アリアのパーフェクトメイドが披露された翌日、本日から一週間横浜にある紅冥館でメイドと執事に扮してロザリオ奪取を行う『大泥棒だいさくせん』のスタートだ。相変わらずひらがな部分にイラ☆とするのは俺だけだろうか。
ワンピース姿のアリアと二人で集合場所に待機していると、
「ごめんなさい、待たせたかしら?」
そう声を掛けてきたのは、茶髪の偉い美人さんだった。髪を緩く結い笑顔を浮かべる姿は男女問わず視線を集めるもので、深窓の令嬢か女優を思い浮かべるだろう。
アリアは謎の美人さん登場にポカンとしていたが、俺は溜息を吐いた。というか、
「何で
「あ、バレちゃった? いやあ流石ユーくん、カナちゃんのことよく分かってるねえ」
素の声に戻った理子が、何を感心したのかうんうんと頷いている。
「何気色悪いこと言ってるんだ。というか何でそのかっこ」
「さあさあいざ、吸血鬼の根城へお宝を奪いに行きましょー!」
俺の言葉を無理矢理遮って電車に乗る理子。聞かれたくないことでもあるのか、まあいいけど。
「ジュン、アンタお姉さんいたの? しかもあんな美人だなんて」
「あーまあ、普段はいないけどたまにいる」
「意味わかんないんだけど」
「前に兄貴の趣味はなんて言ったか覚えてるか?」
「女装でしょ? それがどうし――ってまさか」
「うむ、アレが兄貴の女装姿やな。女装の時はカナって呼ばれてる」
カナ状態の兄を『姉貴』と呼ぶのは、そう言わないと反応しないからだ。外見や言葉遣いだけでなく、精神状態も女性感覚になるからな。
なお、理子の変装姿は背丈や言動も含めて100%と言ってもいいくらいだ。何で姉貴を選んだのかは知らんが。
「うわー、うっわー……アレが男の娘って奴なのね、リアルで見ると女としての自信を失うわ……」
「大丈夫、アリアも十分カワイイぞ」
「せめてこっち向いて言いなさいよ」
ぶすっとしながらも、その顔はちょっとだけ赤い。
「二人とも、私を放っておいて仲良くするのは酷いんじゃないの?」
「な、仲良くなんてしてないわよ! というかり「今はカナね?」……カナ、アンタそのキャラいつまでやるのよ?」
「依頼人さんに会うまで、よ。色々事情があるからね」
「事情ねえ、だからって姉貴の顔を使わんでもいいだろうに」
架空の人物とはいえ知名度は高い(というか兄貴のときより有名)なんだし。まあ理由を聞いても言わないだろうし、気にしないでおこう。
「あら、潤も久々にお姉ちゃんの顔を見れて嬉しいんじゃないの?」
「兄弟なら引っ付くんじゃねえよ」
中身が理子って分かってても、ガワが
「アタシの苦労はなんだったのよ……」
そう言ってグデーと伸びているメイド姿のアリア。クラシックタイプのメイド服は様になっており中々似合っているが、目が死んでいてはそれも台無しである。
「まあそう言うなって。メイドとしての礼儀作法は得られたんだし、家事の腕も向上したんだから全く無駄じゃないだろ」
「家事なら白雪に教えられた時点で一通り出来たわよ……目上の人間に対する礼儀作法だって元々出来るし」
「え、そうなん?」
「何驚いてんのよぶっ飛ばすわよ」
ギロリと睨まれたので肩を竦めて誤魔化す。まあこう見えてアリアも上流階級の人間だし、それくらい持ってても不思議はないけどな。
さて、アリアがここまでだれている理由だが、ここ紅鳴館の管理人が先日迷惑を掛けた武偵高の非常勤講師、小夜鳴先生だったためである。
まさかの人物登場にお互い驚いていたが、ハウスキーパーとしての契約は滞りなく成立した。俺に関しては若干不安そうにしてたけどな、日頃の行いですねすいません。
まあそんなわけで、メイドとしての心意気を仕込まれたアリアは、まさかの知り合いだったのでゲットしたスキルが無駄になって不貞腐れているのである。小夜鳴先生普段は地下に篭って研究三昧だからな、披露する機会なんて飯のときくらいだ。
