というか評価とお気に入りがいきなり大量について素で驚きました……UA数も気付いたら一万越してるし、やはりブラドか。ありがとう犬神ブラド様(違)
戦略室。表向きは『女子同士の親交を深める』という名目で開放されている空き教室だが、実態は男勝りの多い武偵高女子達が『女子力を高める戦略を練る』ために使われているらしく、男子からは『男女の巣窟』、『戦略室の女子だけは勘弁』と悪名高いらしい。
ある一部では仲の『良すぎる』女子達が交流の場として使っているらしいが――深くは考えないでおこう。趣味は人それぞれだ。
さてブラドの一件から一週間ほど経過し、アリアが母親の刑期が減って喜んだり、理子がアリアに何やら言ったらしく二人揃って暴走したので珍しく俺と白雪で止め役になったりとちょっとしたハプニングはあったが、まあいつも通りである。ブラドの件に関する事後処理は我々関係なし、そもそも俺と理子は痕跡を消してから逃げたので関与してるとは思われてないしな。
そんなボケとツッコミ、刀に銃弾に拳が飛び交う日常が戻った中、何故に女子しか入れない戦略室の説明などしているのか?
A:俺もいるから。女装させられて。
「はあ……」
ハイ現実逃避終わり。思わず溜息が出てしまう。
最近占拠したらしいこの部屋はアリア、理子、白雪といつものメンバーの他に、絶賛イラスト製作中のレキがいる。俺の部屋に続く溜まり場第二号と化しているらしい。というか元と暫定も含めてSランク四人に襲われるとか、この部屋の前の住人カワウソ、じゃねえ可哀想過ぎるだろ。空き教室がない場合襲撃して奪うシステムだから仕方ねえんだろうけど。
「くふふー、やっぱりユーちゃん似合ってるねー」
「なーんであのバカジュンがこんな美少女に変身するのよ……しかもそれいらないでしょ」
菓子食べながらニヤニヤしている女装の犯人理子、ぐぬぬなりながらももまん食べているアリア。というか胸部を睨まないでくれ、反応に困る。
「……アリア、今は潤じゃなくて
「その名前になんか意味はあるの?」
「知り合いに見付かったらまずいだろうよ……亮ならともかく、剛の奴とは鉢合わせたくない」
「ここから出なければいいと思うけど……まあ正体がアンタって分かったら、騒ぎ立てそうよね」
「寧ろゴーくんが新たな性癖に目覚めるワンチャン!」
「流石にそれはな……いわよね?」
アリアの言うとおり、否定しきれないのが恐ろしい。アイツカワイイ子なら誰でもどんとこいだからな、ひめ〇トみたいな展開とか冗談でも無理、吐くわ。
「はい由依ちゃん、どうぞ」
「ああ、すまんな白雪」
「ううん、気にしないで。それにしても、声まで女の子になってるから見ただけじゃ分からないね」
「いや、骨格や筋肉の付き方で大体分かると思うが……」
「パッと見で分かる訳ないでしょ、もし分かるなら諜報科でAランク以上貰えるわよ。アンタ一回鏡見てきなさい」
「断る」
自分の女装姿で興奮する趣味はねえ、兄貴じゃあるまいし。しかし変声術がこんな形で役に立つとは、嬉しいわけないが。
ちなみに俺の女装姿だが、ぶっちゃけると黒髪黒目のスカ〇ハ師匠で口調も真似ている。男の時の喋りと然程変わらんからな。
服は流石に例の全身タイツ? ではなく上は白のブラウス、その上に暗色のカーディガン、下は暗色の長いスカートだ。というかこれ上着以外は『童貞を殺す服』だよな?
