「……あら、随分とお世辞が上手くなったんですね。中学時代の貴方を覚えてる身としては、美人なんて言われるとは思いもしませんでした」
俺達の前に立つ
「いやいや、他人を褒めることくらいあったじゃん?」
「能力を褒めることはあっても、容姿を褒めることはなかったでしょう? 隣にいる可愛い恋人の影響ですかね?」
「イエス、ユーくん最愛の人ことりこりんです! ユーくんの恋愛感性は理子が育てた、でも平気で口説くように褒めるから困ってるんだよね~」
「世辞に対して大嘘付いてんじゃねえよ」
「あらあら、そうなんですか?」
「そっちも普通に受け入れないでくれねえかなあ」
そういやこいつ、菊代が冗談で言った「実はアタシ達、そういう仲なんだよね」を真に受けて、「あら、じゃあお邪魔虫はどこかに行ってますね」ってマジレスする奴だった。基本真に受けるタイプなんだよな。
「それじゃあ恋人さんの理子には悪いですが、潤をお借りしてもよろしいでしょうか?」
「アリアんがいる場所を教えて、通してくれるなら考えてあげてもいいよ?」
「別に構いませんよ。私は
眞巳は微笑みながら、アリアがいる場所を教えた。嘘を吐いている様子はない、まあ虚言を弄するタイプでもないが。
「じゃありこりんは先に行ってていいかな? ユーくんは煮るなり焼くなりマミさんがお好きなようにしちゃってくださいな!
あ、ユーくん早く追いついてきてね?」
「追いついて欲しいのか違うのかどっちなんだよ。いいからはよ行け」
シッシッと追い払う仕草をするも、「うー、らじゃ!」と何故か嬉しそうに理子式敬礼をして走り去っていった。後に残るのは俺と眞巳の二人だけ。
「あの子、私のことだけさん付けなんですよね。遠慮されてるんでしょうか」
「いや、同名のアニメキャラと掛けてるだけだろ。お前とはあんまり似てないタイプだけど」
「あら、そうなんですか? それならいいんですが。理子とは同い年なんですし、仲良くしていたいですから。
さて、このまま思い出話に花を咲かせるのもいいですが」
眞巳は袖で隠していた手をこちらに晒す。そこには鉄製で獣の爪のような刃が施された手甲が見えていた。
「それよりもこんな機会、二度とないでしょうから。さあ――存分に殺り合いましょう?」
嫣然と微笑んだかと思うと、次の瞬間こちらに向かって突進してくる。速いな、能力値だけなら間違いなく俺達の中で最強のアリアよりも速い。
右に飛んで回避するが、眞巳はそれを読んで即座に左の掌底を放つ。今度は受け流して体勢を崩すが、勢いを利用して回転しながら上段蹴りを放ってきた。
バックステップで距離を取ろうとするが、相手は逃がさんと追撃を掛けてくる。息も吐かせず反撃も許さない怒涛の連続攻撃、攻防の拮抗は中々崩しづらい。
「ふっ!」
顔の左右を挟もうとする一撃。喰らえば顔が輪切りにされるの間違いなしの一撃を、ナイフの柄で受け止める。正確には、受け止めさせられた。
「ふふ」
眞巳は薄く笑うと、押し込む力を強めてくる。筋力でも話にならないくらい差があるな。
完全に押し込まれる前にナイフを手放して屈み、懐から散弾銃――ドイツ製のサクソニア セミ・ポンプを取り出し、躊躇なくぶっ放す。
腹部を狙った一撃を、しかし彼女は流れるような動きで避ける。牽制にもう一発放ち、何とか距離を取ることに成功した。
「あら、散弾銃なんて物騒なもの持ってますね」
「いきなり爪で斬りかかってきた奴が何言ってやがるんだか」
「『戦闘中は先手を取られる奴の方が悪い』。貴方の言葉ですよ」
「確かに言ったしその通りだが、ここで言うのは何か違うだろ?」
