全ては誰かの笑顔のために   作:桐生 乱桐(アジフライ)

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もう慣れないギミックは使わない(宣誓

今回はちょっとしたギミックを仕込んでみました
けどお遊びなのでちょっとしたら消すかもしれません
ではどうぞ


#26 レベル6シフト

「アンタ―――一体何者!?」

 

かろうじて絞り出せたのはそんな在り来たりなセリフだった

ゴーグルをかけている以外、何もかもが同じなもう一人の自分

緊迫した面持ちで神那賀が見守る中、その静寂を破ったのは、もう一人の自分だった

 

「―――みゃあ」

 

どういうことか、猫の鳴き真似だった

 

『…はぁ?』

 

緊張していた美琴も、それを見守っていた神那賀も、そんな風に呟いていた

思わず美琴は隣にいた神那賀に小声で

 

「ど、どういうこと!?」

「そ、組織名かもしれないわ、なんかありそう!」

「あるいは名前!? 言語だとして、日本語じゃない!?」

 

と勝手にヒートアップしている時に、向こうの美琴―――ミコトは言葉を続けた

 

「―――と、鳴く四足歩行生物がピンチです」

 

そう言って彼女は自分の近くにある木を見上げた

すぐ近くの木の枝に、悲しそうにみゃあと鳴き声をあげる猫の姿が目に入ってきた

もしかしたら、これのことを言ってるのだろうか

 

「…猫?」

「先ほど、ここを通った際に路上駐車されていた車の中に取り残されていた赤ん坊を発見しました。熱中症の危険がありましたから、ミサカの電力でロックを解除したところ、それに驚いたあの生物が駆け上がり、このような状況になってしまいました、とミサカは詳細に状況を伝えます」

「あー…下りれなくなっちゃったのか…」

 

ミサカ(仮称)の言葉を聞いて神那賀が頷いた

それに美琴も下りれない猫を見上げ

 

「なるほど…って、今はそれどころじゃないわよ! 私はまずアンタがなんなのかって―――」

「まぁまぁ御坂さん。気持ちはわからんでもないけど…まずはこの子猫をっと…」

 

言いながら彼女は器用に木をよじ登り、その猫のところまで進んでいく

さすがは仮面ライダー、こういう動きとかはなれているのだろうか無駄のない動きだ

彼女は猫を抱えるとその枝からひゅん、と飛び降りた

 

「…軽快な動きね、神那賀さん」

「伊達にライダーしてないよ。アラタさんもできると思うけど」

「マジ…?」

 

そんな話を聞きながら、美琴は救助された猫を見やる

彼女はとことことこちらに歩いてきて、ちょこんと座ると「なー」と短く鳴き声を上げた

そしてその猫の鳴き声を聞いた美琴ははぅ、と可愛さに胸を締めつけられた

可愛い

正直それ以外の言葉が出てこない

 

「…案外近くで見ると、可愛いわね。この子猫」

「こねこ?」

「子供の猫のことだよ。だから子猫」

「でも、私は怯えられちゃうのよね…体から出てる微弱な電磁波が原因なんだけど」

 

そう言って美琴は子猫に触れようと手を伸ばす―――が子猫はその手を身をひねって躱した

こういう小動物と触れ合う時はいつもこれだ

虚しくなってくる

横のミサカもすっと手を伸ばすが、結果は同じ

 

「ミサカもダメみたいです、とミサカは結果を短く報告します」

「そっかぁ…。―――てそうじゃなくてぇ!」

 

思わず緩みかけた空気にため息をつきそうになるけど本題はそうではない

急に大きな声をだした美琴に驚いた子猫はこの場を去っていってしまった

手を伸ばして撫でようとしていた神那賀の手が虚しく空を切る

 

「―――アンタ、私のクローンな訳? ミサカとかお姉様とか」

「はい」

 

すごいあっさり

 

「―――御坂さんの計画って、凍結されてるはずだよね?」

「そうよ、凍結―――って、神那賀さん知ってるの!?」

「うん。…ごめんなさい、貴女に内緒でこんなことするの最低だってわかってたけど…どうしても気になって…。それで凍結したってあったから、じゃあ大丈夫なんだろうって…さっきまで思ってた。―――この子を見るまでは」

 

そう言って神那賀は目の前のミサカを見据える

 

「ZXC741AXD852OWE963'、とミサカは確認を取ります―――」

 

唐突に目の前のミサカはそんな言葉を口走る

美琴と神那賀はお互いに顔を見合わせて何を言ってるんだこの子は、みたいな感じでミサカを見つめ返した

何かの暗号? 思い当たるならキーボードの配列くらいだが…

 

「やはりお二人は関係者ではないのですね。その質問にはお答えできません、とミサカは拒否の意思を示します」

「―――どこの誰が指導しているの、その実験を」

 