そして理子の無駄クオリティにより、胸の部分もパッドその他で再現されている。触ったアリアと理子曰く『充分な質感とクオリティ』らしい。というかアリアは目のハイライト消すな、何も言えんから。そして理子、何故盛った胸含めてピッタリなサイズの服を即座に用意できた。
「理子はスリーサイズが即座に分かる程度の能力持ちなんだよ! ユーちゃんのサイズをパッド付きで予想するなんて朝飯前でっせ!」
「どこの管理局の子狸かお主は」
アレ二次のイメージだけどな、何にせよ聞かなきゃ良かった。
「ちなみにー、アリアんのスリーサイ」
「今すぐその口を閉ざすか永遠に黙るか選びなさい」
「サーセン!」
「誠意がこもってない!」
SAN値が減りすぎて冗談が通じないのか、理子を殴り飛ばすアリアの目がいつも以上に据わっている。
「理子さん、できました」
とそこで、それまでイラストを描いていたレキが顔を上げてスケッチブックを差し出す。受け取った理子は「ふおおおぉぉ!?」とか興奮しだす、どんな反応だ。
「GJ、マジGJですよレキュ! これは理子のお宝これくしょんに是非とも加えなければ!」
「わー、本当に上手いねレキさん。色もキチンと塗られて背景もあるし、とても三十分で仕上げたものと思えないよ」
「このクオリティなら売り物にしても問題ないわね。犯人の似顔絵書きとかもいけるんじゃない?」
「以前
どんだけだよ。もう狙撃銃よりコピック持ってる姿の方が見慣れてきたぞ。
「ユーちゃんユーちゃん、ユーちゃんもレキュの渾身の一作見ようよ!」
「……いや、私はいい」
理子が依頼したとか聞いた時点で嫌な予測しか出来ん。これ以上頭痛の種は欲しくないです。
結局理子に無理矢理見せられたそれは、予想通り女装した俺のイラストだった。書いたレキの無表情が一瞬誇らしげに見えたのだが、殴ればいいのだろうか。
「じゃあじゅ、由依ちゃんも加わったところで本日の女子力アップのための議題に移ります!」
あったのか、そんなもん。てっきり理子の道楽で連れられてきたのかと思っていた。女装について? もう
「それじゃあ理子さん、発表お願い!」
「はいはーい! それじゃあ本日のお題は~、これだ!」
司会らしい珍しくテンションの高い白雪の要請を受けて、相方の理子(チョイスミスだと思う)がホワイトボードを回す。おいグルグル回ってるぞ、これじゃあ見えな――あ、折れた。
が、落ちる前に理子が屈んでキャッチし頭上に掲げる。何その無駄技能。
ホワイトボードには大きく『ダイエット!!』と書かれていた。
「……女子力と関係ないだろう、それは」
「いいえじゅ、由依ちゃんおおいにあります! ダイエットは女子にとって避けられぬ宿命、誰もが通る道なのです!」
「辛く苦しいダイエット、でもそれを見せない華麗な方法を考えて女子力をアップしようという作戦だよ!」
「……そういうものなのか?」
同じ聴衆者に聞いてみると、アリアはうんうん頷いており、レキは首を傾げていた。まあレキがダイエットやるイメージはないわな。
……そういえば、この間風呂場で妙な悲鳴を聞いたな。まあ梅雨の間俺に合わせて依頼も受けずゴロゴロしていたし、ある意味順当な結果かもしれない。
「まあ内容は分かった、しかし何故私がいるのだ?」
ぶっちゃけ俺は太ってない。体調管理も(雑だが)しているし、頭使ってれば太ることはないって甘党の名探偵が言って「それは二重の意味でアタシに対する嫌味かしら」いや意味分からんから睨まないで。
「ユーちゃんを連れてきたのは、男の娘視点からのアドバイスをいただきたいからですよ! 男女で理想の違いはあるからね! そういうのも参考にするのです!」
「今おぞましい漢字を使わなかったか理子」
「というわけで由依ちゃん、何かいい方法ないですか!?」
無視かい。そして白雪に縋るような視線を向けられているが、
「いや……期待しているようで悪いが、私はダイエットなどしたことないから分からんぞ」
「そんなこと言わず! 知識と日陰の魔女と呼ばれたユーちゃんなら何か知ってるはず!」
「どこの紫もやしだ私は、というか魔女はおかしいだろう。
そもそも、この手のダイエットで楽な方法などロクなのがないだろう。お前等が食事制限などする訳ないのだろうし」
「「そりゃもちろん」」
アリアと理子の食いしん坊コンビが同時に頷く。こいつらいつも飯三杯は食うからな、一杯減らすだけでもダイエットになると思う。……そこら辺の転がってる菓子を見る限り、無理か。というかお前らダイエットする気あるのか。
「アリアとレキは何かないのか?」
「アタシは訓練か運動するくらいしか思いつかないわ」
「そもそもダイエットしたことがないので良く分かりません」
何とも頼りない答えだった。というかアリアの答えが若干脳筋臭い。
「……ダイエット用の食事メニューを考える」
「足りなくなって別の物を大量に食うだけだと思います!!」
笑顔で手を挙げるな理子、誰のために頭回してると思ってるんだ。
とはいえ食事関係は無理そうだ。では、
「アリアの案だが、無難に運動でいいのではないか」
「それだと女子力を上げられないの……野球じゃ女の子っぽくないし」
何故真っ先に野球を挙げた。他にあるだろテニスとか卓球とか。肌を晒すから恥ずかしい? ……女子バレー部の部長が言うべきじゃないだろ白雪。
「じゃあ、レキに倣って絵でも描いてみたらどうだ。創作で頭を使えばカロリー消費にはなるし、女子としての見栄えも悪くないだろう」
「ももまん食べながらやったら逆効果だったわ」
やる気あんのか絵に専念しろよアリア、というかやった後かい。
「どうしろと……」
食事もダメ、運動もダメ、芸術もダメとなるとほぼ八方塞じゃねえか。というか何で俺が真面目に考えてるんだ、新作のゲーム買ったばかり――ん、ゲーム?
