遠山潤は楽しみたい   作:ゆっくりいんⅡ

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 執筆しつつ思う事:依頼中に建物ぶっ壊したら誰の責任にすればいいんだろう……?(マテ)
 ちなみに今更ですが、本作は捏造(というより適当)設定てんこ盛りです。原作と違う部分があっても「まあこの作品だし」というおおらかな気持ちで流していただけると幸いです。
 



第三話 警備のついでに昔話、あと戦闘(前編)

『オオーーーーーー!?』

 ホテルも兼任しているらしいカジノ『ピラミディオン台場』。その一角であるルーレットの賭場は、今異様な盛り上がりを見せていた。

「ふふふ、これで私の三連勝ですね、可愛いディーラーさん?」

 客の側で挑発するように微笑んでいるのは、十代前半の車椅子に乗る金髪の美しい少女。傍らには色素が薄く白にも見える金髪のメイドを従え、手元には大量のチップが置かれている。

「……収支は少しプラスな程度、まだまだです」

 対面のディーラーは緑の髪を持つ十代後半の、こちらも美しい少女。無表情ながらその目には真剣な光が宿っているのを理解できる。

 共に美少女である客とディーラーの白熱した勝負。一進一退の攻防と巧みな駆け引きは、周囲の客を老若男女問わず魅了していた。彼女達の熱に当てられた他の客は、損失も気にせずその中に混ざろうとする。中にはこの機会に彼女たちとお近付きになろうと声を掛けたり賞賛するもの(女神呼ばわりしてるのもいる)もいるが、相手にされる様子はない。

 まあ言うまでもなく、客はメヌでディーラーはレキだ。メヌの傍らにいるのは理子、変装姿はなんでも知り合いのメイドをアレンジしたものらしいが……お前等目立ちすぎだろ、警備の仕事どうした。

 まあオーナーもいい客寄せになってるから許可、というよりいいぞもっとやれらしく放置しているのだが……いいのかそんなんで、客の興味がそっちによってるお陰で警備がやりやすいのは事実だが。

 熱狂の隙を突いてスリを働こうとした輩をしばき上げ、スタッフルームに連行しながらそんなことを考える。これで二人目、このカジノの警備体制大丈夫なのか。

 まああの中は理子もいるし、何かあっても大丈夫だろう。……アイツも周囲を見ずに興奮していたが、多分大丈夫、問題ない。

 大丈夫連呼している気もするが、まあヘマしたら理子の目にデ〇ソースを塗ってやろう。地味に嫌なこと考えつつ、今度はアリアの方へ向かう。

 今回俺はボーイの変装をしてカジノ内の警備に当たっている。主な仕事は不審者がいないか見回るのと、他の奴等のフォローだ。動き回るのはバニーガールだけでいいんじゃないか? 女性客に対して必要なんだよ、イケメンにメロメロ状態の奥様だっているんだし。ちなみに俺ではない、当たり前だが。

 さて、次に向かうは白雪の所だ。バニーガールという、恐らく生涯やったことのない恥ずかしい格好での仕事なのでどうなっているやらと思ったのだが……何か撮影会になってるし。他のバニーガールさん達が止めているが、どう考えても逆効果だろ。全員男から見て十分目の保養になるレベルなんだし。

「お客様、申し訳ありませんが当店の従業員に対する撮影はお断りしております」

「何だい君は! 我が麗しのバニーちゃんをカメラに収めるべきときだというのに、止める権利が君にあるのかね!?」

 はい、すげえキモいです。そう言いたくなるのを必死に堪えた。残念なイケメンってレベルじゃねえぞこいつ。ぶっちゃけキモい、大事なことだから二回言った。

「申し訳ございません、規則ですので。ああ、お一つ申し上げてもよろしいでしょうか」

 怪訝な顔をする客の耳元に囁いてやると、突如目を見開いた。こちらを青い顔で見詰める相手に、何も言わず一礼だけで答える。

「……ま、まあ規則なら仕方ないな。皆さん、ここに集まっていては他の方々の迷惑になります、そろそろ解散しましょう」

 彼の言葉に、集まった面々は渋々と言った様子だが立ち去っていく。いやあ流石新鋭ながらこの中で最も大きな企業の方、器もでかくて助かりましたわー(棒)

