東方己分録   作:キキモ

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三十八話 逃げた先には

里の外に出るのも慣れたもので、仕事上の都合もあれば随分と私用で出がけることも多くなった。

リグルとの約束で今後は毎回砂糖菓子を持つ必要が出てきたため、懐事情的にはダメージはあるもののそれほど大きくは無いだろう。

妖怪の山に出向くのは妖怪調査が目的の場合なのだが、今日は全くの私用、それも目的地は妖怪の山ですらない。

以前一度だけ訪れた場所を、その時の記憶を元に道を辿っていたつもりだったのだが……。

 

「ハァ、ハァ、ハァッ!」

 

俺は全力で山道を駆けていた。

どこで道を間違えたのか、妖怪の山の麓、天狗たちの領域に入らない程度の位置を迂回しているつもりが、天狗の支配領域に気付かぬうちに足を踏み入れていたのだ。

周辺の景色からそのことを察した俺は、彼女たちに見つかる前にと全力で離脱を試みている、のだが。

 

猛然と木々の合い間を縫いながら荒い息を野放しに四肢を駆り立てる。

鬱蒼と茂る木々が開けた一瞬、俺は空を仰ぎ見た。

 

「げっ!!」

やっべえ、いる。

全力疾走に伴う汗とはまた別種の汗がにじみ出る。

 

空に見えるその姿。

もはや見慣れた純白の翼。

白に加えて赤と黒を貴重とした装備。

左手に円形の盾を、右手に刀剣を携えて。

妖怪の山を守り、領域を侵す者に問答無用の制裁を与える白狼天狗の姿が、俺の直上数十メートルの位置にまで迫っていた。

 

あの刀剣に何度殺され、あるいは殺されかけたか。

いつも分身状態で襲われている分実質的な被害はなく済んでいるのだが、妖怪を種族分けして統計を出すなら、白狼天狗は俺の殺害数断トツの一位に君臨している。

リグルとはまた違った意味での天敵なのである。

……まあ、彼女たちは領域を侵している俺を事務的に処理しているだけなので、悪いのは俺なのだけど。

 

木々の合い間を抜けながら、切り立った地面をヤケクソで跳び下りる。

一般住宅の二階と同じくらいの高さから落下しつつ、運よく足を崩すことなく着地に成功した俺は、駆け出しつつも再び空を見上げる。

 

「うげ」

既にこちらを見つけていたらしい白狼天狗とばっちり目があった。

つまるところ、それが分かる程度の距離まですでに接近されていたわけである。

もはや逃げ切れない。

 

鋭い眼光でこちらを睨むその顔に、俺は悪態をつきたくなった。

「またか!」

 

何度も白狼天狗に襲われている内に、次第に彼女たちの見分けがつくようになってきた。

一貫した服装をしているが、その手の得物は刀剣のみならず薙刀剣や槍などの長物を扱っている。

装備と同様に彼女たちの特徴を見ても、どこか温和な顔だったり、敵意剥き出しだったり、陽気な雰囲気を漂わせたりと千差万別だ。

そんな彼女らの中でも、一際怜悧な眼光を宿し、厳しい顔つきをした一人の白狼天狗が、今正に俺に急接近している白狼天狗の少女である。

 

もはや見知った顔だ。

なお、名前は知らない。

 

剣呑とした気配を纏う彼女の剣術は俺に一切の抵抗を許さない。

が、彼女が恐ろしいのはそれとはまた別にある。

 

天狗の哨戒ルートを警戒しようが、地を這って木々や茂みを隠れ蓑にしようが、風下を動いて臭いを残すまいが、高確率でいの一番に俺を発見し襲い掛かってくる。

それが彼女なのだ。

驚異的とも言える発見速度と見敵必殺問答無用の攻撃姿勢。

あんなのが哨戒しているとあっては、迂闊に山に近づけない。

 

それでもって、もはや両手の指では数え切れないほど彼女に斬り殺されかけている俺だが、今のところ彼女と交わした言葉はただの一言。

 

『貴様、何者だ』

初めて会った時、突如として彼女は上空から舞い降りてそんな言葉を投げる。

俺は瞠目しつつも緊張した面持ちで会釈した。

『あ、どうも。俺は』

『人間か。死ね』

 

これが彼女との唯一の言葉のキャッチボールである。

……成立してないけど。

 

とまあそんな具合に、殺伐とした、非常に一方的な交流が続いているのである。

 

ゾクリと背筋に奔る感覚に、俺は完全な直感で、走る勢いそのままに前に転がった。

風切音が至近でしたと同時、幾束の髪が切断される。

上空を飛んでいるのを視認したのも束の間、僅かな間に既に彼女が刀剣の間合いまで迫っていたのだ。

自分の首が飛ぶ光景を想像しかけて鳥肌を立たせながらも、俺はすぐさま立ち上がり木々を障害物に逃げる。

 

背後から翼を畳ながら追ってくる気配。

さすがに木々が鬱蒼と茂るこの場所では飛行は困難らしい。

が、空中はもちろんのこと、地上でも彼女は俺に悠々と追いついてくる。

速い、というよりもどちらかと言えば人間である俺が遅いだけだ。

天狗の下駄の音であっという間に距離が詰まるのが分かる。

 

肩越しに状況を見る。

刀剣が再び降られる瞬間だった。

その刃の軌道は、やはり俺の首。

それを悟りつつも、間に合わなかった。

 

――っ!?

