全ては誰かの笑顔のために   作:桐生 乱桐(アジフライ)

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色々カットしてますのでちょっと短いです

楽しんで下されば何より



#24 レディオノイズ計画

その噂を聞いたことがない、と言えば嘘になる

いつごろからだっただろうか

そんな変な話を自分が耳にするようになったのは

 

ある日

いつもの通りに常盤台に登校したら、同級生から〝常盤台と真逆の方に歩いてるのを見た〟とか

 

ある日

歩いてたら、たまたま別の学校の誰かが超能力者(レベル5)のクローンの噂を偶然耳にした

 

ある日

ゲームセンターで遊んでいたら、またクローンの噂を聞いた

加えて軍用兵器として量産されるとか

 

それに美琴はくだらないと見切りをつけて興味のない振りをしてきた

根も葉もない噂、所詮作り話、はっきり言って時間の無駄だ…そう思うことによって蓋をしてきた

 

そしてある日

七人しかいない超能力者の内、量産されるのは―――超電磁砲(レールガン)なんだという噂を耳にした

 

 

現在

 

「―――貴女、オリジナルね」

 

目の前の女性は確かにそう言った

オリジナル? なんの? ―――噂のクローン計画の?

一方で何のことだかわかっていない神那賀が彼女に対して聞き返した

 

「…オリ、ジナルって…なんですか?」

 

神那賀に疑問を投げかけられた女性は隣で変身を解く男性の頭を撫でながら踵を返し

 

「噂、貴女は聞いたことない?」

「う、わさ」

 

そう問いかけられ、神那賀は思考し始める

そういえば、そんな噂どこかで聞いたことがあるような、ないような

神那賀が考えている内にやがて美琴がふぅ、と一つ息を吐いた

やれやれ、といった様子を隠す気もなく、美琴は歩んでいく

 

「…何かと思えば。あんなくだらない噂話信じてるわけ? その制服、長点上機学園の生徒でしょ? まさかその学校にそんな物好きが居たなんて―――」

 

ゴチン、と唐突に美琴の頭に彼女のチョップが叩き込まれる

なかなかいい感じにヒットしたようで、美琴は頭を抑えてうずくまった

唐突に振るわれたチョップに驚きつつ、神那賀は美琴に歩み寄って軽く叩かれた頭を撫で始める

 

「私は高校生、貴女は中学生。長幼の序は守りなさい。In brief タメ口禁止」

「…あのノリは私やアラタさんだから出来てるようなものだからねぇ…」

 

神那賀やアラタは美琴のノリに慣れているので、基本タメ口でも大した問題ではない

が、やっぱり気になる人には気になるのだろう

やがて痛みが退いてきた彼女は頭を押さえながら

 

「あ、あの噂についてなにかご存知なのでしょうか」

 

若干涙目になりながらも美琴は言葉を絞り出す

彼女は繰り出した方の手をプラプラと振りながら答える

 

「貴女よりはね。…私がいた頃よりは、色々変わってしまっていたけれど」

 

そう言って僅かに彼女は俯いた

その発言から察するに、彼女も研究か何かをしているのだろうか

あるいは、そういうのに関わっているか

 

「…知っても、貴女たちではどうもできないわ。それに、知っても苦しむだけよ」

 

まるで突き放すようなその言い方に美琴はムッときたのか、スクッと立ち上がって

 

「私は何を知っているのかって聞いてん―――んん! 聞いてるんです! それに、私じゃ何もできないって、貴方なら何が出来るって―――出来るんですか!」

 

素が出そうになりながらも、美琴はどうにか言葉を飲み込み自分の意見を述べる

美琴から言葉を聞いた女性は、隣の男性から自分のカバンを受け取って

 

「私にも微々たるものよ。マネーカードをばらまくのもそれの一環。…学園都市の死角を潰す。カードをバラまくことによって、監視カメラの及ばない路地や裏通りとかに、人の注意を向けさせ、そこで行われるはずだった実験を阻止できるかもしれない…」

 

そこで彼女は一度言葉を区切り、背後にあった机の方へと歩いて行った

ガラガラ、と引き出しを開け、中の紙束を引っ張り出し

 

「but 私自身が見られて、尾行されるなんて。迂闊だったわ。…やはり形に残るものはダメね。これが見られたら面倒なことになってたかもだし。また別の連中がここを嗅ぎつける前に離れましょう。ここも勝手に間借りしてただけだし」

 

そう言って彼女はライターを取り出し、シュボッと火をつけるとその紙の束に引火させる

チリチリと燃えていくそれらを無感情の瞳のまま見つめる彼女に、戸惑う美琴に代わり神那賀が言葉を掛ける

 

「…貴方、一体何を知っているの」

「―――世の中には、知らないままの方がいいこともあるのよ。行くわよ、(ユウ)