いや、「そうですか?」って首を傾げられてもな。
とはいえ話しながらも、眞巳の瞳は先程の穏やかなものから一変、物騒な情感に満ちている。具体的に言うなら――殺意か。殺せない武偵相手に殺意満々じゃないですかヤダー。
「うふふ、楽しいですねえ。貴方と菊代と私の三人、色々な場所を駆け回ったのも良かったですが……貴方との殺し合いは、あの日々に匹敵するかもしれません」
「殺し合いが中学時代並の楽しさとか、菊代が聞いたら泣き出しそうだな」
「寧ろ笑いながら怒りそうですけどね。でも、そう言ってる潤も、楽しいんじゃないですか?」
「別にそこまで戦闘狂じゃねえよ、俺は。それに今は戦いを楽しむより、アリアのところに行くのが最優先だ。んな訳だから」
懐に手を突っ込み、取り出したのは無骨な灰色のパーツ。それらを四肢から取り出して組み立てていき、出来たのは全長3mに及ぶ無骨な大剣。
「思い出話はここまでだ。お望みどおり存分に殺り合ってやるから、さっさとくたばれや」
大剣の切っ先を向けてやると、眞巳の奴は懐かしそうに目を細める。
「……お兄さんの武器を参考に作った分解式武装、『ディス』。それで菊代を苛めていた女子達をぶっ飛ばし、止めようとした他の生徒もまとめて始末したのが私達の始まりでしたね。そうして貴方に付いた二つ名が、『死体量産(デッド・メーカー)』」
「誰が付けたんだろうな、その厨二臭いネーミング。あと人を殺し屋みたいに言うんじゃねえよ」
ちゃんと全員生きてたっつーの。まあ半殺しになってたり、やられたショックから転校した奴もいたが。
「それに、お前は途中から勝手に乱入してきたんだろうが。『義を見てせざるは勇なきなり』とか言って」
「転校したばかりだったので、友達が欲しかったんですよ」
「求める場所とタイミングが致命的におかしいだろ。というか」
昔話は終わりだって言ったろ? そう告げると同時、大上段からディスを叩きつける。発生した衝撃波はまっすぐ眞巳に向かい、爆発を起こす。
ここでやったか!? とか言えばフラグなんだろうが、無論この程度でくたばるような輩じゃない。ほら、後ろから殺意が――
「シッ!」
振るわれる鉄爪の突きを前に飛んで避けるが、振り返り様
「――へえ」
続く左の伸腕は、USPで叩き落とした。
「なあるほどな。それがお前さんの能力か?」
「ふふ、さあ――どうでしょうね!」
言うと同時、口を大きく開く。そこから発生したのは、不可視の衝撃波。ブラドの方向とは異なる物理的破壊を伴う攻撃は、ディスを盾にして防ぐ。それでも二・三歩後退してしまうが。
そして、壁に背が叩きつけられる。だが、部屋の端からは離れており、数歩下がった程度でぶつかるような距離ではない。
視覚には何も映らない、だがそこにある。つまりそれは――不可視の壁。
「チッ!」
「あはっ」
すぐそこまで接近した眞巳の蹴りを、屈んでギリギリ避ける。すると後方にあったものは、轟音を立てて崩れ去った。
距離を取ろうとするも、そこにまたしても先程の壁。続いて放たれた正拳は、ディスを手放し上に跳躍することで避ける。
天井に足をつけた天地逆転の状態で、USPを全弾吐き出す。進路予測を立てた銃撃にしかし、眞巳は驚異的な身体能力で後退しながら避けていく。
そうして最後の一発を避け――たと同時、爆発が生じる。
「!?」
驚きの顔は煙の中に消え、すかさず床に下りてディスを拾い、炎を纏わせた一撃を振りかぶるが、
「ガッ!?」
煙の中から放たれた水流に反応できず、どてっ腹へ一撃を貰う。ご丁寧に回転付けやがって、キッツイなオイ!?