唐突に視界が揺れる。

足元に走った衝撃。

木の根か何か、とにかく足を取られたらしい俺の鼻先を、再び刀身が通った。

だが、そんな事実を認識して背筋を凍らせる間もない。

 

「あでっ!」

緩やかな傾斜に倒れた俺は、受け身を取り損ねてそのまま転がり落ちる。

 

「がはっう、うわ、うわああああああああああ!」

次第に急になっていく斜面の上、もはや立つことなど不可能で、体勢をどうにか整えるのがやっと。

周囲を転がる無数の小石と一緒に俺は、着物をすり減らしながら滑り落ちていく。

その先には疎らな木々、そしておそらくぶつかればただでは済まなさそうな岩。

 

怒涛の展開に目を回しそうになりながら、決死の思いでそれらを避ける。

避ける。

避ける。

避け――ザク。

 

「うわあああああ――ひえっ!」

突き出た岩を転がって避けると、一瞬前まで俺の頭があったところに刀剣が突き立てられていた。

瞠目する俺と、翼を広げ再び距離を詰めていた彼女の視線が交差する。

 

瞬間、木の幹の背中を強かに打ちつけた俺は、「げぇっ」と瞑れた悲鳴を漏らした。

「げほっ!うぐっ」

背骨から鈍い音を立てて跳ね返った俺は、勢いを完全に殺されながらついに斜面の下まで到達していた。

目を回しながらどうにか半身を起こすも、耐え切れず咳き込む。

 

体中擦り傷と打ち身で酷いことになっている。

もはや骨が折れていないのが不思議なレベルだ。

汗と泥でぐちゃぐちゃの顔を拭いながら、荒い息を漏らして俺は顔を上げた。

 

目前に追手の少女が立っていた。

 

上半身を起こし、もはや立って逃げる気力のない俺を、鋭く射抜くような視線で見下ろしてくる。

必死の逃走も虚しく――いや、今日はいつもよりも随分と逃げ続けることができた――ついに俺は彼女と対峙する。

 

俺は観念しつつ見つめた。

「ぜぇ、はあ、ハァ」

「…………」

片や体力の消耗で息が荒く、片や全く息を切らした様子がない。

完全な詰みだ。

 

「ハァ、ハァ……?」

だが、今日に限ってはいつもと様子が違う。

会話の余地なく切りつけてくる彼女が、俺を目の前にし一向に剣を振る様子がない。

 

それどころか、

「え?」

刀剣が鞘に収められる様を見て、俺は目を瞠った。

 

「ふう、全く」

彼女は嘆息を一つ零しながらも口を開いた。

 

しゃ……喋ったああああああああああ!?

実に、初対面から数えて四ヶ月振りの彼女の声であった。

度重なる衝撃に固まる俺に、彼女は更に言葉を続ける。

 

「これに懲りたら二度と山に近づかないことだ。まあ言っても無駄だろうがな」

その言葉に俺は得心が行く。

 

妖怪の山、彼女ら天狗のテリトリーから逃走している内に脱していたようだ。

領域外に出たなら話は別なのか、気付けば彼女の纏う剣呑な雰囲気も随分と和らいでいた。

 

と、納得する俺を尻目に彼女は踵を返し妖怪の山へ帰ろうとしている。

 

……はっ!

これってチャンスなのでは?

 

なにしろ、初対面以降全く会話の成立しなかった相手が、ここに来て自ら口を開いたのだ。

これはもう交流を始める絶好の機会と見て間違いないだろう。

 

「なあ!」

俺は声を上げる。

「待ってくれ!俺は岡崎悠基――ってちょっと待って!おーい!」

 

とりあえずと名乗る俺を完全に無視して、彼女はすでに翼を広げていた。

とりつく島もなく、そのまま飛翔する彼女に、俺は必死に大声を張る。

 

「待って!せめて、せめて名前だけでもー!」

とまあ、一昔前のナンパ男のような言葉にも当然振り返ることもなく、彼女はあっという間に妖怪の山の頂上に向けて飛び去っていく。

 

