ゲート チート自衛官 彼の地にて理不尽に戦えり   作:メガネ二曹

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どうも。またせたなァ!メガネです。
皆さん、本当にお待たせしました。メガネ、ただいま帰還いたしました!
はい。·········遅れてゴメンね?
と、いうわけで、恒例の言い訳タイム!
1.中間テスト
2.終わったの金曜日
3.じゃあその日何してた?
4.何って···ナニだよ···♂
5.お前の事が好きだったんだよぉ!
6.ンアッー!
(※メガネはホモォではありません。あくまでネタですので登録解除はお辞め下さい)
···実を言うと友達と遊びまくってました。あとチュウニズムやってた。
あ、そうそう。僕、今チュウニズムでイロドリミドリマップ進めてるんすよ。
あと限凸ペンギン取れば完全攻略です。(ネームプレートGET済み)それだけです。はい。
じゃあそろそろ初めましょうか。もう300字だよ···


騎士の到着

~イタリカ~

 

「···はあ。誰か替わってくんねーかなー」

 

と、門の見張りの民兵が呟く。

 

「んなこといってもよ、もう緑の人達居ないし、俺らがここまもんねえといけないだろ?」

 

隣で鉈を持った民兵がそう言うも、口だけで、自分は座り込んでいた。

 

伊丹達3recと、第四戦闘団が撤退した後、イタリカは、再び自分達のみで身を護らなくてはならなかった。

そうなる事を危惧し、自衛隊側も、騎士団が来るまでここに居ると進言したが、ピニャはそれを頑なに拒んだ。

自衛隊としてはほおって置けないものの、要請が無い以上、留まる訳にもいかなかったのだ。

占領に近い状態になってしまうのを恐れたのもあり、自衛隊は直ぐに撤退した。

その後、民兵達は既に限界となった体を引きずり、街を護っていたのである。

 

「にしても、騎士団とかいう奴らおっせーなぁ。速く来て欲しいぜ。」

 

下にいた民兵達が、「「「はあ···」」」とため息をつくと、上にいた見張りが、「願いは叶ったぞ。」と言ってきて、皆が門の覗き窓を覗く。

そこには、こちらに向かうバラの旗と、騎士団が見えた。

 

「!!!騎士団だ!」

 

「おい、門を開けろ!速く!」

 

民兵達のはりつめた神経は一気に緩み、中にはたおれこんでしまう者までいた。

 

しばらくして、何処かでみたような緑色の服の男を引きずりながら、騎士団はイタリカへと入った。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

 

「ピニャ殿下。白薔薇隊、黄薔薇隊、只今参上致しました。」

 

「うむ。待ちわびておったぞ。」

 

フォルマル伯爵邸では、黄薔薇隊隊長である、伊丹をビンタした、ボーゼスと、富田に剣を向けた、パナシュと言う女性騎士が、ピニャに膝を付いていた。

 

「遅れてしまい、申し訳ありませんでした。···お怪我など、しておられませんか?」

 

ボーゼスが心配そうな顔でピニャを見た。ピニャが笑顔で「大丈夫だ。」と返すと、ほっと胸を撫でおろした。

 

「ボーゼス、パナシュ、そちらも大事は無かったか?」

 

「ええ。····でも、途中で敵の斥候らしき集団と出くわしました。一名を、捕虜として捕らえております。」

 

「そうか。よくやったぞ。今はイタリカ復興の為一人でも多く人手が欲しい。」

 

ピニャがそう嬉しそうに笑った。それが嬉しかったのか、ボーゼスは誇らしげに、「今、捕虜を連れて参ります!」と言い、近くの兵士に連れてくるよう命じた。

 

(別に見せなくても良いのだが)

 

と、言いたくなったがぐっと飲み込み、心の中で苦笑いして、椅子に腰かけた。

風が前髪を揺らす。

 

「涼しいな。窓なんて開けていたのか?」

 

「?夜間は虫が入ってくるので、開けておりませんが。何時から空いていたんでしょう。」

 

そうメイドが言い、窓の方を振り向く。そこには、音もなく侵入した、緑色の自衛官が立っていた。

 

「?!誰·····だ···············」

 

メイドが驚きながら暁目掛けてへ凄まじいスピードで突っ込んで行く。

 

暁はメイドが振りかざしたナイフを指で挟んで受け止め、膝でメイドの顎を軽く打つ。

するとメイドは意識を失って倒れた。

 

あっけにとられていたボーゼス、パナシュは剣を抜く。メイドもピニャを守るように立ち塞がる。暁は小銃を向けた。

 

「全員動くな。動いた場合、姫様を射殺する。」

 

と、低い声で言う。

 

「やらせるとでも?」

 

とピニャをボーゼス立ちが後ろに下げ、隠す。

暁はそれをみて、くすっと笑った。

 

「そんなんで隠せてるとでも?」

 

蛇のように絡み付く声でそう言うと、ばさっと風に吹かれたカーテンで、暁が一瞬見えなくなる。

そして、風が収まり、カーテンが萎むと、暁の姿は無かった。

 

「っ?!何処だ!」

 

ボーゼスやメイドが辺りを見回し、ピニャもきょろきょろと周りを見る。すると、耳元で、「ここですよ?」という声が聞こえ、背筋が震える。

 

ピニャは、気づかないうちに後ろから拘束され、ナイフを首筋に当てられていた。

 

「貴様!いつの間に!」

 

「さあ、いつだろうね?」

 

するとメイドがどさくさに紛れてボウガンを放つ。ボーゼス、パナシュは勝利を確信して笑みを浮かべる。···が。

突如ピニャに突きつけられていたナイフが引っ込められると、暁が消える。

 

ボウガンの矢は、暁が居た場所を通り、壁に突き刺さった。

 

また消えたことに驚くボーゼス達。周りを見回すと、ボウガンを放ったメイドが倒れた。

その後ろには、無表情の暁が居る。

 

「くそっ!」

 

白髪の女騎士、パナシュが暁に突っ込み、剣を降り下ろす。暁はそれをまたみ指で挟んで受け止め、そのまま、指二本で剣をへし折った。パナシュは一瞬驚愕の表情になるも、すぐに立ち直り、剣を捨て、殴りかかる。が、暁は拳をいなし、腕を掴むと、足を引っかけ、勢いを利用して、床に叩きつけ、倒れたパナシュの頭に小銃の銃口を向ける。

 

「やめろ!アカツキ殿!何故こんな事をする!協定違反だぞっ!」

 

ピニャが暁に抗議をする。

 

「破ったのはあんた達だ。」

 

「何を言っている!妾達は違反など何も··!」

 

「今入ってくる奴を見たら解るよ。」

 

暁がそういうと、暁除く全員が扉を見る。すると扉が空き、兵士に引きずられた伊丹が中へと引っ張られ、倒れる。

 

それを見て、ピニャは真っ青になった。


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