骨が何本か折れる音と、勢いを殺せず壁に叩きつけられるダメージをまとめてもらい、口から血反吐を吐く。
「あら、完全には入ってませんでしたか。本来なら風穴を開ける予定でしたが」
爆風を防いだのだろう、手に持っていた唐傘を脇に投げ、眞巳は俺の目前で微笑んでいる。
「そりゃ、アリアの決め台詞だろうよ……あー喋りにく、ゴフォ!!」
口内と腹に溜まった血液をまとめて吐き出す。骨とか内臓その他諸々が激痛の悲鳴を上げるが、喋りやすくなったから無視だ無視。
「……本当、貴方はどれだけ窮地に追い込んでも普段と変わりませんね」
「この程度じゃ窮地とは言わんよ」
もっとヤバイ状態で死に掛けてることなんて、それこそ腐るほどあったしな。
「ふふ、どんな体験をしてきたのやら。でも、これで終わりです。貴方相手に言葉で時間を与えるのは愚の骨頂ですから」
そう言う眞巳の右腕は徐々に肥大化し、手甲を砕いて赤黒い異形のものと化す。人の顔面くらいトマトみたいに余裕で潰せそうだ。……アリアも出来るか(マテ)
「あんまり見ないでくださいね? これ、結構恥ずかしいんですから」
「いやバッチリ見えてるんだけど」
「じゃあ――頭を潰して、忘れてもらいましょう」
「ナニソレコワイ」
口封じ(物理)じゃねえか。
「では、さようなら潤。貴方にしては呆気ないものですが」
それも一興。そういって僅かな悲しみと、多大な嗜虐を混ぜた表情で、異形の腕は振り下ろされる。
「ああそうだ眞巳、一つ言っておくが」
喋る俺に対し、眞巳は腕を止めない。まあ喋らせる気はないんだろうが、俺は構わず続ける。
「戦闘中視野狭窄になる癖、直してなかったんだな」
そうして腕が俺の顔を潰す寸前、眞巳の全身がズタズタに切り裂かれた。
「が、あぁあ!!?」
激痛からか動きが止まり、そこへすかさず起き上がって攻撃を仕掛ける。回し蹴りは異形の腕で防がれるが、俺の一撃で揺らぐあたり、ダメージと動揺が響いているみたいだ。
そこからは一方的な展開。何とか距離を取ろうとする眞巳に対し、俺は容赦なく逃がさず攻撃していき、仕掛けていた糸も併用してダメージを蓄積させていく。
「ぐ、う!」
「遅えよ」
苦し紛れの反撃に、サクソニアの一撃を至近距離でぶち込む。
「あ、が、あぁ……」
本来なら人体など穴ぼこにしてやる威力だろうが、皮膚を貫通することはなく、吹っ飛ぶだけに留まる。とはいえダメージはしっかり通っているのだろう、倒れたまま動くことはない。
「はい、ゲームセットと」
サクソニアを仕舞い、眞巳の元へ歩み寄る。もう戦意はないのか、血塗れの状態で倒れたまま動こうとしない。
「あーあ……負けちゃいましたか。潤の命、この手で摘み取ってみたかったんですが」
「ま、世の中そう上手くはいかんもんさ。もっとも、直接奪い取ることに拘らなければ、勝負の行方は分からなかったが」
「そうかもですねえ……そういえば、どうやって糸を操っていたんですか? 手元や足元には注意していたんですが」
「その発想自体が視野を狭めてるんだよ。別に設置したものは手動じゃなくても、時限式にしておけばいいだろうよ」
「ああ、なるほど……それなら手元を見てても意味がないですね。私もまだまだ、ですか」
「ま、それでも楽しめる殺り合いだったよ。久しぶりに命の危機を感じた」
「よく言いますよ、追い詰められる位置も計算してのものでしょうに……大体、骨とか砕いてるのに平然と動いてるのが意味分かりません。痛いの大好き興奮しちゃうドMなんですか?」
「それドMの域超えてるだろ。ていうか現在進行形で折れてるし、
「じゃあ、無痛症?」
「ちげえよ、どっかの起源覚醒者じゃあるまいし。単純に、痛いのなんて無視しちまえばいいだけだろ? 痛覚という危機信号が動きを阻害するなら、その信号を停めちまえばいい。そうすりゃ繋がってる限り動ける。
大体お前こそどうなんだよ。通常弾とはいえ至近の散弾喰らって穴も開かないし、傷もほぼ治り始めてるぞ」
「まああと五分もすれば動けるようになりますね、戦闘は無理ですが。
……はあ、こんなことなら私も痛覚遮断を覚えておくべきでした」
「先天性の力に頼りすぎなんだよお前は。受け継いだ長所を伸ばすのは結構だが、それを補うものも今後は学んでおくんだな」
「……私がなんなのか、気付いてたんですか?」
「そりゃあな。流石にここまで色々混じってるとは思わなかったが」
ろくろ首、天狗、ぬり壁、河童、鬼。今回戦闘で使っただけでも、これらの種族と思しき妖怪の技を使っているんだ。実際はどれくらいなんだろうな? まあ要するに、
「国内の様々な妖怪を祖先に持つ、
「正解。流石は潤、推理が早いですね」
「ここまで推理材料あれば、
「……私が言うのもなんですが、人間に期待しすぎじゃないですか?