そのまま黙りこくったミサカに対して美琴が言葉を投げかける

しかし答えは全く視線を合わせたままの

 

「機密事項です」

 

という短い否定文のみ

 

そして美琴はいろいろ聞いては見たが、返ってくるのはやはり短い否定文だけ

業を煮やした美琴は強引に彼女に組み付き、その手を添える

 

「ちょ、御坂さんそれは…」

「―――」

 

神那賀に制止されたが、正直こんな真似を起こそうとはしても、実行する気はさらさらなかった

流石に自分と同じ顔をした人には、ということもあったが…僅かに興味も湧いてしまった

美琴はその手を離し彼女を自由にする

 

「いいわ。勝手に行きなさい。こっちも勝手に行かせてもらうから」

 

そう美琴が言うと一瞬美琴をきょとんと見たままで、そして今度は踵を返し何処かへと歩き始めた

このまま尾行(?)してどこにその実験施設があるのか確かめるのだろうか

 

「…行くの?」

「当然」

 

神那賀の言葉に頷き、美琴は彼女の後ろを追っていく

ここまで来たなら最後まで関わってしまおう、ということで神那賀も美琴の後ろを追いかけていった

 

 

正直に言うなれば、もしかしたらどこかで自分の偽物が出てくるのではないか、という不安があった

噂を聞いた時は、最初は当然信じなかった

だが、時間が進むに連れて自分の中の恐怖は少しづつ募っていって…そして今日、それに出会った

出会ったのだが―――

 

(…これが…?)

 

今自分の目の前で蝶蝶を見ながらほけーっとしてる常盤台の制服を着た、あの女が?

想像してたのと違う、漫画とかでは本物を亡き者にしようとかしてくるのではなかろうか

そこまで考えて、ふと美琴は気がついた

 

そういえば、なんて名前だったか、この実験

―――妹達…妹「達」?

 

「ちょ、ちょっと待ちなさい!」

 

嫌な考えがよぎる

困惑する神那賀を背後に残し美琴はミサカの前に立つ

 

「ちょっと、もしかしたらアンタみたいなのが、五人も六人いるんじゃ…」

「―――フフフ」

「は?」

 

急に小さく笑いだした

もしかしたら自分の考えは正しかった?

僅かに美琴は身構えようとして―――

 

「こねこ。普通に呼んでも逆から呼んでも、こねこ。―――フフフ」

「下らない事言っていないで聞けよ!?」

 

こいつ全然わかんねぇ

ぶっちゃけた美琴の感想がそれだった

 

◇◇◇

 

適当な食事を買ってきて、鏡祢アラタは戻ってきた

ドアを開けて道を進むと雑多な部屋がアラタの視界に広がっていく

適当にばらまかれた資料、つけっぱなしのパソコン、そして試験管エトセトラ

最低限な実験環境で、奥の部屋では悠が眠っているのが見えた

そして悠の頭を己の膝に乗せ、頭を撫でてる一人の女性

 

「―――起きたのか? 砥信」

 

アラタがそう聞くと女性は悠をゆっくりと膝から下ろし改めてベッドに寝かせると白衣を着込んでこちらに歩いてくる

 

「起きたのはついさっき。貴方にも迷惑かけたわね。ありがとう」

「気にすんな。―――調子は?」

「no problem まだ違和感があるけど、そのうち慣れると思うわ」

「そいつはよかった。…しかしぶっ飛んだこと考えるな。普通考えないぞあんなこと」

「褒め言葉として受け取るわ。by the way どこに行っていたの?」

 

そう聞かれるとアラタはテーブルの上に持っていたコンビニ袋を置く

そして中から適当に購入してきたパンとかハンバーガーを取り出して、一つを彼女に放り投げた

砥信はそれを受け取ると書かれている文字を読む…チーズバーガーだ

 

「ご飯だよ。ハラが減ってちゃなんとやら。ちゃんと食っとけ。悠も、アンタもな」

「…Thanks 有り難く頂くわ。お金は?」

「いらないよ。今回は俺の奢りだ。…さて、そいじゃあ俺もそろそろ帰るよ」

「長い時間拘束してすまなかったわね。借りはいずれ返すわ」

「いいよ別に。俺が好きで協力したことだ。また二人と話せたらそれが何よりのご褒美だよ。そんなわけだから―――〝無茶すんなよ〟」

 

その言葉にどんな意味合いが持っていたかはアラタ自身よくわかってはいなかった

だけど、何かをしよう、という意思だけはなんとなくの察しはついていた

何をするかは、わからないが

砥信もそれらを察したのか、深くは聞こうとしなかった

 

「えぇ、そうね。縁があったらまた会うわ。―――ありがとう」

 

それは珍しく、彼女の本心が乗った言葉に聞こえた

そんな彼女のセリフにアラタは片手をあげることで応えその場を後にした

 