唖然とする俺の視線の先では、白い羽根がひらひらと風に舞うのみ。

「…………はあ」

がっくしだった。

結局会話のキャッチボールは未だ不成立のままだ。

いやでも考えようによっては以前より関係に進展が見られるかも……いや、全然見られないわ。

 

一人で虚しい自問自答をしつつ、俺は状況把握のために周囲を見る。

必死で逃げてはいたが、なんとなくだが現在地がどの辺りか予想はつく。

妖怪の山の麓の近辺であることは変わりないが、人里の間反対側と言った所か。

 

さて、どうしたものか……と迷いはしたが、さすがに今日は目的地を再度目指す気が起きなかった。

斜面を転がり落ちたおかげで体中が酷く痛い。

手荷物も逃げている途中で落としてしまった。

今日は大人しく分身を解くか、と人里に残す『俺』を意識する。

 

「ん?」

ふと、目を閉じかけた俺の視界の端になにかが見えて、視線をむける。

 

「……あれは」

疎らになった木々の向こうに目を細める。

そうして捉えたものに半ば確信を抱きつつ、俺は首をかしげて困惑の色を濃くする。

 

天狗のテリトリーである妖怪の山を近くに捉えつつ、日の向きを見るに人里からは随分離れた位置。

間違ってもそんな場所に人が、それも多数住んでいるなどという話は聞いたことがない。

にも関わらず、訝しく眉を顰める俺の視線の先、木々の合い間には、明らかな人工物、更に言えば木造の家屋らしきものが僅かに見えていた。

 

「家?」

妖怪の住処かもしれないと、俺は警戒しつつゆっくりと歩みを進める。

近づくに連れ、次第にその様相が分かってきた。

同時に、その光景に息を呑む。

 

集落だ。

一面しか見えないためその全容はつかめないもの、周囲の景色からして規模は小さいと思う。

荒れ果て多数の蔦や葉に覆われながら、辛うじて原型の残した家屋の様子からしてから、既に何十年も人が住んでいないことが分かった。

 

更に言えば、その集落は今は猫の多数の猫の住処と化していた。

夥しい、といってもリグルの虫たちほどではないが――リグルたちには悪いが、あの集団には例え好意を持たれたとしても生理的な嫌悪感は拭えそうにない――視界に入るだけで何十匹もの猫たちがそこらじゅうにいる。

 

その内の半分ほどが、警戒するように、あるいは興味深そうに観察する視線を俺に向けている。

動こうとしない彼らのプレッシャーに気圧されつつ、俺は深呼吸を一つ、気を落ち着かせてゆっくりと集落に近づこうと踏み出した。

妖怪の山のすぐ傍に猫の集落があるという話は聞かない。

今はフィールドワーク中ではないが、俺は半ば好奇心でその集落を調べようとしていた。

 

「フシャー!」

「っ!……と」

歩み始めた俺の前に躍り出る一匹の虎毛の猫。

緊張していた俺は一瞬肩を跳ねさせるが、目前で俺を威嚇する猫は今のところは妖怪の類には見えない。

 

「シャアッ!」

尚も威嚇し、これ以上近づくなと告げてくる猫に対し、俺は刺激しない程度にゆっくりとしゃがみ視線の高さを可能な限り近づける。

視線はその猫の目を真っ直ぐ見据えたまま、ゆっくりと右手を差し出すように猫の前に掲げた。

 

猫というのは、虫や小さな動物を始めとする、小さな動く物体に対して強く興味を持つ。

それが狩人の本能から来るものなのかは知らないが、俺はその習性を利用してみることにした。

威嚇する猫の目の前で、掲げた手の指をちょろちょろと動かす。

それだけの動作に、しかし猫はふいに威嚇をやめる。

 

しめしめ、と俺は指を動かしながら、今度はゆっくりと腕を左右に揺らした。

猫はといえば、よほど興味を持ったのか、揺れる俺の手に今にも喰らい付かんと。

頃合を見計らって、猫がすぐに跳びかかれるような位置へ若干の覚悟を決めつつそっと手の平を近づけた。

 

さあ、こい。

 

固唾を呑んで見守る俺の見立てでは、この猫は獲物を仕留めるがごとく腕に噛み付いてくるだろう。

擦り傷切り傷打撲だらけの腕に追い討ちをかけるのはさすがに辛いだろうが、そこはぐっと堪える。

『怖くない、怖くない』と何かの映画で見た光景よろしく、牙を立てる猫を安心させるために頭を撫でるなりして心を開かせるという計画だ。

 

ガブリ。

痛っ!

「あヅっ!」

 

まさしく予想通り、噛み付いてきた虎猫。

腕に奔る痛みの強さと、その痛みに反射的に腕を振り上げてしまった自分の不甲斐なさは予想外だったが。

 

しまったと思うと同時、俺の腕にかぶりついたままの虎猫を見て振り落とされてなかったことに安堵する。

よかった……じゃなくて痛い痛いイタイイタイ!!

