はいどうも、遠山――なんて言ってられるか、戦闘だヒャッハー!
「死ねオラァ!」
銃撃からの接近して顎を狙った蹴り、当然避けられてステッキに偽造していたスクラマ・サクス(西洋の片刃の直刀)で防がれる。
「銘は聞かない方がいいよ、この剣は」
「んなもん知らねえし興味もねえよ! 大方英国王室の宝剣とか聖剣のレプリカだろ!?」
至近距離からUSPをぶっ放すことで返答とする。今は戦闘中だろうが!
「くふ、ユーくんノリノリじゃん! りこもまーぜーて!」
「ああもうジュン、もうちょっと落ち着きなさいよ! これじゃ援護しにくいでしょうが!」
「知らねえよ、そっちが合わせろ!」
今の俺に協調性を求めるなんぞ無理難題だ。何せ、思考が攻撃一辺倒だからな。
結局アリアも銃での援護は諦め、小太刀二刀での接近戦へ。三人が入れ替わり立ち代わり攻撃する状況は、衰えつつあるシャーロックにはきついだろう。しかも俺は『
「く、流石に、これは、キツイね……!」
俺達三人の攻撃を捌きつつそう語るシャーロックは、言葉に反して楽しそうなものだ。そうした攻防の中で出じた僅かな隙を突こうとするが、その瞬間彼の全身から電が発生する。
「ライボルト!?」
「キャッ!?」
理子とアリアはたまらず後退するが、
「な!?」
俺は構わず突進することで、シャーロックは驚いた顔になる。
「ヒャハハハハハ!! 蛇〇崩天刃!!」
痛覚を遮断、電撃によって停止しかける神経を強引に再起動させ、魔力を纏った蹴りをシャーロックに見舞う。オラ初ヒットだ!
「ぐっ!」
上に吹っ飛ばされたシャーロックは天井で体勢を立て直そうとするが、
「つーかまーえた!」
袖から放ったくちばし状の金属が先端に付いた鎖が、シャーロックの足を捕らえ、
「あよっこいしょおっと!」
理子と二人がかりで引っ張り、慣性のままに落ちてくるシャーロックへ向けて構えを取り――
「潤!」
理子が叫ぶと同時、抱きつく形で二人とも横に倒れる。何すんだと言いたかったが、直前まで立っていた場所に斬撃が走ったので黙ることにする。理子に助けられてなければ死んでたかもな、それにしても、
「随分懐かしいもん出してくれるなあ!」
降りてきたシャーロックに、銃剣での交差撃。
「何、これも『予習』の一貫さ。君にとっては見慣れているだろうけどね」
「ハ、見えるもんじゃねえけどな!」
魔力も載せず、力も一切入れず、ただただ速度のみを追求した不可視の剣術。防御すれば防具ごと斬られる回避絶対の技。
見慣れてるどころか腐るほど向けられ、腕だの足だのを斬られたのは一度や二度じゃない。
とはいえ、連発は先程までのシャーロックでも不可能だろう。相手は霧や風の
攻防の終わりはどちらからだったか。互いに距離を取り、先に構えたのはシャーロック。レイピアを向けるようにスクラマ・サクスの切っ先をこちらに向ける。
「さて、名残惜しいが時間だ。そろそろ
そう告げるシャーロックに、俺はUSPの銃剣を取り外して一歩前に出る。
「……アンタがやるの、ジュン?」
「何だったらお前が引導を渡すか、アリア?」
「そんなの好き好んでやるわけないでしょ。その状態だと嫌味な感じマックスね」
「ユーくんのいいとこみってみたい!」
「いいとこだあ? ケ、んなもんねえよ」
主人公とかガラじゃねえし、終わって出来るのは死にかけの人間と血飛沫くらいだろうよ。