「うん」

 

燃え尽き、炭となったものを地面に落とし、小さくなった火種を踏み消す

そのまま出口に向かおうとしていた彼女に向かって、もう一つ神那賀は問いを発した

 

「待って! そっちの男性(ヒト)は!? あんなライダー、見たことないわ!」

「―――あいにくだけど。説明する気はないわ。それじゃあね」

 

神那賀の言葉を無視し、女性は悠と呼ばれた男性とともにこの場を後にする

結局、謎が深まり、さらに疑問が生まれるだけとなってしまった

…オリジナルとは、なんなんだ

 

 

「…あーあ。結局無駄な時間過ごしちゃったなぁ。…神那賀さんもごめんね、こんなことに付き合わせて」

「ううん、全然。むしろ、私も個人的に興味のあることを知ったから、少なくとも無駄ではなかったかな」

「そう言ってくれると、嬉しいな。…っと、流石に帰んないと! またね、神那賀さん」

「うん、御坂さんもまたね」

 

そう挨拶を交わすと神那賀は反対方向へと歩いて行った

彼女を見送ったあと、美琴は一人考える

 

それはクローンとかいう噂の話だ

出来るはずがない、自分のクローンなど

だからそう言った噂を耳にするたびに、くだらないと切り捨ててきた

それはこれまでも、これからだってそうだ

 

 

―――このように、クローンには、素体のDNA情報が必要不可欠であり―――

 

 

ふと、授業で聞いた一言を美琴は思い出す

DNA、という単語には覚えがあるし、提供したこともある

だけどあれは、筋ジストロフィーの治療とか、そういうのに協力するためだ、っていうかそもそも目的が全く違うではないか

 

そして提供した病院が、その後まもなく閉鎖となって…

 

「…っ!」

 

いてもたってもいられなくなった美琴は付近の公衆電話を探し走り出した

気になるのなら、いっそ自分で調べればいい

 

 

(アイツが長点上機の生徒なら…学生名簿にハッキングを仕掛ければ…)

 

人目についていそうではあるが、時間帯も時間帯だ、気にはされないだろう

そう考えた美琴は公衆電話本体にデバイスを差し込み、自身の携帯パソコンを開く

学園都市の公衆電話の端末のランクはD、教師陣が扱う端末はランクB…

本来ならアクセス出来るはずはないのだが―――

 

(でも、私の能力なら―――)

 

やがて携帯パソコンの画面に学生名簿が表示される

ハッキングは無事成功、長点上機の学生名簿を閲覧できたみたいだ

美琴は画面をスクロールさせ、さっきの女がいないか探していく

 

「―――いたっ!」

 

目に飛び込んでくる一人の女性の顔写真

このジト目は間違いなくさっき会った女性だ

名前は布束砥信、高等部三年生

幼少の頃より生物学的精神医学の分野で頭角を現し、山下大学付属病院、及び樋口製薬第七薬学研究センターでの研究機関を得て、本校に復学…

 

(樋口製薬…!?)

 

それは自分のDNAマップを提供した場所だ

そこに彼女もいたのだろうか

あるいは、関わっていた…?

 

―――知っても、貴女たちではどうもできないわ。それに、知っても苦しむだけよ

 

脳内で言われた言葉を思い出し、美琴はギリリ、と歯を食いしばる

恐らくあの女性を問い詰めても、適当な言葉ではぐらかされるに決まってる

少し考えて、やがて美琴は意を決したように携帯パソコンを閉じ、デバイスを引き抜くと

 

「―――じゃあ、潜入しかないわよね」

 

公衆電話を出て、美琴は小さくそう呟く

そのまま歩こうとして、自分の格好を思い出した

 

「…流石に、制服はマズイか」

 

 

一方で、神那賀雫もとある道を歩いていた

やがて人目につかない路地裏へ進んでいき、奥にあるいかにも怪しいと分かる扉を開ける

開かれた扉の向こうには階段が下へと続いてあり、神那賀はその階段を下りていく

パタン、と扉はひとりでに閉まり、迷彩でも働いたのか、彼女が入った扉は闇に溶けていった

 

長い階段を降り、真っ直ぐな廊下をグングン進んでいくと、ドアが視界に入ってくる

神那賀はドアの前に立ってコンコン、と二回ドアをノックした

キュルキュルキュル、とローラーの付いた椅子を動かしたような音が扉越しに聞こえてくる

 

「はいはーい、開いてるよー」

 

向こうの了承を確認し、神那賀は扉を開けた

白衣を着込んだ女性がこちらを見る

肩まで伸びた茶髪に、青色のような瞳が神那賀を見通す

自分の姿を確認したとき、彼女は僅かに驚いたような表情を浮かべ

 