ここでの仕事は家事全般と屋敷の警備が主となるのだが――ぶっちゃけ大した量じゃないのですぐ終わる。「暇な時は遊んでいていいですよ」と先生本人からお言葉を頂いているので、今は遊戯室でビリヤードの最中だ。
「で、小夜鳴先生の様子はどうかしら?」
ボールを見ずの背面撃ちを決めながら、アリアが尋ねてくる。
「別に不審がっている様子はないな。俺が何かやらかさないか警戒した感じではあったが」
「自業自得じゃないの……これを機会に少しは自重したら?」
「だが断る」
自重する俺とか俺じゃねえわ、自分で言うのもなんだが。横を向きながらジャンプショットを決めつつ断言した俺に、アリアは溜息を吐いた。
「まあ、アンタがそれくらいで自重するならアタシの胃SAN値が削られることもないわよね……」
「段々発言が理子に似てきたな、アリア」
「アンタ達と過ごしてれば嫌でもこうなるわよ。スラングが使いやすいってのもあるけど」
「イギリスに戻った時口癖が『ファック!』にならないといいな」
「どんなキャラよそれ……相当ストレス溜まってるんじゃないの?」
撃った球が戻ってくるバックショットを決めながら同情した口調で呟くアリア。実際はストレスどころか眉間の皺がやばかったり、生徒の所業で倒れたりしてるけどな。妙なあだ名も付けられるし、あの時計塔講師。
「そういえばジュン、アンタのお兄さん女装が趣味なのよね? ということはその……お、男の人が好きなの?」
顔を赤らめながらアリアが放ったまさかの発言に、俺は噴いた。いやこれ笑うなとか無理だろ?
「く、くくくギヒヒ……あ、兄貴がホモ扱いとか、キヒャヒャ……」
「え、何? アタシそんなに変なこと言った?」
「いや、もっともな疑問だと思う。変なことってのは間違いないが……」
ああダメだ、気を緩めるとまた笑いそう。ここは説明して落ち着こう、このままでも面白いけど。
「……何だか潤の奴に失礼なこと言われた気がする」
「一応言っとくと、兄貴にそーいう趣味はねえよ。至ってノーマルだ」
「そうなの? じゃあなんで女装なんか……ナルシスト?」
「アリアお前俺を笑い殺す気か? 理由話してもいいけど一応オフレコで頼める? バレると兄貴に凹られる」
「別に言いふらしたりはしないわよ。……言う友達もいないし」
ボソッと呟いて自分で凹んでいるアリア。いやいるだろ、理子とか白雪とかレキとか。まあそれ以外に親しい友人作ってもいいと思うが。
ちなみにその理子は後方でのバックアップ役だ。当初は俺がバックアップを受け持つ話もあったのだが、
『一週間理子のセクハラ攻撃に耐えろっていうの!? いいや無理ね!!』
というアリアの強い要望と、
『理子は今回、黒子さん気分なのです! あ、裏方の方ね?』
理子の良く分からん主張によって潜入組は俺達二人となった。俺と理子の二人? アリアはバックアップ苦手だし潜入組が確実にふざけるから無理(確信)。
「まあアリアがボッチなのかは置いといて。アリア、HSSって言葉に聞き覚えは?」
「うーん、知らないわね。何かの用語?」
「まあ一応、知ってるのなんてごく僅かだろうが。正式名称はヒステリアサヴァンシンドローム、βエンドルフィンが分泌されると起こるもので」
「長くなりそうだから三行で」
「性的興奮すると
スーパーマン
それなんてエロゲ?」
「え、エロ!?」
下ネタが飛んでくるとは思わなかったのか、驚き顔を赤らめるアリア。ですよね、真面目な解説の空気だったし。
強いて言うなら説明を省略させたアリアのせい(←責任転嫁)。
「そ、エロ。遠山の人間はHSSを遺伝の形で継承している。発動方法としては異性との接触が一番ポピュラーだが、他に絵画や音楽、本とかの芸術・娯楽分野でも発動させることが可能らしいな」
「最初の発言のせいで内容吹っ飛びそうだけど理解したわ……じゃあ、アンタのお兄さんもそのHSSを使えるわけね?」
