【習作】ネギま世界にドラクエ系技能持ちで転生する話【テンプレ】   作:1ch

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▶ぼうけんをする
 ひょうじそくどをかえる
 ぼうけんのしょをつくる
 ぼうけんのしょをうつす
 ぼうけんのしょをけす

 ▶ 1:アデル   Lv 99
   2:エヴァ   Lv 21


レベル5

*「よくぞ来た アデルよ!

 わしが 王の中の王

 竜王である。

 

竜王「わしは 待っておった。

  そなたのような若者が

  あらわれることを。

 

竜王「もし わしの 味方になれば

  世界の半分を アデルに

  やろう。

 

竜王「どうじゃ?

  わしの味方に なるか?

 

  はい

 ▶いいえ

 

竜王「どうした? 世界の半分を

  ほしくはないのか?

  わるい話では あるまい。

 

  はい

 ▶いいえ

 

竜王「では どうしても

  このわしを たおすと

  いうのだな!

 

竜王「おろか者め!

  思い知るがよいっ!

 

 

りゅうおうが あらわれた!

コマンド?

 

 

  ――――――

 

 

  ―――――

 

 

  ――――

 

 

  ―――

 

 

  ――

 

 

  ―

 

 

 

りゅうおうを たおした!

 

りゅうおうを やっつけた!

 

竜王の姿が しだいに

うすれていく……。

 

なんと! 竜王が 正体を

あらわしたっ!

 

 

 

竜王「グァオオオオオオオオオ!!

 

 

 

りゅうおうが あらわれた!

 

 

 

  ――――――

 

 

  ―――――

 

 

  ――――

 

 

  ―――

 

 

  ――

 

 

  ―

 

 

 

りゅうおうを たおした!

 

りゅうおうを やっつけた!

 

 

なんと竜王が

おきあがった!

 

竜王は

成長の限界に たっしている!

 

 

アデルはたくさんの経験値をてにいれた!

 

 

  ――――――

 

 

  ―――――

 

 

  ――――

 

 

  ―――

 

 

  ――

 

 

  ―

 

 

 

「うーむ、Lv99になっても勝てぬとは。まっこと恐ろしいやつじゃ」

 

 ダイオラマ魔法球。時間の流れを現実の24分の1まで縮めた空間で生活できる魔法道具(マジックアイテム)。ダーナに与えられ、内部で10年間サバイバルしろ、と命令されたアデル・アリアハンは当時6歳だった頃とは比べ物にならない程に成長した。

 

 魔法球に入って直ぐ、初めの頃は酷いものだった。ラダトームの城下町を何の準備も無しに飛び出し、町の外を跳ね回るスライムに発見され、痛恨のスライムの体当たり(スラ・ストライク)を受けて死に、ラダトーム城の謁見の間で目覚めた。

 

「それが今では王の中の王、竜王であるわしを相手に修行しているとはな」

 

 因みに竜王がやっていた前口上は何時もの事で、初めて竜王の住む城に来たときにもやっていた。何度目かに何故あの前口上をするのか聞いたところ竜王曰く「やらねば気合いが入らん。アデルもノリノリだったではないか」とのこと。アデル自身も『ドラゴンクエスト』を懐かしんでかノリノリだった。

 

「そういえば、そろそろアデルがこのアレフガルド大陸に来てから10年が経つのではないか? ダーナとやらに言われていた期限じゃろう」

 

 アデルが魔法球に籠ってから10年間。アデル自身も成長し、16歳になった。外の世界では152日程度の時が流れているだろう。アデルは今思い出したかのように慌てふためいている。

 

「今の今まで忘れていたのじゃな……。アデルが拠点にしていた『蜃気楼の塔』から道具を持っていったらどうじゃ。『大きな袋』や『錬金釜』は外の世界でも役に立つだろう」

 

 『蜃気楼の塔』は竜王との修行でLv50を越えたときに記念として渡された『さとりのしょ』という石板に触れてから出現した塔だ。この塔の正体はドラゴンクエストの外伝作品の『ロトの紋章』に登場する賢者カダルが住む魔法の塔である『蜃気楼の塔』に酷似している。

 塔の宝物庫は竜王の城のものと遜色無いほどに潤沢で、映した者の真実の姿を映し出す『ラーの鏡』や、天に向かって振り撒けば石化の呪いを解くと言われる『天使の涙』、先端に使われたマネマネ銀が扉の錠前に合わせて形を変え、あらゆる鍵を開けることができる『最後の鍵』、さらには複数の素材を投入することで別の道具(アイテム)を生み出す『錬金釜』など様々だった。

 『大きな袋』はそういった様々な道具(アイテム)がいくらでも入り、重量も形状も変化しない。アデルは必要な道具(アイテム)を『大きな袋』に詰めて持っていくことにした。

 

 『蜃気楼の塔』に遺された様々な『大切なもの』は外の世界でも使い道はあるだろう。アデルは頷くと瞬間移動呪文(ルーラ)を唱え、『蜃気楼の塔』の方向へと光となって飛んでいく。その場には竜王だけが残された。

 

 

「……このアレフガルドとアデルの言う外の世界とでは時間の流れに差異がある。次にアデルと会うのは何時になるやら」

 

 ――もしかすると、これで今生の別れになるかもしれんな。

 

 




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