遠山潤は楽しみたい   作:ゆっくりいんⅡ

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 サタスペ動画見ながらFGOやってたら遅くなりました(オイ)
 いやあ凄いカオスですねサタスペ、一桁年齢の子が恋人出来た瞬間に子供生むとかどんだけよ……事案発生とかそういうレベルじゃねえぞ




第二話 建前が意味を成さないくらい遊び倒そう(前編)

「じゃあジュン、シーン表降ってくださいな」

「へいよ、……『青白く何もかも凍りついた教室で野球拳』。うむ、じゃあ相手は」

「いやいやいやスルーしないでよ!? まず場所おかしいでしょ、そしてそんなとこで野球拳やったら死ぬわ!」

「でも今は、そんな事はどうでもいいんだ。重要な事じゃない」

「どこのクズ主人公よアンタは!?」

「あら、何か問題でも?」

「俺以外のプレイヤーが全員女性で面倒な未来しか見えない」

「ジュンも女性だから問題ないのでは?」

「なぬ? ……誰だ人の性別書き換えたのはぁ!?」

「「はい!!」」

「理子はともかく白雪もかよ!?」

「げ、ゲームなら女子同士での交流もありだと思うの!」

「白雪お願い踏み止まって、アンタもそこのバカと同じ領域に行かないで」

「ようこそ、この素晴らしき┌(┌ ^o^)┐ユリィ……空間へ」

「やめなさいバカ! というか夾竹桃はいるの突っ込まないから煽るな!」

「じゃあ潤、ここはお姉ちゃんと勝負してみましょう?」

「中身男同士の野球拳とか誰が得するんだよ」

「負けた方が本当に脱衣っていうのはどうかなヌエっち!?」

「「却下!」」

 アリアと俺のそれ以上いけない宣言が入った。約数名俺を期待した目で見るんじゃねえよ、ここは痴女の巣窟か。

 そんなカオスな状況、俺達が何をしているかというとキルデスビジ〇スというTRPGである。TRPGには造詣が深いメヌの希望で交流を深めるために始めたのだが、もう始まって二時間以上経つのに全然進まないほどアカン状況です。主催者のメヌは楽しそうだからいいけどよ、どーすんだこれ。

 TRPGって何? 遊〇王の闇獏〇がやってたアレ。キルデスビ〇ネスって? ググってアマゾンでルールブック買うか動画を見よう(←ステマ)

 そして何気なく姉貴と夾竹桃(観戦)も混じってるが、アリア以外誰もその存在に突っ込まない。つーか姉貴は何しに来た。

 いい加減gdgdが止まりそうにないので一旦休憩に入り、全員がお茶を飲んで一息吐いたところで、姉貴が「大事な話があるんだけど、ちょっといいかしら」と切り出してきた。

「大事な話? 姉貴、遊びに来たんじゃないのか?」

「そもそも死んだことになってるカナが普通に来てる時点で何かイベントがあると予想して然るべきなのですよユーくん」

「シーン的には姉弟の決別シーンかしら」

「姉弟ちゃう、兄弟や」

「……潤はともかく、理子と夾竹桃は話の内容を薄々察してるんじゃないの?」

「「いや、退学になってから一切の情報仕入れてないし」」

「……」

 元イ・ウー面子×2のセリフに、額で手を押さえる姉貴。連帯感ねえなこいつら。つーかイ・ウー普通に言ってるが大丈夫か。……メヌ以外は既知だし、そのメヌも普通に知ってるだろうから今更か。

「というか何? ジュンのおにい、いやお姉さんって死亡扱いだったの?」

「あら、お姉様知らなかったのですか?」

「いや聞いてないし……そこの三人が普通に話するから、てっきりしばらく会ってないだけかと思ってたわ」

 そういやアリアに事情説明してなかったか。俺は兄貴生きてるの確信してたから伝えてなかったし、理子は生きてるの知ってるからどうでもよさげだし、白雪は素で忘れてたのか「あ」とか言ってるし。総評、どうでもいいから忘れてた。

「貴方達、武偵なら情報共有くらいしておきなさいよ……」

「というかお姉様、遠山金一武偵が関わったアンベリール号の事故は一時期話題になってましたよ? 海外でも報道されたくらいですし」

「あ~……興味ないから忘れてたわ。言われてみればジュンと同じ苗字ね」

「興味ないって……弟のパートナーに忘れられる私って……」

 床にorzする姉貴を、夾竹桃が慰めている。知名度が高いのに関係ありそうな相手が忘れてるとはこれ以下に、灯台下暗しか(違)