 礼を言うバニーさん達に適当な返事をして、赤くなって固まっている白雪を伴って休憩室に向かう。勿論無線機でオーナーから許可を貰い、他の仲間にも伝えてからだ。理子たちの方に伝わったかは知らん。

「あ、ありがとう潤ちゃん……ごめんね、折角警備のお仕事なのに足引っ張っちゃって……」

「気にすんな、こういうタイプの仕事は初めてだろ? 慣れないのはしゃーないさ」

「それは、そうなんだけど……なんで皆私のことなんか見てるのかなあ……」

「そりゃお前、大和撫子バニーガールなんて珍しい、しかもスタイルのいい美人がいたら見ちまうだろーよ」

「な、撫子、それに美人……!? あの、潤ちゃんも私なんかをそう思ってる、のかな……?」

「おう、そうだけど」

 余程性癖が偏ってるやつじゃなければ、白雪のことは十人中十人が美少女と答えるだろうし。まあなんというか、自己評価が低いのは白雪らしい。

 俺が肯定すると白雪は顔を真っ赤にし、意を決したようにこちらへ手を伸ばそうとするが、突如ハッとした顔をして伸ばしていた腕を止め、何故か申し訳なさそうに顔を俯かせてしまう。

「? ふむ」

 とりあえず、伸びたままの手を握ってみた。さっきの男達が怖かったわけではないみたいだが……ああ、今は緊張してるな。慣れてないし恥ずかしいのか。

「あ、あの、潤、ちゃん?」

「ん、嫌だったか?」

「ぜ、全然、全然!!」

「そか。さて、俺はそろそろ行くわ。警備続けねえとだしな」

 手を離して踵を返す。赤い顔の白雪は残念そうにしていたが、仕事だからいつまでもこうしてられん。

「あ、あの、潤ちゃん!」

「ん?」

 出る前に呼ばれたので振り返ると、白雪は先程とは別の感じに決心した顔で、

「あ、あのね、私この間のことで潤ちゃんのこと何も知らないって気付いたから……その、嫌じゃなかったらまたお話聞かせて欲しいなあ、って」

 と聞いてきた。

 そういえば、白雪とは三年来の付き合いだがそういう話はほとんどなかったな。まあ、

「別に面白いもんじゃないぞ?」

 というのが最大の理由だが。大抵ありきたりなもんだ。

「ううん、私が聞きたいから」

「ふむ、そっか。じゃあ仕事終わったら飯でも食いながら話すか」

「! ありがとうございます、潤ちゃん様!」

「何で礼言うんだよ」

 頭下げてる白雪に背を向け、ホールに戻ることにした。しかし、何話したもんかね? 後そこのバニーさん、そんなニヤニヤされても別になんもないですから。

 

 

 少し遅くなったが、次というか最後はアリアだ。仕事に関しては真面目だし、白雪のようにアガリ症でもないからあまり心配はしていない。とはいえこの手の仕事は初めてだろうからどんなもんかと思いながら見に来たのだが、

「どうぞ、お客様」

 ……ここまでパーフェクトだとは予想してなかったぜ。

 接客をするアリアは丁寧に、かつ目立つことなく営業スマイルを浮かべて仕事をこなしている。諜報科の武偵には及ばないだろうが、あの髪色で注目されないというのは大したものだ。

 俺の存在に気付いたアリアが、優雅に一礼をしてからこちらに歩いてきた。ちなみにバニーガール姿の彼女は一部分を理子に頼んで盛っている、どことは言わんが。「見栄えと女の意地よ」とのことらしいが、どこに対して気にしてるんだろうか。

「ねえジュン、メヌ達の方どうにかしなくていいの?」

 ……しかも第一声が他の奴等の心配と来た。仕事しながらだから視野も広がってるなあ、成長した「バカ二人が別々に動くから広げざるを得なかったのよ」まだ何も言ってないんですが、後睨まんといて。

