
答えあぐねて無言になる俺に、妖夢は納得したように頷いた。
「店員さんがおっしゃっていた通り、貴方は隠し事が出来ないらしい」
表情筋を強張らせる俺を妖夢は微笑し見据え、それからすぐに真剣な顔に戻った。
「永遠亭に行くのは、悠基さんが無理をしてでも紅魔館で仕事を続けるためですね」
「……はい」
どうにも、俺の使うこの分身能力について、まだ俺自身が知らない性質があるらしい。
貧血と同様の症状が見られる俺に、どういうつもりか原因の張本人であるレミリアは永遠亭への増血剤の買い出しを命令してきた。
……どういうつもりも何も、長期的に見て新鮮な血を提供する人間を確保しておきたいと見るのが自然なわけだけども。
「どうして隠そうとしたんですか」
「人里ではいろいろな人に世話になったから、出来れば心配かけたくはなかったんだ。それに、まあ、危ない橋を渡ってるように見える自覚はある。確実に止められるだろうから、言えないよ」
とはいえ、今の妖夢然り、さっきの千代さん然り、俺には隠し事が絶望的に向いていないらしい。
今更である。
それ以上に逆効果だということも身を以て分からされたわけだし、ここ腹を割るべきところなのだろう。
「そんなことまでして、どうして紅魔館で働くのですか?」
「そんなことまでするだけの報酬があると踏んだから」
俺の答えに怪訝な顔をする妖夢。
「一体何を?」と、『報酬』について問いかけようとする彼女に、俺はどこから説明しようかを考えながら口を開いた。
「……俺ってさ、なんていうか、この世界の人間じゃないんだ」
「? 聞き及んでいます。違う歴史の世界から来られたと」
「へえ?」
誰から聞いたのだろう。
咲夜だろうか。
と、共通の友人の顔を浮かべながら俺は頷いた。
「そっか。そんで俺は、元の世界に帰りたいんだ。どうやって帰るかさっぱり分からないんだけどね」
「悠基さんは、どうやってこの世界に来たのですか?」
「分からない。どうやったのか、何が起きたのか、全く検討が付かないんだけど、気付いたら俺は幻想郷に迷い込んでた。だから俺は、どうすれば元の世界に帰れるのか方法を探してて、それで最近、一つだけ手がかりに思い至ったんだ」
「手がかり、ですか?」
「うん。俺の『分身する程度の能力』って、幻想郷に迷い込んだ直後に使えるようになったんだ。それまではこんな能力を持ってるなんて俺自身全く知らなかったのに、だ。そう考えると、この能力とこの世界に来たことって、何か因果関係があるようには思えないか?」
「……それは――」
何かを言い淀む様子の妖夢に、俺は努めて笑みを浮かべて見せた。
「うん、分かってる。これは完全な憶測だから、無関係かもしれない。でも、アテがあるとすれば、今はこれくらいしか思いつかないからなあ」
「…………」
何かを考え込むように、妖夢は僅かに俯いた。
そんな彼女を見ながら、不意に、注文した団子が未だに来ないことに俺は気付く。
不思議に思い厨房をちらりと見ると、こちらを覗き見るように入り口から顔を出した千代さんとばっちり目があった。
慌てたように顔を引っ込める千代さんに、俺は思わず苦笑する。
空気を読んで話が終わるのを待っているということだろうか。
だとしたら、さっさと終わらせないと、いつまでたっても団子にありつけない。
そんな思いに至った俺は話を再開することにした。
「レミリア様は俺の能力についてある程度知ってる節がある。俺がさっき言ってた『報酬』は俺の能力についての情報。つまるところ、俺は元の世界に帰る手がかりを求めて、結果的には紅魔館での仕事を続けてるわけ」
補足するならば、最近は元の世界への想いが強くなってきたのもあって、多少の無茶は承知の上で俺はレミリアの話を受けることにした。
ただ、もしも帰ることができるというのなら、色々な人への恩とか、職場への復帰とか、そういう話を反故にしてしまうことになるかもしれなくて、その点に関しては非常に後ろめたいことではあるのだけど。
「……悠基さん、立ち入ったことをお伺いして申し訳ありません」
「いんや。気にするようなことじゃないよ」
軽い調子で応える俺に対し、何か思うところがあるのか妖夢は真剣な眼差しを俺に向けてきた。
「ただ、一つだけ、覚えておいていただきたい」
「……?」
「もし私にお手伝いできることがあれば、いつでも相談して下さい。私は貴方の助けになりたい」
「んな大袈裟な…………」
そんな妖夢の申し出をやんわりと断ろうとし、思わず笑みがこぼれていた。
どこまでも真摯に、そして真剣な顔で俺を見る妖夢。
やや幼い容姿のせいか、どこか微笑ましさを感じると同時、彼女の優しさになにか温かいものを感じて俺は胸に手を添えた。
「……それじゃあ、うん。何か困ったことがあったら、頼らせてもらうよ」
「ええ。お待ちしております」
俺の答えに満足したのか、妖夢は微笑みながら頷いた。
* * *
「ん?」
「おや」
「え?」
甘味処から出た俺と妖夢だが、妖夢を送って人里の出口近くまで歩いたところで、これまた別の知り合いに遭遇した。
配置薬の仕事帰りだったのだろう、同じく里の外へ向かっていた様子の葛籠を背負った鈴仙は、俺と妖夢を困惑した様子で交互に見た。
「やあ。鈴仙」
「こんにちは、鈴仙」
軽く手を振る俺の隣で、これまた礼儀正しく妖夢が頭を下げた。
どうやら妖夢も鈴仙とは知り合いだったようだ。
同じ方向に向かっていた俺達は自然と三人並ぶ形になって歩く。
「ど、どうも」
なぜかたじろぎながらも、歩みを止めること無く鈴仙も会釈を返した。
軽く頭を下げた彼女だが、困惑した面持ちは変わらない。
不思議なものでも見るかのような彼女の様子に内心首を傾げる俺の隣で、妖夢が口を開いた。
「鈴仙」
「……なによ?」
「誤解されると悠基さんに失礼ですので先に申し上げますが」
誤解?