「……まあいいわ。それで潤、今日来たのは貴方に話しがあるのよ」

「姉貴の影の薄さについてどうするかか」

「女装美人なのに目立たないとか、流石理子達個性的だね!」

「それはいいから! というかこの面子なら白雪も目立ってないでしょうが!」

「え、ここで私に飛び火するの!?」

 まさかの名指しに白雪驚きだが、目立ってないなんてことないだろうに。理子と毎回素手でガチの殴り合いしたり、初対面のメヌ相手に包丁振りかざしたりとか色々あるぞ。

 話が進まない中、メヌがポンポンと手を叩く。

「皆さん、ここはミス・カナのお話を聞きましょう? 影が薄いのに関しては言及する必要はないのですし」

「それ影が薄いのを認めろってことよね」

「何でそうなるのよ……」

「あら、ではその理由を小舞曲(メヌエット)のステップの如く、順を追って話しましょうか?」

「……もう何も言わないわ。じゃあ単刀直入に言うわよ、潤」

「おう」

 ホームズ姉妹から地味にダメージを受けつつも、姉貴は気を取り直してこちらに手を差し出し、

 

 

「私と一緒に、神崎・H・アリアを殺しましょう?」

 

 

 俺は迷わず姉貴に向けてキット〇ットを持っていない手でUSPを全弾ぶっ放した、姉貴お得意の『不可視の銃弾(インヴィジブレ)』で。それを姉貴はいつの間に持っていたのか、引き出しに閉まっていた遺品として渡されたバタフライナイフで誰もいない方へ弾き飛ばしていく。

 全員がポカンとしている中、姉貴が不満そうに口を開く。

「ちょっと、何するのよ潤?」

「いや、姉貴があんまりにも阿呆な発言をするもんだから、風穴開けてやろうかと」

「ちょっと潤、それあたしの決め台詞!?」

 決め台詞の自覚あったんかアリア、でもほとんど使ってないよな? というか言うことそれかよ。

 しかし、イ・ウー行ってる間に我が()は頭が沸いてしまったのだろうか。そもそも人殺しなんて柄じゃねえだろうに。

「……まあそうよね、貴方ならそう言うと思ったわ」

「分かりきってることを聞くのは時間の無駄だろうに。まあアリアを殺るっつうなら相手になるが?」

「やらないわよ、この人数相手に挑むほどバカじゃないし、今の質問は意思確認みたいなものよ。でもまあ、これで『第一の可能性』は潰えたも同然ね。そうなると『第二の可能性』、か」

 姉貴はどこか満足そうに頷き、「用も済んだし帰るわ、ご馳走様」と席を立つ。颯爽と去っていく美人(だが男だ)の背中に、

「姉貴」

 声を掛ける。「何?」と振り向く相手に対し俺は――溜息を吐いた。

「そういう思わせぶりな発言は誤解を招くって前も言っただろ? 意味わからんし厨二病と変わんねーぞ」

「貴方はホント、姉のプライドというか尊厳を傷付けていくわねえ……!」

「知らんがな、言い回しがメンドクサイ姉貴が悪い。ああそうだ、俺渡すもんあるんだった」

「あら奇遇ね、こっちも渡し忘れてたものがあったわ」

 俺が立ち上がり、姉貴も振り返って正面から相対し――同時に拳を振るう。

「いっつ!?」

「リョウギ!?」

 結果、姉貴は肩の辺りを押さえ、俺はソファー辺りまで吹っ飛んだ。ボディーやめろよ吐くだろーが。

「って、いきなり発砲したり殴ったりなんなのよ!?」

「俺は姉貴のアホ発言とHSSの負担軽減の秘孔突き」

「私は以前どこかでバカにされた気がしたのと、ナイフを返すため」

「後者だけを普通にやればいいでしょうが! なんでそこに暴力が加わるのよ!?」

「「いや、遠山家ではいつものことだし」」

「それで全部済ませられたら頭おかしいわ!?」

 アリアに頭おかしい宣言されたが、事実だからシャーねーべ。というか日常的に理子の折檻してるお前さんに言われたくねー。

「これが姉弟喧嘩、生で見るのは初めてだけど楽しそうね。お姉様、今度メヌと一緒にしませんか?」

「目をキラキラさせて言うんじゃないわよメヌ!?」

「キャットファイトのジャッジは理子にお任せアレ!」

「アンタは思い出したように茶々入れるんじゃない!」

 何かメヌの妙なツボを刺激しちまったらしい。とりあえず、喧嘩はそんなにこやかに誘うもんじゃないだろ。というか喧嘩でもねえし。

 

 