「そうなるな」
というか、兄貴以外使える奴いるんだろうか。年取ると使えんし、最近一部の研究機関でHSSを人工的に発現させる方法が考えられてるとか聞いたことあるが。
「で、HSSの影響下にあると大脳、小脳などの中枢神経が劇的に活性化する。推定で通常時の30倍だったか」
「それで超人の出来上がりってわけね。HSSについては大体分かったけど、それがお兄さんの女装と何の関係があるのよ?」
「いつからHSSの発動条件に女装が含まれていないと錯覚していた?」
「………………いやいや、そんなまさか」
「そのまさかです。兄貴は女装することでHSSになれる」
それを聞いてアリアは「うわあ……」とドン引きする。まあ利点はあるんだけどな、女装して人格も女性になればHSSの欠点である『異性を優先的に守る、傷付けない』という条件をクリアできるし。じゃあ野郎は攻撃できないんじゃないかって? それが潜在的には男って意識が残ってるのか殴れるんだよな、何故か。
だからといってあそこまで完成度高めなくてもいいと思うけど。まあそうでもしないと自分に興奮するなんて無理だわな(笑)
「……よし、今度潤に会ったら殴ろう。何となくだが」
某所で俺の死亡フラグが立ってる気もするが、キニシナーイ。
「まあ利点がないわけじゃないぞ? 普通は30分くらいしか持続しないHSSが長時間維持できるし。その分負担もでかいけど」
数日寝っ放しになったりとかな。毎回やめとけって言ったり自己流の負担を軽減する方法も教えてみたが、言い出したらきかねえからなあ。その内無茶しやがって……になるんじゃねえか弟君は心配デス。
「……この話はやめましょう。とりあえず、お兄さんの女装は趣味じゃなくて必要に迫られてのものだった、ってことにしとくわ」
良い子のアリアは会ってもいないウチの兄貴を変態だと断定するのはやめたらしい。まあ中身はクソ真面目だしな、カナのこと話題にすると凹ってくるけど。
余談だがその日の夜に兄貴のホモ疑惑を理子に話したら、予想通り爆笑した。まあそりゃそうだよな、この勘違いはなかったわ。アリアお前天才か。
『はろはろーユーくんアリアん! 二人に会えない寂しさで死んでしまいそうなりこりんでーす!』
『アンタこの前まで一人旅してたでしょうが』
『旅先は出会いがあるからまだ我慢できるけど、今は一人だからさみしーんだよ~! ユーくん成分もアリアん成分も足りなくてりこりん死んじゃいそう、グスン』
『干からびるまでここで働いてましょうか』
「俺達が帰った時、そこには放置されすぎて死体になった理子の姿が……!?」
『遠回しに殺人じゃないですかヤダー!? 理子ひーまーなーのー、構ってー!!』
『電話口ででかい声出すんじゃないわよ! 恋人に構ってもらえない彼女かアンタは!』
『アリアんから恋人承認いただきましたー!』
『んなわけないでしょただの例えよ!』
しばらく会っていないからか、理子の構ってコールがいつもよりメンドクサイ。報告がてら毎日雑談してるんだけどな、逆効果か。
紅鳴館で働き始めて三日目の夜、自室代わりにあてがわれたそれぞれの寝室で就寝前。今のところ小夜鳴先生に不審がられることもなく、仕事と平行して屋敷の調査も順調に進んでいる。メイド喫茶で理子に見せてもらった見取り図と一緒だから、ほとんど確認作業だけどな。
不満点は小夜鳴先生が真面目に働いてる俺を見て毎回驚いた顔をするところか。誤魔化してるけどバレバレだっつの、俺だって真面目なときは真面目じゃい、普段はふざける気持ちが勝るけど。
ちなみにアリアにも「ジュン、大丈夫? 病院行く?」と割と本気で心配された。夕食時だったんで小夜鳴先生も後ろでうんうん頷いていた。お前等仲いいなチクショウ。
『ほら、さっさと報告済ませちゃうわよ。慣れてきたけど屋敷での仕事は疲れるのよ……』