シャーロックは何も言わず、今までにないマジな顔でこちらを注視している。構えからしてカウンター狙いか。だったら――
先に飛び出したのは俺。飛び込みながら銃を持つ腕を思いっきり引き、
「ブラッド・ク」
告げる途中、体内から競り上がってくる違和感。あ、これやべえわ。
シャーロックとの距離を半分ほど詰めたところで、
「ゴフッ!?」
吐血してその場にぶっ倒れる。
『……は?』
ホームズ二人の声が重なる。そしてぶっ倒れる直前、
「ふもーーーーー!!」
俺の上を軽々と飛び越えて拳を構える、量産型ボン〇くんの姿を確かに見た。
脳の処理が追い付かないのか硬直しているシャーロックに向け、ボ〇太くんの拳が深々と顔面に突き刺さった。うわあ痛そう。
「ふもっふもももも!」
シャーロックを殴ったボ〇太くんがなにやら声を上げると、
『ふもー、ふももー!!』
壁や天井、床下から入口まで、あらゆる場所から量産型ボン〇くん達が現れてシャーロックを包囲し、
「……おーおー、容赦ねえなオイ」
ぶっ倒れたまま乱闘(たまに間違ってボン〇くんがボン〇くんを殴っている)の様を見ていると、アリアがこちらに歩み寄ってくる。
「とりあえずジュン、アンタ最高にカッコ悪いわよ」
「まず言うことがそれかよ」
先にぶっ倒れたことへの心配とかだろうよ。信頼の表れ? ちょっと何言ってるのか分からないですね。
「もうどこからツッコミ入れればいいのやら……とりあえず、何でアンタはぶっ倒れたのよ」
「いやあ、俺のHSSは確かに能力を向上させるんだがな? 思考が殲滅主義で戦闘から逃げられなくなる、敵味方問わず殴りに掛かる、持続時間五分未満と欠点だらけで、中でも特に問題なのが使った後の反動であちこちイカれちまって、『病弱:A+』が発動したみたいな状態になるんだよな」
「諸刃の剣じゃなくてただの欠陥技能じゃないの……お兄さんや曾御爺様に比べて酷い結果ね」
「しゃあねえだろ、兄貴みたいに遺伝でHSSに耐えられる頑丈な身体だったり、人外の領域に片足突っ込んでるシャーロックとは違って、俺の耐久力は並なんだから」
「要するに考えなしの結果この様ってことね」
「そうとも言う」
「……で、次。アレ何?」
「量産型ボン太くん。お前追っかける途中に理子が見付けて、ハッキング後にこっちで使えるよう待機させといた」
あいつだけ攻撃の手が少なかったのは、戦闘しながらボン〇くん達を気付かれないよう配置させてたんだろうな。いやはや、器用になったもんで。
「……じゃあ、その理子は?」
「さっきシャーロックを殴った着ぐるみの中。十八番の早着替えでもしたんじゃね?」
「……ああうん、じゃあ最後。曾御爺様、生きてる?」
「保障はしかねる」
「今すぐやめろバカ理子ーー!!」
ドロップキックが中心のボン〇くん(理子内蔵)に突き刺さった。え、今いつ飛んだの?
「ドンタコス!? ふもっふももふもふふもふ!?」
「何言ってるか分かんないわよ、とりあえずそれ脱げ! あとなんで悲鳴だけはいつも通りなのよ!?」
「そんなん理子が聞きたいよ! というより何すんのアリアん、もうちょっとで
「トドメさしてどうすんのよアンタそれでも武偵か! というか曾御爺様生きてるんでしょうね!?」
「ダイジョーブダイジョブ、
「大丈夫な要素が欠片もないじゃないの!? これで曾御爺様が死んでたらアンタもころ」
アリアの言葉は途中で止まる。まあ無理もない、量産型ボン〇くん達に囲まれて倒れていたのは、
ジャス〇ウェイ!!