◇◇◇

 

すっかり付き合っている内に夜になってしまった

あのあとは散々だった

たまたま通りかかった移動アイス販売のおじさんに姉妹だとか言われたり…しかしそれのおかげでアイスを無料で貰えたまではよかったが、まさか自分の分まで食われるとは思わなかった

そしてその後紅茶まで要求してきやがるとは思わなんだ

出費は神那賀も出してくれたからあんまり掛からなかったのだが

 

「…で、アンタは一体いつ研究所に戻るの」

「言い忘れていましたが、ミサカはこれから実験に向かうので戻ることはありません」

「は!?」

「だよねー…」

 

正直神那賀はなんとなくそうだろうなと思っていた

そもそも尾行がわかっている時点で施設とかに帰るとかはないだろう

…しかし、実験とはなんだろうか

 

「な、なんで今頃!?」

「聞かれませんでしたのでー」

 

圧倒的ドヤ顔でそう言われた

美琴は額に青筋が浮かび上がりながら、これからどうしようかと考える

こうなったら夕方の頃コイツが言ったパスをデコードして情報を引き出したほうが手っ取り早いか

っていうかなんで最初から思いつかなかったんだ

幸いにもPDAは携帯している、とりあえずこれを―――と、ポケットから携帯端末を取り出そうとして、ゲコ太缶バッジを落としてしまった

 

「あっ」

「…? なんですかそれは」

「いや、別にこれはガチャで取った景品で…」

「? 御坂さん?」

 

ジーッとミサカを見る美琴に、言葉を掛ける神那賀

しばらくして美琴はおもむろにミサカの服にゲコ太缶バッジを取り付ける

 

「こう客観的に見ると、結構可愛いかもね?」

「でしょう? これもなかなかありかなーって私は思うんだけど」

「いやいやねーだろ、とミサカは本体のお子様センスに愕然とします」

「にゃ! にゃにおう!?」

 

どこまでも可愛くない

…自分自身のくせに

 

「…ですが、デザインが可愛いのは認めます、とミサカは缶バッジに触れながら目をそらします」

「…やっぱりクローンなんだね、ミサカさんは」

「…」

 

とても喜びにくい

なんだろうこの感じ

とは言ってもこのまま会話をしても拉致があかないのも事実ではあるし、これ以上は無駄かも知れない

…缶バッジはまた取ればいいか

 

「…大事にしなさいよ。それ」

「無論です、とミサカは肯定します。…それに、これは初めてお姉様から頂いたものですし、と僅かに頬を染めながら本心を吐露します」

「―――ならいいわ。神那賀さん、いきましょう」

「あ、うんっ。それじゃあね、ミサカさん」

 

そう言って二人は踵を返して歩き出―――そうとしたときだ

 

「あの」

 

不意にミサカに呼び止められた

 

「? 何よ?」

「どうしたの?」

「…いえ、〝さようなら〟お姉様」

 

その時の言葉の意味を、自分たちはまだ理解してなかった

だから、自分たちはそれに普通に返してしまう

 

「うん。またねミサカさん」

「それじゃあね」

 

神那賀と美琴はそんなありふれた言葉を言いながら、その場を後にする

ミサカは二人の背中が見えなくなるまで、ずっと目で追い続けていた

ただ、ジッと見つめ続けていた

 

◇◇◇

 

「これからどうするの? 御坂さん」

「決まってんでしょう? 製造者をとりあえずとっちめる!」

「だと思った。…最後まで付き合うよ、こうなったら」

「…ありがとう神那賀さん。神那賀さんには関係ないのに…」

 

隣を歩く神那賀に美琴は短く感謝する

すると神那賀は首を横に振って

 

「関係ならあるよ。私たちは友達じゃない」

「…ありがとう、神那賀さん」

 

ついさっき述べた言葉を改めて口に出す

なんだかんだ誰かがいると、割とそれだけで心強いものだ

とりあえず誰かにこのパスコードについて聞いてみよう

自分の知り合いの中で、そういった情報に強いのは―――彼女しかいない

美琴は走りながら携帯を取り出し、初春へと電話をかける

 

スリーコールの後、がちゃりと電話に出た音がした

 

<はい、もしもし?>

「初春さん、こんな時間に唐突で悪いんだけど、ZXC741AXD852OWE963'って、なんのことだかわかる?」

 

それを聞くと初春はうーん、と考えるような声のあと

 

<この並び…セキュリティランクA以上の情報についてる、パスに似ていますね>

 

セキュリティランクA以上―――

それさえ聞ければ十分だ

 

「ありがとう、助かったわ!」

 

短く謝辞を述べると美琴は通話を切る

向こうではきっと何やら訳がわからなくて混乱してるやもしれないが、事情は説明できたもんじゃない

美琴と神那賀は適当な電話ボックスを見つけるといつものようにケーブルやらを電話に差し込み、携帯デバイスを起動させ情報を引き出していく

 