「ユーくんユーくんユーくん!」

「人の名前を呼ぶ時は一回にしなさい」

「ユーくん!」

「よし、おk」

「いや何がよ!?」

「何がって……何だ!?」

「知らんわそんなの!」

「流石ユーくん、何か考えてるようで何も考えて無いスタイル!」

「私達には出来ないことを平然とやってのけるのね」

「痺れも憧れもしないけどね!」

「いやあ、それほどでも」

「褒めてないわ!」

 以上、話が始まるまでの一連コントでした。戦略室ではボケてたから心配だったが、アリアのツッコミはメヌを加えて衰えどころか更に磨きが掛かっているようだ。

「んで理子、いつも通り騒がしいけど何ぞ」

「そうだそうだクリームソーダ、ユーくんこの依頼一緒に受けようよ!」

 理子が差し出してきた依頼書は、どうやらリニューアルしたカジノの警備らしい。名称は『ピラミディオン台場』。……うーむ、

「何よ、変な顔して。アンタにしては珍しく渋ってるの? いつもは他の武偵が嫌がったり馬鹿にするようなのも嬉々として受けるくせに」

「いえお姉様、メヌエットの推理では目の動きを見るに警護するカジノの名前に不満があるのかと」

「あ、それは理子も思った! セトとかアヌビスとか、良さげなのがあるのにね~」

「いや店の名前なんてどうでもいいでしょ……しかも理子、それ両方冥界関連の神様じゃない」

「ピラミッドだと金の墓地みたいで縁起悪いし、どうせならファラオとかにすりゃいいのにな」

「ホントにそれで悩んでたんかい!?」

 「アホか!」とアリアは叫ぶが失礼な、名前付けは重要なんだぞ。特に由来のあるものは影響を受けやすい、これSSR豆知識な。

「まあそれはいいや。で、この客がミイラになりそうな店の警備ね。お前が遊びたいだけじゃねえのか?」

「イエス! さっすがユーくん良く分かってるぅ!」

「いやそこは否定しなさいよ!? そもそも警備の仕事受けるのに遊ぶの前提とかおかしいでしょうが!」

「えー? でも依頼書にはお客役もあるし、警備に支障の無い範囲なら遊んでいいって書いてあるよ~? だからノープロブレム!」

「だからってねえ……」

「では理子、私もお客として仕事を受けますので、貴方はお付きのメイドとして二人一組(ツーマンセル)で動くのはどうかしら?」

「それだ! ヌエっちナイス提案!」

「なんでメヌまでノリノリになってるのよ!?」

「話を聞いてたら久しぶりにやりたくなってきたので。ふふふ、イギリスで見せた私の腕前、再び振るう時が来ましたね」

「それはやめなさい!? あの時カジノを荒らしまくってお父様と経営者が胃を痛めてたでしょうが!」

「何それ楽しそう。メヌ、サポートは十全にやるから存分に暴れてこい」

「理子もパーフェクトメイドっ振りを見せてヌエっち無双をサポートするぞー!」

「ふふ、二人にここまで言われるなら、本気を出さざるを得ないわね」

「やめんかバカどもーーーーーーーー!!!!!」

 煽る俺と理子に額への肘打ちが決まり、メヌは説教された。この扱いの差は何であろうか。耐久力か(適当)

 

 

「というわけで、カジノ警備の予行演習として――死になさい」

「二重の意味でいきなり何!?」

 帰り道の最中、何やら話し始めようとしたメヌが、いきなり表情を変えてイギリスの旧軍用ライフル、リー・エンフィールドを構える。アリアがツッコミを入れる中、鉛球ではなく圧縮された空気が吐き出され、

「よっと」

「ズェア!」

 数発のうち二発は俺と理子に飛んできたので、俺はUSPで、理子は素手で弾いた。「おおぉ、ジンジンするぅ……」とか隣の阿呆が言っているが、そりゃ素手でやればそうなるでしょうよ。

「あら失礼、鬱陶しい虫がいたもので」

「こいつはともかく、俺を害虫と申すか」

「ちょ、ユーくんヒド!? じゃあ理子は某Gの如くユーくんに近付くよ!」

「ちょっと台所からゴ〇ジェット持って来るわ」

「いやアンタ達撃たれたことには何もないの!?」

「「だってアリア(ん)の攻撃よりは弱いし」」

「人を人間兵器みたいに言うな!」

 この間パンチ一発で鉄板をへし折った奴が何を言うか。もう下手な拳銃のヘッドショットよりアリアの鉄拳制裁の方が怖いわ、見学してた奴等全員が「折れたぁ!?」って驚いたんだぞ、俺含め。