「おや、神那賀くんじゃないか。ドライバーの調整に来たのかな?」

「―――いえ、今回はちょっと気になることを聞きに来たんです。沢白博士」

 

沢白博士、と呼ばれた女性はそれを聞くと小さく笑うと

 

「色々訳ありっぽいねぇ? いいよ? 私でよければ話そうじゃないか」

 

そう沢白凛音は言葉を紡ぐ

 

 

適当なデパートで服を調達し、着替える場所はどこにするか美琴は購入した服が入っている袋を持ちながら周囲を探し回っていた

 

「…お?」

 

視線の先に、一件のホテルが見えた

ビジネスホテルの類だろうが、この際更衣室の代わりに使えるのならなんだっていいか

そう自分に言い聞かせ美琴はそのホテルへと足を運んだ

 

・・・

 

つつがなく部屋を借りることができた美琴は部屋の電気を点け、服の入った袋をベッドの上に置く

シングルが満席だったから、借りれたのはダブルの部屋だけど、問題はないだろう

 

「…さって、行こうか…!」

 

軽く深呼吸し、決意を新たにした美琴は自らの来ていた制服に手をかけた

 

 

「へぇ? また変なことを聞いてきたねぇ。確かに、最近そんな噂をよく耳にしたよ」

 

コップに入れたコーヒーを飲みながら、沢白はははは、と笑いながら神那賀の問いかけに答えていく

―――相変わらず、この人は何を考えているかわからない

常に笑っている(ように見える)表情をしているからか、あるいはそう演じて見せているのか

 

―――沢白凛音

自分にバースドライバーを提供してくれた人物であり、自分自身を科学者の端くれと自称する謎の女

正直最初は眉唾だったが、割としっかりこちらをサポートしてくれてるし、こうしてたまにドライバーの調整や修理とかもしてくれてるのだから、悪人でないことだけではわかるのだが

 

「だけど、いいの?」

「え? 何がです…?」

 

彼女はコーヒーをもう一口飲んでふぅ、と一つ息を吐くとカップを机の上に置き、澄んだ瞳で神那賀を射抜く

その瞳には、いつものようなふざけているような、笑っているような表情ではあるが、その視線は真面目と分かる

そして彼女は

 

「―――知ったらもう、〝引き返せない〟よ?」

 

◇◇◇

 

首尾よく潜入した美琴は、赤外線センサーや監視カメラといった類を自身の能力を用いて無力化しながら歩を進めていく

基本的に電子センサーなどのセキュリティが多かったのは非常にありがたい

あとはガードマンとかに気をつけていれば、見つかることはないと思う

 

美琴はコンセントにデバイスを差し込み、それを携帯パソコンにつないで、潜入した場所の地図を手に入れていた

操作しながら、どう動いていけばいいか、頭の中で考えていく

地図を目で追っているとうん? と違和感を覚える

 

(それらしい研究部所が見当たらない…いや、電源はあるのに、ネットから隔離されてる区画がある。…搬入通路にしかカメラがないのが疑問だったけど、この研究はほかの部所の人にも知られたくないのかしら…。とりあえず、ここから当たってみよう)

 

そう考えて美琴は差し込んでいたデバイスをケーブルごと引っこ抜き、それが〝キンっ〟と金属にかすれる音がした

 

 

「誰だ!!」

 

 

―――警備員の声だ

迂闊だった

 

「そこに誰かいるのか?」

 

カツカツとゆっくり近づいてくる足音

最悪電撃で昏倒させればとりあえずはこの場を凌げるけれど、出来るなら侵入した痕跡を残したくない

どうしよう、なにかないか―――と考えていた時、視界にとあるものが写りこんできた

警備ロボだ

これだ、と思った美琴は能力でそれを起動させ、警備員の方へと進ませた

 

「…なんだ。警備ロボかぁ…そらそうだよなぁ、誰もいるわけないか」

 

内心かなり冷や汗ものだが、とりあえずこの場は切り抜けたと言ってもいいだろう

ふぅ、と大きく息を吐いて安堵したのも束の間、今度は大きな警報が鳴り響いた

これには美琴も驚いた

監視カメラも誤魔化したし、電子セキュリティにも引っかかることなく突破してきた

何かやらかしてしまったか?

 

(とりあえず、ここは…!)

 

美琴は警備員の近くにいる警備ロボに指示を発し、その場で勢いよく回りまくりこの場から去るように命令する

そして警備員の目がロボに向いている間に、美琴は急いでその場から走り出した

 

 

からがら走り抜け、美琴は階段に足を掛けながらはぁはぁと肩で息をする

どうしよう、今日はここで撤退するか? いや、見つかっているのは自分ではないのかもしれない

不備をした記憶はないし、もし混乱しているだけなら逆にこれはチャンスと言える

というわけで

 

(…続行!)