まあ、いいです。では潤、私を殺しますか? ここは治外法権のイ・ウーであり、貴方は勝者。こちらが殺そうとした以上、その権利はあり……なんですか、その顔は」
指摘されたとおり、今の俺はさぞかし微妙な表情をしていただろう。いや、だってなあ?
「何を好き好んで元パートナーの友人を殺さなきゃならないんだっつの。大体、武偵に殺しを勧めるなよ」
「私は妖という人外の存在、そして貴方の敵ですよ? 殺す理由なんて十分ですし、法で罰せられることなんてありませんよ」
「人外の知り合いなんて腐るほどいるし、敵が殺す理由になるなら理子と仲良くしてないっつうの。大体、お前殺して菊代に恨み買いたくないし。なあ?」
『そうだねえ、そんなことされたら潤をどうしちまうか、自分でも想像できないよ』
「え――」
治ったのか痛みを忘れたのか、驚愕の表情で眞巳が起き上がり、通話中となっている俺の携帯に目がいく。
「きく、よ?」
『ああ眞巳、お久しぶり。コンタクトが取れたらまずどこで何してたか問い詰めてやるつもりだったけど――潤が代わりに教えてくれたから、特別に許してあげる』
「……じゃあ、今までの話も」
『バッチリ聞いてたよ。全く、こっちが組の仕事で忙しいっていうのに、あんた達は豪華客船で同窓会? 羨ましい限りじゃないのコンチクショウ。
ああそうだ眞巳、一つ聞きたいんだけど。アンタアタシ達と会った時から、イ・ウーとやらの所属だったのかい?』
「……はい、元々は潤の監視を
なんだそりゃ。こんな凡人をハイスペック娘に見張らせるとか、シャーロックの奴何考えてるんだか(←今勝った奴)。
罪悪感を抱えた顔で答える答える眞巳に対し、菊代はそうかい、とだけ返した。
「……あ、あの、菊代」
『ああそうそう、大事なこと聞き忘れてた。眞巳、あんたもし組織が解散したら、その後どうするつもりなんだい?』
「え? えっと、特に行く当てもないので、どこかの組織に雇ってもらうか、放浪でもしようかと」
『つまり特に決めてないと。よし、じゃあウチに来な。丁度人手が足りなかったんだ、あんたなら『裏』の事情にも精通してるだろうし、組の野郎どもも美人が来るんだから大歓迎してくれるよ』
決定事項といわんばかりの勧誘に、眞巳はポカンと間抜け面でこちらを見てくる。いや、どう考えても、
「菊代は本気だと思うぞ?」
『当然。腕っ節はそこらの男より遥かに強いし、義理を通す人情も持ち合わせてる。おまけに中学時代の親友でありパートナーの一人、潤に振られちまった以上、組の長としても鏡高菊代個人としても逃せない人材だね』
「とまあ、熱烈な勧誘されてるが」
『あんたが一緒に来てくれると狂喜乱舞するかもしれないよ、潤?』
「組織人とか確実に合わないんで」
肩を竦めて即拒否する俺に、電話越しから『つれないねえ』という言葉と、でかい溜息が聞こえた。いや、狂喜乱舞する菊代とか想像できんし見たくないんで。
くすり、と笑い声が聞こえる。それは対面している眞巳のものからだった。
「本当に、貴方達はあの頃と変わらないんですね……私が人間じゃないと知ってなお欲しいと言えるんですもの、菊代は」
『はん、ヤクザの親分なんて強欲なくらいじゃないとやってられないんだよ。それに、種族だの人種だのが違うくらいで親友を迎え入れらないんだってなら、そんな社会だか世界だかに速効で喧嘩売ってやるよ』
らしい啖呵の斬り方に、今度は声を上げて笑う眞巳。いやあカッコイイね菊代、俺が女だったら惚れてたかも。
「ふふ、ふふふ、本当菊代らしいですね。分かりました、これが終わったらそちらに向かいますね」
『寄り道せずにまっすぐ来るんだよ? あんたはもうウチの子なんだし、他のとこに唾付けられたらたまったもんじゃない』
「……もう入るのは決定事項なんですね」
『中学時代に色々隠したり音信不通だったのは、それで許してあげるよ』
「そう言われたら、行くしかないですね」
『じゃあ待ってるよ』最後にそれだけ言って電話は切れた。言うだけ言ってって感じだな、マイペースなこって(←ブーメラン)
「潤、手を貸していただいても?」
喋っている間に回復したらしい眞巳に手を差し伸べる。もうほとんど回復してるな、これ二回戦あったら確実に負けるんじゃねえかなあ。
「もう殺り合う気なんてないから、身構えなくていいですよ。神崎・H・アリアのところへ案内します、それで私の仕事は終わりです」
「直前まで殺気バリバリだったのに警戒しない方がおかしいと思う」
「そういう気分の時もあるんです」
「そういう気分なら仕方ねえな」
うむ、俺も時々理子に殺意湧く時あるから仕方ない、具体的には菓子を取られた時とか。
「じゃあ、案内頼むわ」
さーて、理子の奴上手くやってるかね?