「一応オーナーにも聞いたんだが、これ以上ない客寄せパンダだからいいぞもっとやれ状態らしい」

「警備の仕事より利益取るんかいここのオーナーは……問題起こった時の事考えれば面倒でしょうに」

「目先の利益に釣られるのは人間の性。で、アリアの方はどうだ? 見た限りパーフェクトだ、アリア状態だが」

「別に問題ないわよ、慣れないせいで肩は凝るし周囲はあんまり見れてないけど。以前理子に教わった『ぱーふぇくとメイド教室』が思わぬところで役に立ったわね」

「頭悪そうな名称だな」

「まあ内容はまともだけどね、講師が一々セクハラしてこなければだけど。……思い出したら腹立ってきたわ」

「殴るなら仕事終わってからにしてくれよ」

「それくらい分かってるわよ」

 後で理子が殴られるの確定となったその瞬間、ポケットの携帯が震える。開いてみると、

『Σ(゚д゚;) タスケタゲテヨォ!?』

『((((((( ‥)シランナ』

 即返信してやった。あいつ俺達に盗聴器とか仕込んでないよな? じゃなきゃ虫の知らせか。……そういう時だけ感じ取れるならギャグキャラ確定じゃねえか(今更)

「とりあえずアリアの方は大丈夫みたいだから、俺は理子達と白雪のフォローに入るわ」

「パートナーなんだから、アタシが大変そうなら察して助けなさいよ」

「はいはい、やばかったら無線で呼んでくれな」

 適当に手を振って離れていく。実際その後、アリアからヘルプ要請が来ることはなかった。ホームズの人間はパートナーがいることで進化を発揮するらしいが、アリアに関してだけ言えばいらねえんじゃねえかな。

 

 

 夕方も半ばを過ぎ、警備会社の人に引き継ぎを行って本日の依頼は終了となった。いやあ何事もなかったな、強いて言うなら白雪のフォロー回数が多かったのと、三馬鹿(ガチで熱くなって周り見てなかった)の対戦を止めるのが面倒だったことか。……不審者ひっとらえるより味方の方が面倒とかどうなのよ、いつものことか(←普段やらかす側)。

 ちなみに報告書を書く際オーナーから聞いたのだが、本日の利益は普段に比べて1.4倍ほどだったらしい。「またよろしく頼むよ」とか笑顔で言われたが、俺達武偵であって客寄せパンダじゃねえから。

 さて、俺は今併設されているテラスで女性陣を待っている。先程白雪に昔の話をすると約束したが、「じゃあ騒いで流れて忘れる前に皆で聞きまっしょい!」と理子が言ったことで、帰る前にここで話すことになった。まあ帰りの途中で騒ぎになったら忘れるわな、確実に(←元凶の一人)。

 そこそこの時間が経って、女性陣がやってきた。全員ドレス等の正装ではないが、富裕層の多いこの場でも違和感のない清楚ながら高級そうな服装になっている。白雪は和服だが、まあ問題はないだろう。

 ちなみにレキの服装は以前アリアが見繕ったものだ。例の取立て後に頼んで丸投げしたのだが、選択肢は正しかったようだ。選んだのは消去法だけど。

 全員が席に着き、俺の方に注目する。そんな期待するようなもんでもないんだけどねえ。

「さーてさてさて、ユーくんの面白おかしい昔話の始まり始まり~」

理子(パートナー)からの無茶振りktkr、だから大したことないっちゅうに」

「とか言いながら、前のストーカー話みたいにヘビィ過ぎる話はやめなさいよ?」

「いや別にそんな重い話でもないだろ?」

「そう思っているのはアンタだけよ。何か理子の過去話並に重い気がしてきたわ……」

 アリアの言葉に、全員ウンウンと頷く。理子はタハハと珍しく気まずそうに苦笑しているが。まあブラドとやりあった後話し聞いたら相当キツイ話だったからな。本人は過去のことって割り切ってるが、アリアと白雪なんかは本気で泣き始めたし。そらブラドへの恨みも溜まるわ。