「……理子、これは真っ先にお前が思いつくべき案だと思うぞ?」
「ほえ?」
なんのこっちゃと理子は首を傾げているが、何故思いつかなかった。
「ゲームセンターでダンエボでもやればいいだろう。アレなら着替える必要はないし、運動にもなる。女子が良くやってるのを見る」
「あ!」
言われてピンときたようだ。やっぱ忘れてたか、普段だったら真っ先に思い付きそうな癖に。まだ脳味噌狂化状態か。
「だん、えぼ? って何?」
「踊りで得点を競う音楽ゲームよ、昔流行ったダンレボの本当に踊るバージョンね。
というかジュ、ユイの言う通りよ理子、何で思いつかなかったのよ?」
「えーだってだって、理子が『風〇たけし城!』って提案したら『ゲームで痩せるわけないでしょ!』ってアリアんが言ったんじゃーん! だから理子そっち系は除外してたんだよ~!」
原因お前かアリア。というかたけし城って古いなオイ、あの地獄をやらせる気か(←経験者)。
まあそこからいつもの小競り合いが始まったが、白雪の決定で全員ゲーセンに行くことになった。この面子だったら普段は絶対行かないな。
「あ、ユーちゃんはそのままの格好だよ!」
「……何故だ」
「そりゃあ、ロングスカートの絶対領域を堪能したいからですよ!」
「私はやらんぞ、ダンレボ派なんでな」
それ以前に野郎の足を堪能しようとするんじゃねえ。色々アウトくせえよ。
ぶーと頬を膨らませている理子を適当にあしらっていると、
「あ、アリア先輩!」
……反対から間宮さん筆頭の一年生グループが来た。何でここにいる。
「あら、あかりじゃない。アンタ達も戦略室?」
「いえ、先生に頼まれて置いてある資材を取ってくるよう頼まれちゃったので。みんな手伝ってくれるって言うんで一緒に来たんです」
間宮さんの後ろには苦笑してる火野さん、アリアを睨んでる佐々木さん、火野さんの腕にしがみついてる島さん、それと最近加わったらしい
「ところで峰先輩、その人は?」
あー、火野さんが俺の事を聞いてきた。しかも島さん経由で仲の良い理子に。うーんミスチョイス、出来ればスルーして欲しかったのも叶わずしかも理子とかアカン予測しか出来ない(←本日二度目)。
質問を受けて全員がこっちを見る。うちのダブルツインテはニヤニヤしている、こっち見んな。
「こちらは本日特別ゲストのユーちゃん、もとい由依にゃんです! さあゆーにゃん、華麗な自己紹介の後何でも答えてオナシャス!」
何だ特別ゲストってにゃん付けるな気色悪い華麗な自己紹介って意味分からんぞ何でもとか言うんじゃねーよ全員胡散臭そうに見てるじゃねえかええいツッコミ所多すぎるわ!!