「逢引ではありませんので」
「「え」」
唐突な発言に思考が硬直する。
鈴仙はと言えば、困惑した顔が見る見る間に赤くなっていく。
「そ、そうなの?」
鈴仙が俺へと視線を泳がせた。
明らかに動揺しているのがまた彼女らしい。
「逢引ではないです……妖夢、そういうことを自分から言うと逆に誤解されることもあるからな?」
「そうなのですか?」
眉を顰めて妖夢が振り向き、俺はため息を漏らした。
俺に失礼という前置きをするところは気が利いているのに。
「さて、そろそろだね」
ここから先は里の外だ。
人通りは随分と減っている。
足を止めた俺の隣で、妖夢もまた足を止めて頷いた。
「はい。荷物、ありがとうございました」
「いえいえ」
ずっしりとした重みを感じる買い物籠を妖夢に手渡す。
何度見ても、彼女の体躯には不釣り合いな量だが、妖夢は特に重そうな素振りも見せずにその籠を片手にかけた。
「悠基さん、どうかご無理をなさらないでください」
「うん。ほどほどに善処する」
気遣い甲斐のない俺の言葉に、しかし妖夢は特に表情を変えること無く頷いた。
「それでは、私はこれで。鈴仙も」
「え、ええ」
俺たちと同じく足を止めていた鈴仙が頷いた。
最後に、妖夢はぺこりと頭を下げると、踵を返して去っていく。
振り向くことのない彼女の、風呂敷包みを背負った背中が、なぜかその時は大きく見えた。
「妖夢と知り合いだったのね」
ふと、隣でなんとなしに俺と一緒になって妖夢と見送っていた鈴仙が口を開いた。
「そっちこそ。どこで知り合ったの?」
鈴仙は配置薬の仕事、妖夢は買い出しで人里に訪れている。
おそらくその関係だろうと当たりを立てていると、全く違う回答が帰ってきた。
「永遠亭にあの娘たちが押しかけてきたのよ」
「たち?」
「ええ。妖夢と主人の西行寺幽々子よ。全く、あの時は大変だったわ」
「ふーん……ん?」
なんか比較的最近聞いたことのある名前が出てきたぞ……。
「えっと、妖夢の主人の、なんだって?」
「西行寺幽々子」
「さいぎょーじゆゆこ」
思い出すのは、桜の下で一緒に花見をした不思議な少女の姿。
それでもって、彼女のゴリ押しに負けて飲んだ酒で酔いつぶれ、目を覚ました時の膝枕の…………いや、そんなまさか。
きっと、俺が出会った少女も、あれだ、名前を肖っているんだろう。
永遠亭の輝夜とか、ユカリとか、それと同じように。
うん、きっと。
「悠基?」
思考に耽る俺に、鈴仙が訝しげな顔をする。
「なんで急に顔を赤くしてるの?」
「べ、別に……」
「…………?」
なぜか嫌な予感が拭えない。
そんな胸中を隠すように、俺は顔を逸して誤魔化した。
本文終盤、“名前を肖っているんだろう。”については、主人公の思い込みです(断言)。
主人公は妖夢とどうやって連絡を取るのか、についてですが、甘味処が仲介になるとか、そういう感じで補完しておいてください。
次回は永遠亭編です。ほのぼの?
名前:魂魄妖夢
概要:初登場三十ニ話。妖々夢五面ボス、他。『剣術を扱う程度の能力』。
当作における彼女はちょっとクールで過剰に真面目な天然暴走特急少女である。基本的には敬語を使い敬称をつける彼女だが、ある程度近しい相手に対しては敬称を省略しているらしい。主人の幽々子に対する忠義心は人一倍。振り回されがちではあるが慕っている模様。主人公との友人関係は比較的良好だが、初めて出会った際の勘違いからきた失礼を、妖夢はかなり気にしている模様。