「まあ、この銃は象でも撃ち殺せるくらいの出力に調整できるよう改造しているのですが、それよりも強いお姉様の拳は凄まじいものですわね」

「アタシの拳は至近ショットガンクラスと言いたいか!? というかメヌ、アンタその銃にどんな魔改造施してるのよ!?」

「魔はいりませんわ、お姉様。そちらのお二人には最大出力でも手で弾かれてしまう程度ですし」

「アンタ二人に恨みでもあるの!? いやいやいやそれ以前に最大出力で撃ったら反動で引っくり返るでしょうが!?」

「あら、姿勢制御と反動流しが同時に出来れば、普通の拳銃撃つのと大差ありませんよ?」

「そんなバトル漫画みたいな超理論できるか!」

「力学要素を軸に組み立てれば簡単だろ、俺でも出来るし」

「何か普通に出来るとか言われたし!? アンタ達やっぱ頭おかしいわよ!!」

「「いやあ、それほどでもない(です)」」

「だから褒めてないわ!」

 天丼は基本。まあアリアもやり方さえ分かれば直感で出来るだろ、理子も普通にやれるし。

「では、お姉様の横槍が入りましたが」

「誰のせいよ……」

 疲れた声でアリアは言うが、メヌはスルーし改めて告げる。

「というわけで、カジノ警備の予行演習としてお祭りに行くのを提案しますわ」

「……は? いやいや、それと祭と何の関係があるのよ」

「自慢になりますが、私は日本に来るまで一年以上自宅で己の趣味に時間を費やしていました」

「「自宅警備員ですね、分かります」」

「それ自慢することじゃないでしょうが!?」

「なので正直、人ごみの中に慣れていません。はっきり言うとキツイですね、空港降りたときも人酔いしそうになりました」

「よくそれで武偵高に来ようと思ったわね……」

「メヌ頑張りました、お姉様褒めてください」

「あーはいはい、偉い偉い」

 雑な感じにアリアが頭を撫でているが、メヌはそれでも嬉しそうに受け入れている。これが麗しい姉妹愛という奴か、横の理子が興奮しながらスマホで写真撮ってるから台無しだけど。

「ふぅ、堪能しました。さて話が逸れましたが、私は人ごみが苦手ですし集団行動も慣れていません。なので夏祭りに向かい、付け焼き刃ですがこれらを克服したいのです」

「まあ理由としては妥当だな」

「お祭なら一年に二回の祭典が一番だけどね~」

「あれもその内行きたいわ」

「……で、本音は?」

 同調する俺達三人に胡乱気な視線を送るアリアが聞くと、メヌは小さく微笑み、

「日本のお祭が実際にどんなものか興味がありますの。絶対に落ちないよう仕掛けられてる射的の景品を落として、屋台の人が信じられないって顔をするのを見たいですわ」

「前者はともかく後者はゲスい理由ね!?」

「この計画はジュンと理子にお願いしました」

「行き方と人ごみ対策なら任せろバリバリー」

「メンバーは理子が知り合いに連絡掛けてるよ!」

「うわあ不安しかない!?」

 頭を抱えるアリア。失礼な、俺達二人がパーフェクトプランを提出してやろう(←フラグ)。

「あ、潤ちゃん! お肉安かったから大量に買っておいたよ」

「白雪ちょうどいいところに! 実はこいつらがお祭行きたいって」

「もうその話してるんだ? じゃあメヌちゃん、出掛ける前に浴衣の着合わせしようか」

「はい、お願いしますわ白雪」

「当然のように行く流れになってる!?」

 理子が事前に連絡しておきました。そうしてもう覆せないと悟ったのか、アリアは深い溜息を吐いて諦めた。まあ意地になって「行かないわよ!」と言わないあたり、アリアも人付き合いがいいのだろう。拒んだら行くと言うまで説き伏せるけどな、俺とメヌで(ゲス顔)

「次回、お祭編! 女子メンバー一同の浴衣姿に乞うご期待! 詳細はみんなの脳内だけどね!」

「一番期待してるのはお前だろ理子」

 カメラ取り出してるし。あとその次回予告は誰に向かって言ってるんだ。

 

 

