ゲート チート自衛官 彼の地にて理不尽に戦えり 作:メガネ二曹
9月10日は僕の誕生日。メガネです。
大変長らくお待たせ致しました。
1ヶ月ぶりの新話投稿でございます。
理由はあったんだ。許して下さい。
そういえば、チュウニズム+がアップデートされて、チュウニズムAir?になってましたね。
レベルがリセットされて、現在やっとこさ5です。
なんか上がりにくくなった気がする····
当然?の事ながら、新しく追加された東方の、「月に叢雲華に風」、(もう一曲は曲名忘れた。誰か教えて···)はマスター解禁してきました!(月に叢雲はマスターでS行けた)
ついでに、やっとえーりんをフルコンボできました。
次はniconicoの曲解放していくか···(イロドリミドリと東方の曲は全部解放済み。)
では無駄話は終わりにして、いきますか。
倉田が立ち上る煙を発見してから、少し経った。
煙の正体は騎馬の集団であることと、こちらに向かってくるということが解った第三偵察隊の面々は、小銃を手に、もしもの事に備えた。
「隊長、どうしますか?無理やり道を外れて避けて進む事もできますが。」
「いや、それはかえって危ない。逃げたら逆に怪しまれる。···それに、あれが姫様が言ってた、騎士団かもしれない。それなら、条約があるから手は出してこないハズだ。」
「了解。」
「あ、でも一応準備はしといて。」
「わかりました。総員、敵対行動、及びそれを連想させる行動は控えろ!」
『LAV了解』
『小トラ了解。』
すべての車両からの返事が来ると、暁が双眼鏡を覗いていた。
「接触まで、およそ2分!」
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近づいてきた騎馬隊は、伊丹のいう通り、ピニャが言っていた騎士団だった。
黄色と白のバラが描かれた軍旗らしき物を掲げる集団は、ほとんどが、女や老人で構成されていた。
そして、停車した3偵の先頭を走っていた、73式小型トラックの運転席に近づいてきた。
「貴様ら、何者だ!」
特地語がまだあまり出来ない富田は、赤本のページをめくりながら、カタコトでなんとか返した。
その様子を見て、言葉があまり解らないことを察したのか、白い髪の女性が、富田に、ゆっくり、カタコトで話しかける。その間に、反対側のドアから、ゆっくりと、小銃を構えた隊員が出てきて、いつでも対処できるよう、車両の陰で身を潜めていた。
暁は、高機動車から降りると、道のすぐ横の草むらを歩伏全身で進み、先頭の指揮官らしき女性が見える位置で二脚を立て、伏せ撃ちの体勢で構える。
「お前達、何処から来て、何処へ行く?」
白髪の女性にそう言われると、富田は、
「イタリカから、帰る」
と返す。
「イタリカから?何処へ?」
「ええっと、····アルヌス·ウルゥ。」
「!!アルヌスの丘だとっ?!」
驚いた顔になった女性騎士は、「降伏なさい!」と、富田に剣を向ける。
すると、高機動車から伊丹が出てきた。
無駄に警戒されないため、武器や装備は外している。
「あー、失礼。部下が何かいたしましたかね?」
と、流暢な特地語で伊丹が言うと、ヘラヘラした態度が勘に触ったのか、金髪縦ロールの騎士が、「お黙りなさい!」と言い、強烈なビンタを伊丹に放った。それをみた隊員達は、小銃の安全装置を解除し、射撃体勢にはいり、LAVの上では、笹川が、ブローニング重機関銃のコッキングレバーを引き、チャンバーに初弾を装填した。
それを桑原が無線で止めると、
「逃げろ!いいから逃げるんだ!」
と伊丹が叫び、外の隊員達が車両に戻っていき、車が発車する。
暁は、無線で桑原に、残るという事を伝えると、後ろにあった荷馬車の荷台に転がり込んだ。
伊丹は手を縛られ、先頭につれていかれた。
騎馬隊が動きだし、ゆっくりとイタリカへとむかっていった。