これは別室にいるアリアの声。流石に夜一緒だと怪しまれるし男女が同じ部屋というのは非常識だ、感覚が麻痺しかけてるけど寮にいる時の方が異常なんだよな。
『おっけーおっけー! ちゃっちゃと済ませて楽しいお話タイムに行きましょー! 最近ひとりぼっちなりこりん唯一の癒やしタイムなんですよ~』
これは言うまでもなく理子。女子寮の自室に後方支援用の機材を大量設置しているらしい。そんな光景を想像して俺が思い浮かぶのは何故か引きこもりかニート。
とりあえずこの三日間であったことと小夜鳴先生の動き、他に誰かいないかなどを報告していく。ブラドの関係者に監視されてる可能性はあるからな、今のところは杞憂だが。
そして最後にロザリオの置いてある地下の部屋について。これは俺が担当なので報告を行っていく。
「ざっと調べてみたが、事前のセキュリティよりも強化されてるな。一歩でも間違えれば侵入者を殺す勢いじゃないかってくらいになってる。ああ、ロザリオは本物だったぞ、遠目で見たが間違いない」
『おっつおっつユーくん! いやー、聞くだけでもマゾゲーというかクソゲー状態ですが、自信の程は?』
「事前準備すれば三分でどうにかする」
『流石ユーくん、理子達に出来ないことを平然とやってのけるぅ!』
『これで普段から真面目だと完璧なんだけどね』
「『そこはのれ(ろう)よ!?』」
『アンタ達が幸福で完全な市民になったら考えるわ』
それどこのパラノイア? まあ冗談は置いといて、決行はパート契約終了の一日前、六日目に行うこととした。理子曰く取った後に小夜鳴先生、及びブラドがどう動くか見たいそうだ。
担当は俺が防犯システムをかいくぐってロザリオを奪い返す役、アリアが小夜鳴先生を誘い出す役になった。まあこれは妥当だ、細かい作業は俺の方が得意だし。しかしアリアの方は不安そうだ。
『小夜鳴先生を誘い出すって言っても、何話せばいいのよ……アタシコミュ力高くないんだけど』
『大丈夫アリアん、自分のツッコミスキルを信じて!』
『あれ条件反射で出てるだけなんだけど。前よりは話せるようになったけど、五分以上会話を引き伸ばせる自信がないわ……』
どんだけ自信ないんだよ、戦姉妹の間宮さんとかにはちゃんと話せてるから大丈夫だろうに。
『ねえジュン、何か会話を引き延ばす上手い方法ってない?』
しかも俺に聞いてきやがった。ぶっちゃけ誘い出してある程度適当に話してればいいだけなんだが、そうだなあ。
「会話を長引かせるというか弾ませるには共通の話題が一番好ましいから、俺と理子に苦労させられてる話でもすればいいんじゃねえの?」
『それだ!!』
『アンタ達小夜鳴先生にも苦労かけてんの……? まあそれで話が弾むとは思えないけど、ダメ元でやってみようかしら』
結論、めっちゃ話が弾みました。
『ああ、遠山君と峰さんですか。以前廊下は走らないでくださいと注意したら、飛び跳ねていきましたね……ハードル越えの要領で』
『アタシは教室の机積み上げてかくれんぼされたことありました……何故か片付けるの手伝いましたし』
『神崎さんも大変ですねえ……それで、二人をどうにかする方法ですが、申し訳ありませんが私じゃお力になれそうにないです。正直、方法があるなら教えて欲しいくらいですし。至らない教師で申し訳ありません』
『いや、小夜鳴先生が謝ることじゃありませんよ! 元はといえばあのバカ二人が悪いんですし』
『ふふ、慰めてくれるのは嬉しいですが、友人をバカ呼ばわりはいけませんよ?』
『あ、すいません……でも小夜鳴先生はすごいですね、迷惑掛けられてるのにあの二人を擁護できるんですから』
『非常勤とはいえ私も教師ですから、生徒の尊厳を守るのも仕事だと思ってますよ』
『アタシには真似出来そうもないですよ……』
『いえいえ、お二人の相手をいつもしている神崎さんは立派だと思いますよ?