 

美琴はそう決断し、そのまま階段を駆け上がった

 

 

脳内に記憶したマップを頼りに、美琴はとある部屋の前に立つ

電子ロックを能力で解錠し、美琴は室内に入る

 

「…ここか」

 

部屋に入ると同時、ガラスの向こうの部屋の電気が光り、ガラス越しの光はこっちの部屋を照らしていく

気になった美琴がガラスの近くに趣き、向こうを見てみると、いくつもの培養器のようなものが視界に入ってきた

どれも人間サイズの大きさだ

 

美琴はゴクリと唾を嚥下させ、付近にあるコンピュータへと視線を伸ばす

恐らく、ここに自分が望むデータがあるだろう

電源を点け、操作していく

 

「…いくつか消されたのがあるけど、これなら復元できるわね…」

 

そうして能力を用い、復元していくうちに、こんな字面が視界に入ってくる

 

 

 

〝超電磁砲量産計画 妹達〟

 

 

 

◇◇◇

 

「…なんですか、それ!?」

 

一通り話を聞いた神那賀は沢白に掴みかかる

掴みかかられた沢白はにへらにへらと笑みを浮かべながら

 

「私に当たられても困るよ。私だってこんなのやってたなんて知らないし、正直ありそうな話だし?」

「…ですけど、人のクローンだなんて…!」

 

手渡された資料を叩きつけながら神那賀は舌を打つ

じゃあ佐天涙子が言っていたのは、美琴本人でなく―――量産されたクローン?

 

「君の慟哭もわかるけど、そのレポートを最後まで読んでごらん」

「…え?」

 

沢白に促され、神那賀は叩きつけた資料のコピーを拾い上げて、改めて見てみる

一字一句逃さないように、しっかりと目で追いかけていくと、一番最後の文章に目が行く

 

〝計画の永久凍結〟

 

「…凍結…?」

「いくらクローンを作っても、生み出されるのは御坂美琴の劣化版。最高でレベル3までの奴しか出来なかったのさ。つまり、遺伝子操作とか、後天的な教育とかでも、完全なクローンから超能力者を生み出すのは不可能。樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)がそう導いたのさ」

 

その説明を聞いて神那賀は一気に体中から力が抜けたようにその場にへたり込む

そして大きなため息

それは安堵からくるため息だ

 

「…なんだぁ…じゃあもうこの計画はしてないんですね」

「そういうことになるね。〝その計画〟は」

「…? とにかく、私の心配は杞憂だっただ…よかったぁ」

 

はふぅ、とまたも神那賀は大きな息を吐いた

空になったカップを片付けながら、沢白はちらりと時計を見やる

 

「ほら、君もいい加減に帰りたまえ。もう時間だぞ」

「おっと! そうでした! そんなわけで、私帰りますね沢白博士! ドライバーの調整はまた今度お願いします!」

 

そう言って彼女は椅子に置いてあったカバンを肩に掛けながらそのまま出入り口の扉へ駆け出していった

沢白はそんな彼女の後ろ姿を微笑ましい笑みを浮かべて見送っていたが、彼女の姿が完全に見えなくなると、険しい顔つきになる

そしておもむろに彼女は先ほど神那賀に手渡していた資料のコピーを手に取り

 

「…これで終われば、良かったんだけどねぇ」

 

そう短く呟いて、沢白はその資料をシュレッダーへと突っ込んだ

 

 

一方で御坂美琴

その字面を見て、研究内容を見たときはかなりゾクリとしたが、一番最後の永久凍結という文字を見て、美琴も心から安堵した

 

「…やっぱり、私のクローンなんていないんだ…よかったぁ…」

 

額から流れてくる汗を手で拭い、美琴は気持ちを落ち着ける

恐らく、この実験の情報が中途半端に漏れ出して、噂が一人で変な形で広まったのだろう

とはいえ、ゾッとしたのは変わりはない

まさか幼い時のDNAマップがこんなことになっていたとは

色々言いたいこともあるにはあるが、過ぎたことにあれこれ文句を言っても仕方ないだろう

 

「とりあえずもう帰んないと。…黒子のやつ、上手く誤魔化しといてくれたかなぁ」

 

◇◇◇

 

「おい、作業はあと、どれくらい掛かるんだ?」

 

つい先ほど御坂美琴が侵入した研究室にて

そこには二人の人影がいた

一人は警備員、彼はドア近くの壁に背を当てて、もう一人がデータの削除が終わるのを待っている

一人は常盤台の制服をきた、〝御坂美琴〟とほぼ同じ容姿をした女学生

彼女はデータの削除を実行し、それが終わるまでじっと画面を見つめている

 

「データの完全消去まで、おおよそ約四十二秒と、〝ミサカ〟は正確な時間を報告します―――」

 

歯車は、ゆっくりと回りだしている―――


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