キャラ付けのせいで口に出すこと叶わず、切り札のアリアは今日に限ってツッコミ不良なのか見てるだけだし、散々だなチクショウ。
「……
とりあえず作り笑顔を浮かべて手を出すと、周囲は一瞬呆けてから代表して火野さんが慌てて手を握り返す。え、何その反応。
「は、はい、こちらこそよろしくお願いします! 一年の火野ライカです! ……カッコイイし綺麗だな~」
「ほえ~、すごい美人さん……は、いけないいけない私はアリア先輩一筋。えっと、間宮あかりです!」
「クールビューティ系、これまでにないタイプ要注意……! あ、佐々木志乃です」
「お姉様を取ろうとするライバルですの……!? し、島麒麟ですの!」
……なんで各々反応がおかしいんですかねえ。というか小声で言ってるけど自己紹介の前後聞こえてるからな? 最近耳の良さを後悔しています。
さて残りは乾さんと夾竹桃だが、後者は端から喋る気がないのかこちらをジッと見ているだけだ。じゃあ残りは乾さんか、スルーしたいけどス〇サハのキャラ的におかしいしなあ……これがしばりか(違)
「ふむ、お前は?」
「ふぇ!?」
ボーとしていたところにいきなり声を掛けられて驚いたのか声を上げるが、失態に気付いて顔を赤くしながら敬礼する。
「し、失礼しました!
いきなりの頼みに少し面食らったが、本人はそれ以上だった。何言ってるんだろうと口を抑え、恐る恐ると言った感じでこちらを見上げてくる。
ふむと顎に手を当て、とりあえず上手いこと断ろうと口を開く。
「別に構わんぞ、向上心があるのはいいことだ。依頼のない暇な時に限るがな」
あ、キャラ性優先しすぎて了承しちまった(白目)。
「! あ、ありがとうございます!」
乾さんはパアとSEが付きそうなほど嬉しそうな顔で何度も頭を下げ、その後二、三言葉を交わしてから間宮さん達と別れた。
「ねえ理子、ちょっと」
「ほいほい、なんですかなきょうちゃん?」
とそこで、一人残って俺を観察していた夾竹桃が何やら耳打ちし、それに理子が親指を立てて「イグザクトリィ!」と言っている。この反応は……
「……いつから気付いていた?」
「最初から違和感はあったわ。伊達に女子ばかり見てきた訳じゃないわよ」
やっぱ分かる奴にはすぐバレるか。まあ乾さんには申し訳ないが、これで正体がバレれば今後の面倒は避けられる。変態扱いされるかもしれな――
「ああ、心配しなくてもあかり達には正体を明かさないわ」
「どういうことだ」
ほぼ条件反射で聞き返すと、夾竹桃は表情を変えないまま『ネタ帳』と書かれたノートを掲げ、
「貴方達の交流は私にとって有益だからよ」
「……お前は女子同士が専門と聞いていたが?」
「男の娘や女装男子も範疇だから無問題よ。描く時にTSしとけばいいのだし」
作家の想像力を舐めないことねとか言われるが、そういう問題じゃねえよ。何が悲しくて百合モノのネタにされなきゃならん。
「じゃあ、私は行くわ。その内貴方達のことも取材させて貰うから」
言うだけ言って夾竹桃はその場を去っていった。理子並に自由だなオイ、イ・ウーはこんなんばっかか(←ジャンヌいます)
「はぁ……」
ともあれ、これで訓練の約束は取り付けてしまった。何が悲しくてまた女装しなければならないんだ、しかも自分から……
「いやあゆーちゃんモテモテですなあ。さくらんからは明らかにラブビーム受けてるとか鮮やかな女たらシュヴァリエオデン!?」
とりあえず理子はチョップで黙らせた。元はと言えばお前が原因だろうが。
「く、くく、まあ頑張りなさいよユイ先ぱいたぁ!?」
アリアにはデコピンしておいた。何面白がってんだコノヤロー。
「……白雪、そろそろ行くぞ?」
「は!? は、はい、ゆんちゃん様!」
おい色々混じってるぞ。何でお前も顔赤いんだ。
「……で、レキは何をしているんだ?」
「今の心温まる光景を絵にしようかと」
「しなくていい」
「ハイハイ理子買います!」
聞けよ、肖像権の侵害で訴えてやろうかお前等。……女装姿の場合適用されるかは知らんが。
それからゲーセンに行き、負けず嫌いなアリアと煽る理子を中心に数時間ぶっ続けで遊んでいた。その結果、
「み、水ぅ……」
「……お前達、ホント馬鹿だな」
