ゲート チート自衛官 彼の地にて理不尽に戦えり 作:メガネ二曹
鬼狩人そろそろ書かないと···
メガネです。
あ、お気に入りユーザー公開期間は、
プロローグが終わるまでです。
1話は一般公開してからですかね。
ちなみにプロローグは3までありますw
「ふーーぅ···寒い寒い」
俺は暁 灯弌(あかつき とういち)。
昨日の戦闘で勝利して、相手勢力を撃退した俺達自衛隊は、次に警戒して、担当地域の警戒に当たっていた。
俺は小島とペアで、8時から11時の担当である。
一番嫌な時間帯なのは、昨日しゃべった罰であるらしい。
嫌な理由は色々とある。
「おーい、暁、パック飯持ってきたぞ。」
その一つが、このレーションである。
中隊の本隊は、仮説テントで缶飯やら温食やらカップ麺などが食べれる。が、歩哨は、お湯はもちろん缶切りがない。
そのためレーションを食べる。
「あ、加熱しとくぞ。」
日本のレーションは、種類が豊富で、他の国のよりうまそうに見えるが、
米が異常にマズイ。
ふつうの白米と比べると、明らかに黄色い。
カルキたっぷりの水で炊いたような味がする。
ちなみに、日本のレーションには、加熱材が入っていて、水を入れると化学反応で
熱くなる。毎年これで火傷する隊員がいる。
「おっ、暖め終わったか。」
暁と小島は小銃を横において、レトルトパウチを開け、カレールーを米にかけた。
「「いただきます。」」
二人はカレーを口に運ぶ。
「·····なあ小島、」
「·····なんだ?」
「米がマズイとルーもマズく感じるんだな。」
ちなみにレーションのルーはいわゆるボ○カレーである。
「とりあえず食うよ····」
「だな·····」
結構辛かったようだ。
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「···やることねえな···」
「それは平和の証ですよ。」
暁はタバコをくわえ、ライターで火を着ける。
「お前それどっから持ってきた?」
「そこの自販機。」
「あ、じゃあ見回りついでに行ってくる。」
「了解。」
二つ目だが、暇なのである。
テントの中ならワンセグでテレビが見れるが、
ここでは見れない。
ラジオを聴こうにも、イヤホンは禁止なので無理なのだ。
「キョウが居ればなあ···」
暁は、死ぬまで一緒にいた親友の名前を言ってみる。
だが、彼はもういない。
親友の物である金色だった目も、今は右目と同じ黒になっている。
「おうただいま。セブンスターが売り切れてやがった。」
「一本やるよ。」
タバコを小島に渡す。
「敵さん···くるのかねえ···」
「こねえだろ。あんだけ殺られたんだ。」
「そうか?」
「敵の死者、6万弱いるってよ。」
「···敵の世界じゃ、俺らは悪魔なんだな。」
「悪魔···ねえ···」
暁は64式を手に取り、歩きだした。
「どこいくんだ?」
「定時歩哨の時間だ。」
「わかった。」
暁はタバコをアスファルトに擦り付け、火を消し、自販機の横の灰皿に捨てた。
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ちなみに、歩哨から帰ってきたら、小島が2佐に叱られていた。
俺がいない間に寝ていたらしい。
そのせいで次の日も同じ時間に歩哨させられるハメとなった。
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装備紹介(レーションは入らない。)
64式
64式7.62mm小銃の略。
89式の前の世代の小銃。今も一部で使われている。
部品が多い。
廃棄しても大丈夫な古い武器と言うことで装備された。
鉄パチ
88式鉄帽の略。
現在は鉄ではない。
昔の名残。
前の部分にはV8をセットする台座を付けられる。
V8
自衛隊の暗視スコープで、ワンセットうん十万もする。
終わったか。
やはり戦闘がはいとつまらないですね。
※補足
パック飯(市販バージョン)を食ってみました。
俺としては美味かったです