そうだ、唐突ですがこのバラに『アリア』と名付けて良いですか?』
『え、この青いバラにですか?』
『ええ、これは私が品種改良したものなのですが、名前が決まっていなかったのですよ。それで今ピンと来たんです、お二人にも負けない神崎さんの名前から『独唱』の意味になぞらえまして、『孤独であっても諦めず、誇り高くあれ』という意味で『アリア』と名付けたいのですが……いかがでしょうか?』
『まあ、お上手ですね。どうぞ、私の名前で良ければ使ってください』
『Fii Bucuros! ありがとうございます、神崎さん。お礼といってはなんですが、こちらの『アリア』を一本差し上げます』
『え、いいんですか? ありがとうございます! それと
『おや、神崎さんは語学にも詳しいのですね――』
こんな感じで三十分以上延々と喋っていた、主に俺達をディスる内容で。雨降らなきゃもっと喋ってたかもしれないな。
ちなみに俺の回収作業は撤収まで三分足らずで終わっており、今は仕事をしながらアリア達の会話を傍聴している。経過を知るためだったので、もう切ってもいいんだがな。
「……」
『……イラ☆』
「星付けんな」
とりあえずアリア、お前この仕事終わったら三人でOHANASHIな?
登場人物紹介
遠山潤
兄貴がホモ扱いされて爆笑した弟。他人の
真面目に仕事してると驚かれる、というか頭を心配される。これは東京武偵高全体での認識であり、理子も同様の扱いである。
神崎・H・アリア
小夜鳴先生と妙に仲良くなった女子。別にイケメン面にやられたわけではない、というかイケメンは本国で見飽きている。
メイドの職業は事前練習もあってそつなくこなしていたが、料理は潤に押し付けていた。どうも苦手意識が出来てしまった様子。
峰理子
裏方のせいで今回出番とパートナー成分が足りなくなっていた暴走少女。普段なら三人で屋敷に突撃するが、諸事情あって後方支援に徹していた。
ちなみにカナの姿で出てきたのは潤を驚かせるためと、小夜鳴に対して狙いがあるため。詳しくは次回に判明する予定。
小夜鳴徹
紅鳴館の管理人。強襲科生徒二人がハウスキーパーに来ると聞いてどうなるか内心ハラハラしていたが、普段よりも綺麗になっていたので驚いていた。
潤と理子には一年生の頃から苦労させられ、地味に胃痛と頭痛の種になっている。他の武偵高教師はあまり気にしていないため同調できるアリアと凄まじく意気投合していた。
後書き
今回は説明回な感じだった、というか
さて、次回は戦闘回の予定です。ブラドとの戦闘、どうなるかは分かりませんが久々シリアスになると思います。……多分(目逸らし)
とりあえず、今回はここまでで。感想・誤字訂正・あのキャラのことが知りたい、こんな話を書いて欲しいなどの質問・リクエスト、はさみで紙を切るように心をズタズタにする批評、お待ちしています!(←紙より避けやすい神経持ち)