おまけ
「あ、そういえば服……見ました?」
「見てない見てない。あとこれ、とりあえず羽織っとけ」
「……やたら上を向いてると思ったら、こういうところは紳士なんですね。もしくはヘタレでしょうか」
「どっちでもいいですよーと」
「まあ見てたら菊代にチクってましたけど」
「オイそれはマジでやめろ」
登場人物紹介
遠山潤
元パートナーと殺し合いを演じた男。仕掛けていた罠で逆転し、容赦なくズタズタにした。
互角の勝負と思うかもしれないが、能力差は圧倒的で終始ギリギリ付いていくのが限界だった。いつも通りとも言う。
友人の正体がなんだろうと基本動じない。本人が言うとおり、真っ当でない経歴や出身の知り合いなど腐るほどいるので(本人含む)
須彌山眞巳
元パートナーを殺したがった大和撫子系女子。殺したい理由は殺人衝動のためだが、書き忘れたので割愛(オイ)
本編で記されたとおり、国内の様々な妖の血が混じった半妖。9割以上妖寄りだが、外見は生まれてからずっと人間のまま。クリーチャーフェチの皆さん、残念だったな!(何)
中学時代から菊代あたりに自分の意思を無視して色々言われることが多かった。もっとも菊代なりの思いやりや配慮であり、拒むことはほとんどなかったのだが。
鏡高菊代
電話口だが初登場、鏡高組組長。眞巳を勧誘できた事に分かりやすいくらい喜び、それを部下に見られて微笑ましいものを見る目で見られたとか(その後部下は死ぬほど怖い脅迫を喰らったらしい)
潤達とのやり取りが(作者的に)一々色っぽく、口説く、振られる、惚れたなどの言い回しは日常茶飯事。
潤にとって、怒らせてはいけない人間の一人。その理由はいずれ本編で。
峰理子
潤を生贄に、さっさか先へ進んでいったフリーダムウーマン。現在アリアと戦闘中。
彼女発言に悪ノリしたが、一人になってから周知でもだえていたとか。大体いつも通り。
後書き
タイトルの親友部分どこいった、字数の都合でカットされました。アリアVS理子戦は犠牲になったのだ……(マテ)
という訳でどうも、ゆっくりいんです。ブラド戦以来のガチな戦闘シーンでしたが、どうでしたでしょうか? 個人的には、もっと実力差とかが分かる描写を入れるべきかなあ……と。そもそもウチの主人公、近接苦手ですし。
とりあえず、オリキャラ眞巳さんの登場はこれで終わりです。今後の登場は、展開的に菊代と一緒のタイミングなので結構後ですかね? リクエストがあれば小話とかで出してもいいんですが……そして今更ですが、名前が一緒だからってマミったりはしません、今も未来も(真顔)
さて、次回はアリアとの再会、そしてシャーロック戦突入くらいでしょうか。今回シリアスしてた気がするので、反動によりギャグになると思います。というか原作戦闘はギャグになる可能性がたか、おっと何でもありません。
とりあえず、今回はここまでで。感想・誤字訂正・評価・批評、あのキャラのことが知りたい、こんな話を書いて欲しいなどの質問・リクエスト、お待ちしています。