休憩も水分補給もしなけりゃ当然ぶっ倒れる訳で。結局余裕のあった俺が四人の介抱をするはめになった。というかレキまで倒れるとかどんだけ白熱してたんだ。
そしてさらっと混じっていた夾竹桃、ネタ書いてないで手伝え。何でそんなイキイキした目なんだよ怖いわ。
登場人物紹介
金山由依(遠山潤)
理子によって女装させられてしまった槍師匠モドキ。なお、連れてこられたのはアリアと理子二人に強制捕縛された結果である。
相当な美人の部類で白雪含めエンカウントした一年生達を魅了していた(自覚なし)。また女装する約束をしてしまい、今から頭が痛い。
神崎・H・アリア
今回はツッコミでなく傍観役に徹していたツッコミマシン。由依の胸部装甲にハイライトを消していたが、慣れてくると反応が面白いので弄っていた。
カナに続いて美人女装を見続け、『このままだと女子力で野郎に負ける……!?』と妙な危機感を抱いている模様。言ったところで当人達には困惑されるだろうが。
峰理子
パートナーを拉致って女装させた犯人。ちなみに同じようなことは何度かやっており、その度に歓喜の声を上げている。男の娘バッチコイ精神。
由依の容姿に対する無頓着さと無防備さに何度か手を伸ばしかけたが、その度にアリアから目で制されていた。ツッコミ放棄しても働いているアリアさんである。
星伽白雪
女装姿は見慣れているので特に動じず受け入れている少女。名前を時々間違えそうになるのはあくまで潤として見ているため。
今回セリフが少なかったのは、由依の姿に見惚れていたため。女装していても恋する乙女フィルターで素敵に見えている模様。あと、意外に音ゲー上手い。
レキ
狙撃銃よりペンを握る時間が長くなっている
イラストを描くスピードは凄まじく、背景含め大体三十分で仕上げる。ちなみに由依のことは頼まれなくても書くつもりだった。音ゲーは理子曰く「ライバルになる予感……!」と言わせる腕前の模様。
間宮あかり・火野ライカ・佐々木志乃・島麒麟
由依に見惚れたり警戒したりしていた後輩ガールズ。大丈夫、百合の対象にはならないから。
……恋愛は男女でするものとか言ってはいけない、後輩ガールズにとって警戒すべきは異性でなく同性なのである。
乾桜
初対面が潤(男)じゃなく由依(女)という妙な邂逅を果たしてしまった中学部生徒。実態を知ったらどういう顔をするのか、とりあえず潤は少女の夢を壊さない義務が発生した。
一目惚れに近い憧れと好意を抱いてしまった模様。あかりとは違う意味で尊敬するようだ。クールビューティ系に弱いのかもしれない。
夾竹桃
何故かあかり達といる元イ・ウーメンバー。本編で交流があるのは大分先だが、本作では理子が間に入ってどうにかしたとかなんとか。今では後輩ガールズと昼食を一緒に食べている姿が良く見られる。
常に一緒にいるわけではなく、フラッと(ネタ探しのため)どこかに行くことがある模様。なお戦略室は彼女にとってCVRに続くネタの宝庫である。
男の娘や女装男子も妄想補完で守備範囲に含まれる。だって実際に手を出すわけではないし。
後書き
遠山兄弟は女装の呪縛から逃れられない模様。まあ潤の場合理子が主たる原因ですが。
というわけで緋弾のアリアちゃんで用いられた一室、『戦略室』の回でした。ちなみに男子の戦略室はありません、空き場所が無いのと男女の巣窟に好き好んで突っ込み輩はまずいないため。……ぶっちゃけ作ると設定メンドイのもありますが(オイ)
さて、次回はお気に入り100件記念の小説、メインはこの小説だとあまり出番のないレキです、というか潤とレキオンリーの予定です。原作のメイン回まであんまり出る予定無かったので、この小説におけるレキがどんなキャラか知っていただくいい機会になると思います。
というかレキのキャラがどんどん濃くなっているような……設定やネタを即興の思い付きで追加していくのは私の悪い癖なんですが、レキもカオスキャラの仲間入りしそうな予感がします(汗)
とりあえず、今回はここまでで。感想・誤字訂正・評価、あのキャラのことが知りたい、こんな話を書いて欲しいなどの質問・リクエスト、鈍器で殴られたように感じるクリティカルな批評、お待ちしています!(←新聞紙で殴られて死に掛ける脆弱さ)