だったのだから。あーあ、理子の奴やっちまったな。
アリアが横で冷や汗掻いてる理子に振り返る。笑顔で、かつて見たことのないほど満面の笑みで。
「ねえ理子、何時から入れ替わってたの?」
「えっと、今アリアんと話してた時だよ! おっかしいなーさっきまでそこにいたんだけどなー」
「で、実際は?」
「量産型ボン〇くん達に殴るの任せてたから実際わかんな」
「だらっしゃあああぁぁぁ!!」
ドゴォ! グキメキィ!
「ひでぶ!?」
今の踵落としで変な音しなかった――あ、でかいたんこぶ出来ただけで無事っぽい。良く耐えたなあの一撃。
「何してんのよどうすんのよアンタバカなの!?」
「いーたーいー!? 滅茶苦茶痛い、痛いのもいける理子でもこれはマジで痛いー!!」
「喚いてないで曾御爺様をさっさと探しなさい!」
「自分からやっといて流石にそれは理不尽じゃないかなあ!?」
「――いやはや、危なかった。久しぶりに本気で命の危機を感じたよ」
探そうとしていた人物の声は、意外と近くから聞こえる。具体的には俺達の位置よりやや上、柱のように設置されていた
「何ともどっちつかずでおかしな結果になってしまったが、とりあえず引き分けということにしておこう。気紛れで作った身代わりジャ〇タウェイが無ければやられていただろうが、そこは多勢に無勢の分で大目に見てくれ」
乗れるように改造したICBMのハッチが開く。
「では、これにて第一部の公演は終了だ。アリア君、潤君、峰君。君達の旅路が幸福なものであることを祈っているよ」
最後に微笑んで一方的に告げ、シャーロックが乗り込むとICBMは煙を吐き出し始める。まもなく空へと飛び立つだろう。
「待ってください曾御爺様! ちょっと理子、ジュン、ボサッとしてないで行くわよ!」
「ちょ、今からICBMを乗っ取るつもり!? 幾らアリアんの神速でも無茶だよ!」
「んなことしないわ、壁面に張り付くのよ!」
「うわーいもっと無茶振りキター! いや無理でしょそれは!?」
「アタシの前で無理って言葉は禁止、出来る出来ないじゃなくてやるのよ! ジュン、アンタもぶっ倒れてないで速く来なさい!」
「あーごめん、ぶっちゃけダメージ抜け切ってなくて付いてくどころか走るのもキツイから完全にお荷物だわ」
「もうアンタは
デスヨネー。うん、言われなくてももう使わんべ。
そうしてぶっ倒れた俺と大量の量産型ボン〇くんを残したまま、アリアと理子(着ぐるみはいつの間にかオールパージしている)は空へ上がるICBMにマジで小太刀とナイフだけでしがみつき、「イヤッフウウウウりこりんは音速のハリネズミと同じ領域にいるぜーー……」とか言う理子の戯言を残して空へ消えていった。それに遅れて、残っていたICBMもあちこちから打ち上がる。あの中はイ・ウー残りのメンバーか。まあ今はどうしようもねえな。
「ここで主人公系のキャラならアイツらに着いていくんだろうが」
生憎この様である。やっぱ俺主人公向きじゃねえな、無茶すると速効でボロが出る。
「ま、無茶するパートナー達のフォローに入りますかねえ……」
覚束ない足取りながらも、俺は立ち上がって動くことにした。あーしんどい。
結局、曾御爺様を止めることは出来なかった。強引に張り付いていたICBMは雲を超えた辺りで限界を迎え(というよりこれ以上は人体にマズイので)、アタシと理子はパラシュートなしのスカイダイビング中だ。
「で、理子。着地のことは何か考えてるの?」
「もーちのろんですよお嬢さん! 考えなしに飛びついたアリアんと違い、りこりんバッチリ対策は考えてあります!」
手を繋いで(理子が伸ばしてきた、掴んだら何かゲスい笑み浮かべてたけど我慢)一緒に落下してる理子はいつも通りウザイが、考えなしだったのは事実なので黙っていることにする。原因の一端はアンタにもあるけどね。
「ふうん。じゃあ理子先生のアイディアを聞こうかしら」
「ほほう、そんなに聞きたいかねアリアクティーラ!?」
「早よ言え」
ツインテールで顔面ビンタしてやった。命綱代わりとはいえ手加減してやる気はない。