 

「ちょ、痛い!離れて、離れてくれ」

涙目になりながら虎猫を宥める。

と、予想外に顎の力を緩めた虎猫は、そのまま俺の腕を舐め始めた。

ざらざらとした舌触りだが、まるで俺の傷をいたわってくれているようにも見える。

 

「え?」

目を丸くする俺の元に、気付けば何匹もの猫たちが集まっていた。

にゃーにゃーと可愛らしい声をあげる猫たちは、虎猫に倣うように俺の怪我をペロペロザラザラと舐めてきた。

 

人慣れしている、どころか。

「お、お前ら……」

 

体中の痛みはいまだに酷いが、目の前で広げられている心温まる光景に俺は感動していた。

正直なところ舌の感触は思いのほか傷に響いているのだが、耐えられないほどではない。

最初に威嚇してきた虎猫の頭を撫でてやると、ゴロゴロと喉を鳴らしていた。

 

「ありがとな」

心癒されながら周囲の猫をみやる。

俺の周りに集まっている猫たち以外は、こちらを観察しているものが殆どだ。

 

…………?

ふいに、違和感を感じる。

今一度すぐ傍で俺を見上げる猫たちを見る。

その瞳から読み取れるのは俺への興味、そして、なんとなくだが、優しさというよりかは……。

 

「あ、あれ?もしかして哀れんでる?」

「なぁご」

 

沸いて出た発想を肯定するように一匹の猫が鳴き声で応じると、数匹の猫が驚いたことに頷くように頭を上下させた。

些細な動作だが、猫がそんなことをすると違和感がある。

 

「言葉が分かるのか?」

だめもとで問いかけると、やはり一匹が低い声を上げる。

「なー」

その声に同調するように、またも猫たちは頷く。

 

驚くと同時、もしかしたら、化け猫に近づいているのかもしれないという発想が浮かぶ。

幻想郷で群れを成して集落に住み着いている猫なのだから、あながち突飛な考えではないだろう。

 

それはともかくとして、哀れまれている、というのは事実のようだ。

「まあ、結果オーライだけども……」

なんとも複雑な気持ちになりながら、手を止めることなく俺は内心嘆息した。

経緯はどうあれ、猫たちの警戒を多少なりとも解くことができたようだと安堵した時。

 

「ああああーーーーー!?」

突如として素っ頓狂な声が上がる。

今度は何だと驚いた俺は、周囲の猫たちから、声が上がった集落の入り口に視線を向ける。

一人の少女が俺を指差し目を見開いていた。

赤を基調とした装いに、頭と腰から黒毛の猫耳と二本の尻尾を生やしている。

 

「な、なんで……?」

衝撃を受けた様子の彼女に俺は困惑する。

見た目からして明らかに猫の妖怪であろう少女。

この集落に住む猫たちのリーダーだろうか。

俺を凝視していた少女は、顔を伏せると震える足取りで俺たちの元へふらふらと歩み寄ってくる。

 

え、えっ、と内心動揺しつつ、猫耳少女からは敵意を感じられないことから逃げるという判断もつかず俺は固まっていた。

そんな俺と違って、俺を囲う猫たちは、近づいてくる少女を全く気にした風でもなく、「早く撫でろ」とばかりに俺の手を頭で押してくる。

だが、さすがに近づいてくる少女の纏う異様な雰囲気に押されてそれどころではない。

 

固まったまま動かないでいる俺のもとに近づいてきた少女の顔は相変らず伏せられたままで、その顔は窺い知れない。

しかし、異様な迫力に俺は息を呑んで身構えた。

顔を上げる少女。

 

ごくりと唾を飲み込んだ俺は、思考が止まっていた。

 

「う゛」

少女の、そのつぶらな双眸は、既に決壊寸前だった。

分かりやすく言えば、今にも涙が零れ落ちそうなくらいの、とびきりの涙目だったわけである。

 

「あ、あの」

予想外の事態に対してリアルに数秒止まっていた俺がフォローに回ろうとも時既に遅し。

 

「なんでええええぇぇぇーーーーー!!?」

疑問を伴った叫び声が、山間にひっそりと位置した集落――その名をマヨヒガというらしい――に木霊する。

その叫びは、あたふたとする俺の目前で鳴き声と嗚咽に変わっていくのだった。

 




前半は会話に至るまで発展しない白狼天狗、お察しのことと思いますが犬走椛との心温まるほのぼのとした交流です。
後半ラストの猫耳妖怪、こちらもお察しかもしれませんが橙とのほのぼとした邂逅ですね。
できるだけ早めの更新を目指しつつ、次回に続きます。

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