おまけ

「そういえばメヌ、さっきいきなり発砲したのは何だったのよ? 二発は何かの虫落としてて、バカ二人が弾いた弾で他にも落ちてったみたいだけど」

「あら、お姉様気付いたのですね。それはこれですわ」

「……それってフ」

「アリア、タマオシコガネだよ。フから始まるのじゃなくてタマオシコガネ、いい?」

「アッハイ」

「和名はアレなスカラベな。エジプトでは聖虫として扱われ、SSR的に見れば護符の材料や使い魔の一種だ」

「……え、ちょっと待って。何となく嫌な予感はしてたけど、もしかして」

「うん、これ呪術が込められてるね。多分、接触されたら不幸な事態に遭うタイプの」

「虫にはセキュリティーも反応しないしなあ」

「うわあ……メヌ、アンタよく分かったわね」

「動きが野生の昆虫に比べて違和感があったので。まあ私がどうにかしなくてもジュンが対処してくれたでしょうが」

超能力(ステルス)持ちが視れば独自の気配を放ってるしな。誰か心当たりはないか? ちなみに俺はありすぎて絞ってる」

「多すぎるってどんだけ恨み買ってるのよ……というか忘れがちだけど、アンタと理子超能力(ステルス)持ちなのよね」

「うーんと、元だけどイ・ウーにパトラっていういかにもエジプト! って感じの魔女ならいたね~。『わらわはエジプトの王であり世界の支配者となるのじゃ!』とか常々言ってた」

「何そいつイタイ」

「誇大妄想家ですかね?」

「ホームズ姉妹の感想が地味にキツイ件。まあ十中八九そいつで間違いないだろうな、とりあえず直接接触しない限りはエジプト系の使い魔に気を付けてればいい」

「だねー。アリアんとヌエっちは直感と推理で区別できるし、ユキちゃんと理子と(一応)ユーくんには超能力(ステルス)があるし」

「一瞬の間に悪意を感じる」

「まあ超能力(ステルス)持ちで引っ掛かるのは、余程抜けてるか油断大敵! な人だけ――あ」

「…………」(松葉杖と医療用眼帯をしている)

「……えっとジャンヌ、ドンマイ☆」

「見るな、私を見るなあああぁぁぁ!!」

 

 

 




登場人物紹介
遠山潤
 兄(姉?)にヘッドショットを容赦なくぶち込む弟。武偵法とはなんだったのか。
 女装の反動でいつもよりふざけている……筈だが、いつも通りに見えるのは作者の感覚が麻痺しているのだろうか。

神崎・H・アリア
 パンチ一発=至近ショットガンな武偵。その内素手でモビル〇ーツを破壊できるようになりそうで怖い、作者が。
 全方位がボケだらけでツッコミ過労死するレベル。助けてワトソン!

峰理子
 メヌエットの加入で更に加速しだしたボケトリオの一人。そしていつの間にか仲良くなる人たらしスキルはどこぞのサルレベルかもしれない。
 元とはいえイ・ウーメンバーのパトラを『イタイ奴』認定させた。そしてジャンヌにもとどめのダメージ。お前イ・ウーメンバーに恨みでもあるのか、ブラドはともかく。

星伽白雪
 カナに影の薄い奴言われた武装巫女。でもこの作品では(アリアの)数少ない癒やし枠なので、いないと死ぬ、アリアが。
 お祭りに関しては思い出補正もあり、潤達に誘われれば絶対に行く。というか新規加入のメヌエットに浴衣を用意するぐらいには積極的。

メヌエット・ホームズ
 TRPGでふざけたり理子と潤の三人でふざけたり、所々毒舌を混ぜたりと現在の生活を満喫している模様。笑顔も多く見られるが大半あくどいのは性分か。
 一年引きこもっていた結果、TRPGやネットゲーム、SNSなど原作より色々なものに手を出している。そのためリアルは少ないがネットの友人は多い。

カナ
 女装美人というこれ以上ない目立つ配役で影が薄い呼ばわりされる人。というよりいじられキャラになりつつあるかもしれない。
 遠山家で拳の語り合いは基本、別に毎回やっているわけではないが。

ジャンヌ・ダルク
 出番あるたびに不遇なお人。見た目はセイ〇ーだが幸運:Eでも付いているのだろうか。
 
 
後書き
 そろそろジャンヌファンにぬっ殺されても文句言えないかもしれない。だがやめない!
 はいすいません、調子乗りましたゆっくりいんです。本編進むと思った? 残念次はお祭り回だよ!
 ……もう話が進まないってレベルじゃないんですが、でもネタが思い浮かんじゃうんですよね……というかネタを取ったら何が残るんだこの小説。……何も残りませんね(笑)
 さて二回目ですが、次回はお祭り回です。女性陣の浴衣姿は皆さんでご想像ください。というか作者が見たい、イラスト掛ける方オナシャス!(ねだるスタイル)。
 とりあえず、今回はここまでで。感想・誤字訂正・評価・批評、あのキャラのことが知りたい、こんな話を書いて欲しいなどの質問・リクエスト、お待ちしています。

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