「ふふふー、りこりん十八番のヘアーアタック、実はちょっとした浮遊にも使えるのですよ!」
「へえ、色々便利なのね」
「くふふーそうでしょうそうでしょう。このロザリオがあればこのくらい容易く――」
そこで理子の言葉は急に止まってしまった。どうしたのかと思って横を見ると、理子の視線の先。いつもは胸元で存在を示すお母様の形見だというロザリオが――ない。
「にゃああああああ!!? ドコ、理子のロザリオどーこー!?」
「ちょ、理子ロザリオどっかに落としたの!? それじゃあ
「そんなこと些細な問題だよー! 理子のお母様の形見が、肌身離さず持ち歩いてたのにどこなのーー!?」
いやそんなことって!? とツッコミ入れたいが、慌てた様子であちこちのポケットや下着(どこに手を突っ込んでるのよ!?)を漁るも、出てくるのはお菓子と武器ばかり。肝心のロザリオは影も形も無い。
「な、い……無くした……?」
「うわあ、最悪……仕方ないわね。理子、ぶっつけ本番だけどアタシがやってみるからやり方を――」
「ふ、うえ……うええええええん」
「って泣いたあ!?」
しかも明らかにガチ泣き、落下中なのを忘れるくらい失くしたのがショックだったの!?
「理子、理子のロザリオぉ……お母様がくれた、大切なあ……」
「ちょ、理子落ち着いて! 分かった、分かったから! 降りたら絶対見つけてあげるから、とりあえず泣き止んで!」
懸命に声を掛けるも、理子はえぐえぐ言うだけで言葉になっていない。この子ロザリオ失くしたらここまで精神不安定になるの!? 確かに四六時中肌身離さず持ってたけど!
とか何とかやってる間に、地上が見えてきた。水面に激突するまで10秒も無いだろう。
(あ、終わったわコレ)
アタシは静かに察し、泣いてる理子を仕方なく抱きしめてから目を閉じる。ママと曾御爺様に心の中で謝罪しながら。
そうして落下の衝撃は――来なかった。代わりに感じるのは、ゆりかごに揺られるような浮遊感。
「……?」
恐る恐る目を開けてみると、そこは先程までいたイ・ウーの甲板上で。
「何やってんだお前等」
右手で開いた本を持つジュンが、呆れ顔でこちらを見ていた。
「ジュ、ン? アンタが助けてくれたの?」
「そーだよ、何の対策もせずに超スピードで落下してきたから、流石に驚いたぞ」
本を閉じながら溜息を吐く。うん、これはもう言い訳の仕様も無いわ。予測していたんでしょうけど、命まで助けられて文句言うのは筋違いでしょ。
「ありがと、本気で死ぬかと思ったわ……」
「いーよ別に、ただ次空へ行く時はもうちょい考えてから行ってくれ。
で、理子は何で泣いてるんだ?」
「あーその、どこかでロザリオ落としたみたいで……それに気付いたらこのザマよ」
そのせいで死に掛けたのだが、結果的に生きてるので言わないことにしよう。とはいえどこに――
「それってこれか?」
そう言ってジュンが取り出したのは、紛れもなく理子のロザリオだった。それをみた理子はビックリ仰天の顔で固まってしまう。
「え、どこで見つけたのそれ?」
「シャーロックと戦った部屋で。戦闘に夢中で落としたんじゃねえのか」
ちゃんと確認しとけよ、と呆れるジュンに対し、
「……ユ」
「ゆ?」
「ユーくん愛してるーー!!」
「わ、オイちょっと待て俺まだ上手く動けな――」
泣きながら飛びついてきた理子を、未だ体ボロボロのジュンでは支えきれず、
ドボーン
二人仲良く海に落ちた。
「あーあ、何やってんだが」
助けてやりたいが、カナヅチのアタシには無理な話だ。ま、モテ男の宿命と思って諦めなさいな。
とにかくイ・ウーとの、曾御爺様との戦いは一旦終了。残念ながら捕まえて同行してもらうのは失敗したけど、それはまた機会があるだろう。問題は、
「メヌにどうやって伝えるかよね……」
生きてたのはともかく、捕まえられなかったことで絶対何か言うでしょうねえ。今から頭が痛いわ……
主のいなくなったイ・ウーの甲板上、今日も晴れやかな青空と対照的に、アタシの心はブルーだった。いやネタとかじゃないからね?