「だからそんなんじゃないつうに。あーとりあえず、兄貴と始めてあった時のことからかなあ」

「そういえばユーくん、ユキちゃんとは三年の付き合いだって言ってたっけ? じゃあそれ以前は」

「そ。お察しの通り、俺は遠山家の養子。義兄(兄貴)の親父殿は既に亡くなってて会ったこともないし、母親も同様だな」

「……養子だったんだ、その割には似てると思うけど」

「それよく言われるんだよな、別に血縁とかではないんだが」

 まあどれだけ似ていようが赤の他人であることには間違いない。だって俺、HSS遺伝してないし。技については庭に埋められてた秘伝書みたいなの勝手に漁って覚えたけど。後日兄貴と爺ちゃんにばれて怒られた後呆れられたがな、何してんだコイツって。

「白雪、アンタ知ってたの?」

「う、うん。前に金一さんから「新しく出来た弟だ」って紹介されたし。でも、それ以前に何してたかは知らないんだ。だから気になったんだけど」

 ちらりとこちらを遠慮がちに見る白雪。別に気にせんでもいいだろうに、自前のスティッククッキーを食いながら内心苦笑し、特に気負わず口を開く。

「何でも屋みたいなことしてたな、まあ探偵に雑用関係の仕事も含めた感じ。その前は孤児院で世話になってた」

「……え、ユーくん。ひょっとして御両親は」

「さあ? 顔すらシラネ」

 …………

 気楽に言ったのだが、全員硬直し黙ってしまった。別に固まるほどじゃないだろうに。

「生後一ヶ月も経ってなかったらしいが、路地裏に捨てられてたんだと。で、そこを通りかかった頭領――孤児院の経営者が拾ってくれたんだ。

 で、その後は孤児院ですくすく育ち、九の時にさっき言った何でも屋始めて、兄貴に出会うまで相棒と一緒に仕事してたな」

「……その、相棒って人は?」

「死体を見たわけでも現場に居た訳でもないが、十中八、九死んでるだろうな、一応扱いは行方不明だが。まあ仕事が仕事だ、誰かに恨まれるのも珍しくねえさ。

 で、割とすぐに兄貴と偶然会って、事情を聞いたらいきなりウチに来ないかって言われたな。あん時は笑ったなあ、『私の弟にならない?』って言ってきた美人さんが、まさかの野郎だったからな」

 後で追求したらボコられたけどとケラケラ笑いながら話を締めくくるが、他の面子はどんよりした空気を纏って俯いてしまう。レキまで表情に出してるな、珍しい。

「だーから言ったろ、面白くないって? 期待してたなら悪いが、よくある話だよ」

「……じゃない」

「ん?」

 小さく呟く声が聞こえたのでそちらを見ると、白雪が俯いたまま身体を震わせていた。そして、

「そんなの、よくある話で済ませていいことじゃない!!」

 バンとテーブルを叩いて立ち上がり、叫ぶ。当然その姿は目立ち、周りの客がなんだなんだとざわつく訳で。すいませんね、静かな場所で騒いじゃって。

「潤ちゃん、潤ちゃんは両親に捨てられたんだよ!? なのに、なのに、そんな笑って済ませるなんて、親が子供を捨てていい理由なんて……!」

「……アタシもそう思うわ、ジュン。アンタは親に捨てられたっていう事実を知ってるのに――どうして、心の底から平然としてられるの?」

 アリアの直感は、こちらの心情までも読み取っているようだ。いやあどんどん便利になっていくね直感。

「あー、そりゃあ」

 続きを口にしようとした瞬間、階下でガラスが砕ける音、次いで悲鳴が聞こえてきた。

「おや、タイミング悪く事件か」

「……狙ったように来たのは気のせいかしら」

「流石に邪推だろうよ。まあ現場で事件が起きた以上、武偵なら動かないとな」

「アタシ先に下へ行ってるわ、やり場のない気持ちを犯人にぶつけてくる」

「一緒に行くよ、アリア」

「……あーじゃあ、二人心配だから理子先行くね、ユーくん?」

「私も向かいます」

「おう。じゃあメヌは俺と一緒に避難誘導頼めるか?」

「……元よりそのつもりですわ。避難が完了したら私達も下へ向かいましょう」

 というわけで四人娘は下へ向かい、俺達は周囲の客を誘導して安全に非難させることにした。途中こちらが武偵と分かって八つ当たりをしてくる輩もいたが、全員メヌの空気砲+毒舌によって撃沈された。何か言葉の鋭さが常の三倍マシな気もしますが、アレ人として立ち直れるんかね?