 

 

―――妹達を利用した絶対能力者(レベル6)への進化法

 

 

 

「―――」

 

言葉がでない

意味がわからない

端末に表示されたデバイスには、なんて文字列が表記されている

 

「…御坂さん、こ、れって…」

 

横の神那賀も絶句している

当然だ、こんなもん誰が見ても絶句するに決まってる

 

―――学園都市には七人の超能力者(レベル5)が存在するが、樹形図の(ツリー)設計者(ダイアグラム)の予測演算の結果、まだ見ぬ絶対能力者(レベル6)へとたどり着けるものは、一名のみと判明

この被験者に通常のカリキュラムを施した場合、到達するには二百五十年の歳月が必要

我々はこのプランを保留とし、実践のよる能力の成長促進を検討

特定の戦場を用意し、シナリオ通りに進めることで、成長の方向性を操作する

予測演算の結果、百二十八種類の戦場を用意して、超電磁砲を百二十八回殺すことにより、絶対能力者(レベル6)へシフトすると判明

しかし超電磁砲を複数確保するのは不可能であるからして、過去に凍結されたレディオノイズ計画の妹達を流用して、これに替えることとした

武装した妹達を大量投入することで、スペックの不足分を補い―――

 

 

二万体の妹達(シスターズ)との、戦闘シナリオを持って絶対能力者(レベル6)への進化を達成する

 

 

―――

 

「な、なによこれ。…あ、私を殺すとか、悪ふざけにも程があるわよ…」

「馬鹿げてる…なんでこんな計画考えられるの…!?」

「そ、そうよ…代わりに私のクローンとかで、そんな実験―――」

 

そう呟く美琴と神那賀の視線の先に、第九千九百二十八次実験と表記されたところが見えてきた

時間は今日の二十一時から、場所は―――

 

美琴は急いで時刻を確認する

もう時間は過ぎ、今もなお時計は進んでいる

 

「御坂さん、行こう!」

 

神那賀はおもむろにバースドライバーを巻きつけ、メダルを入れて姿をバースへと変える

 

「か、神那賀さん!?」

「こいつの能力の一つに、空を飛ぶ機構があるっ! 間に合うかわからないけど、賭けるしかないわ! だから掴まって!」

「神那賀さん…ありがとう!」

 

美琴はバースにしがみ掴むと、バースは一枚メダルをドライバーに投入する

 

<カッターウィング>

 

己の背に装着されたウィングをふかし、美琴を掴んでバースは空を飛んだ

 

◇◇◇

 

実験の場となる場所に来ては見たが、そこには誰もいなかった

一瞬その光景を見て、美琴はふぅ、と心からの安堵の息を漏らした

だが、バースはそうではない

 

「…御坂さん、これ…」

 

そう言ってバースは地面に落ちてあるそれを拾った

それは、ミサカが頭にかけていたゴーグルだ

ボロボロに壊れ、このゴーグルは二度と機能しないだろう

―――否、そうではない

これが、このゴーグルがあると言うことは

 

 

実験は、まだ終わってない

 

 

御坂の微弱な電磁波を頼って、バースはカッターウィングで駆け抜ける

数分飛んで、ようやくたどり着いた光景に、美琴とバースは息を飲んだ

見えた光景は想像を絶するもので、信じたくないものだった

このままなんとか間に合えばいいか、と考えている時だ

 

 

 

―――<アドベント>

 

 

 

そんな音声が、バースの耳に聞こえてきた

 

「え!?」

 

瞬間、目の前には空を飛ぶエイのような化物が現れる

どこから、一体どこから飛んできた?

こんなやつに構ってる暇なんてない、急がなきゃならないのに

 

だけど、現実は待ってくれなくて

 

「! やめ―――」

 

バースの腕の中にいる美琴が、叫んだ

叫んだその先にいるのは、ミサカだった

彼女は美琴がくれたゲコ太の缶バッジを大事そうに抱きしめ、そして――

 

 

ドゴム、と空から降ってきた電車に、無慈悲に押しつぶされた

下からにじみ出てくる血が誰のものかは、容易に想像できる

 

 

いてもたってもいられずに、美琴はバースの手を離れ飛び降りた

砂鉄を用いて着地したから、痛みはない、だけどバースは上の変な化物と戦っている

だが、今は目の前の敵

 

「本日の実験終了ォっと。…呆気ねェなァ。…帰りにコンビニでも寄って」

 

男の言葉は最後まで続かなかった

美琴が放った雷撃が男に当たったからだ

だけど、効いている様子は見られない

いや、そんなの関係ない

 

「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

 

湧き上がる衝動のままに、御坂美琴は駆け出した―――


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