「ところでジュン、
「パクる。普段はどっかに隠しとけばいいだろ」
「堂々と窃盗宣言したわね……」
登場人物紹介
遠山潤
発動させたHSSで、最終的には自爆しているバカ武偵。主人公補正で限界を超える? ねえよんなもん(本人談)
アリア達の落下予測位置にイ・ウーを動かすためボロボロの身体で移動し、甲板で万一に備えて浮遊の
なお、海に落ちてもロザリオだけは手放さないようにしていたらしい。
神崎・H・アリア
曾御爺様のことになると後先考えず感情的になることが多い曾孫。パートナーが殺さないか危惧しているからだろうか。
原作では理子の真似をして助かっていたが、本作では先駆者が傍にいたためか自力でどうにかする発想が出なかった模様。思考放棄の結果であり、ハイジャックの件と合わせてそろそろ空がトラウマになりそうな勢いである。
峰理子
量産型ボン〇くん軍団をいつの間にか掌握していたリンチ犯。もっとも、囲む頃には既に逃げられていたが。
ロザリオがないと情緒不安定になり、幼児退行を起こす。この後潤に思いっきり甘え、正気に戻ってから恥ずかしさで一人悶絶していたとか何とか。
シャーロック・ホームズ
久方ぶりに二度のダメージを受けた名探偵。盲目設定とかあったが、そういや忘れてたぜ!(正確には、潤に看破されていて出す必要なかった)
余談だが自作のジャスタ〇ェイ、一度殴られるまで入れ替わったことに相手が気付かない、優れたスケープゴート用品らしい。
イ・ウー
パ ク ら れ た。
使うかは……まあ、今後のお楽しみで。一応考えてはいます。
後書き
はい、ではこれで『
いやあそれにしてもここまで長かった……本当は去年中にこの話まで終わらせるつもりだったのですが、サボり癖が付いてから投稿に間が空き、気付けば2016年の半ばまで来てしまいました(汗)
勢いだけの当作ですが、皆さんから読んでいただくだけでなく、感想やお気に入りを頂いて本当に嬉しいです。これからも暇潰し程度で構いませんので、この作品を楽しんでいただければ幸いです。
さて、次回から夏休み編ということで、小話を幾つかと、その前にキャラ設定を公開しようと思います。どうでもいいわ! という方もいらっしゃるでしょうが、作者自身いい加減キャラの立ち位置や設定を把握し切れてるのか怪しいので、どうかご容赦ください(汗)
設定が終わったら、次回は皆さん大好き例のキャラがフライングで出ると思うのでお楽しみに! ……多分(マテ)
とりあえず、今回はここまでで。感想・誤字訂正・評価・批評、あのキャラのことが知りたい、こんな話を書いて欲しいなどの質問・リクエスト、お待ちしています。
ぶっちゃけ中学時代の話って見たいです?
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読みたい!
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いいから続きを書け
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各ヒロインとのイチャイチャを……
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エッチなのはいいと思います()