「ジュン」

「ん、何よ?」

「……いえ、今はいいです。昔の話、機会があればまた聞かせてください」

「そんな面白いことでもないだろうに。まあ、気が向けばな」

 これ以上は蛇足な気もするが、まあ約束した以上その内話すとしよう。そんなことを話しながら、俺達は現場となっているカジノへ向かった。

 

 

 




遠山潤
登場人物紹介
 結構重いはずの過去話を平然とする黒一点。アリアの直感通り強がりでなく気にしていない。理由としては周囲に似た境遇の者が多かったのが一つ。
 カジノ警備では他メンバーのフォローに回っていた。何気に引ったくり等手癖の悪い輩を五人以上捕まえており、他人事ながらこのカジノ本気で警備大丈夫かと心配している。
 HSSに関しては『ただしイケメンに限る』能力だと思っている。
 
 
神崎・H・アリア
 『ぱーふぇくとメイド教室』で学んだスキルを十二分に活かしたバニーガール。一部分を盛ったのに関して違和感はなくなったが、後で思い出して凹んだとか。
 自らの直感によって潤が気にしていないのを理解したが、母親を何としても助けたい彼女としては決して共感出来ない部分であり、戸惑っている。


峰理子
 今回の騒動三人組の一人。ちなみにメイド姿はイ・ウーのとあるメイドさんのものでスキルも中々だが、本人が見たら説教ものらしい。
 過去話は原作とほぼ同じなのでサクッとカットされている。代わりに主人公の過去が聞けたよ! やったね理子ちゃ(オイヤメロ)


星伽白雪
 撮影会を開かれるくらいには目立っていた大和撫子バニーガール。彼女の人気っぷりに某ピンクツインテがこっそり溜息を吐いていたのは内緒の話。
 潤と知り合う以前の話を始めて聞き、義理を含めたくさんの姉妹がいる彼女にとって捨てられることは一番信じられないことで、一番ショックを受けている。


メヌエット・ホームズ
 騒動三人組の一人。レキのプレイや弾の落ちる箇所を予測し、互角の勝負を演じていた。なお勝ち額の幾らかは頂いていきました。
 潤の過去については思うところがあるようだが、今のところ言及するつもりはなく、続きを聞きたい模様。


レキ
 騒動三人組の一人。彼女とメヌエットの戦いは後に伝説の戦いとして語られるとかないとか。警備の仕事はしてないけどな!
 潤の家族についての話は特に何かを言うつもりはなく、暴走しそうなアリアと白雪を見守るため、理子と共に下へ降りていった。


後書き
 はい、という訳で今回はカジノ警備、ついでに潤君の過去を一部公開することになりました。何か読み返してみるとカジノ警備がついでになってるような……気のせいですね、この作品でシリアスは気のせい程度の成分です(真顔)
 まあ何か重ーい空気になってますが、先に言っておきます。潤君の過去に関する設定が活かされ、女性陣からの態度や待遇が変わる――なんてことはありません! ぶっちゃけ今回だけだし、本人気にしてないしね! まあ潤がそういうのを気にしないという、ある意味変なキャラだということ、後はキャラ付けでこういうのだということを理解していただければと(オイ)
 次回はいよいよ某魔女のカジノ襲撃編です。潤の話を聞いて心が荒んでるアリア達によって、酷いことになりそう。敵味方のどちらかはご想像にお任せします。
 とりあえず、今回はここまでで。感想・誤字訂正・評価・批評、あのキャラのことが知りたい、こんな話を書いて欲しいなどの質問・リクエスト、お待ちしています。

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